令和元年度第4回湖南市総合教育会議会議録

更新日:2020年01月15日

令和元年度 第4回 総合教育会議 要点筆記

 

開催日時 令和元年12月16日(月曜日) 午後4時 開議

 

開催場所 湖南市役所西庁舎 3階大会議室

 

会議次第

1、市長あいさつ

 

2、議題 

(1)問題行動、不登校、いじめに対する取組について

(2)防災教育、通学路の安全確保について

(3)第2期湖南市教育振興基本計画(案)について

 

 

会議に出席した委員

4人

会議に出席した事務局職員   

13人

会議を傍聴した人

なし 

【会議内容】

事務局

みなさんこんにちは。本日は令和元年度第4回目の総合教育会議にご出席いただきましてありがとうございます。また本日は甲賀警察署生活安全課の葛原係長にご出席いただきました。葛原様、ありがとうございます。開会前の市民憲章につきましては定例教育委員会に続いての会議ということで割愛させていただきます。

それでは市長から挨拶を申し上げます。

 

市長

みなさま、あらためましてこんにちは。今年度第4回目の総合教育会議でありまして、今年最後の会議になると思います。平成31年から令和元年にかけましては委員のみなさまにはいろいろな面でお世話になりまして、本市の教育現場が落ち着いて進めさせていただいていることに感謝申し上げたいと思います。政府においては令和元年度の補正予算と令和2年度の当初予算に向けた経済対策を先般5日に閣議決定されましたけれども、その中においては学校ICTを一気に進めるということがございまして、Society5.0を支える基盤を整備してしまおうということでございます。そういった中で一人1台パソコンということの整備を進めていこうとしておりますけれども、これについては全額国費で進めるという流れになっているようでありますので、地方といたしましてはそれをいかに活用していくのか、そのハードを活用しながら次の世代を担うことのできる人材を育てていくということにつながっていくのではないかなと思っております。そういった観点で一昨日、京都大学と大阪大学の連携事業として公共圏における科学技術教育研究拠点事業というものがありまして、そのアドバイザーとして参加をしてまいりました。これまで科学技術が文明の発展には資してはきましたけれども、今後AIが入ってきたり様々な倫理的な課題でありますとかそういったものにどのように貢献するのか、SDGsを進めることができるかどうか、そこに携わることのできる人材を育成するためにどうしていったらよいのかという観点でさまざまな分野からの評価が欲しいということでありまして、そういったところでもご発言をさせていただきましたけれども、やはり広い視野を持ちながらその視野の中で専門性を磨いていくことが大事だなと思わせていただいたところでもございます。そういったところで委員の皆様方には平素から子どもたちが学校現場においてまっすぐに伸びていく、そして自分らしく伸びていくというような現場づくりをしていただいていることに感謝申し上げたいと思います。本日はそういう中でも問題行動や不登校に対する取組についても議論を交わさせていただきたいと思っておりますし、いま一番大事なのが防災に関する意識を向上させるということになってまいります。この会議の前に県庁で行われました防災情報をどのように伝達するかというシンポジウムに参加してまいりましたけれども、やはり一人ひとりの防災意識を高めるということが「情報を出しても受け取らない」ということを解決する一番の近道であるということでありまして、そういった意味での防災教育をしっかりしていかなければならないということになってこようかと思います。今後、次の世代がしっかりと教育を受けられるような形での大綱に基づいた第2期の教育振興基本計画を取りまとめていくことになりますけれども、引き続き委員のみなさまにはよろしくお願い申し上げまして開会にあたってのごあいさつとさせていただきます。どうかご熱心なご議論をよろしくお願い申し上げます。

 

 

事務局

ありがとうございました。それでは湖南市総合教育会議運営規則に従い市長に議事進行をお願いしたいと思います。

 

