令和5年度第1回湖南市総合教育会議会議録

更新日:2023年07月21日

令和5年度 第1回 総合教育会議録

 

開催日時 令和5年5月23日(火曜日) 午後2時00分開議

開催場所 湖南市役所西庁舎

3階大会議室

 

会議次第

1 議長あいさつ

2 議題

(1)小規模多機能自治について

(2)教育事業評価 重点評価項目の設定について

3 その他

会議に出席した委員 5人

会議に出席した事務局職員 11人

会議を傍聴した人 なし

 

総合政策部長:皆さんこんにちは。定刻より少し早いのですが、お一人欠席伺っており、その他の委員の皆さんお揃いでございますので、始めさせていただきます。本日は、令和5年度第1回目の湖南市総合教育会定例会にお集まりいただき、誠にありがとうございます。私、総合政策部長の竹内といいます。どうぞよろしくお願いします。それでは開会にあたりまして、市民憲章の唱和をします。皆様お手数ではございますがご起立をお願いいたします。

~市民憲章唱和~

どうもありがとうございました。ご着席ください。それでは、市長からご挨拶をさせていただきます。市長よろしくお願いいたします。

 

市長:今コロナが少し増えてきております。合わせてインフルエンザA型も少し流行ってるかなというふうに思います。現場は、2類相当から5類になりまして、今まで以上に、感染対策に努められてます。5類という扱いは、皆さんがたの感覚としても、インフルエンザと同じ扱いでやらなきゃならんということでございますが、気持ちとしては、なかなかウイズコロナという形にはならない。やはり、まだまだ2類の感覚が抜けきっておりません。覚悟しながらやっていかなきゃならないというふうに思っております。ただそれぞれ人達の気持ちとしてはもう人の流れを抑制することは無理な状況でございます。経済活動は、もう動きを早めております。このまちも、住宅建設が、少し少し増えてきております。そして、あちこちでいろんな企業が動いておられまして特に物流関係ですね。物流関係の建設がずっと進んでおります。そういう状況でございまして。もはや次の時代をどうするかということを考えながら進めていかなきゃならんというふうに思っております。私も高齢者と呼ばれる身なのですが、高齢者を大事にしようみたいなことをその昔は言ってたんですが。もちろんそこについては、手を抜かずに、高齢者を大事にしていくということは変わりないんですが、そこに加えて、子ども施策にシフトしております。子ども、子どもと言われ、滋賀県も子ども真ん中というふうに言っております。方向としては間違いないと思いますが、なかなか準備がまだできておりません。そういう状況でございまして。何とかがんばりたいという思いがございます。

後で話が出てくると思いますが、そういった中において、人と人との繋がり方も変わって参りました。何か。先の選挙を見てますと、人と人との繋がりが非常に薄れてきたなと感じています。フワーッとした空気や風だけで、投票行動が決まってしまう。私なんか古い時代の人間でございまして、やっぱり人と人との繋がり、頭下げて、声掛けさせてもらって、顔合わせながら、地べたをはうような状況の積み上げでもって考えてきた人間ですが、いいか悪いか別にしまして、人と人との繋がりというか、絆というものが非常に薄れて参りました。このまちもそうでございまして、もう1回考えなきゃならんなというふうに思っております。もう一遍このまち、どういう形でやっていかなきゃならんかっていう作り直さなきゃならんというふうに思っております。

後で出て参りますが、湖南市版の小規模多機能自治という形。ここを皆さんに理解していただいて、力を合わせていただいて、一緒になって人づくり、まちづくり、進まなきゃならんと思います。そういう状況になりつつあると思いますので、後でまたいろんなことを申し上げますし、正直申しまして、手探りみたいな状態で進んでおりますので、何卒、お力添えをお願いしたいと思います。ちょっと長くなりましたが、今日はよろしくお願いいたします。

 

総合政策部長:それでは、議事に移らせていただきます。湖南市総合教育会議運営規則第3条第1項に、定例会の議長は市長が行うと定めておりますので、市長、議事の進行の方をよろしくお願いいたします。

 

議長(市長):それでは、第1回の湖南市総合教育会議を開きたいと思います。本日の議事は二つございます。一つは小規模多機能自治について。二つ目は、教育事業評価、重点項目の設定についての、この二つを議題とさせていただきます。では一つ目の小規模多機能自治についてでございますが、説明をお願いいたします。

 

地域創生推進課長:よろしくお願いいたします。ちょっとかけさせていただき説明させていただきます。

事前に小規模多機能自治基本構想についてというパワーポイントの資料をお配りさせていただいてるかと思います。こちらは、令和5年3月定例市議会で議会にお認めいただきました内容となっております。この資料をもって、すべて地域の七つのまちづくり協議会で説明を回らせていただきました。そのことも含めまして少しかいつまんで紹介させていただきます。

