令和2年度第1回湖南市総合教育会議会議録

更新日:2020年06月30日

令和2年度 第1回 総合教育会議 要点筆記

開催日時 令和2年5月27日(水曜日) 午前9時 開議

開催場所 湖南市役所西庁舎 3階大会議室

会議次第

1、議長あいさつ

2、議題 

(1)令和2年度湖南市総合教育会議の時期および議題について

(2)令和2年度における取組重点事項について

(3)新型コロナウイルス感染症対策について(1)

会議に出席した委員

6人

会議に出席した事務局職員   

12人

会議を傍聴した人

なし 

【会議内容】

事務局

みなさんおはようございます。本日は令和2年度第1回目の湖南市総合教育会議定例会にお集まりいただきましてありがとうございます。特に今年度は新型コロナウイルス感染症対策のために、湖南市総合教育会議運営規則第3条第3項「緊急事態における臨時会の開催」及び第4項の「市長および教育長による臨時会の開催」、これをこれまでに4月7日、4月9日、4月27日の計3回を実施してまいりました。それでは開会にあたりまして市民憲章の唱和をしていただきたいと思います。

市民憲章唱和

事務局

ありがとうございました。それでは市長から挨拶を申し上げます。

市長

みなさん、おはようございます。新型コロナウイルスの緊急事態宣言が、一昨日、全面的に解除されたところでございます。ただ、まだ、第2波、第3波と気を緩めることができない事態にあることもございます。この間、教育現場におきましては、内閣総理大臣による3月の急な一斉休校をはじめといたしまして、4月以降の休校につきましても、これまでに経験したことのないオペレーションを全国に先駆けて間違いなくこなしていただいたことに心からお礼を申し上げたいと思います。

6月からの学校再開に向けて準備が進んでいることと思いますけれども、ウィズコロナの学校環境をしっかりと作り上げて行かなければならないというふうに思っておりまして、どうかご協力のほどをよろしくお願い申し上げたいと思います。

また、人と人とのきずながズタズタにされたというのも、この新型コロナウイルスの大きな負の影響ではないかと思っています。訪問できない、接触できない、ふれあえないというなかで、人と人との五感を通じたつながりが断絶されてしまい、有史以来の大きな社会変革に直面しているのではないかとすら思われます。

一方で、政治的には些細なことで不満を最大限にまで膨らませて吐き出し、他人をつるし上げ、叩き、発散するという人間の悪の側面が全開になったということも見逃せないと思っております。ステイホームでの虐待や、声を上げられない人への接触禁止による福祉サービスの未到達の課題はこれから明らかになって来ると思いますが、ネット上での誹謗中傷で自殺に追い込まれた女子プロレスラーの許しがたい事件もありました。政治家などは、もっとお金を、もっとお金をと、口を開けば声を合わせてお金を出すようにと声を大きくしているわけですけれども、そうしたお金はすべて今声を上げられない将来世代に頭を下げて勝手にお借りしてくる借金であるという認識も持っておく必要があると思います。

5月19日には上京いたしまして、公明党の9月入学含めた子どもの学び確保支援するプロジェクトチームに、出席をしてまいりました。東大阪市長、教育再生首長会議会長です。大阪の和泉市長、全国市長会の行政委員長であります。埼玉の本庄市長、全国市長会の社会文教委員長ということで、その御三方と一緒に、全国市長会の相談役としてそのPTに出席いたしまして、意見を述べたところでございます。9月入学への社会変革は新型コロナウイルスの影響であらゆる社会の主体が疲弊している時期にやるものではないと意見を伝えたところでもございます。社会文教委員長からは全国の市長の8割が慎重または反対だという報告もありまして、結果として一昨日の内閣総理大臣、また、昨日の公明党代表の慎重論が出てきたということで、一定の成果があったと考えております。

それに加えまして、そのPTにおいては、教育現場の実情はどうなっているのかという質問が相次ぎましたので、湖南市の事例を紹介いたしました。特に、党の副代表からは、湖南市は特別支援や外国籍児童生徒支援で有名だというお話もありまして、公明党の教育関係議員においては、湖南市の教育現場のことを熟知いただいていると感じました。そういったなか、学校現場での新型コロナウイルス対策ということについてかなり興味を持っていただいているということがございました。第2次補正予算がまもなく編成されると思いますが、その中においても学校現場に対する手厚い対応ということも出てこようかと思っております。それも含めまして、教育委員会と一緒に対応して行ければと思っております。