議長

それでは議長ということで開会したいと思います。最初に問題行動、不登校、いじめに対する取組についてを議題とさせていただきたいと思います。こちらにつきましては学校教育課松浦課長、少年センター河野所長補佐から説明をいただきますが、ゲストスピーカーとして甲賀警察署生活安全課の葛原係長にも来ていただいておりますので、いろいろな議論ができればと思います。まず説明からよろしくお願いいたします。

 

学校教育課長

少年センター所長補佐

甲賀警察署生活安全課係長

<1.問題行動、不登校、いじめに対する取組について>説明

 

議長

ただいまの説明につきまして委員のみなさまからご意見等ございましたらお願いします。

 

教育長

要望の確認で、不登校と長欠児童数の推移で長欠児童というのは何日以上欠席の児童ですか。

 

学校教育課長

年間30日以上です。

 

教育長

年間30日以上ということで、全欠児童は年間登校ゼロということですね。文部科学省に報告した不登校数というのは何日以上の児童生徒ですか。

 

学校教育課長

調べます。

 

 

教育長

もう一つ、年間全欠児童生徒について、私の認識ではほとんどゼロに近いと思っていたのがこれほどたくさんいたことは驚きです。何か理由はありますか。

 

学校教育課長

このカウントの仕方について、いわゆる外国に行っている子も入れた数です。

 

議長

外国に行っているというのは仕事の関係ですか、それとも国外退去されたものですか。

 

学校教育課長

国外退去などもあります。

 

議長

それは制度上の問題ですか。例えば国民健康保険だと国外転出しても戻ってくることが前提なら国保税の課税は継続になり、日本にいない間はずっと未納状態になります。それと同じような状況になっているのですね。

 

学校教育課長

学校も住所がここにある限り、在籍はこちらになります。ですので日本人が親の仕事の都合で海外に行っている児童生徒であっても、住所がここにある限り学籍はこちらにあります。

 

教育長

平成29年度からそういう子も含めることになったのですね。

 

議長

それは文部科学省の基準ということでしょうか。

 

学校教育課長

そうです。ですが、湖南市ではそういった子を除いて、本来学校に来なければならない子どもということで精査をして先ほどの数値が出てくるということになります。

 

議長

現状として減少傾向にあり、それぞれの取組が成果を上げてきていると思うんですが、その中でも効果的だったと思われるような取組はどういうものがありますか。

 

学校教育課長

具体的な取組としまして行き渋りや不登校の対応で特に保護者からの「ちょっと休ませます」といった連絡の際に「様子を見ましょう」ではなく「病院に行かれますか」や「夕方にもう一度お電話を差し上げます」などをそのままにしておかずにその日のうちに電話連絡や2日目、3日目と休みが続いていったら必ず家庭訪問をするなど早期の対応が大事だと考えています。それが成果として表れていると考えています。

 

議長

家庭訪問は担任が一人で行かれるんですか。

 

学校教育課長

担任だけであったり中学校なら学年主任が一緒に行ったり、生徒によっては本人が話をしやすい先生だとか、特に中学校においては必ずしも一人でということはありません。

 

委員

7日間連続欠席となったら校長先生が出向いて面談するとありますが、7日ぐらいで早くないですか。

 

学校教育課長

いえいえ、7日連続ともなりますと結構長いんです。丸々1週間休んでしまうと校長が何らかの形で保護者と出会ってお話しするとか、ある学校は校長が家庭訪問をするとか、学校として学校に来てほしいというメッセージを伝えるということなどをしています。

 

委員

やはり校長先生が行かれる方が効果的ですか。

 

 

学校教育課

校長が直接家庭訪問で家に行くというのはよっぽどのケースかなと思うのですが、長期に休まれていて子どもと担任が出会えていないという場合で、家に本当にいるかどうかの確認も合わせて校長が家庭訪問するというケースもあります。

 

議長

虐待とかそういったことも含めてですね。

 

学校教育課長

そうです。そういったときは社会福祉士を学校教育課に配置していただいていますので、昼間に子どもが確実にいるということが確認できつつ保護者との対応で先生を家に入れにくい場合などに、社会福祉士が保護者と会話する中で子どもとちらっと出会えたというケースもありました。