まず2ページをおめくりください。こちらが皆さんにお話した内容ということで紹介させていただいております。湖南市の現状ですとか課題、そして湖南市版小規模多機能自治、そして湖南市の目指す姿、こうしたことを地域の皆さんに聞いてくださいということで進めて参りました。

3ページには湖南市の人口推計を書かせていただいていまして、もうどこの地域でもそうなんですが湖南市では25年間で約17%人口は減少する見通しであるいうことを説明させていただきました。

人口減少するとどうした課題が出てくるのか。行政においても、経済や財政の規模が縮小してくる。このことによって、介護や子育てそして防災、見守り、こうしたことがなかなか行政だけでは解決できない課題になってくるということ。そして一方地域においてもやはり地域組織の維持が難しくなってくる。担い手の不足。まちづくり協議会では担い手を探すということにご苦慮いただいていることを4ページでは、ご説明させていただいております。

5ページには、これまでまちづくり協議会で取り組んでくださったことを書かせていただいています。自分たちのまちは自分たちで作るという考え方をもとに、現在七つのまちづくり協議会で活動していただいてる、そして小学校区単位で構成されているということを紹介させていただいています。

そして6ページにはその考えのもとになります地域まちづくり協議会の条例の一部を書かせていただいています。この目的といいますのが自分たちのまちは自分たちでつくるということ。そして協議会の役割には、地域の課題の解決や地域福祉の向上ということを自ら考えて、具体的に取り組んでいただいています。そして市の支援について一番右に書かせていただいております。協議会と連携協力していく、そして相互補完関係を築くということが市の支援ということとさせていただいております。

7ページ、8ページには、これまでまちづくり協議会さんで、地域運営組織の見直しの検討会っていうのを、まちづくり協議会の皆さんでこうして、机を突き合わせて考えていただいてきたということを紹介させていただいています。

また8ページは、昨年度のまちづくりフォーラムでは、「若者が生き生きと関わるまちづくり」をテーマに、地域の高齢者の方、そして中学生の方と一緒にこうしてひざを突き合わせてお話いただいたというところを紹介させていただきました。このフォーラムでの参加者の感想を9ページに書かせていただいています。それぞれの立場や固定概念を取り払うですとか、若者と高齢者が対話する機会になったというところ。そしてまた、当日発表してくださった中学生さんからは、自分自身の活動を地域の人に聞いてもらえたっていうことの感想なんかをいただいたところでございます。

10ページには、湖南市版小規模多機能施設基本構想の策定について書かせていただいています。先ほどから申し上げてます通り、自分たちのまちは自分たちで作るということ、そして地域の課題を自ら解決していくということ。そして地域で支える仕組みを構築していく。この考えをもとに、まちづくり協議会が活動していただいています。この基本構想の中では、行政はそれらの取り組みを市内四つの中学校区を生活圏域としてサポートする体制、そして、連携の形を作っていこうというのが、この小規模多機能自治基本構想の考え方でございます。

11ページに移ります。この小規模多機能自治とは、これは全国的にとらえられている考え方でして、概ね小学校区などの範囲において、小規模ながらも様々な機能を持った住民自治の仕組みのことでございます。

12ページには、湖南市版小規模多機能のイメージでございます。湖南市版としてますのは、これは全国的には小規模多機能自治は概ね小学校区単位と言われていますが、湖南市版では中学校区四つの区域に分けさせていただくというので湖南市版と称しております。もう1点は、庁舎の整備や事務の業務の集約化、こうしたものをしっかり合わせていって、小規模多機能自治の考え方と一緒にやっていこうということから「湖南市版」としているものでございます。七つのまちづくり協議会の活動を基礎といたしまして、市内四つの中学校高校生活圏ということで、小規模多機能自治の組織を作っていこうという考え方でございます。

13ページには地域の方にお願いしたいこととして、市長がまちづくり協議会の総会に行かれた時に言われている、まず子どもの見守り、これはすでに皆さん通学ボランティアなどでお世話になっています。そして高齢者の見守り、これは高齢者の人は今日どこでどうやって過ごしてはるのかなっていうのを、地域でぜひぜひ把握をしていただきたいということをお願いしたいってことを申し上げました。また、いざというとき災害が起こってしまったとき、災害では誰1人取り残されないようにということで、災害が起きてしまったときの体制を地域の方でお考えいただきたいということをお願いして参りました。

14ページには、基本構想の関連する計画として、湖南市の総合計画後期基本計画市の最も大事な計画でございます。そして公共施設等総合管理計画、個別施設計画等こうしたものと連動し、東庁舎の耐震診断調査業務についても、しっかり関連して小規模多機能設置構想を進めていこうというものでございます。