それから、昨日まで、学区ごとの区長さん、まちづくり協議会の役員のみなさんと意見交換会をしてまいりました。その中においては、みなさま方は学校が大事だということ、そして、地域での子どもの見守りをどうやって行こうかということ、また、子ども会と学校の関係といったものについて、興味が高くありました。湖南市の教育はやはり地域に支えられているということもこのコロナのなかで再認識をさせていただいたところでありまして、そういったかたちで学校が地域に包まれるなかで再開をされていくというところに教育委員会としてもしっかりと進めていただけるとありがたいなと思っております。

新型コロナウイルスにおいては負の側面が非常に大きいわけではありますけれども、これが元に戻ることはないと思っております。何らかのかたちで前に進めて行かなければならない。五感を十分に使えない中での教育の再開ということになるわけでありますけれども、それも手探りで、正解がない中で組み立てていく必要があろうかと思いますので、市長部局も一緒に考えてまいりたいと思いますので、どうか教育委員会におかれましてもいろいろな面でご協力をいただきますようお願いを申し上げます。

事務局

ありがとうございます。それでは規則に則り谷畑市長に議事進行をお願いしたいと思います。

議長

それでは議事に入りたいと思います。本日の議題は3項目です。まず一つ目の令和2年度湖南市総合教育会議の時期及び議題についてを議題といたします。教育長から説明をお願いします。

教育長

1.令和2年度湖南市総合教育会議の時期及び議題について説明

議長

それでは今の教育長からの提案の概要について、第2回から第5回までの第3議題についてですが、もしこういったものを取り上げたらどうかというご提案があればというご発言いただければと思います。

委員

今回の新型コロナウイルスの影響で、学校が長期休校になってるというときの家庭学習との連携ですけども、GIGAスクールが一体どのように今なってるのか、それから予算がこれからついていった時に、湖南市としてどのように進めていくのかについてあらかじめ考えておいたほうがいいのかなと思います。前に各家庭の環境についてアンケートを取ったとおっしゃってましたけども、それをどのように生かしていくのかということも。

議長

GIGAスクールについては大きな論点になると思いますので、採用していきたいと思います。他はいかがでしょうか。

委員

一つは、これはもうすでに報道でもいろいろ話題になってますが、これだけコロナがいろいろな形で影響を与えていて学校の授業時間が非常に短くなって、それに対して特に今年度どういうふうな形を取るかっていうのは大きな問題であり、それを無理やりにこれまでどおりに1年やってきたことをしなきゃならないのかっていうことも含めて、やはりここは議論する必要があるんじゃないかと思います。例えば、私の娘がおります千葉は、夏休みをすごく短くして、もうそれはもう決まってるみたいですけど、その間に授業を入れてかなり子どもたちに圧迫が行くわけですね。そこまでして毎年と同じような形で、現況、押し込む必要があるのかどうかっていうことも含めて考える必要があるんじゃないかと思ってまして、子どもの能力っていうのはかなり柔軟性があるので、1年や2年多少遅れても後で取り返すこともできますから。それよりも子どもたちが積極的に勉強するのが面白いような状態に持っていく方向に導いてあげる方がむしろ生産的だし、子どもたちの精神的にもいいんじゃないかというふうに思って、そのあたりの方法をちょっと検討してみる必要があるんじゃないかというのが一つ。それからもう一つは、今先ほど市長もおっしゃったけど、このコロナの問題っていうのはそのままで終わるんじゃなくて、今後の生活にいろいろ関わって避けられないことになってて、そういうときに、いわゆる3密以後の子どもたちの勉強のあり方とか、教育のあり方、教育システム自体も含めて、一度考え直す時期に来てるっていうことをいつも強く感じています。少し早めに、湖南市教育委員会で、そういう点の意見を出しあっておくのも必要じゃないかなというふうに思ってます。以上二つです。

議長

はい、ありがとうございます。他はいかがでしょうか。

委員

先ほど話題に上がったところですけれども、私もコロナ対策のことを考えますと、GIGAスクール構想にも関連するんですけれども、教育におけるICTの利用をちょっと早めに進めていく必要があるのではないかと思っております。いまのところ、夏休みとか冬休みを短縮して授業時数を確保するっていう流れになっていると思うんですけれども、万が一第2波第3波が来た時に、さらに休校の時間が増えたりすると時数の確保自体が難しい状況になっていくわけですから、その時にやはりオンライン授業であるとか、そういったものを、スムーズに導入できる環境であれば、やはり選択肢がいくつかある方が子どもたちにとっていいかと思いますので、そういった取組をどうやってくるかっていうのも必要だと思っております。

