令和5年4月4日定例記者会見

更新日:2023年04月13日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

【市長会見事項および資料提供】

【発表内容】

司会 皆さんこんにちは。ただいまより、令和5年4月の定例記者会見を始めさせていただきたいと思います。本日お配りさせていただいております次第において2番目の資料のところですが、こちらにつきましては本日資料提供はございません。また広報こなん4月号を配布させていただいております。よろしくお願いいたします。それでは、市長の方からよろしくお願いいたします。

 

市長 みなさんありがとうございます。新しい年度が始まりまして、少し市役所での異動もあり、ちょっとやっぱり緊張しております。スムーズにスタートを切りたいと思っております。

今、選挙中ですので、この選挙が終わったら少し状況としても落ち着くかなと思っております。

今年度が始まり進めて行く施策として小規模多機能自治があげられると思うのですが、一つは、湖南市の湖南市版の小規模多機能自治ということに対する市の職員の理解がまず必要。それから、区、自治会の役員の皆さん方、それからまちづくり協議会のメンバーの理解と協力が得られるかどうか。ここに対して、市全体が意思統一できるかどうかということにかかっているということだと思います。必死でやっていかなきゃならんと思っておりますし、改めて各地域を回りながら、理解を深めていただけるよう進めていきます。そういう思いであります。本日は皆様より質問をお受けする中で、改めて気が付くことも出てくるかと思います。よろしくお願いいたします。以上であります。

 

司会 それでは、ここからは質問をお受けさせていただきたいと思います。何かございますか。

 

記者 本年度もよろしくお願いします。市長にお伺いいたします。2月に3回紙面で私が指摘させてもらいました。20年の市長選の政治資金に関してですが、市長自身も含めて公職選挙法の件も含めて、法に抵触する可能性がある。細かく見ると計6つ、類型的には有印私文書偽造等3つあると思うのですが、やはり首長、市長ですので、順法精神というのが当然あります。特に選挙に関わることで、こういうことが起こるのは極めてよろしくないと思います。取材では自身に責任があると答えられておられたと思いますが、今改めてどのようなことを思っておられるのかお伺いいたします。

 

市長 今回いろいろとご指摘を受けて、知った顔をしてましたが自分が知らなかったことが多くて恥ずかしい話だと反省しております。特に今言われたように、お金の動きについては全部私のせいだと思っておりますし、その後いろいろともう一回確認を取っておりまして、責任の大きさを感じ反省しております。まず改めなければならないところは改めて、責任の取り方というのはどういう形になるのか検討しております。例えばですよ、改めて書類を出さなければならないところは出し直しをしなければならないと思っておりますし、今現在検討しているところです。教えてもらいたいと思っております。改めていこうと思っております。

 

記者 間違ったことを正すのは当然の話でして、それについては直していただければと思います。一方で責任の取り方ということがありましたが、書類を出せばいいというものではなく、秘書の方がやったこととは言え、ご自身がおっしゃるように責任は大きいと思っております。責任の取り方ということがあると思うんですけれども。そこはどういうふうに考えておられますか。

 

市長 今検討しております。また改めて申し上げる機会があるかと思います。

 

記者 それはいつごろになりますか。

 

市長 それも含めて検討しております。

 

記者 わかりました。確認というのは選管にということでよろしいですか。

 

市長 はい。

 

記者 それぞれ政治資金規正法、有印私文書偽造というのは非常に重大な過ちだと思っております。これについては、場合によっては、処罰されることになる可能性もあります。もしもご自身がよろしくないという思いであれば、この際自分で検察に行くなり警察に行くなりされたほうがよいのではないかなと思うのですが。

 

市長 先ほどからおっしゃっておられることは、よくよくわかっておるのですが、今現在検討しております。

 

記者 それとですね、政治資金規正法や公職選挙法については、いわゆるザル法のように感じます。わかりにくいところもありますし、ぬけ穴も結構多いですし、選管もしっかりと説明していただければこんなことにならなかったという話もありました。だったら市長はもちろん自民党員でもあるので、国会議員にも顔が利きますので、そういったところもなんとかできないかと言うことを国に何とかしてもらえるように訴えられてもいいのではないかなと思うのですが。

 

市長 そういうことも含めて自分の責任の取り方を考えております。

 

記者 今回私が指摘させていただいたことについては、国の方でも政治資金の問題と有印私文書偽造で大臣が更迭されましたが、かなり重く受け止められているものと思っておりまして、そこをきちんとどうお考えになるのか、どう責任を取られるのかきちんと説明をしていただければいいんじゃないかと思っております。

つづいて選挙です。同じく市長にお伺いいたします。16年ぶりに県議選が選挙になりました。そういうことで、選挙運動が活発かと言えば、あんまり聞こえてこないような気がしますけど。どうかなっていうのがあり、がんばっていただきたいと思うんですが。そこで市長に伺います。前回の会見で確か聞いたと思うんですけれども。候補者3人に対して推しますという話がありました。市長は自民党の支部長でもいらっしゃるので、当然党所属の候補者の応援に行かれたりされているのですが、別の政党に所属する候補者の応援に行かれているところもSNSで見させていただいたんですが、市長というお立場ではそういうこともあることだと思うのですが、実際に隣の市長もされておられるので。市長は自民党の支部長でもいらっしゃいますので、有権者が混乱するのではないかと。支部長としては公認候補を1番に押し、その候補を当選させることが1番の目的だと思うのですが、他の候補者をそこまで肩入れすることはいかがなものかと思うのですが。どのようにお考えでしょうか。

 