 

教育長

平成24年度の小学校の長欠児童数が前後の年度に比べて減っているのは何か特別な取組をしたのですか。

 

学校教育課長

私の記憶によりますと、この年は不登校に対する取組の方針が当時の研究員によって示された年だったと思います。そこで一回長欠児童数が減っています。その時は電話や訪問のしかたを示したリーフレットをすべての教員に配布し、電話の際も「わかりました、お大事に」ではなく、一言「お医者さんにはかかられましたか」などの言葉をかけるということが徹底できた年だったと記憶しています。

 

議長

マニュアル化したということですね。

 

教育長

不登校への対応ができてきたということです。

 

議長

翌年元に戻ったのはそれが継続していなかったということですか。

 

学校教育課長

継続はしているのですが、最初のインパクトがあったということだと思います。

 

教育長

取組に慣れが出てきたということですね。

 

学校教育課長

ただ、不登校のとらえ方もいままではずっと家にいたりだとか、家へのいかたについても考えていなかったというか、その子がずっと家にいる、学校にどのようにくればいいかという、いわゆるケース会議で作戦を練ってこのことについて学校に来れればいいねなど、不登校の質というか、学校のかかわりが以前と比べて手厚くなってきていると思います。家にいることも一定認める中で、どういう活動をしているかというところで放ったらかしにならないようになっていると自負はしています。その中でやはり中学校3年生がポイントですので、一定必要な生徒については2学期ぐらいから少年センターと連携してかかわりを持っていただいているケースもあります。

 

学校教育課長

私から生活安全課係長に質問があるのですが、今年度当初に生徒指導主任会で警察との連携を徹底していきましょうと強いメッセージを送りました。そういったところで学校の現状が昨年度と今年度ではどうかということを係長さんが感じておられるところでお聞きできればと思います。

 

生活安全課係長

昨年度よりも警察署に来ていただく先生の数は増えたと思いますし、来てくださる回数も増えたと思います。ただ、小学校の先生は警察と連携しようとか警察に何か連絡するということに抵抗があるようです。ちょっと行きづらいなとか連絡しづらいなと思われる面があるのかも知れず、小学校の方が中学校より数が多いということもありますが、来てくださる学校もあれば来ない学校も多いです。

 

委員

連携という面では学校と警察は何もなくても行き来しておくという、何か定期的なものがある方がいいのかなという気はします。

 

議長

そういった工夫はあるのですか。

 

学校教育課長

とにかく何かが起こってから警察に相談をするということではなくて、日頃の学校の状況を、小学校でも最低学期に1回は警察に連絡をしてくださいという方針でやっています。中学校ですと、ある中学校では毎月1回程度何もなくても連絡をされるというような状況になっています。

 

教育長

校長会で毎回、危機管理安全管理で事件が起こっていない時でも警察消防に顔つなぎをするようにと指示しています。していない学校があるということです。

 

生活安全課係長

生徒指導会議などに出させていただいていると、問題を抱えていない学校はありません。それぞれの学校の様子をこちらが知っていると、個々の子どもの問題が起こっていることをとらえられることができるので、学校の様子がどうであるかというベースがあってこそ対応させていただくことができるので、非常にやりやすくなりますし、事件として取り扱うことがなくてもお話ができる機会を持って、先生と話しやすい関係性を作っておくのが何かがあってもなくてもとても大事かなと思っております

 

委員

警察の学校訪問などもありますか。

 

教育長

以前はパトカーに常駐していただいたこともありました。

 

委員

問題が起こった時ですよね。教育現場として原則的にはあまり関係は持たない方がいいですね。

 

教育長

対教師暴力が小学校であった場合には警察に入ってもらうことを躊躇するなと言っています。

 