委員

今みなさんがおっしゃってくださったとおりだと思うんですけど、コロナの間の家庭学習ができていない子がいると思うんです。一周回って「らくらく勉強会」の進捗状況とか、もう一度標準服とかっていうのを最後の方に入れていただければありがたいなと思います。

議長

事務局、GIGAスクールについては、時期的にだいたいどの辺りになると、大体全体が見えてくるんでしょうか。

教育部長

まずGIGAスクールの肝は、1人1台のタブレットの導入です。県で共同調達をしまして、8月に契約して早ければ11月、本年度の後半にやっと学校の方に入ってきます。当然、教員の研修も必要ですけれども、まず今想定してるのは、学校の授業での活用ということ。今、話題になってるのは、学校だけの利用にとどまらず、家庭学習にも子どもに持ち帰らせて使うのか、そこが考えどころです。そうなってくるときに、湖南市では小中学校とも最大でも7割ほどしか家庭にインターネットの環境がございません。あとの3割の方は、機械を持ち帰っても使えないというところなので、そういったインターネットの環境を公費負担してでも、整えてやっていただくのか。いやいや、それは家庭の環境のことなので、どこまで自由に任せるのか、そこが一番引っかかるところです。まもなく学校は再開しますけれども、すぐに学校の方で1人1台のICTの教育ができる環境にはありません。

議長

そうするとGIGAスクールについては、10月ぐらいで議論する方がいいんでしょうかね。

教育部長

そうですね。学校の方で、当然、導入されたらどのように活用していくかというのは教職員も考えております。そこの使い始めたところで、考える方が、もう少し具体性が出てくるかなと思います。

教育長

10月か12月ぐらいですか。

教育部長

12月かなと思います。そうならないとその家庭学習でも使おうかとか、そういったところがなかなか見えてこないと思います。

委員

学校の設備はもう整ってるんですか。

教育部長

全てではありません。教室にはインターネットができるような環境がありませんので、これからLAN環境を入れます。それと、学校に高価な機器を置くことになりますので、充電設備と盗難防止のためのキャビネットをこれから導入します。

議長

令和元年度補正でスタートして、当初は5ヵ年で整備をしていくと言われてたものを、令和2年度1ヵ年で整備をするという前倒しになっていますので、おそらく全国の業者も大変な状況になってると思われます。ですから計画通り納入できるかどうかというのも一つの課題とありますけれども、一つはLAN工事をしっかりとしていくという部分と、それからその他の機器類の調達と大きく二つに分かれます。それにプラスしてソフトをどういうものを選択していくのかというようなことになると思います。その調達については今のところ市としては県で一括調達をすることでもって、できる限りかかってくる金額を落としていくということを目指しております。ですから、さっきほど説明があったように秋以降ということになるということです。別に1回ですむ話ではないですね。3回目4回目ぐらいを使って議論しましょうか。

教育長

3回目も4回目も(3)にGIGAスクール構想の進捗と家庭学習あるいは教育におけるICTですね。

議長

GIGAスクールと家庭学習を合わせて3回目4回目のところに。第2回のところには委員がおっしゃったような授業時数の問題とか三密回避の問題という直近の課題を上げていければなと思っています。その続きでらくらく勉強会などもその中に入ってくるでしょうね。

教育長

5回目の(3)に入れてもいいと思います。

議長

そうですね。では、第5回は「らくらく勉強会」の状況について、おそらく令和2年度は非常に難しい中で運営をされると思いますので、その総括を含めて第5回に「らくらく勉強会」の進捗状況ということでそれでよろしいでしょうか。では、議題1の「今年度の総合教育会議の時期および議題について」は今ほどお話ししたような内容で進めたいというふうに思います。続きまして、議題2「令和2年度における湖南市教育の取組重点事項について」を議題といたします。事務局より説明をお願いします。

