令和3年6月1日定例記者会見

更新日:2021年12月03日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

【市長会見事項および資料提供】

(1)ワクチン接種予約キャンセル等に伴う余剰ワクチンの取扱いについて

【発表内容】

司会:時間となりましたのでただいまより令和3年の6月の市長定例記者会見を始めます。それでは市長よりお願いします。

 

市長:皆さんご苦労さんでございます。ありがとうございます。6月議会が始まる直前でございまして、ちょうど1週間前の今日全員協議会で説明をいたしました。後でこれについては、皆さん方に説明させていただくつもりでおります。

その前に、新型コロナワクチンの接種の湖南市内の状況について担当から報告いたします。

 

ワクチン接種推進担当:ワクチン接種の湖南市の状況でございます。

1回目のワクチン接種につきましては、65歳以上の方、施設入居者の方と一般会場での接種の方含め、現在、6555人。昨日の段階で接種が終わっております。高齢者人口の約45%の方の1回目の接種が終わったということになります。また、施設の方では、2回目の接種も進んでおりますのと、一般会場でも明日から、2回目の接種を受けていただく方がおられると考えております。また、予約の状況でございますが、これは31日朝の状況でございますが、1回目の予約者数が1万1600人。全対象者の方から、施設で接種を受けられた方を除きますと、接種済者を含めて約83%の方が1回目の予約をしていただいてるという状況でございます。このスピード感で考えますと国が言っております7月末までに65歳以上の方の接種を終えるということに関しては、湖南市では、目標達成できると考えております。以上でございます。

あと、本日より基礎疾患のある方の申し込みの受け付けをさせていただいているところです。朝から、何人もの方が保健センターにお見えになったり、ファックス等での連絡いただいたりしているところでございます。以上です。

 

市長:この件についてご質問あれば先に。伺います。

湖南市においては、満足いくことではないかもわかりませんし、もっと、スムーズに運ばなきゃならんのはよく分かってるんですが、医師会の先生方も非常に協力していただいております。スムーズに進んでいるというふうに思っております。45%ぐらい達しているということでございますので、競い合うものではないし、そんな数字を出してどうこうというつもりはないですが、進んでいるのかなと思います。先行して行う65歳以上の方や、もちろんこれから始まる65歳以下の方も、7月末までに、その後というんじゃなしに、少しでも前倒しでやれるようにしたいと思っております。もう一つ言うならば、県にもお願いしてるんですけども、警察関係、学校関係ですね、それから障害者の施設この辺がまだですし、県として、できる限り早いことお願いしたい・・・と言ってます。

県の方でも検討していただいてますので、早ければ7月の中ごろから、この辺については、何とかなるように・・・、私の感触としては持っとるような次第であります。以上です。

 

司会:続きまして本日提供させていただく資料について、担当より説明いたします。

ワクチン接種の予約キャンセル等に伴う余剰ワクチンの取り扱いについてよろしくお願いします。

 

ワクチン接種推進担当:余剰ワクチンの取り扱いについて、様々な報道が今までにもございましたが、湖南市におきましても、集団接種会場及び6つの個別接種会場において、現在使用しています、ファイザー社製のワクチンについては、希釈後6時間以内に使用しなければならないっていうことがありますので、その余剰ワクチンを廃棄することなく、数時間でキャンセル分のワクチンを接種するための人員調整が大きな課題となっておりますが、このような状況に鑑み、市では予約キャンセル等に伴う、余剰ワクチンの取り扱いについて、次のような接種順位を設けることとしました。

集団接種会場で、従事するものにつきましては、医療従事者の枠での接種が可能ということも国が申しておりますし、また、当初、市内医療従事者の中には、2月の予約の中では少し、接種を検討するという方が何名か残っておられたということもございますので、予約キャンセル等の発生時における余剰ワクチンの接種順位としましては、市内医療従事者のうちの未接種のもの、続いて集団接種会場に従事する市職員等ということで、順位を決めて、キャンセル等に伴う余剰ワクチンの効率的な利用ということで考えているということを、ご報告をさせていただきます。

 

司会:先ほど市長からありました、令和3年の6月の湖南市議会の定例会の提出案件について、総務部より報告いたします。

 