15ページには、行政ではその事務の分散化と、そして集約化を検討していかないといけないということで、すでに昨年度、令和4年度に業務量調査というのをいたしました。これは市役所の業務がどうしたものがあるのかという調査をしました。そして今年度以降はその調査の結果を、全庁で把握していこうということの動きになってございます。

併せまして業務の改革。これはBPRと呼んでおり、ビジネスプロセスリエンジニアリングというものになります。こうしたものを通じ、しっかり総合窓口の検討と書かせていただいています。こちらは総務部が中心となりまして、例えば総合窓口化になった場合、市民の方にできるだけ庁舎に来ていただかなくても良いような窓口の検討をしていこうというものでございます。

東庁舎の改修、業務の集約、西庁舎の解体や周辺整備、こうしたものも総合的にあわせ持って全庁的にしっかり取り組んでいこうというものでございます。

16ページには繰り返しになりますが、この小規模多機能自治が目指す姿でございます。四つの生活圏域と地域まちづくり協議会、従来の7つのまちづくり協議会の取り組みとあわせて、四つの生活圏域でこうした、分散する機能を有した拠点を置いていこうというものでございます。行政が担わなければならないサービス。また、地域や民間事業者さんで担っていただく方が効果の高いサービス、こうした業務の整理を行って参ります。

そして分散化ができた以外のサービス機能については、東庁舎への集約化を基本として進めていくこととなっております。

17ページには小規模多機能自治に伴う施設や機能の配置のイメージでございます。すでにまちづくりセンターには支えあい推進委員もいてくださいます。また地域包括支援センターにつきましても中学校区ごとに整備ができているものでございます。こうしたものをベースとして考えていこうというものでございます。

最後のページには、この小規模多機能自治基本構想に係る全体スケジュールを書かせていただいております。現在、基本構想の地元説明っていうのを総合政策部の地域創生推進課で今月七つのまちづくり協議会さんに回らせていただきました。そのあと市長タウンミーティングということで中学校区に回らせていただく予定となっております。

それから行政事務の分散型集約化の検討、そして石部文化総合センターの解体事業や、それらに伴う条例改正が必要となって参ります。そして、仮称ではございますが、石部学区小規模多機能自治センターの建設や東庁舎増改築事業に市庁舎解体事業、こうしたものもあわせ持って、小規模多機能自治基本構想で進めていこうという考え方のものでございます。

地域創生推進課の方で基本構想の地元説明に参りました。せっかくの機会ですのでちょっとその時の感想など、ご意見等いただいておりますのでちょっと一部紹介をさせていただきます。

5月にまとめて7箇所回らせていただいたんですけれども、様々なご意見をいただいたところです。

まずは、まちづくり協議会の負担がかかるんじゃないかということ。そしてまちづくり教育の役員はボランティアなので、維持が難しいとのご意見。そしてこの構想において、具体的にまちづくり協議会で何を期待するんだってこともおっしゃっていただきました。

石部には施設がなくなるので、イベントができなくなる寂しさなんかのお声をいただきました。

またセンター施設機能などが重複しないような施設にして欲しいということも声いただきました。こうした意見を聞いていただくのには、老若男女すべての方に意見を聞いた方がいいんじゃないかということ。実行していく計画の中に、ぜひ市民の意見も聞いてもらいたいというお声等をいただきました。また、この話は大事な話なので、区からは、タウンミーティングへの参加を、すべての自治会長さんに動員をかけていきたいということをおっしゃっていただいた協議会もありました。

この構想は総論ですので、具体的に何かをどうするっていう話であれば、皆さんの意見も出しやすいのじゃないかなというご意見もありました。

また、まちづくり協議会は、イベントばかりではなくて、地域でやることを考えていかないといけない。まちづくり協議会のするべきことは、学校でいうと必須科目。そして独自にやることは選択科目なんじゃないかなということのご意見もいただきました。

ぜひもう一度タウンミーティングの日程に役員を合わせるので、もう一度説明いただきたいという協議会もございました。

中学校区に整備するということは、小規模多機能ではなく中規模多機能自治としたほうがわかりやすいんじゃないかなというご意見などもございました。

また、こうした考え方やコストの削減は良いことで。このような時代でもあり、子どもも減っていく、そして高齢者のみの世帯も増えていて、市役所の窓口も混んでいることから、こうしたことでスムーズになることは良いということ。

地域でも地域から離れていく人が進んでいる。自分たちで何とか若い人が残るように考えていかないといけないということ。まちづくり協議会の方では、コミュニティプランが絵にかいた餅になっているということ、そして住民にどういう説明していくか、どういった形で見守りをしていったら良いかっていうのを考えていかないといけないっていう声もいただきました。

