平成30年度 第1回湖南市障がい者施策推進協議会 会議録

更新日:2019年07月01日

日時

平成30年(2018年)8月30日(木曜日) 午後2時から

場所

湖南市役所東庁舎 3階 大会議室

出席者

委員12人、事務局

欠席者

委員2人

資料

会議内容

開会

事務局

 みなさん、こんにちは。定刻になりましたので、ただ今から平成30年度第1回湖南市障がい者施策推進協議会を始めさせていただきます。
 委員14人中、本日の出席委員は12人、欠席委員は2人です。湖南市障がい者施策推進協議会運営要領第2条に基づき出席委員は3分の1以上ですので本協議会が成立することを報告させていただきます。
 また、会議の内容は会議録として市のホームページに掲載されますことを合わせてご報告いたします。
 次に資料の確認をさせていただきます。
(資料確認)
 それでは次第の方に移らせていただきます。1.あいさつとありますので、会長よりごあいさつよろしくお願いいたします。

1.あいさつ

会長

 みなさん、こんにちは。先日皆さんのもとにつばさプランがお手元に届いたかと思います。この30年度からスタートしたものになりますけれども、前回の委員会でもいろんなことが議論があって、こんな形で組み込まれたかということも一度しっかりと意見交換ができればと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。最近新聞で騒がれています障がい者雇用の問題で、約40年間にわたって障がい者の雇用の問題が、特に中央省庁などでは、納付金制度が適用されていない団体で水増しの雇用が続いてきたということなどもあり、いろいろ私たちが暮らす地域の中でこういうようなことも含めて議論が積み上がっていければなと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

2.委員自己紹介

事務局

 ありがとうございました。施策推進協議会は、障がいのある人が地域でいきいきと生活できるための自立支援に関する湖南市条例に基づきまして設置をさせていただいております。今回新しく委員をお引き受けになっている方もいらっしゃるので、自己紹介という形で紹介に代えさせていただきます。

 事務局自己紹介

3.議題
(1)市の障がい者福祉施策について

会長

 それでは、大きい3番の議題について、事務局から説明をお願いします。

事務局

(資料1・2・3について説明)

会長

事務局より資料1から3まで説明をいただきましたが何か質問はございませんでしょうか。

委員

 何点かありますが、まず、計画書の5ページの障害支援区分認定者数の推移ですが療育手帳保持者の方ですが、区分、サービスなし210人とはどういうことでしょうか。
 それと、直接ここでお話することではないのかもしれませんが、今、湖南市では保育所の民間移行をしようとしていますが、施策3の中でいろいろ書いていますが、実際障がいのある人が増えてきていて、子どもたちに加配を考えなくてはいけないと書かれていますが、それについては資料3の予算についてその辺の人件費について数字が出ていません。公立から民間移行するにあたって、おそらく保護者の方は質が落ちるのではないかと心配されると思います。これは国の方針で税と社会補償の一体改革として避けられないことだと思いますが、その時実際に起こった問題に対して苦情窓口を設けていますなど、具体的にどう考えておられますでしょうか。

事務局

 5ページの399人に関して、区分、サービスともなしの方が210人という数値に関してですが、療育手帳をお持ちの方でも一般就労等をされていてサービスを受けておられない方もいらっしゃいます。就労支援継続A型やB型等訓練等給付のみのサービスを受けておられる方は障害支援区分が必要ありません。その方たちは区分・サービスなしの数値に含まれるのでこのような内訳となっています。

部長

 保育の民営化に関しましては、私の方からわかる範囲でお伝えいたします。保育所の民営化につきましては、ご指摘のとおり職員の定数の問題、また施設の老朽化に伴います施設の改善も含めまして、その場合に民にやっていただきますと国等からの補助金を利用できますが、公が建替え等をしますとすべて一般財源でということもあり、それだけが理由ではありませんが、今回民営化を図っていこうということです。先ほどの障がいの予算についてですが、社会福祉課が所管している予算のみを提出しています。
 当然施策3では社会福祉課の所管にかかる事業だけではなく、その他の部署の事業も障がい施策の一環として計画の中にはあげさせていただいておるところであり、障がい児の加配保育士の経費等については先ほどの表には一切含まれていないということです。今後仮に民営化が進んでいった場合のご心配をいただいていましたが、民営化を図ったとしても公私連携型の保育園ということで、積み上げてきた湖南市の取り組みである特に発達支援システムとの絡みの中で民営化によって質が下がることは当然あってはいけないことですので、公募する段階での要件、また民営化後につきましても監査の部門の方で障がい児の保育の質についても一定の担保が取れるような指導、体制を作り上げていきたいと考えています。

会長

 ありがとうございました。そのほかご質問はありますか?

