令和元年5月7日定例記者会見

更新日:2020年11月06日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

【市長会見事項および資料提供】

(1)甲賀市・湖南市広域行政協議会総会の開催について

(2)空中栽培によるサツマイモの植え付け会の開催について

(3)甲西図書館開館30周年記念 今村翔吾講演会の開催について

(4)学校行事予定

【発表内容】

司会:これから令和元年5月度の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。

市長:令和の新しい御代が始まりました。昭和から平成への改元は昭和天皇の御不例と崩御がありましたので暗い出発でしたが、平成から令和への改元は上皇陛下の御譲位に伴うもので、国民としては明るい船出となった感じがいたしました。

市では天皇陛下御即位をお祝いし、市民の祝意をお届けするため、5月4、5両日、甲西図書館に記帳所を設けさせていただきました。ホームページやタウンメールでのお知らせだけでしたが、現在のところ296名の祝意が寄せられておりますので、謹んで宮内庁にお届けさせていただくこととしております。

令和記念セールなど国民経済にとってもよい兆しを持ちながらスタートした令和ですが、昨日未明のトランプ米大統領ツイートから始まった米中貿易戦争の再燃が、アジア全体の株式市場同時下落を引き起こしておりますし、今朝のライトハイザー米通商代表も10日から中国への制裁関税を10%から25%に引き上げると表明しており、10連休明けの東京株式市場も日経平均が250円近く値を落としています。わが国経済への悪影響が続けば衆参ダブル選挙の決断につながりかねず、消費増税や就学前教育保育無償化の行方にも影響が出てくるものと思われます。国際経済と市財政の関係に引き続き注視をしてまいりたいと考えます。

ところで、もう、平成時代のことになりますが、4月16日に三日月知事が、国が建設を凍結している大戸川ダムの事業復活に賛成する方針を表明しました。このこと自体は瀬田川洗堰の全閉操作回避など治水安全度の向上につながる動きですが、そもそも嘉田前知事が凍結を求めたものでした。下流府県としては建設負担金が軽減されていたものを復活されるものですので、吉村大阪府知事も「巨大な公共事業であるダムがどれだけ効果があるのか検証しなければならない」と述べております。その効果が下流にも及ぶことから、滋賀県単独で地方負担をすべて負わされるべきではないと考えますし、滋賀県としてはこれから下流府県との厳しい折衝により、県民負担の在り方にも十分に留意していただきたいと思います。

さて、3月定例会の一般質問で速やかに導入してまいりたいとお答えいたしました「乳房補正具購入費助成事業」につきましては、現在その整備に向けて準備をしているところです。乳がん手術後の胸を保護したり、ボディイメージを整えたり、外見の悩みを少しでも軽くするためにパッドや人工乳房などが利用されておりますが、乳房再建については保険適用されておりますので、補正具本体を対象として助成制度を設けてまいりたいと考えております。現在、本市では医療用ウィッグの購入費用に対する助成制度を県内で初めて設けて運用しておりますが、この制度を一部改正して乳房補正具購入費の助成制度を整備してまいります。本市は乳がん検診については県内で最高の受診率となっておりますが、さらに受診率を高め、自己検診の啓発による早期発見を進めながらも、残念ながら乳がんを罹患し、乳房を切除しなければならなくなった女性に対しまして、関西で初めて購入費助成の制度化を行ってまいることといたします。ちなみに、秋田県は県制度として設けており、県内各市町も県の助成制度を受けた人についての制度を設けています。その他、県制度があるのは茨城県、島根県、鳥取県、福井県となっておりますが、区や市町レベルでは6自治体とされており、関西圏域では制度導入している県や市町はありません。医療用ウィッグ購入費助成制度の予算を6月補正予算で増額し、要綱改正で対応してまいりたいと考えております。

各資料提供につきましては担当の方から説明をさせていただきますのでよろしくお願い申し上げます。

司会:それでは資料提供について各担当より説明させていただきます。資料提供(1)甲賀市・湖南市広域行政協議会総会の開催について、(2)空中栽培によるサツマイモの植え付け会の開催について地域創生推進課長より説明させていただきます。

地域創生推進課長:『甲賀市・湖南市広域行政協議会総会の開催』、『空中栽培によるサツマイモの植え付け会の開催』について説明。

司会:続きまして資料提供(3)『甲西図書館開館30周年記念 今村翔吾講演会の開催』について図書館長より説明させていただきます。

図書館長:『甲西図書館開館30周年記念 今村翔吾講演会の開催』について説明。

司会:その他、お手元に広報こなん5月号と学校行事予定を配布させていただいております。それではただいま発表させていただいたことについてご質問をお受けいたします。

記者:乳がんの受診率について湖南市が県内で最高とのことですが、その要因は何だとお考えですか。

市長:湖南市には健康こなん21計画というものがありまして、その中でがん検診の受診啓発について積極的に取り組むようにさせていただいています。また、市内の各病院においてもがん検診の重要性をPRしていただいておりますので、市民におけるがん検診の重要性に対する認識が高まっていることが一つの要因だと思っています。

記者:この乳房補正具購入費助成事業について実施されたときに発表などされますか。

市長:基本的には今のところ考えておりません。実施方法としては購入後領収書を添えて申請していただくことになろうかと思いますので、そこの時点で制度がスタートなどということにはならないと思います。今現在、医療用ウィッグの助成制度がありますので、その制度を改正して乳房補正具の購入費用助成の制度化をしていこうと思っておりますので、予算枠が今のところウィッグだけしかないところに6月の補正予算案に含めまして、議会にお認めいただいたところで対応してまいりたいと考えております。

記者:発表事項にはありませんが、HATの連休中の入客数および売り上げ状況はどれくらいだったでしょうか。

市長:売り上げと入客数については手元に資料はありませんが、例えばオープニングイベントのバーべキューなどは予約で満員だったと聞いております。また、私が訪れた時には三回転以上したうえにまだ30分以上待ち時間が出ていたことから、スタートとしてはかなり多くの方にご来場いただき、湖南市には今までなかったおしゃれなスペースでなごんでいただけたのではないかと考えております。

記者:想定以上の入客数だったということでしょうか。

市長:おそらく指定管理者が想定した以上のお客さんにご来場いただいたと思います。

記者:サツマイモの植え付け会について、株式会社マツバさんは市内の会社でしょうか。

地域創生推進課長:はい、湖南工業団地内の企業です。

記者:この発電機は市民には初お披露目なのでしょうか。

地域創生推進課長:はい、一昨年は発電の小さな実験などは行っていました。昨年度に民間の事業者として環境省の補助金を受けられて発電機を開発されました。それを今回初披露させていただきます。

 

司会:他にご質問はありませんか。なければこれで令和元年5月度市長定例記者会見を終わります。

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 秘書広報課 秘書係

電話番号:0748-71-2314

ファックス:0748-72-1467

メールフォームでのお問い合わせ