いろんな構想があるかもしれないけれども住民は住みやすいまちになれば良い等たくさんのご意見をいただいたところでございます。

このような形でまちづくり協議会への説明をさせていただいたところでございます。

この市長タウンミーティングの際には今日の資料のような総論ではなく、各論といいますか具体的な事業を説明する資料が必要かなと考えておりますので、いろんな部署と、これから作成等をし、皆様にわかりやすい説明をしたいとと考えております。私からは以上でございます。

 

教育長:私からは、全体スケジュールを見ていただきますと、湖南市版小規模多機能自治基本構想の中で、石部文化総合センター解体事業がございます。ということは、それに伴って石部図書館を閉めることになるのですが、このことについては、委員の皆様もご承知おきいただいてると思いますけれど、今後の取り組みについて、次のように考えております。

石部図書館を閉めることによって、石部図書館に慣れ親しみご利用いただいている市民の方々には大変残念な思いをしていただくことについては承知をしております。そのことも踏まえて、先日開催させていただきました湖南市図書館協議会でご意見をいただきました。委員の皆様からは、もちろん石部図書館を閉めることについては残念という思いもありながら、このことは公立図書館、つまり一つの館となる、現甲西図書館を魅力ある館にチェンジするため、ピンチをチャンスに変えるという考えをベースに、大変活発なご意見をいただきました。公立図書館のみのことを考えるのではなくて館がなくともデータの活用とか、それぞれ今後検討される小規模多機能自治組織のあり方だとか、図書流通のあり方とか、公立図書館の開館日時や、それから図書館に行ってみようという市民さんに足を運んでいただける仕掛け等々、大変心強いアイデアをいただきました。

また、令和5年度末に締めるにあたっては、まずは石部図書館の10万冊の蔵書をどうするのかということについて、早急に計画、それから実行に移る必要性を感じています。学校現場については、すでに蔵書の受け入れについて指示をしています。とはいえ、学校で受け入れられる冊数は、微々たるものでありますので今後このことについてはしっかり練っていく必要があります。

そして、その先のことですけれども、湖南市の学校図書館については、司書教諭、それから学校司書を中心に、図書室自体の充実にとどまらず図書流通ということに熱心に取り組んでおりまして、他市から視察を受けたりもしています。このことは、学校図書館と公立図書館が連携を図るノウハウに生かせるものですので、石部図書館が閉まることを契機に、図書ネットワークが湖南市の独自の組織になるような、そんな構想も描いていきたいなとそんなふうに考えております。

石部図書館にまつわる話というのか、そういうところから報告とか意見を言わしていただきました。議長以上です。

 

議長(市長):ありがとうございます。皆さんご意見がございましたらお願いしたいと思います。もう少し聞いていただけますか。私、戦後の団塊の世代の人間でございまして、経済の発展としては右肩上がりの状況でございました。何にも考えずとも、ただ必死に頑張ったらいいという時代でございました。終身雇用というか、そんな次の職場に行くとか、若くして辞めるというようなことは思ってませんでしたし、そういう時代でございます。定年までがんばって働くという時代でした。しかし経済が少し伸びが悪くなってきまして、少しピークを超えますと、やっぱりいろんなとこでがたがきました。一つの方向としては、やっぱり少子高齢というものが、迫ってきたということだと思います。そして、全国に自治体は、3400~3500あったんですが、今現在は1800ぐらいだと思います。平成の大合併でした。そういう形で、国も合併せいよということで呼びかけ、滋賀県も進めるという形で、甲西と石部2町でとにかく合併しました。甲賀は一つ、7町が一つになりたいという一つの流れもあったんですが、いや待てよという形でとりあえずは石部甲西で合併したというふうになって2町の合併を選びました。

その時皆で申し合わせしたのは、2町で合併したと言うてもサービスは落ちるかもという心配。特に端っこは、さらにサービスが落ちるでという心配がある中で、それも覚悟しようという形で、合併にふみ踏み切りました。もう明らかに迫ってきてる少子高齢、経済成長が望めないという状況の中で、サービスをできるだけ落とさないようにしようと思いながらも、やっぱり受け入れていかざるをえない。覚悟しようということで、2町が合併しました。サービスの落ちてきたそこのところについては、今申しました人口が減っていく。経済成長が望めない。あれもこれもできないという状況の中でありました。