委員

 来年度の4月に重心の生活介護事業所ができますが、うちの子も対象となっていまして利用させていただく予定ですが、スタッフさんの確保はどうされるのかという心配と、再来年に医療ケアが必要な方が出てきたときに看護師さんの確保とか技術面でのサポートは今からどういう形で進めておられるのかすごく心配です。

会長

 今のお話は人材確保のことや事業のスタートの進捗などが気になっているという理解でよろしいでしょうか。それについて市の方で何かお話しできる内容はありますか。

事務局

 職員募集については広告等が入っておりまして、広告を見てどれだけの応募があったか把握はできていませんが、スタッフ増に伴って法人の方では動いておられるとのお話は聞いています。医療的なケアのことですが、お話をお伺いしたのが昨年度の話にはなりますが、甲賀市内の医療機関とも連携しながら看護師の確保について進めていると伺っていますので、法人の方でご準備を進めていっていただいていると思っています。

委員

 重心の放課後等デイサービスができる予定をしておられると思いますが、大人の日中一時支援の事業所があまりにも少ないので、そこも考えていただければなと思います。

会長

 今回は第5期の計画ということになっていますので、今回はこの計画に沿って進んで行かれるということでしょうから、次の第6期の議論の際またそういうお話をされたらということと、実際サービスがなくて家庭で一緒に暮らしたり、地域の中で暮らしたりということにいろいろ支障があるということがあれば、仕組みとしてサービス調整会議などで議論をしてもらってサービスにつなげていくことになるだろうと思います。

委員

 実際に切実なお話です。おそらく学校からすると、毎年の卒業生の受け皿の問題としてずっと継続している問題で、一法人の自助努力だけでは難しいことです。現状の職員数で対応できるかというとなかなかそうもいかなくて、開いているけれども利用していただけない、職員の補充ができなくてなかなかできないということはどこも抱えている問題だなと思います。
 民生委員のみなさんとか工業会のみなさんとか様々な階層から施策推進協議会にお集まりいただいているので、ぜひ数値の進捗だけでなく、障がいを持つ人たちに、より多くの市民が関心を持って関わっていただかなければと思います。今グループホームの数を増やそうという動きがうちの法人でもあるのですが、専門職の数が少なくて、現に入居されている方の高齢化と重度化ということで、今までのキーパーさんの体制で回れなかったりそういったところで近隣の方の支援であったりとか理解であったりとか、あと今日は社協さんも来られていて、この間のサマーホリデーに参加させていただいたのですが、多くの市民の方、民生委員の方も参加されていてそういったところにより関心を持っていただくことが、障がいを持つ子どもの親が孤立しないことにもつながると思います。私は今引きこもり支援もさせていただいているのですが、なんの障がい名もついていない、不登校から引きこもりとか、働いたことがあるけれども傷ついてそのまま家にいて、この間13年家にいたという方がようやく出てくるようになり、働きたいということで職安へ一緒に行ったのですが、なかなか就労に結びつきませんでした。職歴なしの40歳の人が来て働きたいと言っても、この職歴では正社員は無理ですとはっきりおっしゃるところもあり、障がい者であれば支援があるけれども障がいでないから支援がないという方がいらっしゃいます。長くなりましたが、そういう方がサマーホリデーで障がいを持つ子どもたちの支援に入ったり、裏方さんに回ったりということで、働くということではないですが、社会参加の場を提供していただいたり、図書館の図書整理といった人と出会わないところでのボランティア参加ということで参加の場所をいただいたりということで障がいがあるからしてもらうだけではないまちづくりであったりということも含めまして、施策とはまた別ですがそういう仕組み、広がりを加味していくということもある意味、福祉のまちを推進していくことになるのかと思いますので施策も絡めながらそう言ったご意見もいただければと思います。

会長

 市がいろいろ考えていただいたことを遂行するときに、民間の社会福祉法人やNPOが実際にそのサービスを担っていくのですが、人材を確保するときに実は本当に今どこでもどの仕事でもと言っていいかと思いますが、福祉の仕事にかかわらず相当大変な状況はますますこれから深刻になるのだろうなと思います。新しい事業を立ち上げるというときに、どうしても職員さんが見つかるのかなという話はなかなか本当にご心配だろうと思いますし、私たちも実際社会福祉法人を運営していますと、本当に職員が見つかるのだろうかと私たちの立場でもありまして、ぜひ、新しい事業が立ち上がった時には運営される社会福祉法人に連絡も取っていただきながらその辺の進捗を確認する必要があると思いますし、これは一法人の問題ではないと思います。医療とのネットワークもそうなんですが、新しい事業を立ち上げる時に人材をどうやって工夫して出し合うかということも考えないといけないかもしれませんね。

