第1回湖南市障がい者計画および障がい福祉計画策定委員会 会議録

更新日:2023年06月09日

第1回湖南市障がい者計画及び障がい福祉計画策定委員会 (第3次障がい者計画・第7期障がい福祉計画・第3期障がい児福祉計画)

日時

 令和5年4月28日(金曜日) 午後2時から

場所

 東庁舎 3階 大会議室

出席者

 委員22人

 

資料

会議概要

【出席】太田委員長、冨田副委員長、樽井委員、宇野委員、本谷委員、青木委員、望月委員、石川委員、山本委員、上野委員、山崎委員、二宮委員、福岡委員、松浦委員、赤平委員、平塚委員、内匠委員、鈴木委員、林委員、山中委員、下田委員、高木委員

【欠席】なし

【次第】

1.あいさつ

2.委員自己紹介

3.委員長・副委員長の選任について

4.議題

(1)湖南市障がい者の支援に関する基本計画の策定の進め方について

(2)アンケート調査等の概要について

5.その他

6.閉会

【資料】

・資料1:湖南市障がい者の支援に関する基本計画の策定の進め方

・資料2: アンケート調査等の概要

・参考資料1:委員名簿

・参考資料2:湖南市障がい者計画及び障がい福祉計画策定委員会運営規則

・参考資料3:湖南市障がい者計画及び障がい福祉計画策定委員会公開要領

会議の経過/発言内容

事務局

ただいまから第1回湖南市障がい者計画及び障がい福祉計画等策定委員会を始めさせていただきます。

本日は22名の委員様のうち全員の御出席をいただいておりますので、この委員会運営規則第5条に基づきまして、本委員会が開催できることを御報告いたします。

なお、本日御出席の山?委員におかれましては、途中、所用により御退席されるということを事前に御報告いただいております。

 

(事務連絡)

 

次に、本委員会は湖南市障がい者計画及び障がい福祉計画等策定委員会公開要領第3条に基づき、原則公開することとなっております。ただし、出席委員の3分の2以上が認めていただいたときには公開しないことができるとなっておりますが、本日の委員会を公開することとさせていただいてよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

本日の委員会は公開するということで進めさせていただきます。

(資料の確認)

次第に基づきまして、生田市長より御挨拶を申し上げます。

 

生田市長

平素は、本市の健康福祉行政に対し、格別の御理解、御協力を賜っておりますこと、厚く御礼申し上げますとともに、本委員会の委員を快くお引き受け賜りましたこと、また御多忙の中、本日の委員会に御出席賜りましたこと、重ねて御礼申し上げます。

御承知のとおり、5月8日から新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が季節性インフルエンザと同等の5類の感染症に引き下げられることとなりました。令和2年1月に国内で初めて感染者が確認されて以降、これまでの間、私たちの生活に極めて大きな影響を与えました。こうした中におきましても、対象の方々に対するサービス提供に日々御尽力を賜りました医療、介護、障がい福祉分野の従事者の皆様に対し、心から敬意を表します。今後も医療・福祉分野においては、感染対策の徹底が当面の継続となり御負担をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

さて、第3次の湖南市障がい者の支援に関する基本計画は、令和3年度から令和8年度までの6年間の計画となっており、今回は中間見直しとなります。一方で、第7期の湖南市障がい福祉計画及び第3期障がい児福祉計画は、令和6年度から令和8年度までの3年間の計画を新たに策定することとなります。これまで「一人ひとりが自分らしく共に生きるまち湖南市」を基本理念として掲げ、各種の取組を進めてきたところであります。国が示す基本方針、それはそれとして、従来から甲賀地域障がい児・障がい者サービス調整会議等において課題になっている特別支援学校卒業生の進路確保や、居宅介護など訪問系サービスの不足、グループホームの整備などの居住課題への対応のほか、障がいのある人の高齢化や、親亡き後も見据えた総合的な支援の検討が必要と考えております。

糸賀一雄先生をはじめとする多くの先人の意思を受け継ぎ、障がいのある人が住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、また障がいのある人もない人も共に安心して生活できる共生社会の実現に向けた計画となるよう、委員の皆様から忌憚のない御意見をいただきますようお願いし、御挨拶とさせていただきます。本日はどうかよろしくお願い申し上げます。

 

事務局

ここで市長は公務のために退出をさせていただきます。

続きまして、委嘱状の交付をさせていただきます。

本来ですとお一人お一人手渡しさせていただくところですが、失礼ながらお席にお配りさせていただきましたので、御確認をお願いいたします。令和6年3月末までの1年間、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、次第に従いまして、委員の自己紹介を委員名簿の順にお願いしたいと思います。(各委員の自己紹介)

それでは、次第の3番目に入らせていただきます。委員長・副委員長の選任に移らせていただきます。

参考資料につけさせていただいております当委員会の運営規則第4条に基づき、委員長及び副委員長は委員の互選によって定めることとなっております。いかがいたしましょうか。

 

委員

事務局一任でいいのではないかと思います。

(「異議なし」の声あり)

 

事務局

事務局一任の声をいただきましたので、事務局のほうから選任をさせていただきます。委員長に太田正則様、副委員長に冨田和雄様を選任させていただきたいと思いますが、御異議はございませんでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

委員長は太田正則様、副委員長は冨田和雄様にお願いします。

それでは、一言ずつ御挨拶をお願いしたいと思います。

(「異議なし」の声あり)

委員長は太田正則様、副委員長は冨田和雄様にお願いします。

それでは、一言ずつ御挨拶をお願いしたいと思います。

 