この中での一つの救いは、やっぱりデジタル化やと思います。やっぱりサービス落ちるのをできるだけ防ぐという意味から言うたら、私なんかは着いていけませんが、紙ベースでいろいろ仕事しておりますが、若い人たちは、ペーパーレスとかで、ICTとかデジタル化やら言いますわね。端的に表れているのがスマホやと思います。私なんか電話ってのは繋がって、話せたらええもんやというふうにいまだに思ってますが、それを上手に使いこなすというのは、必要になってきてるというふうに思います。そういうことで、いろんなデジタル化されたものを利用しながらサービスをいかに落とさないようにしていくかということで、ここを乗り切らなければ、やっぱり特に地方は、持たないと思います。湖南市としましては外国人の方々が3000数百人おられますので、合併しまして、来年20年ですけども。できるだけ人口減っていくのを防いではおりますが、隣のまちでも人口は明らかに減ってまいりました。もうそこまで押し寄せております。これをいかに乗り切るかというとこら辺に、今言いました湖南市版の小規模多機能自治にかかっていると思っているんです。今まででしたら、極端なことを言いますと、自分がよかったら、自分の家族がよかったええという形で、それを追求することがその地域のプラスになるというふうな時代だったんですが、もはや自分だけよかったらええというのではもう乗り切れない。そうすると、ある面に置いたら、自分の我というものを、多少なりとも押さえながら、地域の衰退していくのをいかに防ぐかという形に行かざるをえないと思っております。そこがみんなで助け合わなきゃならないという今までとはちょっと違った形における人づくり、地域づくりだと思っております。ここをうまく持っていかないことには、あかんなと思ってます。その準備に入っておりますし、今申しましたように、来年の10月の頭に合併して20周年という節目のセレモニーをさしてもらおうと思っておりますが、20年間ほっといたとは言いません。しかしながらできてなかったことが余りにも多いので、今がチャンスやと思ってます。あえて申します。今しかない。これを乗り切って、新しいまちづくり人づくりに入りたい。そのためには、いろんな面において皆さんがたに我慢していただかなきゃならんこともあるし、あれもこれも、あれもこれもっていうことではなしに、あれは残すけども、これはあきらめようというスクラップアンドビルドだと思ってます。

まずは選択するというところから仕事を始めたいと思っております。それが、湖南市版の小規模多機能自治という中に全部含まれてくるというふうに思っております。ちょっとしゃべり過ぎましたけど。必死の思いで、準備しておりますので、何卒一緒にお願いしたいと思っております。以上でございます。司会が長々としゃべったらあかんねけど。すいません。何か。こういうふうにしたほうがいいとか、ご質問があれば。何も決まったものはございません。固定されたものはありませんし、何も確立されたものはありませんし、迷いながら1歩進みながら迷いながら修正しながら、行くべきだと思っています。4ブロックに分けてということですが。そうしますと1万2、3千人の規模になります。特に典型的なのは石部でございまして、石部は一つの大きな可能性を秘めたモデルケースになると思います。どんなことでも結構です。ご意見、アドバイス、こういうふうにした方がええでということがございましたらご発言いただきたいと思います。

 

教育長:教育委員の皆様は、コミュニティ・スクール(CS)の会議にも出てくださってるので。そういったところで子どもの見守りっていうのが一つ窓口っていうところで、イメージは持ってもらいやすいかなあと思うんです。A委員なんかはA中学校区のコミュニティ・スクールでもうすでにこの中学校区で一つのコミュニティ・スクール、子どもをどう育てるかっていうところをやってもらってるので、ちょっと子どもとこの構想というのは近いところにすでにあるのかなと思うんですけれども。今市長の言われた二つのものを一つにする汗をかくっていうことの一つが、石部の図書館のことです。

 

議長(市長):何かございませんでしょうか。どうぞ、お願いいたします。

 

B委員:教育委員として聞いてると何となくぼんやりしていて話が。だから、どういうふうな形で意見を言ったらいいかっていうのは非常に難しい。今の話を聞いていても。まず、最初のタイトルになった小規模多機能という言葉が…これは、この小規模というのは、どういう意味なのでしょうか。つまり、これは市全体ではなくて四つに分けて、4学区に分けてそれぞれの独自の文化と機能があるので、それを基礎にして、市全体の関係を、考えていこうというそういう意味で小規模とつけられたんでしょうかね。その辺ちょっとお願いします。小規模多機能と言われて何のことを言ってんいるのかよくわからんので。

 

