○湖南市子育て支援ヘルプ事業実施要綱
平成24年4月1日
告示第86号
(目的)
第1条 この告示は、生後3歳までの乳幼児(以下「乳幼児」という。)を養育している家庭に対し、湖南市子育て支援ヘルプ事業(以下「子育て支援ヘルプ事業」という。)に基づきホームヘルパー等を派遣し、家事及び育児等に関する支援を行うことにより、保護者の身体的及び精神的負担の軽減を図り、もって安心して子どもを産み育てられる環境づくりの促進に資することを目的とする。
(用語の定義)
第2条 この告示において「保護者」とは、親権のある者、後見人その他の者で、乳幼児を現に養育し、及び保護する者をいう。
(ホームヘルパー等の派遣対象者)
第3条 ホームヘルパー等の派遣対象者は、本市に住所を有し、乳幼児を養育する保護者で、協力者がいない等で家事・育児等に関する支援を必要とする次の各号のいずれかに該当する者とし、他のサービスとの併用はできないものとする。
(1) 保護者が、育児ストレス、産後うつ、育児ノイローゼ等の問題で、家事・育児に支援の必要な者
(2) 多児家庭であり、育児の協力者のいない者
(3) 前各号に掲げるもののほか、市長が特に必要と認める者
(ホームヘルパー等の派遣期間)
第4条 ホームヘルパー等の派遣期間は、生後から3歳に達する日の前日までとする。
(1) 日曜日及び土曜日
(2) 国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)第3条に規定する休日
(3) 8月13日から8月15日まで及び12月29日から翌年1月3日まで
(派遣回数及び時間)
第5条 ホームヘルパー等の派遣回数は、1週当たり5回を限度とし、午前9時から午後6時までの間において1日当たりの利用時間は2時間を限度とする。ただし、通院等の介助の場合は、4時間を限度とする。
2 ホームヘルパー等の派遣時間は、生後から3歳に達する日の前日までの間に1世帯あたり120時間を限度とする。
3 第1項に規定する1回当たりの派遣時間は、派遣対象者の居宅を訪問してから辞去するまでの時間とする。
(サービスの種類)
第6条 ホームヘルパー等の行うサービス(以下「ホームヘルプサービス」という。)の種類は、次に掲げるとおりとする。
(1) 家事援助に関すること。
ア 食事の準備及び後片付け
イ 住居等の清掃及び整理整頓
ウ 衣類の洗濯
エ 生活必需品の買い物
オ その他必要な家事
(2) 育児援助に関すること。
ア 食事及び授乳介助
イ おむつ交換支援
ウ 沐浴介助
エ 通院等の介助(乳児、家族の移送を除く)
オ その他必要な育児
(ホームヘルパー等の派遣の申請等)
第7条 ホームヘルパー等の派遣を受けようとする保護者(以下「申請者」という。)は、湖南市子育て支援ヘルプ事業利用申請書(様式第1号)を市長に提出するものとする。
2 市長は、前項の申請を受理したときは、当該申請者の世帯の状況を調査の上、速やかに派遣の要否を決定するものとする。
(1) 利用者又は乳幼児が市外に転出したとき。
(2) ホームヘルパー等の派遣の必要がなくなったとき。
2 市長は、利用者が次の各号のいずれかに該当するときは、当該利用を廃止するものとする。
(1) 第3条に規定する要件に該当しなくなったとき。
(2) 前項の規定による届出があったとき。
(3) その他市長が不適当と認めるとき。
(費用負担)
第9条 この事業により派遣されるホームヘルパー等に係る費用は、利用者から徴収しない。
(事業の委託)
第10条 子育て支援ヘルプ事業のホームヘルプサービスの提供は、適切なサービスの実施ができると市長が認める公益法人等に委託して行う。
(業務の報告)
第11条 前条の規定により委託を受けた者(以下「受託者」という。)は、定期的に市長に対し、サービスの提供状況、サービス利用者の状況等について、報告をしなければならない。
(事務の調査)
第12条 市長は、事業の適正な実施を図るため、受託者が行う事務の内容を定期的に調査し、必要な措置を講じるものとする。
(その他)
第13条 この告示に定めるもののほか、子育て支援ヘルプ事業の実施に関し必要な事項は、市長が別に定める。
付則
この告示は、平成24年4月1日から施行する。
付則(平成26年告示第75号)
この告示は、平成26年4月1日から施行する。