第2回就労推進会議 会議録

更新日:2020年11月10日

第2回湖南市就労推進会議

日時

 平成27年(2015年)10月29日(木曜日) 午前10時から正午まで

場所

 中央まちづくりセンター 2階 第3会議室

出席者

委員15人(安田委員、市川委員、上野委員、市村委員、園田委員、上西委員、山口委員、西川委員(代理)、武田委員、日高委員(代理)、野崎委員、伊藤委員、井上委員、竹村委員、大角委員)
事務局 竹内課長、谷口課長補佐、河本主幹、高畑主事

欠席者

 委員4人 (木下委員、金子委員、甲斐切委員、芦田委員)

1.開会

司会

 定刻となりましたので、只今より第2回湖南市就労推進会議を開催いたします。
 本日は、公私何かとお忙しいところ、ご出席いただきありがとうございます。
 本日の司会をさせていただきます湖南市商工観光労政課の河本です。どうぞよろしくお願いします。
 まず、お手元に配布しております資料の確認をさせていただきます。
お手元の方には、第2回湖南市就労推進会議次第(資料1)と就労支援計画アンケート発送・回収結果表(資料2)を置かせていただいております。それ以外に、皆さんには事前に第1次湖南市就労支援計画就業支援事業の現状と課題について(資料3)と第二次湖南市就労支援計画(案)(資料4、資料5)を送らせていただいておりますが、お持ちでない方には、こちらに予備もございますのでお知らせください。

資料

2.あいさつ

司会

 それでは、最初に安田会長にごあいさつをお願いいたします。

会長

 おはようございます。今日はお忙しい中、また、気候の変わり目で体調とかもくずしやすいと思いますが、第2回の湖南市就労推進会議にご出席いただきありがとうございます。前回は6月の梅雨の頃でありましたが、かなり活発に意見を出していただきまして、皆さんのご意見に基づいて、施策とか調査とかいろいろなところに反映することができたのではないかなと感じております。また、策定部会を7月14日と9月29日の2回にわたって、開催をしていただき、そこでも活発な意見を、少しこのように入れた方がいいとか、協議いただいたと聞いております。事務局の方もそれを受けて新たに取り入れてもらった案とかもありまして、非常にいい形で報告できるようになったのではないのかなと思っております。今日は、議題のところでは、アンケートの結果と就労支援計画の支援事業の現状と課題と第二次就労支援計画(案)について、説明をさせていただけることになっております。また、本日も忌憚のないご意見をいただきまして、最終報告の作成に向けていろいろご意見を賜りたいと思いますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

司会

 ありがとうございました。
 早速ですが、次第に基づき進めさせていただきます。会議の議事進行につきましては、安田会長お願いいたします。

3.議題

議長

 それでは早速ですが議題に入らせていただきます。まず、議題の(1)アンケート回収結果および集計結果について、事務局より説明をお願いします。

事務局

 就労支援計画アンケート発送・回収結果表について説明

議長

 ありがとうございました。只今の報告と説明につきまして、ご質問・ご意見等ございましたらよろしくお願いします。

事務局

 アンケート回答結果補足説明

議長

 ありがとうございます。今の補足説明も含めまして、ご意見・ご質問がありましたらよろしくお願いします。

委員

 アンケート結果を興味深く見せていただいたのですが、計画用にということでされたアンケートで、これはもう少しスマートな形にまとめていただくことになるということで、今、事務局からおっしゃっていただいてそれでいいと思います。折角こういう形で出ましたので、例えばですが、私どもの課ですとひとり親家庭さんに対する施策を対応させていただいていますが、例えばひとり親世帯がどうかということで、それぞれの表を分けていただいてひとり親の場合は、こういうことが顕著に表れる可能性があるということを見る材料とすることができるのか、あるいは、サンプル数がそれほどないので、具体的にロットで落としていって、相関関係が見えるような資料が作れるのかどうかは別にして、そのような相関関係等が見られるようなマトリックスの手法をとったものを、作っていただける可能性があるのかどうか、その辺を教えてほしいのが一つと、それから材料として、自由記述のところでかなり意見があって、これもちゃんと読まなければいけないなと思いながら見せていただいているのですが、これについては、計画書の計画案としてする時には整理するべきだと思いますが、今の段階では全部でているのかどうか、もしこれ以外に出ていないものがあるならば、それも合わせて見せていただければありがたいなと思いますので、その2点を教えていただけませんか。

