【食育×地域連携】誰もが生き生きしたライフスタイルを実現できるまち(前編)

滋賀県湖南市東寺では「東寺棚田を守る会」と「滋賀県立三雲養護学校」が力を合わせ、田植えや稲刈り、野菜栽培などに取り組んでいます。
今回は「サツマイモの植え付け」を取材!前編では、植え付けの様子や学校と地域の連携による取り組みのきっかけについてお聞きしました。
「学校で農作業が体験できるってどんな感じ?」「学校と地域の連携ってなに?」など、食育や地域連携が気になる方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
連携のきっかけ
三雲養護学校と東寺棚田を守る会の取り組みは、今年で4年目になります。連携のきっかけは、開かれた学校づくりを課題としていた三雲養護学校と、東寺棚田を守る会側の「地域連携」の思いが一致したことで始まりました。「しがのふるさと支え合いプロジェクト」支援制度を活用し、連携を深めておられます。
この取り組みは、三雲養護学校高等部の農業班を主として、小学部・中学部・高等部と全校的な活動として、田植え・稲刈りのお米作りや、じゃがいも・玉ねぎの野菜作り体験からスタートしました。2023年から石部分教室の農業班も加わり、サツマイモづくりや、ブルーベリーの植樹にも活動の幅を広げます。また、高等部、石部分教室の生徒たちが日本の伝統的な装飾である「しめ縄作り体験」も行い、年間を通じて東寺の豊かな自然の中で、食育と地域の協働活動に取り組んでいます。
今回のサツマイモの植え付けでは、小学部・中学部・高等部・分教室の生徒合わせて約200名が参加!子どもたちみんなが協力して、紅はるか・シルクスイート・鳴門金時の3種類の苗を植えました。
地域の方のアドバイスを受け、慣れない手つきで一生懸命穴を掘ったり、優しく土をかぶせたり、元気に育つように仕上げの水やりを行ったり…子どもたち一人ひとりが丁寧に植えていました。東寺の棚田を守る会の皆さんも、安心して作業を任され、温かいまなざしで見守っておられました。
後編では、地域の方や生徒・先生方へインタビューを実施!食育×地域連携に携わっておられる方の思いをお聞きしました。お楽しみに✨

更新日:2025年09月05日