令和5年7月4日定例記者会見

更新日:2023年08月01日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

【市長会見事項および資料提供】

(1)じゅらくの里にキャンプ場がオープンします

(2)こどもの居場所づくりモデル事業について

(3)湖南市タウンミーティグの実施について

【発表内容】

司会:それでは、ただいまから令和5年7月の市長定例記者会見を始めさせていただきます。まず初めに市長の方からあいさつをいたします。

 

市長:御苦労様でございます。何となしに、重いな空気。なんかもうちょっと力抜いて欲しいなと思ってんるのですが、自分が思っているのと、皆さんが思ってるのは、違っていたらと思うところもあるのですが、それもよしかと思います。とにかく始めさせてもらいます。ご質問をお受けする中において、記者の皆さん方が、ここを思っておられるんやなということを私も知りたいので。始めさせていただきます。よろしくお願いします。

 

司会:それでは、本日の定例記者会見は3件の資料提供がございます。初めに、3件の資料提供のご説明をさせていただきまして、その内容について、案件ごとに質問を頂戴したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

まず、1件目農林振興課の資料提供について担当より説明させていただきます。

 

農林振興課長:「じゅらくの里にキャンプ場がオープンします」ということで、この4月より、この施設においては、三幸株式会社さんに指定管理業務を委託しております。その指定管理者の自主事業の一環として、この7月15日からじゅらくの里の施設にキャンプ場をオープンさせていただく予定をしております。今までは福祉健康増進施設として活用されておりましたが、周囲の豊かな自然も活用しキャンプ場として利用することとなりました。本日は指定管理者であります三幸株式会社さんが来ておられますので、そちらからご説明させていただきたいと思います。

 

三幸株式会社:じゅらくの里の指定管理をしております三幸株式会社と申します。お手元に配付させていただきました資料を見ながら簡単に説明をさせていただきたいと思います。7月15日にキャンプ場を開設させていただきます。サイト数としては11サイトがございまして、1つ1つは広いサイトでございまして、バーベキューサイトもご用意をさせていただいております。ご予約につきましては、インターネットでは予約は承っておりませんので、電話又は窓口にてご予約をお願いいたします。また7月15日のオープンを記念しまして、グランドオープニングセレモニーをさせていただきます。時間は13時からですね。健康増進広場前で、雨天でも、福祉パーク館で決行いたします。よろしければ、見ていただければ幸いでございます。

 

司会:続いて子どもの居場所づくり事業について、担当より説明させていただきたいと思います。

 

こども未来応援部次長:それでは、こどもの居場所づくりモデル事業について説明させていただきます。本件は公共施設を利用した子どもの長期休暇中のこどもの居場所、いわゆるサードプレイスを開設するとともに、実施した内容についてきちんと次年度以降も開設できるようにマニュアルを整備していきたいと考えております。居場所づくりについては、市内の子どもさんが自ら参加され、安心して主体的に過ごしていけるような事業にしたいと考えております。その事業において、委託させていただく事業者さんにおいて子どもの可能性を引き出すために、子育て経験のあるスタッフが従事いたします。経験のあるスタッフが、子ども同士の関係をコーディネートし、室内や室外で、地域の方とふれあい自由に活発に活動できるようにしたいと考えています。あわせて参加される子どもさんが支援の必要な子どもさんやご家庭に事情がある子どもさんにおかれては、関係する行政機関と連携してしっかりと役割をはたしていまいりたいと考えております。最後になりますが、この事業については、次年度以降に市内の他地域でも展開していくためのマニュアルを作成することを目的としております。

内容につきましては、資料に記させていただいているとおり、7月24日から8月31日までの間、いしべ交流センターで実施いたします。7月5日より募集を行います。よろしくお願いいたします。

 

司会:3件目を私からご説明させていただきます。湖南市タウンミーティングの実施についてということで、「湖南市版小規模多機能自治の推進について」をテーマにして市内4会場でタウンミーティングを開催いたします。7月16日13時から三雲コミュニティセンター、7月22日13時から市民学習交流センター、8月2日19時から菩提寺まちづくりセンター、8月6日13時から石部文化ホールでそれぞれ開催いたします。以上です。

それでは、ただいま資料提供いたしました内容につきまして、順番に質問をお受けしたいと思います。まず1件目「じゅらくの里にキャンプ場がオープンします」についてご質問がございましたらお願いいたします。

 

記者A:2点お願いします。新しいキャンプ場なんですが、市内には他に二つキャンプ場があったかと思います。ゆららと雨山に二つあったかと思います。そことの差別化をどういうふうに、図っていくのか教えてください。

 

三幸株式会社:私から説明させていただきます。差別化ということではありませんが、一つの魅力としては、もともとこちらのキャンプ場はパターゴルフ場として使われてました。そのため、周囲には塀が建てられており、その塀を利用してプライベート空間を演出できるようになっており、周りの目を意識することなく、周囲の自然を楽しみながら利用していただけるものと思っております。