委員

 人材ということに関して言いますと、私は大学で学生に教えているのですが、やはり10年ぐらい前までは現場に行きたいという思いをもって専門課程に進んでこられたのですが、最近は働いていく中での給料であったり、特に虐待の事件とか入所施設でもあったりという中で社会福祉士や精神保健福祉士の資格を持ったら、相談の中でも医療法人であったり総合病院に行ったり市行政職に進んだりとなかなか福祉現場に足が向かないということがあると思います。ただ一方で、湖南市にはこれだけ社会資源がありますので、長期的にホリデースクールに参加した学生が、楽しかったということで福祉現場に行ったという時代があったと聞いているのですが最近はないのでしょうか。
 そうやって時間をかけて学生さんを養成しないとなかなか採用できないのではないでしょうか。

会長

 〇〇さん一言どうですか。

委員

 学生さんは来てくれていますか。

委員

 学生さんの参加は今年は少なかったですが、昨年はたくさん来てくださいました。たまたま今年、大学1年から4年まで4年間続けて参加してくださった学生さんがいて、文学部の方だったんですけど、福祉の仕事というか子どもたちと関わることに理解をいただいて、彼自身がとても成長していったと思います。障がい児と関わるのに、はじめは無口な青年だったのですが、今年4回生になって、今ではホリデースクールを回せるくらいのスタッフになってくれてうちの社協に欲しいなと思うくらいなのですが、違う進路を希望しておられるので。人材を育てるいい機会ではありましたね。あと市からは、保育士さんで初めて就職された方々で、一日だけ研修に来ていただいて、改めて日常の煩雑なところから、本当に一対一で関わる、ボランティアとして来て保育の原点というか、目を合わせて子どもを見る、お話をするということに改めて気づきましたと言ってくださいましたし、市の職員で課長になられたら2日くらい研修で参加することになっているのですが、保護者の大変な思いを初めて知ったということで、去年は研修に位置付けられての参加でしたが、今年は、ボランティアで来ましたという管理職の方もいらっしゃいまして、人を育てるのに良いホリデースクールです。また〇〇法人には昨年度から子供たちとは直接関わらないけれどもいろんな形で関わっていただいておりましたし、〇〇では部屋を開放していただいて地域に貢献をしていただき、本当にみなさんのおかげで今年も無事ホリデーを終えることができました。人を育てる、より多くの人が関わって成り立っている事業というのも大事にしないといけないと思っていますが、一方で、一時の期間に事業を実施するので大変なのが実情ですが、人を育てるいいチャンスではある、人に理解をいただけるいいチャンスではあると思いますので、いろんな機関がどこかで関わる機会が増えたらいいのかなあと思っています。あと私がすごく気になっているのはこのプランは障がい福祉担当課だけが作っているわけではなくて、人権擁護課であったり商工観光労政課のことが書いてあったりするので、本当は委員としてはそういうところも聞いてみて教えてもらえることがあったらいいのかなと思います。実際、障がいのある方を雇用するのは誰が雇用するのか、誰が育てるのか、一緒に仕事をするのか、仕事しやすいようにするのかということを考えた時に、どうしたらいいのだろうという考えが広がればいいのかなと思います。先ほど発達障がいの方についてはずいぶん理解が進んだとおっしゃっていましたが、やっぱりそうやって広げていかないと理解は広がらないかなと思います。