議長(市長):私から。まず言い始めたのは国です。小学校区単位で大体6000人ぐらいの形で言うてんのは、大体小学校区単位ぐらいで、小規模と位置付け、これからの時代そこにおいて、地域を支えていくという形しかないやんかというのが国からの提案でございます。湖南市で見ていきますと、小学校区に分け、それによって各小学校区の人口言いますと、今申し上げましたような規模だと、自分たちのまちの成り立ちから見たら、ちょっと狭いな。ちょっと人口少ないなっていうのと、そこで分けたときに、その地域を支えるだけの人、それから地域におけるいろんな物的な資源というものが整うのかということを見たときに、整わない。このまち、ご存知のとおり町村合併があって、昭和の合併、その後の平成の合併とかいう形ありましたので見ていただいたらわかりますように野洲川を背中にしながら、それぞれ村がありまして、それが合併してきました。最終的には平成の合併となったわけですが、やっぱり今申し上げたように野洲川を背にしております村的な部分が残っております。この20年間合併していろいろやってきましたけども。結局は、甲西と石部が一つになりましたけども、新しくできました湖南市のまちの中心はどこやと言ったら中心はありません。相変わらず旧町、旧村的な部分が残っております。でもそれもやむを得ないと思います。それを平成の合併で湖南市としての中心を作ってというだけのエネルギーと時間と、財力はありません。そうすると今まで村的な部分として残ってましたところを最大限有効に利用させていただこう。そうした時に見直したときに、旧町旧村を意識しながらの四つのブロックで分けていこうというふうに考えました。でも確かに三雲のところについては中細い。岩根のところにおいてもというのはあります、ありますけれども。もうそれが現実的であるという思いで、今申しました、正確には湖南市版の小規模多機能自治という形になったわけであります。言われるように、中規模であるのか小規模であるのかということは、それはもうどっちでも構いません。小規模でも中規模とかそんなんどうでもええです。1万人から1万3000人の一つの中学校区に当てはめたときに、これが1番よい。いろんなところありますので、細かく言うたら違うところありますけども、これでいかざるをえないなというふうに思いまして、あえて湖南市版小規模多機能自治という形を唱えています。何か付け足すことがあれば、お願いします。

 

B委員:今の市長のお考えは、正当だと思います。中心を無理して作って一つにしようとするよりは、それぞれの地域の独自性を尊重しながら、湖南市として、全体として進めていくっていうのが1番。やっぱり文化がね、やっぱり違う。おっしゃったように、石部と甲西、野洲川の北側と南側では、やはり大分文化も違いますね。

 

議長(市長):変な意味ではなく文化が違いますね。

 

B委員:違います。それは、僕は大事にするべきだと思う。それを無理やり一緒にして、どっちかにしてしまうというのじゃなくて、そういう意味では、この小規模でいいと思うんです。そういうふうなそれぞれの特色を活かした形で、共同で市を運営していくっていうのは、1番健全じゃないかなって。それが現場を一番大事にされるのかと思います。上から何か、一切を統一しようということしたら必ずうまくいかないと思いますね。ですからやっぱりそういう点では三雲には三雲のある種独特の文化もあるし、それとは違った形で下田学区と水戸学区はそれなりの歴史もあるので、それをやっぱり大事にして欲しいなというふうに思ってます。それはいい。ただその時にね、教育がどう関わっていくのかっていうのは、教育委員会として考えなきゃいけない。その時には、このまちづくり協議会とそのCSとの関係が、どれだけ円滑に関係が持てるかっていうのが今後の課題で、まだそれが完全にはなっていない。つまりボランティアで子どもたちを教育することが進んできてて、地域の人のいろんな協力が、得られるようになって、それで学校が大変助かっている状況にある。ただそれをまちづくり協議会の方でやってる場合と、CS理事会が計画して、やってる場合があって、必ずしも一致していない。そのあたりを、もう少しコミュニケーションを円滑にして学校側が、より子どもたちの教育を進める上でプラスになるように持っていくっていうことが望ましい。今後の課題かなというふうに思います。教育委員としてはそのように思います。

 

教育長:先生おっしゃった通り本当にCSのあり方も各学校、全く違っていますので、まちづくり協議会とCSとがうまくコラボレーションしたりできればなと思います。このことはまちづくり協議会お願いします。このことはCSでやりますということでやっている学校もありますので、そういったところで、この小規模多機能自治のことも、校長にも説明を今度7月にして欲しいということでしたので計画をしています。

 

議長(市長):ほかにございませんか。お願いします。

 

C委員:市長の決意とか思いとかっていうのが十分伝わってきましましたが、私は地元地域のことしかわからないので、地元地域のことしか言えないんですけれども。A小学校区とB小学校区でも、すごいCSに関しても、いろんなことに関しても、温度差がすごくあります。A小学校区のCSに出席しますと、もうすごい活発な意見が出て、オラがまち私達の小学校、出身小学校をどのように盛り上げていったらいいか自分たちの通ってる子どもたちをどのように守っていったらいいかという意見がすごく活発に出てきます。その辺のこともすごい活発に行ってます。B小学校に目を向けますと、始まりはいろんなとこから住まわれてた集まりということもありますし、なかなかオラがまちっていうようなことが、なかなか根づいていかないっていうのも事実あると思います。A小学校区とB小学校が一緒になったC中学校区のCSにいたしましても、それほど活発な意見が出てこない。出ても、「A小学校区では・・・」「B小学校区では・・・」という意見にとどまってしまうんですね。なので、なかなかC中学校区だけとっても、まちづくり協議会をとってもなかなか今発展途上にある中で、もう一つこれが、これができるというか、それを、ひっくるめての話だと思うんですけれども、なかなか難しいんではないかなというのが私の意見です。