事務局

 今、質問がありました対象別、ひとり親とか障がい者とか様々な部門の中で、アンケートの結果からマトリックスはできます。資料には総括を抜粋していますのでアンケート結果というのは、クロス集計表になっていますのでそちらの方は、又周知させていただきます。それと意見につきましては、記述式の内容すべてを記入させていただいています。

委員

 はい、分かりました。有難うございます。

議長

 今、話がありましたが、集計表として今後活用できることを目指しまして、すべての項目をクロス集計でやっています。クロス集計表は膨大な量で、これを載せられればよかったのですが、実はファイル1冊が一般市民調査分で、これだけあります。データもUSBとかで保存しておりますので、もし必要でしたら商工観光労政課に言っていただければいいかと思います。さすがにこれを全部載せるわけにはいかないので、抜粋という形になっています。自由記述のところですが、どれかを省くということなしに、重なる部分も含めて、書いていただいたものをそのまま反映させていただいております。後、先ほどの報告にもあったのですが、外国人さんの調査につきましては、夏祭りの日にやったらどうかというご意見をいただきまして、またご協力の方も国際協会にしていただきまして、形としてはいい数字がでてよかったと本当にありがたく思っております。こちらの回収表の方を見ていただきますと、郵送調査で219件送らせていただいて20件だったのですが、外国人聞き取りアンケートでは、予定数100となっていますが、聞き取り数が46件で声を掛けさせていただいた方は全員答えていただいて、数字的にももちろんですが中身としても、本当の声が反映できたのではないかなと思って感謝しています。
 その他ご意見はありませんか。

委員

 44ページのアンケートですが、市民一般の方々のアンケートというのは、必ずしもこれから就職したいというような方ばかりじゃないですね。就職されている方もありますね。一つ目の公共職業安定所は、知っている方がたくさんおられますが、現役で仕事を持ってやっておられる方は、公共職業安定所は知っているけれど、それ以外は、現役であれば興味を持たずにおられるから、こういうような結果に出ているのではないかなと思います。したがって、この辺を知らないからよくないと思わなくてもいいのではないでしょうか。

委員

 ハローワークさんと提携して、企業説明会を前からやっています。大概再就職を求める方が就職をしたいということで、10社や20社ほど呼んで、一度に生の声が聞こえるという、そういう企業説明会みたいなものはやっています。湖南市でも何度か、工業会などを通じてやっていたのではないですか。

委員

 今年度はやっていません。甲賀市では開催されています。

委員

 ハローワークにいったら膨大な資料の中から選ばなければならない。各企業がブースを持って説明会をする。就活セミナーや説明、企業アピールをする感じのものなので、確かに一般化されていないと思います。

委員

 現役の人であれば、就職に関しての問い合わせにはあまり行かないので、あまり認知されない。それはやむをえないと思います。これから就職したい再就職という方が、いろいろな情報を収集して知っています。

委員

 先ほど事務局の方からたいへん解りやすくアンケートの集計結果を報告していただきましたが、折角会長から見せていただいたように、膨大な資料からまとめていただいているので、これは私のシンプルな思いなのですが、数値だけではなくて、目で見て解りやすくするという方法と合わせて、簡単な現状とそこから見えてくる現状と課題、そういったことを簡潔にグラフごとにまとめていただくということをしていただいたら、より解りやすいのではないかなというふうに思います。

事務局

 貴重な意見をありがとうございます。最終的に総評という形で各部門にそういう部分は記入させていただこうかなと思っております。ただ、グラフにつきましては、また様々な部門の中でこの資料編も印刷していく中で、特筆するところについてはグラフ化していきたいと思います。

議長

 よろしいでしょうか。

委員

 はい。

議長

 取捨選択とかは、どれを使うかというのは事務局で選んでいただいて、場合によっては、増やすこともあるかもしれませんが、必要なものとかはあげてもらうという形でお願いしたいと思います。他に何かご意見・ご質問等ございますか。
 質問ご意見がなければ「(1)アンケート回収結果及び集計結果について」を終わりたいと思います。
 次に「第1次湖南市就労支援計画就業支援事業の現状と課題について」事務局より報告をお願いします。

事務局

 「第1次湖南市就労支援計画就業支援事業の現状と課題について」報告

議長

 ありがとうございました。只今の説明につきまして、ご意見・ご質問等ございましたらよろしくお願いします。

委員

 今ご説明いただいた分で、解りやすいかなと思ったのですが、言葉がどうかかっていくのかが解りにくくて、28ページの2行目なのですが、「「就労」を実現できるために必要不可欠と思われるメニューの多くは、既存の福祉施策などがあります。」というのは、ちょっと文章としてどうなのか、新しい二次計画の中でこれを取り込んでもらった文章も、若干変わっていますけど、余計解りにくいので、どういう趣旨なのかということをもう一度説明していただくかあるいは、もう少し解りやすい文章にしていただいた方がいいのかなという率直な感想なのですがいかがでしょうか。