事務局

2.令和2年度における湖南市教育の取組重点事項について説明

議長

一通り湖南市教育の取組重点事項について説明がありました。委員の皆さんから何かご質問ございますでしょうか。

委員

学校給食費のことなんですけども、今のお話ですと学校がこれまで徴収したのを市の方でやりますということで教職員の負担は減っていいなとは思うんですけども、もう一歩進めて、できるかどうかわからないですけども無償化というのはどうなのかなと。子育て支援の施策とか、貧困家庭の支援という面での無償化ということができれば、その徴収業務自体がなくなってくるんじゃないかなと思ったんですけれども。

議長

今現在無償化状態にはなってるんですけども、コロナ以降徴収はさせていただいていません。ただ、平時からいただいてるのは実費部分だけでして、本来全体として徴収する必要があるということであれば、給食センターの減価償却費から、光熱費からすべて割り戻して徴収ということになると思うんですが、現在は実費分だけを徴収させていただいてるということになってます。今後もとりあえず今の新型コロナウイルス対策として無償化を続けていくのかどうかっていうことについては検討していく必要もあると思ってますし、特に給食費が家計を圧迫してるということであれば、そこのところは考える必要があると思ってます。実際、市議会6月定例会に対しましても、そういった面でのご提案をしていこうと思ってますけれども、全体としてどういうふうにしていくのかっていうことについては財政全体を見ながら考えていく必要があると思いますし、来年度以降かなり税収もガクッと落ちてくる予想もしておりますので、いますぐに全て無償化というわけにいかないかなと、ちょっと長期的に見て対処していく必要があると思います。他にいかがでしょうか。

委員

今の関連で、給食費の徴収強化ということで、市に渡しただけで徴収強化ができるのかなと思うんですけど、どのような感じでされるのですか。

給食センター長

徴収の方策につきましては、市の方で受けるということになりますので、全部で13校ある学校の給食費の管理システムを導入させていただきまして、学校の方からデータをいただき引き落としをさせていただいて一元的に管理させていただきます。また滞納分に関してはそのデータに基づいて督促などもさせていただきます。システムを導入することによって、管理をしていこうとしております。また実際の滞納分の督促は郵送だけではできませんので、電話とか訪問については人の配置や仕事の配分等を考えながらやっていきたいと思っております。

教育部長

今現在給食費は低所得世帯については就学援助金の中から実費をいただいています。ですから、徴収をしてるのは一定の所得のある世帯だけです。滞納をしてるのは、余裕があるのに納めていただけないという方ですので、学校の方に督促催告は任せきりの状態になってますので、学校によって取組に差があります。収納管理システムもそうですけれども、最終的には納めていただけない方には裁判所の許可を受けて支払い命令ということも方策として考えていきます。それを出しますとかなり収納率は上がると思っております。そういった事務を、事務体制のことはありますけれども考えておりますし、それを徴収強化と考えております。

議長

他はいかがでしょうか。

委員

図書館で質問なんですけど、先週再開されたということで、小中学生の来館状況っていうのは把握されてますでしょうか。

図書館長

大体毎日、日計を確認しながら見ておりますと、おじいさんやおばあさんと子どもさんが朝イチに来られて、期間と冊数を多くさせていただき頻繁に来なくていいようにさせていただいておりますので、30冊くらいどんと抱えてニコニコしながらお帰りになっていただいているところでございます。できるだけ短時間で選んでいただこうと思っているんですが、受付でどんと置かれるところにまた書庫から取ってきてというような現況です。そういうふうな形で待ってましたというような子どもさんがたくさん来ていただいております。

委員

これGIGAスクールとも関連するかと思うんですけど、子どもたちにオンラインの環境が整ったら、小中学生は電子図書館を利用することが可能でになりますので、やっぱりそうやって本を読みたい、学びたいっていう気持ちがせっかくあるのであれば、このような状況をかんがみると、人となるべく接触しないけれども、図書館の資料が活用できるようにもっていけると一番いいのではないかなと思っています。

図書館長

先ほどお話させていただいたことの追加なんですけれど、先ほどリライト図書というふうに申し上げたかと思うんですけれど、本来もともとの文章っていうのは英語で書かれていたり、すごく難しい構文だったり単語だったんですけれども、それを500語とか1000語くらいのやさしい言葉やさしい構文に変えて発行されているようなものがたくさんあって、そういうものを入れさせていただいたり、それが音声で読み上げたものを昨年度末に多く入れさせていただきましたので、そういうものを使っていただきながら、ご自身で学んでいただくというようなこともできるようにさせていただいています。また名作、それからさっき申しました今までと同じように「YA」ヤングアダルト図書と言われるようなティーンエイジャー向けのものっていうのも、できるだけ入れさせていただいた形の中で、自宅で自分のペースでいろんな形の勉強を進めていただけるようにということは、環境は整いつつあるということです。