委員長

何も分からなくて、委員長をお願いされたところですけれども、先ほどお話がありましたが、たくさんお偉いさん方がおられる中で私に委員長が務まるのか、自信もないところではありますけれども、皆さんの御協力のもと、あまり堅い雰囲気は私好きではないので、ざっくばらんにわいわいしながらも、活発な御意見をいただいていい計画をつくれたらと思いますので、御協力の程よろしくお願いいたします。

 

副委員長

副委員長という大役を今御指名いただきました。私もふだんは皆さん方のように一委員として、特にあまり発言もせずにという委員としての役割はすごく多くて、こうやって前に副委員長として座らせてもらうことに対してすごく緊張しております。今委員長が言っていただきましたように、できるだけ皆さんが、今日は一言ずつでも発言をして帰っていただいて、その意見でまたこの計画がよくなればいいなというふうなことを思っています。せっかく皆さん忙しい中、来ていただいておりますので、何か一言発言を、御意見をいただけたらと思っております。どうぞよろしくお願いします。

 

事務局

それでは、これより議長につきましては、この委員会の運営規則第5条に基づき「委員長が会議の議長となる」と定められておりますので、委員長にお願いいたしたいと思います。

 

委員長

それでは、次第4の議題に基づき、(1)湖南市障がい者の支援に関する基本計画の策定の進め方について、事務局のほうより御説明をよろしくお願いします。

 

事務局

(資料1の説明)

 

委員長

それでは、いろいろなことを一度に御説明いただいて、理解できるところと理解できないところ、私もなかなか頭が追いつかないのですけども、今の説明を聞いて御意見、質問等がございましたら、どなたでも積極的に御発言いただけたらと思います。いかがでしょうか。

今回、課題に向けた検討というところで、障がい者施策推進協議会の主な意見というところが反映されて、4ページに意見1、2、3、4というのがあります。これらに基づいて、湖南市の障がい福祉計画の中でこれらの課題があるのではないかという意見が出ているということですので、そこについて何らかの形で携わっておられる方、関係のある方に少し御意見をお伺いできたら、現状の課題みたいなところになるのですけど、御意見をいただけたらと思います。なければ私のほうから、意見1番、居場所づくりについてということで、今まで育んできたつながりを大切にしながら、今後の子どもたちの活動の場所の在り方を検討することについてということで、障がいのある子もない子も共に過ごす場所というところでのお話になりますので、そのことについて現状の課題みたいなところとか御意見をお伺いできればと思いますが、いかがでしょうか。

 

委員

放課後デイサービスなどを利用されているお子さんもたくさんいると思うのですけれども、そういう子と関係機関と、学校との連携がしっかりできているかどうかというところが課題になっているのかと思いますので、丁寧な情報共有とか、そういうところはしっかりしていきたいと思っています。

 

委員長

今の御意見というか、課題のあるところをお話ししていただきました。そこについて何か皆さんの中で、これはどうなのかとか、少し聞いてみたいところとか、こういう課題もあるのではないかというのがもしあれば、お願いできたらと思いますが。

 

委員

今ほどお話しされた放課後等デイサービスですけど、これは湖南市だけではなくて、県内各地に各事業所が立ち上げられているという実態がありますが、残念ながらそこに従事されている方々が、障がいのある子どもたちについて十分御理解のある方ばかりではないという課題が大きいと思います。

発達障がいASD自閉スペクトラム症であったり、ADHDのお子さんであったりといった子どもたちにどう関わればいいのかということが、そこのスタッフの方が分からないということで困ってらっしゃるという状況が県内各地で見られています。私どももコンサルテーションという形で事業所のほうに行って、そういった子どもたちの行動をどう考えるのか、どう見立てるのかといったとこから、関わり方を一緒に考えるという活動をさせてもらっているのですが、そうしたようなことを何とか湖南市の中で発達支援室を中心に考えていただけると、スタッフの方々もありがたいし、当然そこを利用している子どもたちにとってはありがたいということになると思うので、そうしたところを考えていけたらいいなと思っています。

 

委員長

放課後デイサービスのところで、実際にそこを利用されている発達系の障がいをお持ちのお子さんの支援について、専門的な知識を持って携わっている人が多いとは言えない、少ないのではないかというところが1つの課題であるというところだったのですが、居場所づくりについて障がいのある子もない子も共に学ぶ、また居場所ということを考えると、そこに障がいを持ったお子さん、今お話になった発達障がいを持っておられるようなお子さんも一緒にそこで共に過ごすということになると、当然そこにいる支援員というか、そこに携わる大人はしっかりそこのところに理解がないと、うまくマネジメントする、障がいのない子どもとの関係性もなかなかつけられないところが課題なのかと思うのですが、その辺について、委員のほうで何か。

 

委員

放課後デイサービスを受ける本校に通う子どもたちは本当にたくさんおります。年々そういったところ、デイサービスというのは増えてきていると思いますので、その部分での充実というのは、今の人材のこともそうですし、受け皿の確保のこと

もそうですし、さらに必要だということを学校としては非常に感じているところです。

連携の部分についても、適宜連携させていただいているところですけれども、やはり年度で担当者の方も代わられ、学校の教員も代わっていくところでありますので、都度連携をしていきたいと考えているところです。

冒頭、市長のお言葉の中で、特別支援学校卒業後の受け皿のところの拡充が必要であると認識をしているというお話、大変ありがたいというか、心強いお言葉があったかと思います。例年、学校のほうから要望書という形で上げさせていただいておりますが、やはりそこの課題が非常に大きいと思っておりまして、3ページの次なるステップに向けた計画課題の4つのうちの3つ目の項目になると思っております。2段落目、「また」以降からのところで、グループホームのニーズが増えているということも書いておりますが、その次の3段落目の「また」以降のところで、重度障がいのある人に対応できる施設整備も課題となっていますと書いていただいています。これは本当に大きな課題だと学校としては思っています。その人らしい生活をしていくと、学校を卒業した生徒たちが社会人として自分らしい生活をしていくということに当たっては、やはり通所できる事業所というのが必要になりますが、そこのところが非常に厳しくなってきているというようなところで、さらに拡充をしていただけるような検討をしていただけると非常にありがたいと思いますので、また次回以降の検討の中でも話題に上げていただけるとありがたいと思います。