総務部長:6月議会定例会に市長提案いたします議案につきましては、8議案でございます。条例の一部改正が4件。補正予算が1件、その他といたしまして財産の無償譲渡が1件、大綱の策定が1件、市道の認定が1件となっております。議案の概要につきましては、お手元に提出案件の概要書をお配りしてるかと思いますので、そちらをご覧いただければと思います。以上です。

 

司会:その他、広報こなん6月号をお手元に配布しております。これらを含めましてご説明を受けたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。

 

市長:市長にならせていただくにあたっての公約の一つの中に、中学校までの医療費の無償化ということを言っておりました。それが、議案の第38号、の湖南市福祉医療費助成条例の一部を改正する条例の制定というところと、議案の第41号のところの、福祉の医療費の助成のところの、その裏付けとなるところであります。厳しい懐具合ではあるんですけれども、約束の一つやというふうに思って、担当部署が努力してくれております。これが一つの6月議会の主要案件です。あとはコロナに対する対応という形になるかなと思います。

 

記者:まずコロナワクチンの件について伺います。湖南市は、5歳区分で高齢者を区切ってワクチン接種券を発送し、ワクチンを打ってましたが、これがスムーズに行けているようですが、この件に関して、一般の人、65歳未満についても、やはり5歳区分とかに区切るとか、そういうのを考えてらっしゃるんでしょうか。

 

ワクチン接種推進担当:64歳以下の方につきましても、概ね5歳刻みでの発送を予定しております。今月6月号の広報の4ページに、接種券の発送スケジュールのお知らせということで書かせていただいています。6月の接種券の発送につきましては、今受け付けをさせていただいている、基礎疾患を有する人に、6月15日発送予定でございます。あと1週間ごとに5歳刻みで送っていく予定をしております。以上です。

 

記者:もう一つワクチンについて、一般接種については割と、自治体の方で柔軟にというような形で国が言ってますけど、前回の会見で市長が言われてた、高齢者施設とかの職員とか、そういうことを早くやっていくとかはありますか。

 

市長:消防の救急隊の方に対しては早いこと取り組まれておられる市がありましたので凄いなと思って、よいところはマネをしようと思い取り組みました。

今後についてのことですが、湖南市の職員も決められたルールに基づいてワクチンを接種していくことには間違いないし、そのスピードをさらに早めていかなきゃならんのですが、別枠において例えばですよ。例えば企業からね、企業は企業として早いことしてくれという要望がかなり強く出てますよね。そしたら、今言ってるように、順番は順番としてやりながら、もう一方では、例えば職場において、或いはいろんな職業、エッセンシャルワーカーと言われるどうしても休めない職種については、別の考え方で、コロナ感染者の数を減らすという意味から言うと別の考え方に基づいてやらなきゃならんと思います。ただ、湖南市の職員については、早いことしたいねんけども。先にしたらまた、叱られてしまので、そこについては遠慮してるし、先ほど言ったように警察関係とか学校関係、障害者施設は県が預かってるとこなので、県においても考えてくれていると思いますし、あんまり言わんといてくれやという、彼らからの返事やけども、同時進行で早いことできればいいなと思います。市としては正式な返事をただ待っています。もう1回言いますが市の職員については優先的にするということはしていない。もうちょっと我慢してもらうというつもりでやっております。

 

記者:もう一つ、市長ご自身が言っておられた公約の一つの医療費助成について、ちょっと細かい話になるんですけれども、今までがどうで今後どうなるというのを伺えたらなと思うんです。

 

保険年金課長:子どもさんの医療費なんですけれども、令和元年までは、子どもにかかる医療費については就学前の乳幼児の方、あと障がいのある子どもさんとか、母子家庭父子家庭の子どもさんを対象に助成を行っておりました。

令和2年から、年間の医療費が5万円を超えた場合に、その超えた分の医療費を小中学生の子どもさんについて助成をしております。

今後は、小中学生の年齢の子どもさんには、医療費自己負担がかからないこととなります。

 

記者:それで年間でどのくらいの予算を組むことになりそうですか。

 

