令和2年度第4回湖南市総合教育会議会議録
令和2年度 第4回 総合教育会議 要点筆記
開催日時 令和3年2月25日(木曜日) 午後4時 開議
開催場所 湖南市役所西庁舎 3階大会議室
会議次第
1、議長あいさつ
2、議題
(1)問題行動、不登校、いじめに対する取組について
(2)令和2年度総合教育会議の総括
(3)湖南市総合教育会議運営規則の改正
(4)令和3年度総合教育会議の時期および議題について
会議に出席した委員
6人
会議に出席した事務局職員
14人
会議を傍聴した人
なし
【会議内容】
事務局
皆さん、こんにちは。定刻になりましたので始めさせていただきます。本日は、定例の教育委員会に続きまして、令和2年度第4回の湖南市総合教育会議定例会にお集まりいただきありがとうございます。本日の定例会は、昨年11月7日に就任されました生田市長、並びに12月12日に就任されました松浦教育長によります初めての会議となります。去る1月18日に新型コロナウイルス感染症の学校対応について、また、2月1日には、令和3年度湖南市教育方針バージョン3.について議題とし、湖南市総合教育会議運営規則に謳われております緊急を要する場合の市長と教育長による臨時会を開催しましたので報告といたします。それでは、市長から挨拶をいただきます。よろしくお願いします。
市長
お忙しい中、総合教育会議にお集まりいただき誠にありがとうございます。日頃は、湖南市の教育行政にお力添えを賜っておりますことに対しまして感謝申し上げます。また大変挨拶が遅れて申し訳ございません。11月7日より湖南市長に就任させていただきました。湖南市良いとこ子育てするなら湖南市で、仕事するなら湖南市で、老後は湖南市で、をキャッチフレーズに掲げております。そして取り組み課題としまして、今まで以上に子育て施策を強化して参りたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
さて、新型コロナウイルスのワクチン接種が2月17日から、接種順位を決めて接種を行っております。市としては、ワクチン接種をできるだけ早く、市民の皆様に提供できるように、関係機関と連携しながら取り組んで参りたいと思います。
また委員の皆様におかれましては、新型コロナウイルスの感染拡大を受けまして、学校園の臨時休校等の諸対応に関わり、コロナ禍における本市教育行政に対し、多大なるご尽力を賜りこの場をお借りしまして、厚く御礼申し上げます。
誠にありがとうございます。本日の会議も、委員の皆様から忌憚のないご意見をいただき、本市の教育行政を、価値のあるものにしたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
事務局
ありがとうございました。
では、委員の皆様をご紹介させていただきます。
《委員紹介》
皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
早速ではございますが、「会議運営規則」によりまして、議長は市長が行うこととなっておりますので、議事進行をよろしくお願いいたします。
議長
それでは、第4回湖南市総合教育会議を開きたいと思います。本日はひとつめとして、問題行動、不登校、いじめに対する取り組みについて。2、令和2年度総合教育会議の総括について。3、湖南市総合教育会議運営規則の改正について4、令和3年度総合教育会議の時期及び議題についての4つの議題について議論いただきたいと思います。
では、ひとつ目の問題行動不登校、いじめに対する取り組みについて学校教育課から説明をお願いいたします。
学校教育課指導主事
(1)問題行動、不登校、いじめに対する取組について説明
議長
ありがとうございました。ひと通り説明をいただきました。それでは質疑に入らせていただきます。
委員
不登校の件なんですけども、今、いろいろ事例を挙げていただいたのは主に子どもさんに原因があるようなケースを挙げていただきましたけれども、例えばその家庭状況で、ネグレクトとか、親御さんが病気を抱えておられたりとか、そういったことで、子どもさんが不登校になってしまうというようなケースがあります。社会福祉との連携になってくるかと思うんですけども。そういったご家庭の割合は、どれぐらい湖南市ではおられるんでしょうか。またそういったご家庭にどのように対処していくのかということをお聞きします。
学校教育課指導主事
正確な割合というのは今持ち合わせておりませんが、実は先ほどご紹介した2例のうちの2も、ご家庭のしんどさというところも原因になっています。複合的な理由から不登校になっているケースが大変多くございまして、子どもさんの発達特性だけではなくて、ご家庭のいろいろなしんどさからも、不登校になっているという現状であります。