 

委員

私は、障がい者スポーツの関係で毎週ボッチャ教室を開いているのですが、なかなか新しいそういうことをやろうというような子どもたちが少ない。

休日の余暇というか、そういうものを何か子どもたちができないかということで、土曜日の午前中という短時間ですけれども、そういう形で行ってきているのですけれども、知的障がい者の方々の参画というのはなかなか得られない。あと身体障がい者の方々も、我々の会員であれば、そういう声かけとかはできますから、ある程度の参加はしてもらっているのですけれども、なかなか新たな参加者を増やすということができない。なぜかという疑問が、我々のアピールが足りないのか、いろいろな作業所とかにチラシは配っているのですけれども、なかなか来てもらえていない、そういう現実があるので、そんなところをアンケートで聞いてもらいたいとは思います。

 

委員長

今の話は、社会参加の促進というところにつながると思いますが、障がい者の自己実現、自己表現の場を広めるといった特徴がありますので、そこも含めてぜひアンケートでそこら辺も盛り込んでいただいて、それが進んでいるのか、広まっているのかというところも確認していただきたいと思います。

 

委員

居場所づくりについてというところでは、実は障がいのある人というか、主に子どもですよね、居場所の話。それから、インクルージョン的なところも掲げているように思います。それから、そもそも子どもの居場所のこともこの中にも含まれていると思いますけど、例えば子どもの居場所ということで頭に浮かぶのは、滋賀県はすごくこども食堂が多いのではないですか。湖南市でも幾つかあると思いますけれど、そもそも子どもの居場所として既にある場所の中で、障がいのある子どもたちはどんな形で参加できているのか、そういうところもこれを読んで思ったりしたのですけど、そういうことの実態とか、そういうところを応援していけないというところも、これを伺って思いました。

 

委員長

現在あるこども食堂と、児童が集まるというか、そういうところでの活動実態、そこに障がいを持ったお子さんとかが利用されている実績があるのかというところですが、そこにお答えできる方はこの中におられますか。

 

副委員長

具体的な中身までは、何人ぐらい参加しているかは知っているのですけど、障がいのある人が来ているかどうかは、分からないです。

 

委員長

今の話題、委員のお話で何かお答えできること、状況について、市のほうもその辺は把握されているわけではないのですか。

 

事務局

こども食堂という部分では、把握できておりませんが、赤い冊子の36ページを御覧ください。子どもの居場所づくりについて、「学童保育所における、障がいのある子どもの通所件数」をお示しさせていただいています。令和元年が79から、令和8年、最終年度では148ということで、地域の中で障がいのある子どもが参加できる場所、こども食堂であったり、また地域のほうでは、らくらく学習会ということで、皆さんが放課後、子どもを受け入れていただいているというような事業をされている地区もございます。支援学級に入っておられる子も利用されているということも聞いていますので、もう少し横断的に現状をつかみながら、次回、そういった部分もお示しさせていただけるようにしたいと思います。

 

委員

放課後デイサービスがここ最近、湖南市だと4か所増えて、随分充実してきたと思います。高校生までは放課後デイサービスを使えますが、18歳になった途端に居場所がなくなりまして、去年まで高校3年生のお母さん方、すごく嘆いていたというか、作業所に行く時間も、養護学校に比べたらお迎えが遅くて、お仕事を9時からされている方は仕事に行けないと。作業所から帰ってきて、預けようとなると、大人の方は定員がそもそも少ない定員なので入れない。そうなると、働いているお母さん、私もそうですけれども、9時から5時まで仕事をしている中で、18歳以降、息子が作業所なり社会に出たときに預け先がないということで、そこが私たち世代の母親たちはとても心配しています。これから18歳以降の大人になった方の居場所づくりが充実したらいいのにと思っておりますので、そこも議題に上げていただけるとありがたいです。

 

委員長

子どもの居場所だけではなくて、高校を卒業して、作業所等に通うお子さん等の、放課後ではないけれども、アフター5みたいなところですね。そこでの受入れみたいなところが保障されていかないと、養育者の就労もなかなか難しくなってきているというところがあるので、そこも含めてこの福祉計画の中に案として入れていただけるとありがたいというところですので、よろしくお願いいたします。

 

委員

親亡き後の方をもう少し考えてほしいというのもあります。

それと、先ほどデイサービスのことがありましたが、ホリデースクールがどうしてなくなったのかというか、36ページを見させていただくと、事業の中に入っているのですが、なくなっているのに入っている、どういうことなのかと思いました。

 

委員長

障がい児のホリデースクール事業については、今ここで説明はされますか。

 

事務局

現行の計画を策定しました後、ホリデースクールについては中止させていただいております。コロナが流行しまして、一時的に開催できなかったということがございまして、それが考え直させていただくきっかけの1つとなり、ホリデースクールという形は、市としては行ってはおりません。

ホリデースクールが以前から長い歴史をたどってきていただいて、ボランティアの皆さんで運営していただいてまいりました。

現在の状況は、その当時にはなかった障がい福祉サービスが増え、夏休みの過ごし方も少し変わってきたという中での見直しでございました。中止の決定については、たくさんの御意見をいただきました。長きに渡るホリデースクールの中でできた地域とのつながり、人とのつながりということは、私たちも大変大切に感じさせていただいたところでありますし、その中でつくってきていただいたものを、また今後、新たに地域で子どもが大人になっても生きていける、暮らせるところのつながりとして、何か新しい形をつくれたらなということは考えさせていただいているところでございます。

