湖南市のインクルーシブ教育

更新日:2019年07月04日

インクルーシブ教育システムとは

 発達に支援の必要な子どもが、自分の力を最大限に発揮し、自立して社会に参加する力をつけていくためには、わかり方の特徴に合わせて学んだり、共に学んだりすることが大切です。湖南市では、「湖南市発達支援システム」が基礎的環境として整備され、個別に必要な合理的配慮を行っています。

 「個別の指導計画」には合理的配慮を記入し、保護者へ提供しています。合理的配慮の提供のためには、保護者・本人の合意と、校園、関係機関との連携が必要です。各校園の担当者や支援関係機関等と話し合い、子どもが生き生きと学び、力を十分に発揮できるようにしましょう。

合理的配慮とは…

学習や生活について変更したり調整したりすることです。教育の内容と方法、支援体制、施設や設備に関することなどがあります。

「個別の指導計画」とは…

発達に特別な支援を必要とする子どもに個別に作られる指導計画です。保護者、本人の願いにより作成・引継ぎができます。

関係者が協議をしている様子のイメージイラスト

こんな取り組みが合理的配慮の一例です。

例えば、Aさんの場合…

(1)評価、次の目標と合理的配慮の検討へ
  • 授業中に黒板に注目できるようになった。
  • 聞いている途中で話し始めてしまう。
(2)実態から得意なこと、苦手なことを整理する
  • 気が散りやすく、話の聞き逃しが多いようである。
  • 周りの様子を見てよく気がつき、行動できる。
  • 耳からの情報より、目からの情報の方が理解しやすいだろう。
(3)合理的配慮の決定
  • 座席は気が散りにくい前方の方にしよう。
  • 話のキーワードを黒板に書いて示そう。
  • 授業で活躍できる場面を作って、自信を高めよう。

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 学校教育課

電話番号:0748-77-7011

ファックス:0748-77-4101

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