他にも、発達特性だけではなく、複合的な理由でご家庭の困難も理由の一つとして上がるケースはたくさんありまして、対応としましては、先ほどの発達支援システムを十分に活用させていただいて、例えば、その保護者に誰が関わるのが一番よいかというところも、ケース会議の中で相談をして、家庭児童相談室が保護者と関わっているケースについては、そこに任せることもありますし、例えば、発達支援室の保健師が母親とのやりとりのところを担っている場合もありますし、通級指導でことばの教室等に通っているとか、ふれあい教育相談室に通っている場合、送迎の時に保護者とのやりとりもかなり密にできますので、そこで関わる場合もあります。
ケースによって、誰が保護者に直接関わるのが良いのか、それからバックアップとして、関われるのはどこの機関なのかというところも検討をした上で、ケースに応じて対応しているという現状です。
議長
よろしいですか。
委員
はい。
議長
他にございますか。
はい、どうぞ。
委員
不登校、これは非常に子どもに応じていろんなケースがあって、一筋縄でいくものじゃなくて、非常に細かく調べておられてそれで対処しておられる。その点で湖南市は非常に丁寧な対応しておられるなということはよくわかりました。
それで、全国とか、滋賀県の平均に比較すると、多少数が多いように見えるんですけども。これはやはり、細かく関わるほど数が増えるということがあって、必ずしもその数多いから、湖南市は心配だということとはちょっと違うんじゃないかというのはありますので、その他の平均と比較して、落ち込む必要はないと、むしろそれぞれがちゃんとしてるんだろうというふうに思うんですね。
湖南市の場合は普通、一応定型発達の子どもで、しかし、家庭の事情で勉強がなかなかうまく手につかなくて、ちょっと学力が他の子について行けなくて登校できなくなったという、そういう意味での不登校と、それからさっき説明していただいた支援の必要な子どもの不登校と、それと今のまた勝手との関係でもいろいろありますよね。
特にまた、私自身はこういうときによく言うのですが、支援が必要な子どもさんに対して、親御さんはやっぱり他の子どもたちと同じように教育を受けさせて、同じような能力があるということを知りたいという意識が強すぎて、それによって子どもに返って学校に行きなさいと言って、強制的になってそれがますます子どもにとってよくないという場合があると思うんです。
そのあたりを湖南市の教育の中で、親御さんとのそういうコミュニケーションの中で、親御さんに子どもさんの実情を理解してもらうということが非常に大事な点になってくるんですけども、そのあたりはどういうふうにうまくやってるのかそこちょっと知りたいなと思うんですけど。
学校教育課指導主事
そうですね。
例えば、発達特性がある子どもさんの場合は、小さいうちから、例えば言葉の教室であるとかぞうさん教室であるとか、いろいろな支援機関と関わっておられる場合は、長い時間をかけて、子どもへの理解が進んでいくというふうに感じています。ですので、できるだけ早くにその子どもさんに合った支援にめぐり合うということが、ひいては親御さんのその子ども理解であるとか、また、本人の自分理解、自己理解といったところに繋がっていくというふうに思っています。
大きくなってから、突然もしかしてうちの子どもが発達特性がっていうふうになった時に、よそから言われても、受け入れがたいであるとか、拒否的な態度をとられるということはありますし、そういった意味でも、なるべく早いうちに、必要な支援のところに結びつけていくということは大事なことであるなというのが1点と、もし大きな段階になってから、不登校となってから、初めて発達特性というところに気づきがあった場合でも、今先ほどから言わせていただいている、お母さんが受け入れやすい関係者っていうのを、ケース会議で話し合った上で、どういう側面から、おうちの方に話していけばご理解いただけるのかというところを考えた上で、役割分担して関わっていきたいというふうには考えています。
議長
はい。どうぞ。
委員
すいません。
教えていただきたいんですけれども、1ページの表なんですけど、ここに文科省に報告した不登校数と書いてあるんですけど、この文科省に報告する何かガイドラインというのがあるんですか。
あともうひとつ、小学校の生徒数、ありますよね31年度では3026人なんですけど、その中学校になると1411人になってるんですが、これは、増えるんじゃなくて減ってるのは何かあるんですか。
学校教育課指導主事
ガイドラインのことから、お答えさせていただきますが、細かいガイドラインっていうところは、示されているものはありません。