 

議長(市長):ものすごいわかります。言っておられること。誤解招くから言葉を選んでます。普段、もっと荒っぽいこと言うてる私が、地域地域によって差があるということをあんまり強調して言うとまた誤解を招くから。言わないようにしようと思ってるんですけども、確かに地域地域によって差がございます。違いがあります。しかし、それはそれなりに認めながら、各地域においても人の寄り合いですので、各地域で地域資源が備わってるものもありますし備わってないものもありますし、得手不得手もございます。足らんところは隣のブロックから、うまいこと貸してもらったり利用しながらまた交流を深めながらやっていくのであって、最低限、何とかその地域においては、みんなでやってもらうという気持ちが、まずその気持ちだけでも合わしてもらえたらなというふうに思ってましてね。確かに、細かく言うたら下田エリアにおいてもね、東西南北の下田はまた違うんですわ。それを言いかけたらね。きりがないので言わないようにしてるのですけどね。もう一つ菩提寺だって違いますもんね。旧菩提寺と新興住宅地の菩提寺の人たちのお考えもまた違いますもんね。しかし、それを強調して言わん方がいいやろなと思って黙っとるだけです。すいません。何か他にございますか。よろしいでしょうか。またご意見いただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

二つ目の教育事業の評価、重点評価項目の設定についてお願いいたします。

 

教育部次長:それでは、二つ目のテーマであります、教育評価事業の、重点事業についてということで、前回の定例教育委員会におきまして、今年度については、委員の皆様から事業評価シートの中から重点事項を選んでいただこうという形で考えているご案内をさしていただき、各委員様から、そのシート選んでいただきました。今日本日お配りさせていただいたこの資料の9ページのところで、各委員の皆様から選んでいただいたシートをご案内させていただいております。

選んでいただいた事業と選定理由の方をそれぞれ挙げさせていただいておりますし、B委員におかれましては、続いて10ページの方にわたって、重点事業の選定の理由を示めしていただいております。資料11ページ以降18ページまでのところが、出していただいた該当事業の評価シートとなっています。

実はすべての事業挙げさせていただくと良いんですけれども、やはりどうしてもこの事業シートのもともとの事業は、学校教育の事業が、多数ありましたのでどうしても学校教育に寄ってしまうということから、すいませんちょっとあらかじめ教育委員会の方で今回案ということで、資料の3ページにございます通り、委員様からいただいたシートの中から三つと。それとシートになかった教育総務課、図書館からも、1事業ずつ選ばさせていただきまして、資料3ページの通り、五つの事業を今年度の目標にさせていただきたいというのが、事務局の案でございます。ただし、委員の皆様にはそれぞれ選定いただいた理由等もございましたし、できたらこの場で、この事業について、やはり評価すべきというふうなご意見等をいただければと思いますし、また選んでいただいた委員さんについては、もう一度やっぱり選んでいただいた事業の中から、この評価について、こういったところを視点に今年度は取り組んでいただきたいというご提案をいただいて、今年度取り組んでいきたいと思っておりますので、すいませんが、ご意見の方よろしくお願いいたします。以上です。

 

議長(市長):この五つは残るのですか。

 

教育部次長:この五つについても、これよりもこっちの方がいいよということであれば変更いたします。

 

市長:今みんなに返事を求めますか。

 

教育部次長:できれば、この中でご意見いただいて決めたいというふうに思っております。この後の流れを言わせていただきますと、6月30日に、第1回の評価委員会の方を開催させていただきたいとに考えておりますし、この後定例教育委員会の方で、今年度委員会4人の方でまた進めて参りたいと思っておりますので、もし可能であれば本日、ご意見をいただければと思います。

 

教育長:この3ページの五つ。これを重点事業として評価をしていこうじゃないかっていうことで、私皆様のご意見を集約させていただいたつもりです。その中で、教育総務課の「トイレの洋式化工事」、これについては、かなり大きな予算を使っていますので、皆様からのご意見はなかったんですけれどもここは、重点としてあげたいなということと、それからもう一つ図書館については、年間の新規利用登録者数とは書いているんですが、公立図書館の充実という具体施策が書いてございます。ということは先ほど私が申しました石部図書館を閉めるということで、甲西図書館のことも考えていかないけませんので、そのことが、この評価項目でいけるんじゃないかなとこのように考えております。