議長

引きつづき学警連携と少年センターを通じて一人ひとり見ていただければありがたいと思います。数字的には改善傾向なので、ぜひこれをさらに少なくしていただいて不登校や長欠また問題行動のない学校現場を作っていただければと教育委員会、少年センター、警察とよろしくお願いしたいと思います。ではこの件はこのくらいにしておきたいと思います。引き続きまして防災教育、通学路の安全確保について、学校教育課長より説明をお願いします。

 

学校教育課長

<2.防災教育、通学路の安全確保について>説明

 

議長

地域との避難訓練の相互乗り入れについては議会でも話題になっていて教育長からも答弁していただいており、今後そういったことも進めていく必要があると思います。みなさん、いかがでしょうか。

 

委員

地域、家庭と連携した防災・減災の取組の一覧表に上がっていない学校については予定があるのでしょうか。

 

学校教育課長

引き渡し訓練についてはすべての学校でやっていきましょうという方針ですので、具体的なことを伝えてくださいという中にはなかったのですが、同じようにもちろん避難訓練もしておりますし、取組はそれぞれ違いますけれども進めております。

 

委員

引き渡し訓練とはどのような訓練ですか。

 

学校教育課長

具体的に言いますと5時間目終了後に地震が起きたという想定でまず子どもたちを運動場に逃がし、安全を確認してからタウンメールなどで保護者に迎えに来てくださいと連絡し、迎えに来た保護者に子どもを引き渡すというものです。ただ、菩提寺小学校などでは一斉に車迎えに来た保護者で交通渋滞が引き起こったりもしていたので、学校運営協議会の皆さんの協力も仰いで徒歩の人から順番に帰したり年々改良は加えておりました。

 

委員

今の例は地域と学校の連携がうまくいっているから訓練が具体的に進んできています。また防災キャンプなども地域の皆さんの協力でできています。ただ参加できていない子どもたちは訓練ができていないということで問題があるなと思います。それと、ハザードマップってどこまで行き渡っているかというのを知っておく必要があると思います。特にみどりの村やサイドタウンでは危険な区域もあるので、子どもを含めた全住民に周知する必要があると思います。学校の方ではどのようにしておられましたかね。

 

学校教育課長

学校で言いますと、例えば菩提寺小学校は一部土砂災害警戒区域に入っています。子どもたちには大雨の日やその翌日などは近寄らないように、どっちに行ったらいいのか、どこに集まったらいいのかなど指導していました。それからリトル防災士についても、防災キャンプに参加できていない家庭もある中で、子どもたちが自主的にそういうところで資格を取ってくる中で広げていくという取組も来年度は企画をするようにという指示を受けていますので、また危機管理・防災課と協議をしながら決めていく必要があるかなと考えています。

 

委員

ちょっとだけでも経験していると全然違いますね。トイレだとかダンボールベッドの扱いだとかお皿を汚さない食事のしかたとか、ちょっと知ってるだけで全然違うと思いますね。

 

議長

ハザードマップについては非常に悩ましいところがありますね。県の防災広報シンポジウムでも全戸配布されたのが全戸廃棄されてたということもあり、本当に必要な人に必要な情報が届いているか確認するのが難しいというのが話題となっていました。防災教育をしっかりとしていくことによって、子どもから家庭の中に逆に入っていくということも大事かなと思っておりますので、防災教育には期待しているところです。

 

教育長

リトル防災士を発想したのは、学校等が避難所になった際にどこに何が入ってるかは子どもの方がよく知ってると。そのように自覚させてリトル防災士として地域に協力するという仕組みが作れないかなということで来年度から取組を始めたいと思っています。また、さまざまな場面を想定した訓練をしておかないといつも教室の中で地震が起こるとは限らないので、それこそ登校時間や下校時間での訓練は地域の皆さんとする必要もあり、そこまではまだできていないのが現状です。

 

委員

その点で学校やまちづくりセンターといった避難施設と緊急避難場所はどのような形で周知すればいいのかというのがあって、例えばゴルフ場なんかは広くて倒れてくるものもないので格好の避難場所かと思うのですが湖南市はどのようにお考えなんでしょうか。