やっぱり各学校の方で、先ほど申し上げた、複合的な原因から不登校になっている、または長欠になってる子どもさんについて、この子の原因、この子はどこに分類するのかっていうことをそれぞれ判断をして、分類をして、報告に上げてきているっていうところがあります。
それから、人数についてなんですが、中学校は3学年ですので、その分人数が少ないというふうに考えていただければと思います。
教育長
私が発達支援室長になった時に言われたことがありまして、10人の人が1人を支える社会は何とか持ちこたえられる。10人の人が2人の人を支える社会は、非常にしんどい社会になってしまう。だから、10人で1人の人を支えられるように、小さいうちは何かしらの助けがいるけれども、やっぱり早くに関わっておけば、その人たちに支援がいらなくなる。だから早期対応なんだと。だから小学校中学校のうちにとにかく不登校について対応しておく。何か自分に弱いところがあるっていうことが言えるようにする。
お医者さんや保健師さんの目はすごく確かですから、例えば6ヶ月健診のときとかでも気が付いているんだけど、親御さんにその構えが無いときに、子どもさん心配ですよと伝えてしまうのではなく、やっぱり親御さんと一緒に受け入れられるときに伝える。関係性がとても大事だと思います。
委員
発達障害に関しては、親御さんがどれだけそれを理解できるかっていうのは、これ一番ポイントになるんじゃないかと思います。僕もやっぱり、発達障害に関するいろんな研究の方とのつき合いもあって、そういう方の仕事の成果も読ませてもらってるんですけど。そこにつきるようなところもあるなというのがありますね。親御さんがそのあたりをきっちり理解されるとそれによってかなり、子どもさんたちのプレッシャーが無くなって解放されて、ある意味で他の子に比較すれば劣る面があるとしても、生活という点ではかなり心にゆとりができて、いい方に進んでいくっていうのが非常にあるんじゃないかなと思います。
議長
はい。それではこのことに関してはいいですね。
どうぞ。
委員
SNSに関していいですか。先ほどのお話に2つ例が出てきたんですけども、まだ、大丈夫な時期というかそんなに危なくなってない事例だったと思うんですよね、2つとも。それよりも、もっと問題点はもう学校とか家庭では収まらないような状態で、市の外までもう繋がってしまってるような、いろんな問題がSNSで起こってきてますよね。要するにそこでの更新の時には、相手が実際に同じ年齢の子どもなのかあるいはもっと大人がそれを育てるのかもわからんような状態で、いろんな形で子どもがだまされて、ひどい目に遭うことが非常に多くなってきているので、かなり厳しい問題がもうすでに起こっていると考えた方がいいんじゃないかなと思ったんですけどね。その辺りをどういうふうに対処すればいいかという点も含めてお考えがあったら教えて欲しいんです。
学校教育課指導主事
本当にSNSのトラブルにつきましては見えないところで受けてるというのが非常に難しいところで、わかったときには、重度化してるとかそういった場合もありますので、できるだけ早いときから子どもたちの様子とか変容を見ていくというのが大事になると思います。
委員が先ほどおっしゃったように、早い報告件数とか、いろんな認知ができてるというところはそれだけ対応できてるところだとおっしゃいましたが、本当にいじめとか、SNSトラブルもまさに一緒だと思っております。もちろん氷山の一角っていう場合もあるんですけども、できるだけ早い時から対応していくっていうところと、保護者や関係機関、学校ではなかなか、携帯電話とか仲間で見て対応していくっていうのは限界がございますので、家計連携制度を活用しまして、甲賀警察署と連携して対応していくというところで、同時進行を進めているという状況がございます。
できるだけ細やかに見ていこうというところで取り組んでるところの数字としまして、令和元年度のいじめの認知件数でSNSによるものというのを調べてみたんですね。昨年度小学校で、SNSによるトラブルを認知したのは、現在1件、中学校で4件だったんですけども、今年度は小学校で7件、中学校で11件と増えています。これは心配なところもたくさんあるんですけども、できるだけ早期でトラブルを解決していこうという取り組みは学校がしてくれてますので、そんな早期の段階から関係機関と連携していくと、そういったところは特に力を入れているところです。そのような現状の中で今進めていますし、あと保護者にも、子どもたちの様子を気をつけて見守って欲しいというところは同時で啓発もさせていただいてるので、その辺りで対応していくというところが現状でございます。
委員