 事務局

 只今ご質問のありました就労メニューの関係で、取り組むためのメニューの中で、前回の就労支援計画の中に書いてあります。それをそのまま使わせていただいておりまして、メニューの多くは、既存の福祉施策などがあると書かれておりますので、二次計画の方では、訂正させていただき解りやすい言葉に換えていきたいと思っています。

委員

 ありがとうございます。今おっしゃっていただいたのが28ページの分だと思いますが、ここで言うのがいいのか、後で言うのがいいのか迷って今言ってしまいました。また後で確認させていただきます。

議長

 ありがとうございました。その他ご意見・ご質問等ありましたらよろしくお願いします。

委員

 2番目の「「就労」を実現するためのメニュー」という話の中で、これは関連するのではないのかなと思う部分ですが、職対協の進路保障部会というのがございまして、企人協と連携を取りながら、現役高校生の就職に向けた実技面接、こういったことを夏にやっております。就労の安定をはかるということが、子どもたちの将来設計の安定ということになってきますので、非常に大事な場かなと思っていますけれども、どうなっているのかその辺の説明をお願いします。

事務局

 貴重な意見をありがとうございます。今、言われましたように職業対策連絡協議会という甲賀市・湖南市で広域の機関を持ち、事務局はハローワークにあり、就労の支援を行っております。その辺の記述につきましてもなどという形で書いている訳ですが、組織名を記入したいと思いますのでご理解の方をよろしくお願いします。

議長

 よろしいでしょうか。

委員

 はい。

議長

 ありがとうございます。はい、どうぞ。

委員

 一つだけ先に走ってすみませんが、序章の第二次湖南市就労支援計画策定にあたっての「急激な社会変動によって体も心も疲れ、ストレスによる精神疾患になる人や自殺をする人が後を絶ちません。」という言葉を使っていますが、自殺という言葉は検討してほしい。「ストレス性の心疾患による就労困難者が後を絶ちません。」とか、自殺という言葉は訂正していただけたらと思います。

議長

 ありがとうございます。

事務局

 今、意見がありましたとおり、「自殺をする人が絶えません。」という言葉につきましては、少し訂正させていただくという形でこの辺りも見直しさせていただきます。貴重な意見をありがとうございました。

議長

 ありがとうございました。ではその他ご意見・ご質問があれば、はい、どうぞ。

委員

 どこにあたるかよく解らないのですが、私どもは、職業が産業など企業を誘致する立場でいて、今年になって飲食店2件と遊技場1件をご誘致させていただいた方が、「人手が不足する。」「思っている人が集まらない。」ということを言われて、「何とかしてほしい。」としきりにおっしゃいます。企業誘致のところにもいって情報を提供していただいて、就職にうまく結んでもらえれば、良くなると思います。マッチングがしていないように思うので、できたら市役所から「こういう人がいらっしゃるので紹介させていただいていいですか」と、そういうことをしていただくと非常に我々も助かるので、参考として意見を申し上げます。

事務局

 貴重な意見をありがとうございます。今おっしゃったとおり、企業さんに来てもらっても人手が集まらない、働きたい人もいるが情報がリンクしてこないという部分がありますので、ハローワークには情報がありますが、今後、湖南市における働く場所、湖南市ならここで働けますよ。という、その部分を取り出す形で市が何か出来ないのか、例えば、先ほどもありました合同就職説明会とか、それの湖南市版とかそのあたりを、今後考えていくべきという思いがありますので、計画の中に反映するような形で考えて行きたいと思います。