 

記者A:他の施設と比較して利用料金はどうですか。

 

三幸株式会社:あまり差はないと思います。

 

記者A:もう一つ。今も言いましたけど、雨山のキャンプ場なんですけれども。ここでまた新しいキャンプ場ができたりするとまた利用者が減少することになるのではないかと思うのですが、施設も古いしですし。例えばもうなくすということもあるのかなと思うんですけどその辺はどうなんでしょうか。

 

総合政策部長:現時点においては、しっかりと誘客していきたいと思ってございます。

 

記者B:管理人さんは24時間配置されているのでしょうか。

 

三幸株式会社:24時間常駐ではないのですが、代わりに24時間対応させていただくことができるコールセンターを設けております。何かあればこちらに連絡をいただき対応させていただきます。

 

記者B:利用料金はどのようになっていますか。4,500円とか書いてありますが。

 

三幸株式会社:最高価格としましては、現在もトップシーズンでございますが、この期間ですと、6,500円です。

 

記者C:利用想定人数でどれぐらい想定されていますでしょうか。併せて想定されている年間利用者数もお願いします。

 

三幸株式会社:ありがとうございます。利用人数としましては、いずれのサイトでも同じで、最大大人6名、お子様が4名の計10名と考えております。

キャンプ場は年間を通じての需要がございますので、具体的な目標を設定していないのですが、私の目標としては今年は100人の方には、ご利用いただければと考えております。

 

記者C:対象としては、ソロキャンプであったり、ファミリー層であったりとかターゲット層があれば教えてください。

 

三幸株式会社:ファミリー層をターゲットとしておりますが、それ以外にも、初心者が手軽にキャンプできるような体制になっております。手ぶらで来ていただいても、テントやバーベキューコンロ等必要なもの1式を用意させてもらっておりますし、当施設よりテントの設営等、キャンプを始めたいという方に、今後キャンプを継続してやってもらうための支援もさせていただきます

 

司会:他ございますか。それでは、2点目の子どもの居場所づくり事業についてご質問をお願いいたします。

 

記者A:この事業、人数はどのくらい受け入れられますか。

 

こども子育て応援部次長:石部地域の公共施設で実施させていただきます。当該地域には小学校が2校あり、両校合わせての対象児童が620人おります。そのうち約190人程の児童が現在学童保育所を利用されていますので、学童に通っておられない子どもかつ、低学年の児童が学童をよく利用される傾向にあることから、概ね30名から40名ぐらいと想定しております。また、何回かイベントも計画されており、そのイベント時は、その倍ぐらいの方が来られると考えております。

 

記者A:続いてです。対象は石部と石部南の2小学校だけなのでしょうか。

 

こども子育て応援部次長:市内全域の小学生の方を対象にしておりすが、学童保育所のような子どもの居場所づくりを目的とした事業でもありますので、送迎については、保護者の方にお願いすることになります。そうなりますと遠方から来ていただくのはありがたいのですが、基本的には石部地域の児童の利用者が多くなると考えております。

 

記者A:最後です。来年度以降は、他の地域でも実施する予定とかもあるのですか。

 

こども子育て応援部次長:はい。当該事業については、冒頭申し上げました通りに、次年度以降に、決定ではありませんが例えば、他の地域でも展開できないか検討しながら、実施できるよう今年度取り組んでまいりたいと考えております。

 

記者C:先程、子育て経験のあるスタッフが支援するということでありましたが、このスタッフは兼業でやられるのかとか、何人ぐらいで実施されるのか教えてください。

 

こども子育て応援部次長:スタッフについては、今回当該事業を学遊文化創造舎にお願いしております。学童の研修を受けていただいた方や、保育士等の資格をお持ちの方等に支援をしていただくというところと、常設スタッフとしては2名。それ以外の方に、地域のボランティアのスタッフ、また地域には高校もございますので、学生ボランティアにお願いをさせていただきます。常駐スタッフは2名となります。

 

司会:それでは、3点目の湖南市タウンミーティングの実施についてご質問ございますでしょうか。ございませんか。それでは、これで資料提供についての質疑を終わらせていただきます。続きまして、資料以外のご質問をお受けしたいと思います。

 

記者A:2点伺います。一つは、先の議会で出ておりました高松運動公園の土地について次の展開を行うために測量委託費について補正予算が出てました。漏れ聞くところによると企業誘致をということですが、その辺はどうなっているのでしょうか。

 

市長:土地の縛り外して、そのあとの展開をどうするのかという話をしたらいいんでしょうか。

 

記者A:はい。

 