 

委員長

現時点では、ホリデースクール事業自体が行われてはいないけれども、形を少し変えて、何らかの形、ボランティア等に頼るだけではなくて、何かの制度を利用しながら、安定した状態で提供できるようなものを考えて取り組んでいかれるということ思うのですが、そこも含めて、皆さんに御意見を伺いながらつくっていけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

今、親亡き後というところで、この課題の意見の3番のところ、施設入所者の地域生活への移行についてということで、グループホーム等もそうですけれども、そこについての課題があると思いますが、委員、そこについて何か。

 

委員

グループホームについては、受入れの難しい方のお話があったりするのだと思いますけども、本当に重度というか、いろいろな対応、世話人のほうも専門的な知識等が要るような方のお話がございます。難しい場合があって、その辺は非常に苦労しているのですけど、そういう障がいの重い方とかの受け皿がないと思いますし、スタッフの数も必要なので、一概に簡単にはいかないと思うのですけれど、そういうところのホームの整備を考えていかないと、なかなか課題についても対応は難しいと思いますし、軽度の方の両面を進めていくことが大事だと思います。

マンツーマンで対応が必要であるお子さんとかの対応についてもスタッフの確保、専門性の確保、多分ニーズはたくさんあると思いますけども、キャパ的に、あるいはスタッフの数的に受け入れないというところがあると思いますので、その辺も市全体でお考えいただいて、改善をするようになればいいと思います。

 

委員長

今お話がありました場所、提供できる場所の規模みたいなものもありますが、大きくは人材確保、人材育成というところに関わってくるというお話がありました。今甲賀圏域のところで、障がいを持った方の支援で携わる職員の育成というところで、人材育成の部分で携わっておられるので、委員のほう、その辺の部分を少しお話いただき、あとできれば障がいの重たい人たちが対応できる施設整備についても、もし何かあれば一緒にお願いします。

 

委員

人材確保のお話が出ていました。これは福祉をやっている事業所の本当に大きな課題にはなっておりまして、どんどん少子化が進んでいく中で、以前であればこういう福祉現場に志を持って入職してくれる大学卒業、専門学校卒業職員、学生でもたくさんいたのですが、なかなかそういう人を確保するのが難しいという状況で、どこの法人、事業所も多くがそうだと思うのですが、そういう現場経験が10年、20年になってきた人たちが中心に支えているというところが、非常に多くなっているような状況にございます。

新しい人材が確保できないと、当然新たなニーズに応えるだけの資源の開発であったり、改革であったり、新設ということには、なかなか難しく、これは我々現場のほうの切実なお話ではあるのですが、そういう状況にあるということをお知りおきいただいた上で、ただ、いつまでも人が足りないと言っているわけにもいかないので、甲賀圏域で人材育成のプロジェクトというのを行っているところです。数は少ないですけれども、こういう現場に携わってくれるようになった福祉現場の職員たちが、いろいろなしんどいことがありながらも、やっぱり現場って楽しいということを再認識できるような、福祉離れを増やさないような取組であったりとか、この地域の、特に湖南市の学生が、湖南市外の学校に行ったりしているのですが、ぜひ湖南市に戻ってきてもらって、湖南市の事業所なり福祉の現場で働いてくれる、そういう人材を確保していくということを、何とかいろいろな策を練りながら推進

していきたいと思っているところですので、そういうところはぜひとも障がい者計画の中にも盛り込んでいただけるようにお願いしたいと思っています。

 

委員長

重度の障がいを持っておられる方の養護学校を卒業された後の行き先というのは、主には生活介護事業所ということになると思うのですけど、やはり一番の課題は人の確保というところで、それも専門性を持った人の確保をしないことには、誰でもというわけにはいきません。そう思うと、開きました、「さあやります。」というわけにはなかなかいかないというところもあるので、同時で進めていく必要があるとは思います。学生に実習に来てもらっても、知的障がいを持っている人と関わるのが初めてです、見るのも初めてですという学生が結構いるのです。その問題は何かというと、小学校、中学校のときに発達障がいを持っている自閉症の人、ダウン症の子、知的障がいを持っている子どもというのが近くにいない、一緒に生活していないので分からないということがとても多いのです。なので、できればインクルーシブ、要は一緒に成長していく、隣にそういう子がいたけど、知らないうちに仲よくなれたとか、こんな特性があるし、この子こういうふうなことに気をつけなければならないみたいな、そういうものを小さい頃から培っていただくと、大人になっても特にそれについて違和感のない関わりができるかな、こういう人たちと一緒に活動していくの楽しいという、そういう人のほうをどうにかしていこうと思うと、養護学校も大事ではあるのですけれども、できれば普通の小中学校で、一緒に共に成長していただけるような環境を学校教育の中でもつくっていただければと思っております。

人材をつくり出していただく側として、委員から一言よろしいですか。

 

委員

本学でも卒業生が福祉現場に就職していきます。滋賀県のここにいらっしゃる方々の事業所でも大変お世話になっております。近年、全体的な傾向、本学だけではなしに、やはり福祉現場に就職する学生が減少傾向、これは一概には言えない部分もありますが、減ってきています。そして現場からお聞きする声としては、なかなか人が集まらないので誰か学生はいませんかと言われても、「すぐにお応えできない。」ようなことが、私の印象としては以前より増えてきているというところです。