保険年金課長:今のところまだ試算段階なんですけれども、今までの助成費用に加えておよそ8000万円程度増えると見込んでおります。助成を行うにあたっての受診率の増加とかそういったものをちょっと加味しないで資産しておりますので、これがまた増えるのか減るのかというところまでは今のところ読めてません。

 

記者:補正予算においても対応されているのですか。今回の補正予算は、その8000万円ではないですよね。

 

保険年金課長:補正で上げてるのは総額でおよそ3000万円ぐらいなんです。年度の途中から始めますので9月から始める予定で今動いておりますので、およそ半年分の医療費補助分と、あと申請をしていただくのでその申請や助成券の送付に係る郵送料ですとか、あと半年分の助成にかかる手数料ですとか、あとは広報にかかる資材費、ポスターとかチラシの制作費ですね。そういったものになります。

 

市長:今まで、何もしてなかったわけじゃないんです。ですが今回さらに思い切って、例えば、500円ずつもらった方がええとか、いろんな案もあったし、これによってコンビニ受診になる可能性もあるとか、少しでも財政に影響を与えないように配慮しようかなとか言う思いがあったけども、所得のある人に対してどうやこうやとか、いろんなこともしようかなという思いがあったけども、そんなこと一切関係なしに、もう一切条件つけないという形にし、多少いろんなことが起きるかもわからんけども、とにかくやろうということにしました。1年通したら医療費は大体のところで1億2千、3千万円ぐらいは要るのかなあという思いでいます。1年を通してしたらね。子どもさん全体に中学校まで実施するとそれぐらいの費用はかかるのかなと思って。それも大きな金額やけども、それぐらいは頑張って何とか捻出しようかなあと思っています。他にもいっぱい約束したが、まずこの1丁目1番地のところを手がけないことには、この職にいてられへんと思ってます。現場を担当している職員と侃侃諤諤の状態の中で始まります。後まだいろいろしなきゃならない。例えば給食費のところとか、いろんなこともあるんやけども。それはちょっと、ちょっと時間くださいという思いで・・・やりますので、とにかくここからしないことには、あかんという思いでやります。今回は9月からですので、来年から1年を通じてという形になりますので、医療費の動向については十分注意しながらとなりますけども、一旦始めたら、やめられへんわな。他のところはちょっと削ってでも、やらしてもらうという思いであります。以上です。

 

記者:市長にお伺いしたんですけど、先月にすでに1回ワクチンを打たれたということでもう2回目を打たれたと思うんですけども、その理由について医療従事者であって、できれば自分でも医療現場でもサポート等実際にやりたいということだというふうに説明をされたんですけども、実際に現場で何か業務に携わられたことが、これまであったかといったことと今後そういった予定があるのかどうかってことを教えてください。

 

市長:現実に医療従事者のところの、ワクチン接種のところから関わっております。ですから4月の中頃からずっと、記者の皆さんがたは高齢者接種のところから見ておられると思うのですが、医療関係者については4月の中頃からずっと続いております。

その中において、私も現場に行きますし、現実には、私実は、ワクチンの接種に関わっております。接種や、問診のところにもおりまして、その仕事が、もう私では間に合わんかもしれませんが、できる限り協力しようと思ってしております。ですから、日曜日等のワクチン接種のところは、現実に、私もメンバーの1人に入っております。また見に来てください。具体的には、福祉施設のところの担当のメンバーの1人に入ってるのと、それから高齢者のワクチン接種のところのメンバーの1人に入っております。ワクチンの接種や問診等いろんなとこに絡みます。私みたいなもんでも間に合う仕事しようと思ってますので、できます。

 

記者:4月から大体何日ぐらい出勤されましたか。

 

市長:正確にはわからない。4月5月と従事しました。記者のみなさんもご存知のことかと思いますが私こういう性分ですので・・・市長の仕事をさしてもらっているのでその空いてる時間にやってます。休みなく、動いております。ご批判は承知の上ですけども、早くワクチンを行き届かせるためにも手が欲しい。私たちの町は医師会の先生、それから市営の診療所の先生方も非常に協力的でございますので、ありがたいと思っておりますが、そのみなさんが現場に出ておられて、同じ世界に生きてる私としては、どっかで、知らん顔もできんひんやん。集団接種会場にも顔も出しにいきます。休みの日に。

何ができるのか私に・・・それぐらいしかできひんやん。

 