市長 多分ね。お伺いされるだろうなと思っておりました。今回4人出られておられまして、そのうちの3陣営からはいろいろ協力をということでの要請を受けております。お一人は要請を受けておりませんので、要請いただいたところは行こうと思っております。それが普通一般的に市長としては、本来行くことはよいとは思うのですが、“お前自民党の責任者として別のところに行くんかよ”ということだと思うのですが、確かにそういう意見があるかもわかりませんが、自民党の責任者として、なおかつ自民党というところから抜けていないのはどうかという今までからのご指摘もありますが、それも含めて全部を見てもらいたいう思いで務めさせていただいております。今度の選挙につきましても非常にわかりにくいと言われる人もおられるかもしれませんが、私のこの姿を見てもらって非常に混乱されているかと言うと、市の人たちは混乱されているかな・・・・という思いをしております。私はこの前の市長選挙でお世話になったので恩義を感じておりますので、それをどこかで返そうと思ってやっております。4人の中から2人を選ぶという所で、誰を選んだらいいのかなと悩まれている方もおられるかもわかりません。生田が推す3人の中から選ぶとされて、ほんなら“生田お前の本音はどこにあるねん”と言われるかもわかりません。しかし、皆さんはそれぞれ判断されているんだと思うのです。いつもね、4の中から2を選ぶ、4の中から1を選ぶ、3の中から2を選ぶ、私が応援している方を参考にされる場合、その中から1を選ぶということは、それはそれなりに皆さん方が判断されるのであろうと思っております。ただし、自民党の立場でどうやこうやって言われれば、そうなのですが、先ほどから言ってますように、選挙でお世話になったという思いは、やっぱり重いです。だから私は3人から要請があれば平等にと言えば悪いですが、建前上は平等に応援をさせていただくつもりであります。それぞれのスケジュールで空いていたら行かせていただきます。それをどういうふうに判断されるかというのは、市民の皆様が判断されていると思われます。というのが私の思いです。

 

記者 今のお話の中で、続いて伺います。平等に応援に行くという話でありました。自民党の甲西支部長の肩書がなければそらそうだと。義理があるから恩を返すというのは、そりゃそうだと思うんですけれども。やはり甲西支部長としては何がなんでも自民党の候補者を通さないという立場であられるので、さすがに平等というのはいかがなものかと、個人的に思いますけども、周りの自民党の人たちも思っておられる可能性があります。他の県では、県議選であったと思うのですが、無所属の候補を党の重鎮が推したからといって除名処分になったということもございました。支部長なので、そういうことは自分が責任者なので。

 

市長 あのね、本音のところを言うておくと、この世の中での生き方として、自民党のここの責任者であるという思いはありますが、生き方としてはそれがすべてではないと思います。それを、ここの選挙民の方も見ておられると思います。何をしているのかけしからんと言われる方もおられるかもしれませんが、それは、よくよく見てはりまして、今現在生田が反党的な行為をしており、けしからんというような話は出ていないというふうに思っております。よくよく知っておられます。私という人間が、どういう人間で、どういう生き様しているのか、どういうふうに考えてこの町で生きているのかということはよくよく知っておられます。そして判断されています。この選挙が終わり、この選挙の総括がでてきた時にどうなっているか。いろいろあるとは思いますが、ひとつのご意見として伺っておきます。

 

司会 他にご質問ございますか。

 

記者 小規模多機能自治のお話がありましたが、市長就任時からずっと言い続けていて、本年度から本格的にということになるのだと思います。構想案についても議会で承認可決されました。一方で中身がどんなものなのかということが今一つ見えてこないと思っています。具体的に考えていらっしゃることがあればお聞かせください。

 

市長 確かに、市民のみなさまもどういう意味やと言われる方もおられると思います。この具体的に何を目的にしているかと言いますと、ひとつは、高齢者に対する見守りだと思います。その地域において、どう見守っていくか、どのように支えていくかということがひとつです。もうひとつは自然災害が起きた時に、その地域においてどういう形で支えるかという防災対策。まずはこの二つになると思います。あとにもいろいろとあるのですが、この二つに絞って、その体制を早いこと組んでいかなければならないと思っています。そこのところの理解を求めるために各地域を回っていかなければならないのですが、言葉として理解できるということではなく、具体的な場面において、自分が回っていって説明し、それに対し具体的な協力を得るという、その仕組みを作っていかなければならないと思っています。ただ紙きれを回すということではありません。その辺はおっしゃってる通り、具体的に肌で感じてもらって、協力体制を築いていけるかになると思います。非常に難しいと思います。組織というのは生き物です。その地域地域によっても違いますし、朝昼晩の様相もそれぞれです。また月曜日の様相、火曜日の様相、土曜日、日曜日の様相は違います。各地域の実情は違いますので、非常に難しいところもあると思います。今言いましたように、高齢者に対する見守り、ここをやりきらないことには、この地域は支えきれないと思いますし、覚悟をしています。確かにおっしゃるようにまだまだ理解していただけていないということは、よくよくわかっています。

 

記者 理念としてはよくわかります。共感もいたします。しかし一方で説明に行くってなると具体的にどうしていくのかということがないと、住民の皆さんもよくわからないと思うんですよ。その具体的なことを示されるのはいつぐらいになるのかをお願いします。

 

市長 ごめんなさいね。私自身も今の時点でスケジュールは決めていません。地域の役員さんも変わったばかりですし、新しいメンバーとなられましたので。また、発表させていただく時がくると思います。

 

司会 他ご質問ございましたら、お願いいたします。よろしいですか。

それでは、市長定例記者会見を閉じさせていただきたいと思います。なお次回の定例記者会見5月9日の午前11時の開催を予定しておりますので、またご案内させていただきたいと思います。本日はありがとうございました。