スポーツで叶える 新しい地域の絆を紡ぐまち

更新日:2021年05月17日

2019年4月に国分寺から移住された澤永遼さん。

澤永さん

「湖南市では司馬遼太郎さんの次に有名な「遼」こと、澤永 遼と申します(笑)」

 

澤永さんは地域おこし協力隊として、スポーツを通じて湖南市に住む人や滋賀県に住む人の人生が豊かになれるような取り組みをされています。

 

そんな澤永さんの生い立ちを聞いてみました。

 

「生まれは富山県で、父親がサッカークラブチームの監督をしており、幼い頃より父の背中を通して「地域の中のスポーツクラブ」を見てきました。スポーツの仕事へ憧れを抱き、大学は横浜にある神奈川大学へ行きました。在学中の2013年にはサッカー大国ブラジルへ交換留学で1年間滞在し、スポーツ、そしてサッカーというものがいかに文化になっているかを肌で感じてきました。留学後は、スポーツの中央競技団体にてインターンから入り、最終的に事務局長まで務めさせていただきました。その後、2018年にはサッカーJリーグクラブにてポルトガル語通訳として活動し、2019年より湖南市へと来ました」

 

とてもスポーツが身近なものとして過ごされてきたのですね。

湖南市へ来ることになったきっかけは何だったのでしょうか?

 

「湖南市に来たきっかけは、現在活動しているプロジェクトの案内人を共通の友人経由で紹介してもらったことです。これまでの経験を活かしてスポーツでの事業を興してみたいという思いがあり、何かないかと探していたところにこのプロジェクトを見つけました。また湖南市は外国籍の居住者の割合が滋賀県でも多く、全国でもトップクラスというところも個人的には魅力でした。

 

現在は、「大人が本気でスポーツを楽しむ」大人スポーツ部や、近年盛り上がりを見せているeスポーツの大会「こにゃん市長杯」を開催しています。特に大人スポーツ部は多国籍で、現在4ヶ国ほどのメンバーで活動しています。時折、日本語が全く通用しない場面なども生まれており、非常にエキサイティングな場となっています(笑)」

大人スポーツ部の活動風景

大人スポーツ部を楽しむ多国籍なメンバー

こにゃん市長杯

こにゃん市長杯の開催風景

 

スポーツを通じたまちづくりとはどういったものなのでしょうか?

 

「根本的に「まち」と「スポーツ」は同じようなものだと考えていき、「人・場所・ルール」が共に存在し、人が育たなければどちらも成長していきません。またスポーツは、人種・国籍・年代などを超えてコミュニケーションを取れる強いコンテンツであり、文化的な活動であると思っています。」

 

スポーツを通じて人を育み、このまちを楽しめる人を一緒に増やしていきたい。

そんな想いと多様性のある活動に自然と人が集まります。

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