 

議長

やはり画一的にそれを知らせるというのは難しくて、それぞれの地域ごとに対応がありますので、地域ごとに考えてもらう、究極は個人個人が自分で考えてもらうことになります。例えば地震があったときに一次避難場所としては崩れ落ちてくる建物等がない広い空間が一番安全なわけです。じゃあそこが水害の時は安全かというとそうとも言い切れない。ということで災害の対応によってまず一次避難場所に集まってもらうけれども、逃げる場所というのは変わってくると。その後の避難所というのはまた別にできるものでありまして、今現在は、小規模の災害の時には各まちづくりセンターに地区連絡所を必ず開設いたしますので、人数が少ない時には畳の間で避難してもらうということが可能かと。ただ、大人数になりますとまず小学校をまちづくり協議会で避難所として開設していただくという訓練をしていただいています。その中においていわゆる社会的弱者と言われる方々をどのように受け入れるのか、またその時には二次的に福祉避難所に避難していただくというのが必要じゃないかとか、ペットはどうするのかなど様々な課題があるので、それはまちづくり協議会ごとにDIGということでシュミレーションをやってもらいながら、この部屋はどうするとか議論していただいていますけれども、やはり湖南市は大きな災害に見舞われたことがここ数年ないので、隔靴掻痒のような悩ましい状況であることは確かではあります。ですから一次避難所と避難施設というのはおっしゃるように別ですし、一次避難所と避難施設も災害の対応によっては変わってくるということは一人ずつそれを理解しておいていただかないといけないことですので、そこまで浸透しきれてないというのは現実としてあります。そういう意味で広報こなんの真ん中のページにハザードマップをもう一度入れこませていただいています。以前防災マップとして冊子で全戸配布させていただいておりますが、それだけでは古新聞の中に突っ込んであったり見ない場合もありますので、そういう啓発をしていくことが重要かなと思います。県のシンポジウムではそれをさらに進めてパーソナルに情報をどう届けようかということでSNSやアプリを使ってどう届けるかという議論をしていたのですが、やはりアナログの部分の議論が非常に多かったのでもう少し参考になるかと思っていたのでちょっと残念でしたが、もう少しするとAIを使いながらパーソナルにこの時期にこの場所にいたこの人にはどういう避難が必要かという情報提供もあるのではないかと。ただ、そればっかりに頼っていると電源喪失で電波が来なかったらどうしたらいいのか、言われなかったからじっとしていたら被災したというのは自分の責任ですので、やはりそこのところは教育なんだろうなと思います。

 

教育長

守られるばかりではダメで、自己管理能力や危機回避能力を子どもたちにどれだけ高めていくか、これが大事だと思いますね。

 

議長

引き続きよろしくお願いしたいと思います。それでは3つ目の議題であります第2期湖南市教育振興基本計画(案)について教育総務課より説明をいただきます。よろしくお願いします。

 

教育総務課課長補佐

<3.第2期湖南市教育振興基本計画(案)について>説明

 

議長

第2期湖南市教育振興基本計画(案)について説明をいただきましたが、福祉教育常任委員会では何かご意見はありましたでしょうか。

 

教育総務課課長補佐

図書館の件で、数値目標で挙げさせていただいています年間新規利用者登録者数よりも年間の延べ貸出冊数にした方がいいんじゃないかというようなご意見も出ておりましたし、ウツクシマツの内容が盛り込まれていないけれどもどうなっているかということについては教育部局から市長部局へ事務移管をしておりますので、教育部では講座等で対応したいとお答えをさせていただきました。

 

議長

内容変更にかかるような意見はなかったということですね。

 

教育総務課課長補佐

委員会の方ではございませんでした。本来ですと議会に上げさせていただく前に教育委員さんにご意見をいただくのが筋かと思うのですが、そこに至るまでに時間等もございませんでして、本日に至っていることをお詫び申し上げるとともに、先週、一日も早くとお配りをさせていただいたのですが、非常に分量も多く見ていただくのに申し訳なかったと思っております。