議長

 ありがとうございました。はい、どうぞ。

委員

 二次計画に載っているかわからないのですが、就労相談員さんの部分をもう少し踏み込んで、載せてもらえるといいと思います。今、隣保館の就労相談員さんがまちづくりセンターに出て、隣保事業の延長で就労相談をやっていただいています。就労や生活困窮者自立支援法の関係で隣保館は、社会福祉法に基づく一般対策になっていますので、サテライト的な位置づけというか、一般対策としてサテライト的な機関として、他の第二種社会福祉施設は、母子とか高齢とか限定されていますが、隣保館は、フリーですので、様々な障がい者が生活の問題から教育や福祉、就労様々な問題まで対応できるような機能を持っています。できたらこちらのメニューの中で、今後のやっていく方向として踏み込んで入れるのか、課題のところで少し載せておくのかそのあたりはおまかせします。隣保館が5か所あり、まちづくりセンターにも出張で就労相談をやっていますから、双方向で活用でき、連携できるような形をとれるように、生活困窮者自立支援担当課と人権擁護課と調整していただきたいと思います。財源上の措置で隣保館では、相談強化事業メニューとして100万程の予算があります。これは、カウンセラー料とかいろいろ活用ができ、4分の3が国の助成金で、市負担が4分の1となっています。
 隣保館5か所あり、窓口は出来るだけ市民が近場で相談しやすい、困難者ですからガソリンを使うのも交通費を使うのも非常に経済的負担がかかりますから、地理的要件など様々な問題がありますので、担当課と連携していただいて、この支援メニューの中で、就労の切り口の中の部分と就労だけではなしに生活面の問題と、困難を抱えている人は、教育的課題や生活的課題・福祉的課題など複合しています。そういう意味では、隣保館は複合的な問題に対応していこうという隣保機能を持っていますので、その辺も課題で入れていただきたいと思います。就労支援施策のメニューの中にどういうふうに入れていただくかはおまかせしますので、その辺をサテライト的な位置づけの踏み込みを関係機関と連携してやっていただくとありがたいと、それと隣保館も一応自立支援機関の一つとして、厚労省の方がクローズで出ていますので隣保館との連携は、就労も生活困窮者自立支援法の関係も活用していくということは、湖南市にとっても大きなプラスの部分でありますので、よろしくお願いしたいと思います。

事務局

 ありがとうございます。今、隣保館事業の活用についてということで、サテライト機関という形に、相談する人は、市役所にこられない場合があると思いますので、地域の隣保館も含めて、就労を実現するためのメニューとして、就労相談事業という形であがっています。この辺を少し詳細に載せていくような形で、また担当課と様々協議させてもらいながら、就労相談事業ということだけでなく、そこを分解して書くように対応していきたいと思っていますのでよろしくお願いします。

議長

 よろしかったでしょうか。

委員

 はい。

議長

 ありがとうございました。では、その他ご意見・ご質問等お願いしたいと思います。はい、どうぞ。

委員

 先ほどから出ている就職面接会ですが、今ハローワークと甲賀市とで障がい者であるとか新卒を中心とした若年者で取り組ませてもらっているのですが、湖南市でやられる場合は、是非一緒に勉強したいので決意表明をさせていただきます。それともう1点は、スキルアップ研修とか履歴書であるとか面接の受け方などの講習会なのですが、なかなか自治体単独ではむずかしいと思いますが、すでにハローワークの方で民間の事業者を活用した形で取り組んでおりまして、ハローワークは甲賀市にありますが、管轄は湖南市も含まれていますので、そういうエリアからも参加していただいています。ハローワーク独自でも、若年者の方であるとか、シルバーさんと一緒にシニア向けのセミナーなんかもやっておりますので、ここに課題と書いていただかなくても、すでに利用していただいているところもありますので、省いてもらってもいいのかなと思いました。それと先ほど出ていました、「なかなか紹介が無いという」確かにそうで求人倍率が1倍を下回っているのですが、このエリアは製造関係が多いということで、本社機能がここにないとか、あるいはテナント・店舗とかも本社から求人が出るということで、それを加えると一人に対して1.5倍ぐらいの求人があるような状況で、特にサービスとか販売の部分は、イオンタウンができて求人倍率が3倍を超えているという状況になっています。採用になってもすぐ辞められる場合とか、面接を紹介してもこちらが無理に紹介しているのではないのですが、面接に行くと言われても、やっぱり考えが変わったりとかして面接に行けないという方がおられて、そういう方が増えているという状況です。就職がむずかしいとか、医療機関を受けていないが発達の疑いがある方とか、がんばって働きたいという気持ちをお持ちの方に、支援もまた検討を一緒にやっていきたいなと思っていますのでよろしくお願いします。

事務局

 ありがとうございます。今、言われましたまず1点目ですが、企業が求める人材育成のためのスキルアップ研修を実施していただいているということですので、ここの課題の部分につきましては、削除させていただこうと思います。それと2点目、甲賀市では障がい者や若年者の合同説明会をされているということですので、湖南市におきましても湖南市独自の企業さんと、先ほど副会長の工業会長や、商工会の会長もおられますので、皆さんと連携して湖南市独自の合同説明会が実現できるよう、来年度に向けて相談させていただきたいと思っておりますので、何卒ご指導のほどをよろしくお願いします。