今こういう意味合いで私に意見を求められたのだと思いますが、一気にすぐ解決するようなことは思いつかないのですが、基本的には、凡事徹底ではないですけど、学生たちに福祉現場のことをしっかり知ってもらう、これは我々大学としての使命でもありますし、そのためには体験を通して学ぶ。福祉の仕事のイメージは、学生たちも入学段階では介護のイメージだけですし、介護がいいとか悪いとかの話ではもちろんなく、人と関わることの難しさ、かつ深さ、おもしろさというのを学生時代に一部でもしっかり経験してもらえるような場が提供できれば、労働条件的なところももちろん職業選択では大事ですけど、仕事の魅力そのものに惹かれる、実際にそういう学生たちも存在しますし、そういう機会を提供するのが大事だということで、大学側と地域の福祉事務所、いろいろな形で見学であったり、インターンシップ的なことであったり、あるいは実習に行ったときの経験であったり、委員長の施設にも本学は大変お世話になっておりますし、こういう経験を通して、最初は知らないのです、経験しないと分からないので、経験したことでこういう魅力があるのだということを知ってもらうことが一番基本であり、かつ王道、それをより意識して力を入れてやっていくことが基本にあると。

あと一つ、人材確保を今回の計画のどこに入れるかと言ったら、障がい者計画のほうになりますか。それは具体的にはこの委員会で議論されるところだと思いますが、長期的なすごく大事、根本的な話題だと思っております。何かそれについて意見が言えたらまた発言させていただきます。

 

委員長

それではほかに、意見1、3、4についてお話をしていただけたかと思います。意見の2のほう、相談支援についてというところで、委員、何かこれについて。

 

委員

ぱんじーでは、高齢者、障がい者を中心として相談をさせていただいているのですけれども、高齢者、障がい者に限らず児童の相談が来たり、高齢者でも障がい者でもない方が来られたり、外国の方が来られたり、結構いろいろな方と関わらせていただく機会があるのですけれども、そういった機会が、私はここに入って6年目になるのですけれども、結構増えてきていると思います。手帳を持っていない方、障がいの診断がない方の支援というところが、ぱんじーにやってきたというようなケースが結構あったりするので、そういった相談がこれからどんどん増えていくと想定する中で、湖南市も重層的支援体制整備事業を進めていかれるというところなので、そこと連携しながら今後、その方がこぼれ落ちないような形をつくっていけたらいいと思っていますし、家族の、二世代、三世代にわたる課題というところもこれからすごく増えていくのかと、今の段階でもすごく多いと思いますので、市役所の中の様々な課の方が関わっておられるような家庭とか結構あると思うので、そういったところも連携がもっと進んでいけるようにできたらと思っています。

 

委員長

お話のありました手帳を持っている持っていないにかかわらず、生きにくさを持っておられる方、特にひきこもりとかも問題になっていると思うのですが、そういう人たちに対しても計画の中で対応ができるというか、その人たちも含めた計画を作成する必要性があると思いますので、そこについても皆さんの御意見とか現状、課題みたいなものをお知らせ願えたらと思います。

 

委員

我々のところで、関係機関から申込みがあって相談を受けているケースに、かなり困難ケースがあるのですが、30代ぐらいの若者の相談ということで受けて、いろいろ話を聞いたり、関係のところと話をしていくと、家族丸ごと支えないと、その方だけの支えではうまくいかないというケースがたくさん見られます。これは県内全域での話ですけど、そうしたときに、相談を受けている私どものほうから関係する部署であったり、関係する機関であったりに連絡をとって話をすると、「ああ、その方ですか」と実際は知っておられるというケースがたくさんある。けれども、実際に知っておられるのだけれども、それぞれの機関がそれぞれで動いていらっしゃるという状態になっていて、なかなか全体として丸ごとその家庭をどうしていこうかという相談にはなっていないというようなケースがたくさん見られます。

そうしたところを市としてどう関わっていくのかという、特に30代、40代ぐらいの方になると、親も結構高齢になってきておられて、親の課題もあるというようなところになってくると、障がいのある方、障がい福祉課だけではなくて高齢福祉に関わっておられる方であったりとか、いろいろなところと連携しないとうまくいかないということになると思いますので、そのあたりが横のつながりがスムーズにいくという観点をぜひお願いしたいなと思います。

それと、ひきこもりの方というのもありましたけど、ひきこもりになる前段、教育の段階で不登校が非常に問題になっていますが、不登校の児童生徒の多くに発達に課題がある子どもたちがいると思っているのですけど、先ほどの居場所のところで言うと、インクルーシブな居場所は当然大事ですけど、そういった子どもたちは大人数の中では不安を感じる、不安どころか恐怖すら感じる子どもたちがいるという中で、少人数でその子たちが自分たちの好きな活動ができるような居場所というのも一方で考えていく必要がある。多くの子どもたちが一堂に会しての居場所だけではなく、そうした特異な子どもたちのための小さな集団といった居場所も必要ってなってくると、例えば民間でそういう場所をつくろうとされたときの支援を市としてどうしていくのかというような観点もぜひ盛り込んでいただけたらありがたいと思っています。

 

委員長

それぞれの特性に合った居場所づくりというところが特に課題になっていると。それが民間だけではなかなか難しいところで、そこに大きな何らかの支援が必要ではないかというところだと思います。この相談支援について、課題ということでここにも書かれてありますように、包括的な相談支援をはじめ地域とのつながりづくりなど、重層的に支援する体制の整備について検討することが重要と書かれてありますので、ぜひそこについて計画にしっかり盛り込んでいただいて、そこをしっかりと支えていくことができるようなものをつくり上げられたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

それでは、意見1、2、3、4についてお話をお伺いすることができました。時間もかなりたっておりますので、もしほかに何かあれば、この後、まとめで御意見等をお伺いできればと思いますので、よろしくお願いいたします。

それでは続きまして、(2)アンケート調査等の概要について、事務局より説明をよろしくお願いいたします。

 

事務局

(資料2の説明)

 

委員長

それでは、このことについて御意見、御質問等がございましたらよろしくお願いします。

 