委員

 うちの子もずっとサマースクールを利用させていただいて、サマースクールは民生委員の方とか地域の方がすごく関わってくださって、障がいのある子を知っていただくのにはとてもいい場所だと思っていろいろ小さいうちから協力はさせていただいています。今も市役所の課長さんクラスの研修とかいろんな方が関わってくださっているので、大切にしていってほしいなと思う事業なんです。それと前に戻りますが、住まいの確保のところで、グループホームのマッチングがうまくいかないというお話が先ほどあったのですが、結構高齢になってからグループホームに入ろうとした時に、親の方が、軽度の子どもさんだったら特に親の方がもう子どもを頼ってしまって離せない、経済的なものも、自分の年金と子どもの年金とを合わせて生活しているような家庭であればそれを合わせてないと生活できないので、子どもを離して子どもだけで生活となると自分の生活もままならなくなりますし、自分の生活自体が、体が自由に動かなくなってくると、軽度の子どもさんだったら、ちょっと料理を作ってくださったり、お風呂を掃除してくださったりということがあるんですが、そこを離せないという家庭がすごくたくさんあるというのと、あと、ある日突然、二人で暮らしておられた方のお母さんが亡くなられて、今まで全然サービスを利用したことがない方が突然一人になられてグループホームに入らなければならなくなるということがこれからたくさん出てくるのではと思います。これからどんどん高齢の障がい者の方が増えてこられるのでその辺のことが抜けているかなと思うのと、防災の関係の方が会議に入ってくださってないのが心配です。
 災害が起きたら避難所に行かないといけないのですが、多分避難所に行けない人の方が多いと思います。人ごみの中に入ることでパニックになってそういうところへ入っていけないということがあるので子供を置いて避難所へは行けないので車の中で子どもと一緒に過ごすことになると思います。今通っている作業所などを拠点として避難するなどの方法を考えていただけたらと思います。

会長

 ありがとうございました。他に何かございますか。

委員

 〇〇区なのですが、湖南市でも高齢化率が大変高くなってしまって昨年ですと役員のほとんどが70代でした。高齢者と障がい者の方は似たような状況があると思います。動けない方がおられる。市から要支援者の名簿の提出依頼があるのですが、私から離れたところにお住まいの方は現状がわからないので近所の方にお願いしています。うちは13組ありまして、各組の組長さんが連絡を取っています。今年は猛暑も関係したのか、6月から今日現在で7、8人の方が亡くなられている。区長をやっていて初めてです。考えるに障がい者って程度がありますよね。どこまでの障がい者を考えておられるのか。私は区長をしながら65歳になってからアルバイトにいっておりまして、そこに障がい者の方がおられるのですが、初めのうちは何が障がいなのかわからなかったのですが、お話をしていく中で、仕事の説明が伝わりにくいなどが分かってきました。わかりにくい部分などは何度もお話をするなどの関わりをさせていただきました。そういうことが大事ではないかと思いました。防災に関する連絡体制も整えておりまして、防災士の方が3名おります。

会長

 ありがとうございました。地域の方にご理解をいただいて障がいのある方も安心して暮らせることが改めてお話を伺ってわかりました。他に何かありますでしょうか。

委員

 まず安定した生活ということですけれども、私の立場から申しますと就労支援ということで、実際湖南市で何名の働ける年齢に達している方がいらっしゃって、どれだけの方が働けているのか。実際企業として先ほども〇〇委員さんもおっしゃったように〇〇さん等も積極的に雇用されている会社さんではないかなと思います。各会社とも何パーセント以上ということが義務付けられているわけですし、各会社とも雇用をしなければならないという気持ちはあると思うんですね。ただそれができるかできないかというような条件がまずあると思います。そういった数値がどこを見ればわかるのか、他の市町村から見ても福祉に関しては進んでいる地域だと思うのですが、その中でもまだまだ働きたいけど働けない、ではそれは何が足りないのか、予算が上がっていますが、その予算の中で就労支援、技術支援などはされているのかどうか。各会社に受け入れてもらえるような訓練をされているとか、施設で日々の訓練をされているとか数字が見えてないので教えていただきたいと思います。

会長

 事務局の方から何か説明できるものがあれば。

事務局

 〇〇委員のおっしゃっていただきました就労支援に関わります部分の予算につきましても、今の資料には特段含まれていない状況となっています。
 あまりにも社会福祉課からの情報しか提供できていないことを改めて強く感じましたので、今後については関係課の協力を得ながら市としてトータルで障がいに関わる事業ですとか予算を含めましてデータをお示しする努力をしないといけないと感じました。

会長

 社会福祉課以外にも障がいに関連する部分があるということですので、どこかの機会でお示しいただければと思います。他に何かありますか。

委員

 雇用率のことをおっしゃっていましたが、現在雇用なさっている事業所さんは雇えると思いますが、雇うことが厳しい業種の会社もあると思います。湖南市にある工場の障がい者就労を担うような会社みたいなものを立ち上げてもらって、雇用できない会社の方をそこで雇用するということができないのかなと思います。うちでは雇えないのでこちらで雇っていただいていますというのがあれば、軽度の方はありがたいですね。会社の中に入って1人だけというのはすごく厳しいですし、1人分の仕事を3人でしてもいいような制度があるともっと雇いやすくはなると思います。工業会の方でお話をしていただけると障がい者側としてはありがたいと思います。