総合政策部長:高松公園でございますが、都市公園法における都市公園という形で縛りがございました。

5月26日にですね、この縛りが外れて、そのあとの活動につきましては、企業誘致を考えているところであります。企業誘致の考え方につきましては、普通財産という形になりますので、そちらの方は総務部から説明させていただきます。

 

総務部長:高松公園跡地につきましては、今、総合政策部長の方からありました一番大きな課題であった都市計画の変更は、5月26日に、他にも整理すべきことがございます。地籍がしっかりと測量できていなかったことや、占用物等の課題を8月中に整理をしまして、10月にプロポーザル方式によって売却ということで公募したいと考えております。スケジュール通り進めますと、売却の決定については、今後の議会で、承認いただいて、それが済みましたら、一番早くて来年の5月に引き渡しになろうかと思っております。

 

記者A:関連して、高松公園はそれなりの大きさではあるんですが、どうやっても、企業誘致としてはそれほど大きくはないという話もあります。もう一つ今は人手不足ということが言われてます。どういうような企業を想定して誘致されようとされているんでしょうか。

総務部長:工業地域でございますので、工場を誘致したいと考えております。業種としては製造業。おおよそ4万2000平方メートルありますので、決して工業団地の区画の中では広い面積ではございません。その中には、市道を挟んだ駐車場を含んでの4万2,000平方メートルということですので、自ずとこの規模にあった企業を誘致できるのかと考えております。

 

記者A:ちなみに今企業さんから打診があったりとか、話があったりとかはありますか。

 

総務部長:現在問い合わせとしては数件伺っております。

 

記者A:高松公園について運動公園を止めるにあたっては、県の高専の誘致ということで、実際使ってる人の理解をいただいての話しだというふうなことだと聞いてます。高専が取れませんでしたので、それが市民の憩いの場とかじゃなくて、企業誘致になるというのは、筋が違うんじゃないかと思うのですがどうですか。

 

総務部長:高松公園跡地につきましては、市民グラウンドと野球場がありましたが、それは先に廃止をしておりましたころに、県立の高専の誘致をという話がありましたので、市有地の中で活用できるのはということで、そこを提供して立候補をしたという経緯はございます。それはこの土地の利活用計画の中で考えたもものであって高専誘致と、今度の売却というのは矛盾はしないと考えております。

 

記者A:野球場は実際使っておられた方がいらっしゃいますので、理解は得られるのでしょうか。

 

総合政策部長:まず野球場でございますが、使っておられた方も実際おられました。特に早朝野球というような形で地元の方が使っておられましたが、この野球場の、ネットを超えて近隣の家にボールが飛んでくるという苦情等もございまして、長年の課題もあったとことから、野球場におきましては、他に雨山や野洲川親水公園等がございますので、そちらの方を利用していただくよう説明をさせていただき、了解をいただいているところです。また、陸上競技場においては観客席がございまして、その観客席も耐震構造的に問題があり、そこが使えないと言うこともあり、最終的に市の土地利用の方向といたしまして、高専の誘致のためにということでありましたが、それは叶いませんでした。ただ、ここについては、滋賀県は製造業が代表的な県でもありますので、できるだけ企業誘致をという指針をいただいておりましたので、企業誘致を進めてまいりたいと考えております。

 

記者A:続いて別件です。市長にお伺いします。うちの紙面で、医療費の無料化が高校世代に県が手をつけるという話が出ました。市長が、会見で再三言っていたのは、県の方が中学以下のところみんな見てくれるので、そしたら給食費の無償化に手をつけられるということでしたが、その辺はかなり目測が変わってくるということがあります。もう一つは、県の方の医療費の補助については、一部自己負担というような話もあります。県の対応についてですね、市長が思っておられることがありましたらお願いします。

 