委員

先ほど18歳を過ぎたら居場所がというお話があったと思いますが、それに勘案して、2、調査項目の一覧表になっている中の、放課後等の居場所というところ、ここなのかどうか私もよく分かりませんけど、障がい者のところが横線になっているので、先ほどの件も踏まえて、これに関するようなことでアンケート項目を増やしてもらうことができたらなと思うのですが、いかがでしょうか。

 

事務局

放課後等の居場所ということで、実態調査を聞くためにここの部分を設けさせていただきましたが、18歳以上の方の活動の場、地域福祉の調査が必要ということであれば、こちらのほうでまた調査項目を考えながら、同じような内容にはなりませんが、お聞きさせていただけるような事項を設けさせてもらいたいと思います。

 

委員長

アンケート調査の中の項目について、この文言はどうかとか、これはないのかみたいなものが出てくるとすれば、それはこの場ではなくて、直接事務局のほうにメールか何かでお知らせするほうがよろしいですか。それとも今この場で、皆さん事前に見ていただいているのであれば、項目の中の文言について、今この場でこれはどうなのかというのがあれば御意見をお伺いさせていただきますが、いかがでしょうか。

 

事務局

アンケートのほうは6月1日から皆さんのほうに随時送らせていただく関係で、この会議が終わった後にもう一度アンケートの内容を精査して、発送の準備のほうにかかりたいと考えておりますので、できればこの場で、御意見がある方については承りたいと考えております。

 

委員長

分かりました。それでは、事前に皆さんのお手元に届いて1週間弱あったと思います。一通り目を通していただいて、この文言はどうなのかとか、この質問項目とか、質問内容がというのがあれば御意見をいただければと思いますが、いかがでしょうか。

 

委員

5ページの問15の4番ですが、2番に「じろじろ見られた」というのがあって、4番に「お金を使われたり」というところがあって、お金を使われるというのは、障がい者の方のお金を勝手に使われるということなのでしょうね。そこを分かるような言葉にしてもらうと。

 

委員長

5ページ、問15、対象のお子さんはこれまで次のような行為を受けた経験はありますかというところで、じろじろ見られた、指を指される、4番のお金を使われたり要求される、ここの問いの内容が不明確ではないかと。

 

委員

「勝手に」とか一言入れてもらうと、分かりやすいと思います。

 

委員

先ほど御質問いただいたところの関連で、6ページ、同じような質問項目を設置いただいているのですけども、こういう被害を受けたことはありますかという形で問いについて、経験あると答えた方にもう一つ聞いといてほしいのが、誰かに相談されましたかというのを、この後の8ページのことにも関連すると思うのですけれども、入れといてもらったらどうかと思います。被害経験があるのに相談されていないというのは、正直なところ泣き寝入りになっていますので、もし可能ならば入れといていただけるとありがたいなと思います。

 

委員長

これらも大事ですけれども、自分の権利を侵害されたようなことがあると答えられた方が、どこかにそれを相談したかというところの項目がないというところなので、そこについてしっかりと項目を入れてほしいということでした。

私から、1ページの問6のところで、対象のお子さんの子育てや教育を主に行っている方はどなたですかという教育というのは、学校の先生には教育、家庭の中で教育という言葉はあまり出てこないと思って、どちらかというと教育というのは養育のほうかと思ったのですが、この文言についてどうなのかというところをお答えいただくか、こういうことで教育というのを入れましたというのがあればそれでいいのですが。

 

事務局

養育という表現に修正をさせていただきたいと思います。

 

委員

18歳以上の障がいのある当事者の方のアンケートは、もちろん知的障がいのある方も当事者も含まれているのですか。

 

事務局

はい。そうです。

 

委員

多分考えてらっしゃると思うのですけど、このままだと難しいかもしれない。漢字とかも含めて、表現とかも含めて難しいかもしれないので、そのあたりは考えないといけないと思いますが、いかがでしょうか。

 

事務局

文字のサイズ、またルビについては、実際に送らせてもらう分には工夫をさせていただきたいと思います。表現についても少し難しい表現があるということでしたら、もう少し分かりやすい表現に変えていく努力をさせていただきます。

 

委員

単にルビをすればいいというだけではなくて、結構文章が長いと嫌になってしまう、読むのが嫌になる方もいらっしゃると思うので、お願いいたします。

 

委員長

18歳以上の障がい者の方のアンケートの問5ですけど、あなたを介助・介護してくれる方は誰ですかというところから、どちらかというと知的障がいを持っておられる方は、主に介助とか介護という表現は、別に食事を支援されているわけでもないし、御飯食べられるし、そこはどうなのかと思うので、そこに支援とか見守りという言葉を入れていただけたらいいかと思ったのと、問8の1で、あなたは外出の際に誰と外出しますかというところで、その他のところに書けばいいのですけど、友達という選択肢がないので、そこはなぜないのかなみたいな、そこを少し疑問に思って、友達と外出する、普通私たちで考えると友達と出かけるというのは頻繁にあると思うのですけど、それがないのが、そもそもそういう想定がされてないのかと思ったので、そこもできれば友達という文言を1つ入れていただけると、軽度の知的障がいの方の場合には友達と外出することだってあり得ると思うので、選択肢の1つとして入れていただければと思いますので、御検討をお願いいたします。

 

事務局

いただいた意見については、修正のほうをさせていただきます。

 

委員

単純な誤字だと思うのですけれども、成年のほうの2ページの一番上のところで、「あなたは障がい者手帳をお持ちですか」だと思うのですけど、私はたまたまここ1つ気がついただけで、ほかにもあるかもしれないので、またそのあたりのチェックをぜひよろしくお願いしたいと思います。

 