委員

図書館の自学自習っていうところなんですけども、これは、もう学校が閉まってる間のこれから夏休み、冬休みとかの勉強を想定していていいと、図書館の資料を使わないで、自分で自学自習で図書館を使ってもいいという、そういう意味ですか。

図書館長

そうですね。先ほどからのお話がGIGAスクールの延長線上というところもあるんですけれど、その学校というシステムでみんなで集まってというような状態で学習および知識を得ているというような学校制度と言われるようないわば日本で150年ほど続いている学校制度というものが現在なかなか十分に機能できない環境にありますので、それをどう社会教育生涯学習の施設、システムとしての図書館でフォローをしていけるのか、今までの概念にですと、土曜日、日曜日あるいは夕方、それからおっしゃっていただいたように長期の休みに、自分の学習を、問題集を持ってきてする場所という意味での自習というようなことをするかどうかというような観点での話であったんですけれど、今回自学自習という表現にもございますように、それを自分のペースであるいは学校教育としてシステムがなかなか機能しない中で、どのようにできるのかということを、その電子媒体みたいなものを最大限活用していく中で、図書館という場所をどう使っていただければ、図書館というシステムをどう使っていただくかというようなところでのものでございますので、自習の方は集まってきて三密みたいなというようなことをやってたのでは意味ございませんので、その環境をどういうふうに整えていくのかというところの中での自学自習というところでございます。委員さんがおっしゃっていただいたような、持ち込みがいいかどうかというようなレベルの話ではなくて、そういうものも含めてというところで考えさせていただいております。

委員

いま現在は、持ち込んでというのは認めてるんですか。

図書館長

場所だけの提供ということはご遠慮いただいてるところなんですけれども、もう少し全体的な形の中でどう提供していけるのかということで考えていきたいと思っています。今、リアルタイムで言えば、椅子とかも全部撤去させていただいて、30分以内で使ってほしいとさせていただいていますので、自習とかというようなレベルでは全然ないんですけれども。

委員

受験生の立場になってみたときに、今年度の入試がどうなるか、高校入試がどうなるかわからない中で、学校が閉まってる間の期間に家で勉強する環境にない人はどこですれば、家だとゲームとかテレビとか誘惑が多くて、その時に静かな環境で勉強できるところがあればいいなと思うんですけれども、スペースの問題は非常に大きいとは思いますが、よくあるのが図書館、今おっしゃったように、図書館の持ち込みはだめですよというところがたくさんありますけども、今年度に関しては受験生対策としてそういうこともちょっと考えてもらえたらありがたいかなという、どれだけの利用があるかわかりませんけども、休業中の自習環境があればそこで勉強できるかなと思います。

図書館長

自習をする方あるいは受験生を排除するということはいたしませんし、今おっしゃっていただいたことはまさに、在宅勤務の方たちがいろんな形の中で場所あるいは資料、システムをどういうふうに提供してもらうかというようなことについてもお声をいただいたり議論されておりますので、そういうことも含めて、繰り返しで恐縮なんですけど、三密を避けてどういうふうな形でできるかということを、前提としてではございますが、有効に使っていただける方法、場所を検討して実施していきたいと思います。

議長

令和2年度もすでに始まって2ヶ月経過して、計画はしているものの仕事としてはそこまで進んでないというような状況ですけども、あと10ヶ月、こういった方針で、教育委員会が取り組んでいくということですのでよろしくお願いいたします。では、議題の3番目、新型コロナウイルス感染症対策について、事務局から説明を願います。

事務局

3.新型コロナウイルス感染症対策について説明

議長

いま事務局から、新型コロナウイルス感染症対策についての説明がありましたけれども、ご質問あればいかがでしょうか。

委員

基本的なことですけど、クーラーは全学校に設置されているんですね。クーラーつけて窓開けてとなるとどんな感じなんですかね。

学校教育課長

窓を閉めますと密になりますので

委員

今年も暑くなるように言ってますので。

議長

基本的には換気すればいいんじゃないんですかね。ずっと開けっ放しではなくて。

学校教育課長

教室には換気扇がないんです。

議長

いや、窓開けて換気すればいいんです。

教育長

休み時間ごとに5分程度の換気をすればいいでしょう。

委員

長期休暇の件で小学校と中学校で、少し、中学生の方が体力があるということでしょうが、小学校を見ますと夏休みは8日間で冬休みは3日、ということは1人当たりにつき夏休みは8日ほど小学生は学校に出て授業を受けるということですね。ただ全員集めるわけにいかないので、それが日程としては子どもによって少しずつずれるということですか。