議長

 ありがとうございました。その他何かありますか。
 多数ご意見とか、ご要望とかいろいろ意見を出していただきました。
 では、次の方に行きたいと思います。議題の3の「第二次湖南市就労支援計画(案)について」事務局より説明をお願いします。

事務局

 「第二次湖南市就労支援計画(案)について説明

議長

 ありがとうございます。では、只今の説明につきまして、ご意見・ご質問等よろしくお願いします。

委員

 この計画を実行したときに、これから考えていかなければいけないことは、どうしてもそれでも漏れる人というのがどういう人なのかということを想定していく必要があると思います。若者がハローワークに仕事を探しにいき、人権センターが隣にあるので、ハローワークで仕事をいくつか見つけてうちに来る。困って、何をするかといえば、「おっちゃん、履歴書の書き方教えて」という。書き方が解らないというよりか、学力がないから字がわからない、書き方の問題ではなくて、ここに書く言葉がほしいと言っている。丁寧に言ってあげた後、履歴書を「失うから残しておいて」と何回もこっちに取りに来る子がいます。学校でもされているし、けれども卒業してからぶらぶらしていて、「さあ仕事だ」となった時に「わからない」という子がいます。もう一つは、若者以外で幽霊住民というか、湖南市に住民票はあるが、全国各地を回って仕事をされている人はいいのですが、住民票を置いたまま、単身赴任でどこかいってその後どうなっているのかわからない人が、廻り回ってうちに時々相談にこられます。「車で生活しています。」のでどこに住民票があるのかと問うと、「だいぶ前に湖南市にあります。」みたいなこともあります。それから今度は反対に、ここに住んでいるが住民票がない人、派遣とかアパートに一緒に住まわせてもらって、生活の拠点はここにあり、いろいろな生活の悩みでこられるという部分がありますので、そういうことをトータル的にサポートするという意味では、ここに書いてある就労コーディネーターというのが、すごく大事な位置づけになってくると思います。そこをくまなくしたけど漏れる人はどうなのだろうと、もう1回洗い直してみるということが必要でないかなと思います。それからもう一つは、企業側というか、先ほどミスマッチというのがありましたが、ハローワークへ行く前に相談に来る子がいます。仕事の斡旋をするわけにはいかないので、「ハローワークに行きなさい。」といいますが、ハローワークの情報誌が来ていますのでそこで相談にのります。これだったら、あなたにピッタリだと思う時に、甲賀・湖南の事業所で、例えばぼくらが知っている人だと、あなたにはここがピッタリだとだいたい頭で想像して、闇雲にここに行けというのとは違って、こういう理由でハローワークへ行きなさいというとうまくいくと思います。面接に行っても最初からという、あなただったらここが求めていると、その社長との相性とか、あの人はものすごく服装とかにこだわる社長で、「行くのならちゃんとしていかないとダメ」だと、こっちの社長は、ものにこだわらないとにかく仕事が出来たらいいという人だと、これだったらこっちだとそういうことは書けないものですね。そこのセッティングをやっぱり、地域の人を就労に繋げていくとなった時に、そういうようなところがどうしてもいると思います。その辺を就労コーディネーターや、先ほどの隣保館の就労相談員がつかんでいくというのが、うまくミスマッチが起こらないためには必要だと思います。これを文言にするのはむずかしいですが、結果的にはそういうようなことが起こっています。後は、もう一つは、就労さえすればいいのではなくて、困っているのが、就労出来ない人にはサポートがありますが、就労しているが生活がたいへん、ワーキングプアと呼ばれているような、就労しているけれどどうしていったらいいのか困っている人に対して、次のステップアップする就労支援というか、そこの継続的な支援についてここにもサポートと書かれています。書いてあるので、是非その辺をどのように、今仕事をしているからいいということではなくて、特に障がい者としての枠に入っていないボーダーの人たちが、若い時は体力があり収入も得ているからいいですが、ところが10年20年たって40過ぎになった時、体力が落ちて同じ仕事ができなくなった時に、リストラされる・次の仕事がない・いままでしてきた仕事が出来ない、いろいろ募集はあるが、その仕事は今までずっとこの道一筋でやってきて、それが体力的に持たなくなった時にどこに繋げるかという人たちもおられますので、就労しているけれどもやがてこの人たちは、このままでいいのかなという部分を見届けていく、継続的なサポートというのがすごく大事だと思います。今度は、湖南市だからこそ、この産業を発展させなければならないというのがあります。例えば農業では、後継者の育成という部分がどこかにないとむずかしいが、求めているのにいないということが、何か情報として必要と違うかということを思っています。もう一つは、仕事を今見つけている人がうちに相談に来ている人でも、生活費が無い、仕事がない、ハローワークに行くガソリン代が無い、携帯ができないので連絡の仕様が無い、会社に連絡する方法が無い、そういった就労活動をするための何か支援みたいなことがもう一個ないとなかなかむずかしい。漏れの部分をもう一回精査してみて、どこへそういう場合言ったらいいのか、どういうかかわりがあるのかということと、企業が求めていることもあるので、必要ではないかなと思います。うちに来ている人の層を見て実感しています。どうしてあげたらいいのかなという、なかなかむずかしいことは、わかっていますが、書けない内容だからそのように思っています。皆さんと一緒に考えていかなければいけないと思います。