委員長

2ページ問6、あなたの障がい者手帳はお持ちですかとなっていますが、あなたは障がい者手帳をお持ちですかというところで、ほかのところも同じような誤字等があれば、修正をよろしくお願いします。

それでは、副委員長のほうからもお話がありましたが、それぞれ一言だけでもいただけたらと思いますので、発言をしていただいていない方について、こちらのほうからお願いをさせていただけたらと思いますが、何か委員会のいろいろなやりとりを聞いて、感想でも何でも構いませんので。

 

委員

私も今回、このような場は初めて参加させていただいたのですけれども、私は今年の3月まで現場のほうで生活支援員として働いておりまして、相談員になったばかりなのですけれども、人材不足という話が先ほども出ておりましたが、私も実際現場で働いていて、それは本当に切実に感じていたところであります。

自分も相談支援事業所とかの現状とかもあまり見えない中で思っていたことは、それぞれ現場も人材が不足してくると業務量がすごく増えてくるし、相談支援事業所の方は、相談支援はされるけれども計画相談まで持てないとかいった、そういったいろいろな事情もあるようでして、その中で私も仕事をさせてもらっていたわけなのですけれども、関係機関との連携というのもすごく重要です。ただ人材不足のせいにして現場のサービスをおろそかにしてはいけないというのがまず第一ですので、そこを何とかしようと考えますと、先ほども意見で出てましたように、学生たち、小学生の時代から福祉の現場のそういう授業であったりとか、そういったのを取り入れてもらって、少しでも障がい者の方、高齢者の方と触れ合う機会を増やしていただいて、福祉の実際に働いている職員を見てでも、利用者でもいいのですけれども、楽しいのだっていう、私も働いてて大変なときもあるのですけど、最後残るのは楽しかったという、ここで働いててよかったと思うことだったのです。それを分かっていただきたいと思いますし、子どもとかに向けて福祉の現場とはこういうところなのだというのを、ぜひ見ていただく機会を増やしていただいて、また未来の介護現場を支えていっていただきたいと思います。

 

委員

今御発言いただいた人材確保というところで、全ての人材のマッチングをハローワークはしているわけですけれども、政府を挙げて賃上げしていきましょうというところが1つあります。ここにおられる方も当然そうだと思うのですけど、熱い思いを持ってぜひこの職場にという方ばかりだと思うのですけれども、実際に仕事を選ぶ中で1つの職場と考えたときに、賃金というのは着目の1つの大きな要素というとこになりますので、それができたらというようなことではないと思うのです。そこのところが改善されれば、介護保険の世界ですと処遇改善のような仕組みが入って、ほかの業界と求人書を並べて見たときに、だんだん差が詰まっているという印象は我々も思っておりますので、処遇、賃金のアップと、それともう一つ、高齢ですとか介護の関係ですと、職場の魅力の発信というところは、最近取り組まれていると聞いてますので、そういう取組も、それはお金をかけずにやろうと思えばできる部分もあると思いますので、魅力の発信というところも人材確保ということでは必要だと感じます。

 

委員

人材確保のことで言うと、実は看護師のほうもかなり人材不足と言われているのですけど、滋賀県の中でも湖南市・甲賀圏域は特に看護師が少ないと言われているところになっています。地域柄もあるのですけど、なかなか地元に学生が帰ってこないというところもありますので、福祉とか介護とかの現場でもそうですけど、同じように人材不足があると思うので、地元住民の学生を確保するということも大事ですけど、今の学生は、コミュニケーションであったりとか他者との関わりについて、昔に比べると非常にレベルが低い学生が多いということで、私たちの会議でもよく聞かれているのですけど、それでも人材を確保して、自分のところの事業所で育てていくということが大切なのかと思いますので、学習とか、あと教育とか指導のプログラムは、やはり必要ではないかと思います。

あと、障がいのことについては、事業所のことだとかグループホームだとか、作業所だとかそういったことに関しても、例えば親御さんだったり、地域住民への啓発ですね。どんな内容で、どんな方が障がい、こんな種類があるのだということの広報的なところも、もっと広げていったほうがいいのではないかと思いました。

あと受け皿的な問題のこと、先ほどもすごく言われていたのですけど、例えば新たに事業所、こういうサービスのものをやりたいとか、今の事業を拡大したいというときの支援、補助金とか、そういったものが今現時点であるのか、ないのかと感じました。

 

委員長

施策でいくと12番ぐらい、ここについても市民のより多くの方に知っていただくという、そういうところを進める必要があるというところですので、そこについても計画にしっかり盛り込んでいただけたらと思います。

 

委員

地域住民の1人として、障がいのある方をお見受けすることがあるのですが、私が感じることは、昨日の新聞ですが、日本の人口が50年後には8,700万になる、先ほども人材確保の問題が出てましたけれども、それも併せてこの施策の中で

並行して考えていかなければ、なかなか成り立っていかないということに私は危惧を抱いているところでございまして、そんなところが今の心境でございます。

我々住民として、できることは当然お支えしてやっていくことは大事ですけども、そういう大きな課題の中で進めていかなければならないということを痛感しているというのが正直のところでございまして、そんなところでございます。

 

委員長

実際に若い世代がもっと湖南市に来ていただけるような施策も必要だと思いますが、少なくなっている人口の中で、なかなか難しいのですけれども、何らかの仕組みをつくることによって、そこが解消できる方法を皆さんと一緒に考えられたらいいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 