それでこれもよく話題になるんですけども、この場で。そういうふうな危険があるんだということを、子どもたちがやっぱり自覚しなきゃいけないので、そういう点での教育の上での子どもたちへの、周知っていうか、教育、いわゆるメディアリテラシーですね。これをやっぱり、子どもの頃からきっちりと教えておかないと、子どもたち自身が危ない目に非常に合いやすいと思うんですよね。ですからそれもやっぱり教育の中でかなり熱心に進めていく必要がもう今はあるんじゃないかなと思いますね。道徳の教科書のそれについてあんまりないんですよね。もっとなんかちょっと深刻な問題になってるんじゃないかと思うんですよね。
学校教育課指導主事
もうおっしゃる通りで、ゲストを招いての講座と、中で一番効果的なのは子どもたちがドキッとするところがすごく大事で、そういった話をしてもらって、気を付けるようにさせてますし、あることが多く言ってますのは、SNS上に上げるものは、自分の家の玄関に名前書いて、貼っても、恥ずかしくないという課題だと、出せるものも、それを確認してから出しなさいと。まさにそうだと思うんですね。そういった日々の声かけ等を継続してしていくことが大事かなと思っております。
議長
それでは2つ目の議案に行かせてもらいます。令和2年度総合教育会議の総括について、教育長から説明をお願いします。
教育長
(2)令和2年度総合教育会議の総括について説明
議長
これに関してご質問お願いいたします。
よろしいですか。ございませんか。はい。なしということで。
次は、3つ目であります、湖南市総合教育会議の運営規則の改正について、秘書広報課長から説明を願います。
秘書広報課長
はい。秘書広報課長の山本といいます。よろしくお願います。
(3)湖南市総合教育会議運営規則の改正について説明
議長
はい。
今説明がありました。ご質問があればお願いいたします。
教育長
そもそも総合教育会議、何よりも、教育委員会と市長とのコミュニケーションというところで、本当にわざわざ会議を、というところも考えるんですけれども。市長とは、コミュニケーションをがっちり取れていると私は思っているんですが、市長いかがでしょうか。
議長
大丈夫だと思ってます。
教育長
とにかく、市長にはもう毎回教育のことで、ご相談させていただかないといけないことは、時間を取ってもらって、相談をしに行ったり聞いてもらったりしておりますので、そこのところはとても透明性があるなと思ってここ約2ヶ月過ごしております。
議長
相談してますし、しっかりやっておられますし、大丈夫だと思っております。
何かご質問ございますか。
では、次の議題です。4つ目でございますが、令和3年度総合教育会議の時期及び議題についてでございます。教育長お願いします。
教育長
(4)令和3年度総合教育会議の時期および議題について説明
議長
議題の案は以上です。一応、3回という形を決めていただいてるし、議題を決めていただいて、あとは随時ということでございます。
何かご質問はございますでしょうか。
この会議もペーパーレスになるんですか。方向としてはここもペーパーレスの会議になっていくのかなと。
委員
本当は(紙の資料は)いらないのですけれども。データを送ってくれた方がこっちとしたら楽です。紙はどんどん溜まっていきますからね。
教育部長
できれば、総合教育会議だけでなく定例教育委員会もそうなるといいですね。
議長
はい。
それでは次に行かしてもらいます。
その他最後のところででございますが、何かございますか。よろしいですか。
何かございませんか。なんでも結構です。
委員
本当に何でもいいんでしょうか。新型コロナウイルスワクチン接種はいつ接種できるのでしょうか。
議長
お若い方は、後になりますが、4月の中時分になると思います。もう毎日毎日、(国の)言うことが違うので、いい加減にしてくださいと思っておりますが、今の一番新しい情報によりますと4月の中頃からと聞いています。
委員
高齢者からですね。
議長
そうですね。それから持病のある方ですね。
4月の頭からというのはどうやら間に合わないみたいですね。4月の中時分かなあと思ってます。その後も引き続き、ワクチン確保してもらわないと。だらだらやったら集団免疫はできないので。ある程度の期間を詰めて、接種して、集団免疫を持って、6割7割の方が抗体できてという形にならないと、世の中安定しないので。集中的にやらなきゃなというふうに思いますが。一応、65歳以上、若い方はちょっと後になりますね。河野さんが100歳とか95歳からと言われたけど、本当に動く人からワクチン接種するべきで、動かない方はもう後からやるとかね。ちょっと発想も変えないと。とにかくワクチンがこないので、まだ見通しが立ちませんが、できるだけ受けてくださいね。できるだけ、できるだけお願いします。痛いときもありますし、痛覚に当たれば痛みを伴うときもあります。
他に何かございますか。
以上でございます。
皆さんありがとうございました。
更新日:2021年03月23日