学校教育課長

今の計画ではもう一斉に登校するという計画をしています。6月1日からも一斉に登校するという形で考えています。

委員

では先生方はこれが起こったからといってすごい負担がかかるわけではないわけですね。わかりました。

議長

よろしいでしょうか。

委員

先ほどの水分補給の難しさとか、今日おっしゃってたんですけども、まちづくり協議会とかCS委員会との協働でにより、学校でお茶を提供してもらうとかそういうことはあまり考えておられないでしょうか。

学校教育課長

一昨年をイメージしますと、それこそ用務員さんがどんどんお茶も沸かしてくださって、十分用意はしてくださるんですが、もうそれを超えてお茶が必要になって、なかなかそこが追いつかないという状況はありました。五、六年生になりますと、まあまあ1日をイメージしながら、お茶飲んでいくんですけど、小さい子になるともう一気に飲んでなくなりましたというふうになります。

議長

それはクーラーのある学校でも同じ状況でしたか。

学校教育課長

クーラーがその当時の菩提寺小学校にはなかったです。

議長

今年からはすべての学校でクーラーがありますので、もう少し抑制されるのかなと思います。

学校教育課長

気温もわかりませんので、とにかく一番暑いときをイメージしておくのがいいかなと思っております。

委員

小学校と中学校のそれぞれ夏休みの登校時ですけれども、給食が小学校はある中学校はないとか、逆に中学校はないという日が何日かあるんですが、運用としては、それは別に難しくはないっていうことでしょうか。なるべく合わせた方が予算的にやりやすい、そういったことはあるのかなと思ってお聞きするのですが。

学校教育課長

コロナとは関係なく例えば終業式の日だとか始業式の日だとかは、中学校は給食はあるけれども小学校はないとかは例年ありますので。

給食センター長

そのあたりは、あらかじめ日程さえわかっていれば食材の発注はその日しかかけませんので、そこに関しては大丈夫です。

学校教育課長

ちなみに全国のニュースを見てますと、市教委が前に座って各学校が座って指示を受けているというようなそういう報道がずっと流れてるんですけども、湖南市の校長先生たちはやっぱり自分たちで協議をする機会があるというところで大変喜んでいるというか、その協議の場面を実はプレスリリースをしてまして記者さんにも見ていただいている、そういう機会も持っています。

委員

なかなかいいですね。教育というのはやっぱり、ボトムアップでいかないとなかなかうまくいかないと思いますので、これは非常にいい傾向というか、やり方だと思います。

学校教育課長

もうここは譲れないっていうのはもちろん、教育長から指示はあるんですけれども、細部については、やっぱり校長の協議で進んでいます。

委員

子どもたちには自ら考えるって言って、先生たちもやらないとですね。

委員

今お話を聞いていて、いわゆる学校でのいろんな計画の練り方、コロナウイルスの中でいろいろ変わってきている、それから先ほどの図書館の場合もいろいろいわゆるシステムをいろいろ変えようとしておられる、そしてこのGIGAスクール。なんか、結構いろいろな変化がもう実際に起こっているので、この教育委員会でもやっぱりそういうものを含めて、最初に言ったような、三密以後の教育の可能性みたいなことは、何か結構ポジティブな形で、いけるんじゃないかというふうに思えるんですけれどね。湖南市は早めにできるんじゃないかという希望が持てますね。

議長

そのあたりは、教育委員会の中で十分ご議論いただいて、また8月に教えていただければ執行部としても何かできることがあればということであります。よろしいでしょうか。もうご意見も出尽くしたようですので、新型コロナウイルス感染症とは末永くお付き合いをしていかなければならないような感じがいたしますし、先ほどから出ておりますように新しい生活様式に対応した新しい教育方法も、これからまた課長の言葉で言うと先手先手で対応していくことが必要だろうなというふうには考えてます。教育委員会と同じ方向性を向いて、市長部局も取り組んでいきたいと思いますので、今年度も1年間どうかよろしくお願いいたします。それではこれで第1回目の総合教育会議を終わりたいと思います。ありがとうございました。

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