事務局

 貴重な提案をありがとうございます。今言われました部分につきましては、三つに絞られるのかなと思いますが、まず、マイノリティの部分で、住所不定の人とかあります。その人たちをどうするのかという部分が一つ、それは就労にいくまでにまず、生活支援をどうするのかということを考えなければいけないと思いますので、生活拠点をいかにどうするのかということは、社会福祉課福祉施策の方と、考える必要があるのではと思います。それと、就職された方にやはり、就職すればいいのではなく後のアフターですね、障がい者の就労コーディネーターの方がアフターをしていただいているのですが、充実をしていく部分が必要ではないかと思います。これにつきましては、困難者の方が就職すればOKということではなくて、しっかり見届ける・見守るという言葉をこの中でも使わせていただいていますが、そこは行っていく必要があると思っています。それと、湖南市の特定の産業のみを発展させていくのは、職業選択の自由の中で、湖南市はこう進めるという特化はむずかしいと思います。そうした中で後、ワーキングプアということもでましたので、ワーキングプアにつきましては、生活保護を貰っている方の金額が高いのではないかと、そのあたりにつきましては、自立支援法の中で様々な部門の中で、解決していくことが必要でなないかと思っています。

議長

 ありがとうございました。はい、では。

委員

 見せていただいて、私どもの課に関係することで幾つかお話させていただきたいことと、気が付いたところと順番に話をさせていただきたいと思います。
 まず、目次のところですが、第2章の2雇用・就労に関する各種施策等の状況というふうにタイトルはなっていますが、14ページを見せていただきますと、2雇用・就労に関する各種施策の概況と書いています。これは統一していただいた方がいいのかなと思います。2計画の対象者(2)のところの2行目にひとり親(母子・父子)と書かれていますが、他にも幾つか母子・父子という書き方をされているところが見られます。これは恐らく5年前ですと、母子だけではなく父子が入ってきたということもあって、そこを確認するために父子という言葉をつけているのだろうなと今からだと想定されますが、実際のところは、母子でも父子でもない両親がいらっしゃらないというところもあります。ですので、ひとり親等という言い方をさせていただいているので、もし、今の段階でもう父子という言葉もおよそ認知されているということを考えますと、両親がいらっしゃらないことも含めて、ひとり親等という表現にしていただければと思いますのでご検討いただきたいと思います。それから、9ページ以降ですが、先ほども事務局からご説明いただいた中で、資料の出典等ということで具体的な市役所の課名が書かれていますが、これが実際の所こういう形で行かれるのかどうかという事をご検討いただきたいことと、それから、課名という形で例えば、11ページですと一番上の図表2-5が子育て支援課資料と書かれていますが、23年からということで、ここの数字については、もう一度確認させていただきたいなと思います。それから、15ページの◇(菱形)の三つ目、四つ目が、仕事と子育ての両立支援それから自立支援教育訓練給付金事業等ということで、3行ないし5行で説明をまとめていただいていますが、ここの文章の表現についても少し時間をいただけるのであれば、もう一回確認したいと思いますのでお願いします。その中で特に特別保育・通常保育という表現が、仕事と子育ての両立支援のところで書かれていますが、これも事前に確認しましたらエンゼルプランですか10年以上前の段階では、この通常保育・特別保育という言い方を、厚生省今の厚労省でしていたようですが、今はあまりこういう言い方をしないということですので、ここも調整させてください。それから17ページのこの流れなのですが、場所を言いにくいのですが左側の部分で、就労相談員・障がい者就労情報センター・チャンスワークこなんのところから、就労の方に矢印が出ているところが1.となっていますが、これは上の方の1.とはちょっと違う意味なので、これが1.でいいのかどうかをもう一度検討していただいた方がいいのかなと思いました。それから27ページこれも左側のテルテル坊主みたいなものが出ている所の母子父子というところも、ひとり親等に変えていただければありがたいなと思います。あと、28ページの先ほどの文については、事務局の方で検討するということだったので、お願いしたいと思いますが、1点だけ三つ目の密度の濃い保育サービスの実現と書いていただいていますが、ここも密度が濃いというのは、なかなかイメージが出来ないという担当者の声もありまして、きめ細かなとかいう言葉にしていただいた方がいいと思いました。