委員

地域の中でも要支援者、災害時の要支援者等の扱い等もいろいろ地域の中でも議論をしておりますけども、なかなかこれも難しい問題があって、どうしても個人情報の部分があって、我々も取組をしたいのですけれど、どこまでしていいかというところの問題もあって、そんなとこら辺を含めながら、コロナ禍でまだ相談できない方が多分おられると思います。僕の近所でも見かけるのですけども、親御さん、子ども2人おられて、もし親御さんがというときに、その2人の子どもはどうなるのかという相談も聞いたことがあります。以前、区長をしていたときにそういう相談を受けまして、どのような形で相談したらいいのか、その辺は市役所のほうにもいろいろなことをしているというのは聞いてますけども、実際に僕が携わるというのはなかなかできなかったものですから、この会を通じて勉強して、少しでもお役に立てることがあればと思っております。

 

委員長

個人情報保護の関係で地域の民生委員の皆さんもなかなか活動しにくいというところもありますし、地域で横のつながりもなかなかとれないというところもよくお話は聞かせていただいてまして、本当に一人ひとりの特性に合った避難の支援というところも考えていかなければならないところかなと思います。施策に災害の備えというところがありますので、そこもアンケート調査等で聞きながら、どういう支援が必要なのかというのを当事者の皆さんからも意見を伺って、この計画に入れ込んでいけたらと思います。

 

委員

私は主人が会社を経営してまして、障がい者雇用をさせていただいていた時期がありました。コロナの影響で私たちがやっていた仕事を、親会社さんとからもういいと言われて、全員解雇になってしまったのですね。今現在、主人は会社名をそのまま引き継いで、違う事業で仕事をしてくれているので御飯が食べれているのですけれども、障がいのある方、最終4人まで、仕事はきついし辞めると言われた方もいるし、違うところに行きたいと言われた方もいて、最終、事業所を閉めるときには4人男性の方がいらっしゃいまして、ハローワークにお世話になって、甲賀圏域の障がいの方をお世話してくださっている方にも大変お世話になって、全員再就職が決まりました。

あと就職が決まってないのは私だけですけれども、その彼たちとずっと一緒に作業をしてきた中で、とても気になることはいっぱいあるのですけれども、1つは、養護学校から卒業してきた男性が、何とか警報とかが出たときに出勤してこなかったのです。養護学校とか県のテクノカレッジとかは、警報が出たらお休みになるのです、学校もテクノも。彼は警報が出たから休みだと思いましたと、こちらから連絡をして初めてそういう答えが返ってきて、いや、就職したら違うということを養護学校では教諭に指導していただきたいと本当に思いました。自転車でこけてどっかで倒れてるのかと、彼の通勤経路をたどっていって探さなければならないと思ったぐらい心配したので、学校はこうだけど、就職したらこうなのだということも教えといていただきたいと思うことがありました。

あとは、大学生の方で社会福祉士を目指されている方が現場見学ということで、障がいがある方たちがその当時、一番マックスで9人いたので、彼らの働く場を見たいということで、近江学園の引率のもと3人ぐらい若い方が来られたのです。挨拶されないのです。挨拶は何があっても基本だと私は思っていて、自分の会社の彼らには、返事は返ってこなくても挨拶は自分からしなさいということをずっと言い続けて、最終会社は閉めたけど、ハローワークの方にすごく元気よく挨拶されるというところを評価していただいて、再就職が決まったという報告もいただいたのです。でも、大学生の方が挨拶をしてくださらない。こちらから「こんにちは」と言っても、何か一生懸命書いてるのか、一生懸命考えているのか分からないのですけれども、挨拶を返されない。人間として基本だと思うのです。そういうところも、今日は大学の先生いらっしゃるのですけれども、今後社会に出ていくには、障がいのある彼ら、お年寄りの皆さんの前ではにこにこ挨拶ができても、現場の私たちの前で挨拶できないというのはどうなのかということを、その見学に来られたときにすごく感じてしまったのです。

近江学園では、私もその中の事務所で働いた経験があるので、1日のうち何回でも挨拶してくれるのです。おはようございますもそうだし、こんにちはもそうだし、大体10時半ぐらいまで何回会っても「おはようございます、おはようございます」というふうに何回でも挨拶をしてくれて、挨拶を徹底的にたたき込んでらっしゃるのです。そういう方がいらっしゃる中で、健常者と言われる人たちの中で挨拶ができないというのは、お手本になるのかなという疑問、疑念を抱えたままその日は終わってしまったので、私たちが挨拶をする、私たちが声をかけるということも、地域を見守ることの第一歩にならないと感じました。

今日はいっぱい経験のある方や、実際お母さんもいらっしゃったりとかで、いっぱい勉強をさせていただきましてありがとうございました。

 

委員長

今日のこの会議は3時半まででしたか。もともと案内に後の時間はなかったのでしたか。2時からと書いてあって、今日は皆さんの意見聞かせてもらってありがたいんですけど、今後、会議をするのであれば、皆さんほかの都合もありますし、終わり時間は書いといていただくといいというのと、あとほかの会議に出てても、もしこの会議で言えなかった場合は、事務局にファクスとかで質問なり意見なり言えるみたいなシートが置いてある会議が多かったのです。これだけの人数の会議ですし、全ての人が思いを全て言って帰るわけではないので、次回までにそういうものを用意していただけるとありがたいということで、よろしくお願いしたいなと思います。

 

委員長

それでは、その他のところに移りたいと思います。事務局のほうでよろしくお願いします。

 

事務局

その他のほうで、次回の委員会の日程ということで、7月14日金曜日、午後2時から、予定は1時間半ということで、皆様、御予定のほうを入れていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

委員長

それでは、これをもちまして議事は全て終了いたしましたので、進行を事務局にお返しいたします。

 

事務局

次回の委員会から計画策定の議論の本格化ということで、骨子案、それから計画素案の検討、計画案の作成ということで、皆様には計画策定に向けて御審議を賜るわけでございますが、この計画、今後の本市の障がい福祉分野の道しるべとなるものでございますので、皆様にはお手間をおかけいたしますけれども、今後とも活発な御審議をお願いいたしまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

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