それから学校教育課のナンバー3については、B委員のご意見を指導主事等に、見せまして、この方向で進んでいくようにということで、共通理解を図りたいと思います。ナンバー57の学校支援員の配置というのは、これは学校の働き方改革とも通ずることですので、複数の委員さんからいただきました。そしてナンバー48の通学路のこのことについては、やはり議会からも、毎回のようにご質問いただきますのでここは重点項目として進めていくべきと。このように、皆様からのご意見を受けとめましたので、この評価項目を挙げさせていただきました。以上です。

 

議長(市長):一応今の5項目で行こうかということですね。これでよろしいでしょうか。(異議なし)

ありがとうございます。何か他にございますか。この際言っておきたいというのはございますか。お願いします。どうぞ。

 

C委員:この際なので、すいません。先ほど市長のお話の中に、湖南市の中には中心的なものが、ないっていう話があったと思うのですが、私は湖南市に中心的なものは、湖南市中央一丁目の東庁舎の周りじゃないのかなとずっと思ってたんですね。それで、この前、市長も来ていただいたと思うんですけれども、森山良子さんのコンサートがあったときに、他市町からもたくさんの方が来られました。そこで早くに来られた方が、「この辺に喫茶店とかお茶飲むところありませんか」って聞かれたのですが、どこもないんです。「どこもないです。」と私はお答えしたんですよね。何人かの人に、「どっかありますか」聞かれて、『平和堂もなくなったし、ココスもなくなったし、この辺の喫茶店ってどこもないですね』っていうようなお話をしてたのですが、甲賀市役所の周りはいっぱいいろんなものがあるんですよね。でも湖南市役所の周りは平和堂もなくなくりました。また新しいのが来るという話もあるんですけれども、もっともっとこの辺を東庁舎の辺りを、何か活発的なものにしていこうというような構想は持っておられないんですか。

 

議長(市長):役人は、商売が下手やと思います。侍が商売してね、成功したためし、うまくいったためしはありません。それはね、その地域に住んでる人たちが創意工夫すべきものであって、行政としては、何をしなきゃならんか言うたら、きっかけづくりやと私は思ってるんです。行政のサービスっていうのは行政のサービスであって、決して良いサービスではないと思ったんです。民間の方がいい部分もありますし、それはそれなりのその地域を知っている人がやるべきものがあります。或いは、大手がもっと全国展開してるところが来るべきものもあります。それはその地域における成熟の度合というか、本音を言わしていただくと、行政のサービスはね、非常にテンポが遅い。これやってる限りね、自分が手を出せないっていう部分があるんですね。公のサービスっていうものには限界あります。でも、きっかけづくりとか仕掛けづくりとか、或いは民間のいろんな形のいいとこ、民間の悪いところもありますよ。でもそこをうまいこと引き出すようなことを行政はやるべきであって、邪魔するべきではないというふうに思ってる人間なんでですから、行政がリードできる部分っていうのは非常に限られた分しかないと思う。そこに住んでる人たちが、もしもそれ以上のものが出せなかったとしますね。いろんな地域において、うまく回転するためのいろんなサービスをそこに住んでる人たちが示すことができなかったとしますね。それは、その地域に住んでる者たちの責任として、工夫しなきゃならんです。あれも欲しいこれも欲しい。あれがないこれがないっていうんじゃなしに、みずから動くべきであります。創意工夫すべきであります。だから、ある程度のとこまでは強引に、小規模多機能自治についても、縛りをかけて、まち協の人達に対して役割を果たしていただきたいと思っています。そういうところに、回答があるんじゃないでしょうか。行政がすべてではございません。

 

総合政策部長:ありがとうございました。議事の方、二つございました。小規模多機能自治の関係において、コミュニティ・スクールや図書館の関係に関するご意見、また地域によって文化が違うというご意見をいただきました。その意見を参考にしながら、小規模多機能自治の考え方、しっかりタウンミーティングにかけていきたいと思ってますのでよろしくお願いしたいと思います。また、実現に向けてやっていきたいと思いますので皆様のご協力よろしくお願いしたいと思います。

また二つ目の項目では、重点項目五つの設定をいただきました。

この設定において教育事業評価を行っていただきたいと思いますので、何卒よろしくお願いしたいと思います。

それでは第1回の湖南市総合教育会議を閉会とさせていただきます。本当に貴重な意見、また、忌憚のない意見をいただきましてありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いしたいと思います。この会議におきましては、年2回以上の開催という形になっておりますので、次回の参加の方も、何卒よろしくお願いいたしまして、閉会とさせていただきます。本日はありがとうございました。

 

市長:ありがとうございました。


 

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