委員

 〇〇さんはかなり進んだことをされていますが、以前も話が出ていたと思いますが、市と団地協会とか工業会とかで施設を作って、できる仕事を集めてくるというのもありではないかなと思います。そういうものがあれば、親御さんも安心して預けられるかなと思います。窓口として各保護者の方に雇用を探しなさいというのは難しいと思います。作業所とか特別な施設を作って、受け入れすると。理想を言えばそこに利益が出せるようにしていくという会社づくりが大切かと思います。

会長

 特例子会社みたいな発想があるのでしょうか。
 福祉の分野でそれをやると作業所みたいになってしまいますね。

委員

 情報センターの方は商工労政が中心にやっていただいていて、うちは労災の危険性があるので雇用はできないが、緑化メンテナンスだったら委託ならばできるということで、市内全体の作業所が職員と利用者を出し合って、同じユニホームを着て仕事へ行くということをやっています。これは結構数が増えています。今、さらに進んだ形をおっしゃってくださったので、先ほど〇〇さんがおっしゃったように商工労政が中心にやっているけれども、例えば障がいではない困窮者の方の就労支援などの連携が欲しくて、福祉サービスの中の就労と労働サイドの就労が結びついてないといけないと思います。できれば商工労政の方にも来ていただいて、〇〇委員さんのように企業目線でおっしゃってくださる方もおられるのでもっと充実した施策が推進できるのではないかなと思います。

委員

 若干関連しているかもしれませんが、本校の方は石部分教室というのが石部高校の中にあり、幾分軽度な生徒達が来ている所でして、企業就労につきましてはここ3年間では60%の企業就労率となっています。そうなったひとつとして、3.4年前から〇〇の社長さんに来ていただきまして、授業改善ということでいろんなご意見ご助言をいただき、作業学習とかいろんな学校での取り組みの中でこういう風に生徒たちに指導したほうが将来企業就労に向かって行けますよというようなことをいただいて、それと安全に働くということが学校では十分できていないところがあるのでそういうところにもご意見をいただいて、すごく授業の中身も変わり生徒の様子も変わり企業就労できる生徒達が増えてきたという状況があります。就労移行の場で活用したり、福祉就労した生徒にもそういう部分を参考にしていただければいいのかなと思いました。
 もう一点は社会参加の推進についてですが、障害者スポーツの取り組みは今後、特に軽度の子には必要になってくると思います。将来地域の中で豊かに暮らしていくためのひとつの方向性として良いのかなと思っています。放課後等デイサービスについては充分支援はしていただいていますが、放課後デイと障害者スポーツがマッチングしたような事業所といいますか、場も今後提供していただけることがあれば望ましいのかなと思っています。
 うちの学校は障がいのある子どもたちに携わっている教員が80名ほどおります。職員には、みなさんは他の一般市民の方には無い、障がいのある方に関われる専門的な力量を持っているので、それを地域社会の中で還元する取り組みもしてほしいと話をしています。全員が地域の一員として実行するのは難しいかもしれませんが、今後も学校長としては職員には伝えていって、福祉現場の人間以外でも障がいのある子どもたちに関われるような社会になっていけるようにと考えています。まだまだいろいろと課題はありますのでご意見ご指導いただければありがたいと思います。

会長

 ありがとうございました。計画を実行して行くうえで、地域の方と様々な関係者が協力しあって行くしかないのは皆さんのおっしゃったとおりですので、ぜひこの計画の目標が達成できるようにみんなで見守っていただきたいと思います。それではその他について事務局からお願いいたします。

4.その他

事務局

 その他について説明。
 第2回目につきましては、2月ごろに予定をしておりますのでよろしくお願いいたします。

会長

 ありがとうございました、それでは、最後に部長からごあいさつをお願いします。

部長

 長時間にわたりありがとうございました。今年度は施設整備の部分を差し引いても予算は前年と比較して8.8%増えております。職員が増えない中、ルーチンの仕事が増えており、どれも十分に解決できていないなと思っています。市ができることといえば土地の提供等ですが、また昨年の秋から地域の課題を洗い出しておりまして、障がい分野の課題は地域の方からすると遠いと感じています。私たちも障がいの問題について市民の皆さんのご理解いただく難しさを感じていますが、事業所任せにせず、当事者の方と一緒に進めてまいりたいと思います。
 資料につきましても、社会福祉課のみのものでして、全体像がつかみにくかったと思います。次回の資料提供時には工夫をしたいと思います。

終了 午後4時

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 障がい福祉課 障がい福祉係

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