 

委員

大綱に基づいて作られていたので内容に変更はありませんでしたが、語句の部分で何箇所か修正の提案をさせていただきました。

 

教育長

先ほどの定例教育委員会で発言していたのは、キャリア教育について職場体験学習など職業教育のイメージが強いので、キャリア教育と言い出したのは、一人ひとりの社会的職業的自立に向け必要な基礎となる能力や態度を育てることとしてキャリア発達を促すというのがキャリア教育なので、つまり湖南市が来年度重視していこうとしている非認知能力、ここがやっぱりやる気だとかコミュニケーション能力だとかそういう能力を高めるというのがキャリア教育では大事なので、教育方針では生き方教育とも言っていますが、そこでまた意見を伝えていきたいと思います。

 

議長

キャリア教育と主権者教育を合わせたような形で市長部局の政策提案を若い人たちからいただくということでやっており、中学生のアイデアキャンプという取組をさせていただいておりますが、相対としてそういったものが本人の発達に資していけばいいのかなと思っていますので、そういう場を提供するというのが市長部局の仕事かなと思っております。こなん政策アカデミーの中で提案されていた中で、高校生が小学生を教えるだとか、小学生が園児を教えるといった提案もありましたので、そういった可能性についても教育委員会の中で議論していただけるとありがたいかなと思っています。相互に連関をしながら教わる側と教える側を入れ替えていくみたいな取組なのかなと思っていますので、それはそれで自分で調べて教えなければならないという体験ができるわけで、役に立っていくのではないかと思います。

 

教育長

湖南市は主権者教育とキャリア教育を大事にしているのですが、イメージとして、ここにキャリア教育があってここに主権者教育といったような別の円じゃなくて、かなりかぶさってくるかなと思っています。

 

議長

そういうイメージを作って文部科学省に言わないといけないかも知れません。みんなタテ割りで押し付けてくるので、主権者教育や防災教育、健康教育についてもですね。

 

教育長

新しい教育がいっぱいできるかもしれません。現場では大変になってくると思いますが。

 

議長

そこらへんはまた現場と議論していただいて教育研究所に考えていただけるとありがたいかなと。

 

委員

大綱のところでもそうですし、それに基づいて作られた今回の基本計画でもそうですが一つだけ足りないと思うのが性教育で、これに対してあまり言及がないなと思います。やっぱりまだ女性が被害者なんですね。男女間の違いがまだ残ってしまっていて、これを何とか克服していくような教育を市として行ってほしいと前から思っていて、SNSでいろんな問題が起こっていますが、被害者はだいたい女性です。ですからそういうものを含めて人権教育と絡めて入れてもいいかなと思っています。

 

議長

そうだと思いますし教育委員会の中で議論いただければと思います。

 

教育長

検討します。

 

委員

以前に小学生が直接市長に質問していたことがあったと思いますが、ああいったことを広げるというのはいいんじゃないかとその時にお伝えしたと思いますが、先ほど高校生が中学生に教えるといったことから、小学生には難しいとは思いますが、あなたが市長だったらこういう問題にはどうしますかといった逆転の発想的な取組も面白いんじゃないかなと思いました。いろんな立場での発想というのも子どもたちが考えていくうえで有りかなと思いました。

 

議長

また何か気づいたことがあれば事務局の方にお願いします。それでは本日予定をしておりました3題をこれですべて終了させていただきました。令和元年の総合教育会議はこれで終わりでありますが、年度内にはもう一回ございますのでよろしくお願いいたします。予定時刻になりましたので第4回湖南市総合教育会議を終了させていただきます。ありがとうございました。

 

 

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 秘書広報課 秘書係

電話番号:0748-71-2314

ファックス:0748-72-1467

メールフォームでのお問い合わせ