令和6年度ウツクシマツ情報局第8号
「ウツクシマツ情報局」は国の天然記念物「平松のウツクシマツ自生地」に関する情報を掲載しています。
令和6年度第8号の内容は「三雲小学校児童のウツクシマツ自生地見学と落ち葉掻き体験」についてです。
〇ウツクシマツ自生地で三雲小学校3年生の子どもたちが落ち葉搔きをしました
11月8日(金曜日)に三雲小学校の3年生の子どもたちが平松のウツクシマツ自生地で落ち葉搔きをしました。
三雲小学校はみどりの少年団に加盟していて、その活動の一環で3年生の児童が平松のウツクシマツ自生地を守る取組をしました。
まず、子どもたちに事前学習としてウツクシマツを知ってもらうための講習があり、ウツクシマツ自生地をよく知っていて、ウツクシマツ以外の樹木にも精通している滋賀県樹木医会の樹木医の資格を持つ方を講師にお招きして、ウツクシマツについて学習しました。
講師の方からウツクシマツ自生地についての説明と、なぜ落ち葉掻きの作業が必要なのか、などの説明があり、子どもたちは熱心に聞いていました。
ウツクシマツの講習を聞いた後は、ウツクシマツ自生地へ移動し、ウツクシマツ自生地内で落ち葉搔きを体験しました。
ウツクシマツ自生地前で実際の落ち葉搔きのやり方を聞いた後、子どもたちはウツクシマツ自生地内で落ち葉掻きの作業を始めました。
当日は快晴で過ごしやすい環境の中、二班に分かれてウツクシマツ自生地の地表の落ちた落ち葉を集めました。集めた落ち葉は90リットルのポリ袋が10袋程度が一杯になるほどでした。
落ち葉搔きをしないと溜まった落ち葉が腐葉土となります。マツは他の植物が育ちにくい栄養が少ない痩せた土地でも成長できることから、落ち葉搔きをしてウツクシマツ自生地をきれいにしています。
ウツクシマツ自生地をマツが生長しやすい環境にするために、今後も子どもたちを含め、多くの方の手も借りながら進めていきます。
更新日:2025年01月27日