事務局

 ありがとうございます。最終この計画案に基づきまして、関係各課のところにつきましては、ここはこうした方がいいなという所がありましたら、文言的にちょっと直すようなところなど、ご指摘いただきましたら変更させていただきますのでよろしくお願いします。

議長

 ありがとうございました。では、その他に、ありますか。

委員

 この支援計画を読んでいるとき、たまたま読売新聞の夕刊でLGBT、皆さんも読まれたかも解りませんが、「同性愛や生同一性障がいなどの性的少数者の方々の就活を、いろいろ支援していくような傾向にあります。」というようなことが書かれていました。電通かどこかでインターネットで調査したら、その傾向にある人が13人のうちの1人ぐらいと書かれていまして、とある企業では、もうすでに相談窓口的なものを勉強して作ってやっていっているということです。今後、この湖南市としても、いろいろ就職活動の就労支援をやっていく中で、対応できる方の育成が必要かなと思いましたので、お話させてもらいました。

事務局

 ありがとうございます。LGBTですね。同性愛者の就職がスムーズにいくような形で、何か施策の中でメニューの中で、検討させていただきたいと思います。

委員

 今の性的マイノリティの件ですが、今言われたように同性愛者は一部なのです。今13人に1人と言われているのは、ファジーな例えば、私は男性だとしっかりアイデンティティー(「同一性」「個性」特定のある人、ものなどの意味)がある人だけれども、恋愛の対象は男性だという人もおられますし、体は男性ですが心も全部女性だという人もおられ、また、同性愛じゃなくて恋愛対象はちゃんと異性なのですが、文化とか生活は、私は男性ですが男性の服も着るのは嫌、男性のトイレに入るのも嫌、性的思考としては、ちゃんと私は異性を愛しますなど、ものすごく複雑なバリエーションが幾つもあります。トータル的に13人に1人ですが、そういう人たちは、我慢して生活されておられます。
 長いこと仕事していたのに、急に続かないようになったとかいう時に、自分でもどうしてなのかわからない、そういう難しさがあるので、ここはこれから皆で、日本の国もこれから勉強していく始まったばかりのものですので、簡単に言えないというところがありますので、前向きに考えて行くということで、すばらしいことだと思います。ですが教育現場である学校で、例えばアンケート一つでも男性・女性の欄しかない、最近では企業で、男性・女性・その他とちゃんと書いてもらうところがでてきていますので、その辺も皆で考えていかなければならない、単純なことではないので皆に知っていただきたいと思います。

議長

 ありがとうございます。はい、どうぞ。

委員

 この支援計画ですが、基本市民に読んでもらうための資料ですね。そうしますと、少し気になるのが17ページの「就労支援事業の推進対策の流れ」と書いてある部分です。これは推進していただける関係団体・組織の方には非常に解りやすくていいと思いますが、「私どこにいったらいいの。」と思いますので、まずとりあえず発達支援システムの中でもワンストップサービスをうたっていますので、「まずとりあえずここに行ってください」をいれるといいと思います。もう一つ次の2枚ぐらい先の21ページの方に、就労相談カードというのがありますけれども、「こういったものを作って支援していきます。」というのがすぐわかる、見やすい形かなというのが一番いいのかなということで、まず、市民に分かりやすい表現というのを一つお願いしたいということと、もう一つだけ話をさせていただきたいのは、この時に万が一ドロップアウトしてしまった場合ですね、いわゆるダメだったと、もう一回やり直したい時に、また一から作らなければならないとたいへんです。その所をカバーするためには、発達支援システムの中では、ここあいパスポートというのを使っていますけれども、そういった形でのいわゆる情報を一元化して集めておくというやり方ですね、そうすると良かったこと・悪かったことの評価と、次に何をしたらいいかわかりやすくなると思うので、その辺を含めた形で一回、市民向けの目で見える形というのを少し考えていただきたいと思います。

事務局

 貴重な意見を有難うございます。確かに複雑な流れは事務的な流れですので、では一番初めにどこへ行くのか解りにくいと思います。ワンストップでやるというのは、どこへ行くのかということの推進体制の流れにおいて、ここに来てくださいということを記入させていただくという方向で、検討させていただきたいと思います。各種相談カードが色々ありますが、記入例のドロップアウトされた活用方法については、事務局レベルまた担当者レベルの中でしっかり適応できるような形でしていきたいと思います。