記者:ワクチン接種の業務をされてるのは、例えば土曜日等の公務外ですか。公務時間内に庁舎から出ていくという形ではなく・・・

 

市長:そうですね。定められた市役所の仕事の時間内に行ったらあかんって、みんなが言うから行ってへん。

今後これが、接種会場から在宅接種になってきたときにね。その接種会場に、無理して出てきてくれというのは、できない場合がある。しかも、家での、介護をしておられる方については、やっぱりチーム組んで行くという形になると思うねん。それは今まで訪問診療等で行ってた、あるいは馴染みの主治医が行くべきだと思っている。そう思ってるので、その辺においては、ここの公務以外のところで、在宅の方についても何回か「来てくれないか」とった打診はありました。それは公務が終わってから、あるいは、公務のない、土日の間に行かしてもらわなあかんのかなと思ってる。そんなに数は多くないけども、「お前でいいからやってくれ」と言われたら、17時以降とか休みの日とかに行くのが筋やと思いませんか。それは公務が入ってたら、それはそれなりにやめとくけどさ。患者として長い付き合いの方もいるし、うん、それはごめん。こういう性格なので私、だから、他の人で行けるとこは行ってもらうけどもどうしても、な。私ではないといけないところは・・・。大変ですけれども。例えば、各会場に、来れない人はタクシーチケット配るとか、介護タクシーの手配をとか交通手段の工面とか言われるけども、そう言う人たちに、隣に住むおっちゃん、おばちゃんやったら1人でもいいから会場まで連れてこれないかなと思うのと、本当に困っている人がどこにおられるかいうリストをくれとも言うてる、どうしても家から出すわけにいかん人に関しては、悪いけども、行かしてもらう、チームを組むからと言うてる。効率を考えたらあかんけれども。しかし効率を考えさせてもらうならば、チーム組んで回る方が、良い面もあると思ってる。

 

記者:市長自らが行かなければ、ワクチン接種がうまく進まないなどの面があるのか。人員が足りていないのか。

 

市長:足りないから私が行かなきゃならんという思いはない。指示を出したら誰かが行ってくれるという形までは、人はいてると思う。医師会の先生方には大変協力をいただいている、自ら出てきてくださっている。非常に協力していただいている。

ただ、在宅はね。みなさんが思っておられるよりも人の家に入ることは結構大変。家の中の生活環境や居住状況を見えるわけやんか。そういうところを考えると、普段から顔なじみのものがやっぱり行くべきちゃうかなあと思ってる。絶対に、公務について迷惑かけないようにするしさ。そのときは、ナースも運転手もついていくし、ちょっとその辺はさ、ちょっとずつでもやらせてもらってさ、自分が出ない方がいいのであれば、このことについてはまた方針変えていくので・・・。申し訳ないけども・・。

 

記者: 気持ちの問題も大きいということですか。

 

市長: そういう面はある。

 

記者:ちょっとさっきの医療費の助成の補足で伺いますが、小中学生は今何人ぐらいおられますか。

 

保険年金課長:対象者の人数は、日々出入りがあるので、今何人とはちょっと掴めないんですけれどもおよそ4000人から4100人程度と見込んでおります。

 

記者:全額医療費無料というのは他市ではどうですか。

 

保険年金課長:市町によって何歳までっていうのはいろいろあるんですけれども、大体小学校3年生まで、小学校6年生まで、中学校3年生まで、高校卒業までという4パターンがあります・・

もうほとんどすべての市町さんがやっておられますが、やっておられないところもあります。

 

記者:全小中学生の無料化というのは湖南市だけなんですか。

 

保険年金課長:いえ。中学校までですと、近いところですと甲賀市さんとか、東近江市さんとか。あといくつかの市町があります。

 

市長:後でそれは、資料として渡します。

全体に、落ち着くためにはもうワクチンしかないなあと思う。これを早期に、きちっとやる。それしかないと思います。目標は集団免疫7割です。他よろしいでしょうか。ありがとうございました。

 

司会: それでは、令和3年6月度の市長定例記者会見を閉じさせていただきたいと思います。なお次回は7月6日火曜日午前11時を予定しておりますのでご出席くださいますようお願い致します。