議長

 ありがとうござました。

委員

 ワンストップという言葉も出てきましたので、ワンストップは大事なことですが、生活困窮者の支援、自立支援法の中に出てくるのは伴奏型支援、先ほどいわれている継続していく一緒に歩んでいく、その人の人生を共に行政がサポートする・歩んでいくという伴奏型支援という言葉が前面的に出てきていますので、就労支援も伴奏型で進めていくという視点がいるのではないかなと思います。そういう言葉がワンストップで止まっているので、ずっとその人に継続してかかわっていくという部分がどこかにいるなと思います。

事務局

 ありがとうございます。就職した後のその支援をどうするかということで、そこを伴走型と書くと生活困窮者と同一になりますので、継続的な支援という形の方向の方がいいかも解りませんので、検討させていただきます。

議長

 ありがとうございました。では、他にありますか。

委員

 データ的なことで、11ページの高校の中途退学の関係と、次の部分の出典が人権教育課と書いてありますが、こちらの方は人権センターだと思います。それと、大学の進学率が同和地区と20ポイント以上開いています。高校の進学率はかなり高まってきましたが、昨年度は少し中退率が開いた経緯もありまし、大学の部分について、だいたい例年20ポイントぐらいの差だったのですが、昨年さらに開いたので、入れておいてもらった方がいいと思います。実態が同和地区と一般地区との差がかなりあると大学進学率についても差があることをデータだけでも入れてもらえればと思います。

事務局

 わかりました。11ページと12ページの資料で、再度また人権センターと確認させていただきますのでよろしくお願いします。

議長

 ありがとうございました。では、その他いかがでしょうか。

委員

 27ページのチャンスワークこなんのところですが、市との連携というところの部分は、記載されているのですが、就労支援の部分で就労生活支援センター・働き暮らし応援センターの役割というのがかなり大きいので、そちらとも連携をしているというところを加えていただいた方がいいと思います。

事務局

 県下7か所にあります働き暮らし応援センターの部分ですね、文言として加えさせていただきます。

議長

 ありがとうございました。では、その他いかがでしょうか。
 それでは、ないようですので時間も近づいてきましたので、こちらの資料の説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。

3. その他

議長

 では、最後にその他のところですが、事務局の方からよろしくお願いします。

事務局

 様々なご意見をいただきましてありがとうございます。再度見ていただきまして、就労支援策定部会の方で検討を最後にしていただきますの、それまでに訂正をお願いしたいと思います。訂正につきましては、11月10日までにお願いします。11月10日を閉めにして修正をして、最後のページにも書いてありますが、最後11月26日に次回推進会議と支援計画策定部会との合同研修会があります。策定部会をこれまでにして、その後最終的な素案を11月26日の合同研修会に出させていただきますので、その1週間ほど前にまた素案を送らせていただき、その日は、30分程度こういう会議を開かせていただきまして、最終確認という形にさせていただきたいと思います。その後に大阪市立大学の福原先生に、就職困難者に対しての研修・講義をいただきまして、その後パブリックコメントに移っていきたいと思います。パブリックコメントも様々な意見がたくさんあると思われますので、パブリックコメントの回答をしながら意見に反映し、最終決定を年明けにしていきたいなと思っています。流れ的には以上です。皆様には、今ご提案いただいた部分は訂正させていただきますが、それ以後様々なところで、これはこうしたらいいよという意見がございましたら、11月10日までに商工観光労政課までご連絡いただければありがたいです。文書でなくても電話でも結構ですので、どうぞよろしくお願いします。なお、この就労支援計画ですが、民間に委託することなく手作りでやっておりまして、様々な部門でケアレスミス等がございましたら、お許しの方をよろしくお願いします。事務局の方からは以上です。

議長

 ありがとうございました。これからも色々とありますがよろしくお願いします。
 今、事務局の方から何かあったら言ってくださいということで、ここで手が挙げられなかったとか、時間とか気になってとか言う方もおられるかもしれませんので手紙やメール・電話等でまた、ご指摘とかしていただければいいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
 これで審議の方を終わりたいと思います。マイクの方をお返しいたしますありがとうございました。

司会

 安田会長、議事の進行ありがとうございました。以上を持ちまして、「平成27年度湖南市就労推進会議」を閉会いたします。
 長時間、お疲れ様でした。ありがとうございました。

この記事に関するお問い合わせ先

環境経済部 商工観光労政課 商工労政係

電話番号:0748-71-2332

ファックス:0748-72-4820

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