市長:はい。医療費のところでございますが、おそらく7月18日に彦根で行われる首長会議は少し荒れるかなと思ってます。

その一つの話題が今言われたことです。県から打診されてるのは、高校の医療費を県として、考えてるという線のその中身についての話し合いが行われると思ってます。意外でした。ないお金を使いながら各市町が受け持ってきた小学校中学校のところの医療費について、それぞれ工夫しながらやってきました。そこのところについて、県として、手当して欲しいというのが本来の要望であったと思ってます。言われたように高校生の医療費についての負担を県としては考えるという話であったと思います。前もってそういう線で考えてるという打診はありました。これについて、各市町の考えを今申しました7月18日に首長会議でおそらく出てくると思いますが、端的に言いますと、県は何を考えてるのかという一言だと思います。具体的に言いますと、県行政として負担。市町の行政として負担しなきゃならん金額からいうと、言葉悪いですよ、悪いですが、高校生の医療費のところっていうのは負担割合としては非常に金額的には一番少ないわけですね。ここのところ引き受けるからといことはわかるんですけども、県は、それを言うまでに、それぞれの市町が今まで苦労してやってきたことに対し、どういうふうに考えてたのかということの考えをまず示すべきだと思ってます。そこのところの、言葉として悪いんですけどね。例え話ですよ。歯並びが悪い口があるとするでしょ。県は今回やろうとしてるのは、その前歯のとこだけ綺麗にするから言ってはるんやと思いますよ。しかしながら、その横の歯とか奥歯については、良くなってるか言うたらなってないわけですよ。そこのところについては、すけすけですよ。そこから空気が漏れていくのに、そこに対してはどうなんやということ。まずそこを直すべきなのに、言い方悪いけど見栄えだけ整えて、横や奥の歯については何も言わないのは、どうなのかという思いはしてます。ですから、各市町の考え方違うと思いますけども、これにて歓迎する市町も出てくるやろうし、どうなんやという思いの市町も出てくるし、それぞれの市町が負担してるところについて、何かその隙間があいてきますので、そこのところを、どうしたらよいのかというふうに思いますが。その隙間が空くところについては、県の方から交付金で措置したらええやんかという話があるようでございますが。直接県からお考えを聞いてから対応したいと思います。今の漏れ承ってるところによりますと、非常に不満はあります。言葉の例えば悪かったんですけども。よい恰好はされるけれども、具体的にそれまでのところについては、県はどういうつもりなのということを聞きたいんですね。

これは言うてるけども、高校の医療費のところの負担。中学校の医療費の負担。小学校の医療費の負担ということを三つ分けて、あえて分けて考えたときに、一番安いとこ。そういう言い方したら悪いけどね。一番しんどいところを担うという気持ちは、県にはないのかな。いうふうに思います。これが私の印象です。

 

記者A:整理しますと、滋賀県が県でやるっていうことは、県の立場としては、滋賀県に来たら、高校生までの医療費の助成がありますよということではあるんだけれども。例えば湖南市だったらもう小学生、中学生の医療費助成をやってますが、やってないところもあると。そういうところについては、例えば中学生が抜けていると。それはいかがなものかというのが1点。同時に、県がアピールをするような形になることになると思うんだけれども、その際1番楽なところを持って、市町が1番しんどいところを持ってるっていうことについては、ちょっと疑問があるというようなことですかね。

 

市長:はい。国もまだきちっとした方針示してないのはよくわかってるんですよ。この間国は6月16日の閣議決定した経済財政運営と改革の基本方針の2023年というのがあるんですけども、その中で、国もね。地方自治体の取り組みへの支援による医療費等の負担軽減と書いてある。国もまだきちんとした方針示してない。

 

司会:他。ありませんか。

 

記者D:昨日甲賀広域行政組合が、ワクチン未接種者への対応事案等ハラスメント調査委員会のメンバーについて発表したんですけれども。組合の担当者に聞きますと、このメンバーの選定については、正副管理者の協議で決まっていて事務局は関与していないのでわからないということだったんですが、どういう基準でこのメンバーを選ばれたのですか?

 

市長:ちょっと。その中身について説明してください。

 

市長公室長:今回の第3者委員会の委員の選定でございますけども。今、おっしゃったように、管理者である湖南市長、副管理者である甲賀市長で協議を行い、まず前回の内部の対応検討委員会のメンバーは一新するということ。その上で、私と甲賀市の市長公室長の吉川公室長と2人が、その選定の相談をいたしまして、多角的な方面から委員を選ぶべきでだということになりました。それに関しては一切甲賀広域行政組合について、意見は求めておりません。相談しておりません。前回の委員会のメンバーは一新し、弁護士や大学教授、医療や組織経営といった観点や当時の行政組の状況を把握する方などから多角的見地に基づきご意見をいただくことを目的とし委員の候補とさせていただきました。委員の選定につきましては、当然いろんな方からの賛否があると思いますけれども、今回はこういった形で、しっかりと検証していきたいということで、正副管理者に行政組合が決裁を取りまして、委員をお願いし、進めてまいるということでございます。以上でございます。

 

記者D:もともとは6月の中旬に第3者委員会を立ち上げるといっていたのですが、今になったのはメンバーを一新するためにいろいろ必要だったということだったのでしょうか。

 

市長公室長:委員の選定をさせていただくのに、私共の方も甲賀広域行政組合が、今までどのような形で対応検討委員会を進めてこられたのかというようなことを調べさせてもらいました。それも少し時間かかりましたし、実際メンバーをお願いさせていただく中で少し時間が遅くなりました。以上でございます。

 

記者D:規約等を改正していたということではなかったのでしょうか。

 

市長公室長:そうです。

 

記者D:委員会の名前がワクチン未接種者への対応事案等ハラスメント調査委員会とあるんですが、何故「等」が入っているのか。どういうことですか。

 

市長公室長:この名称、条例や規則については、行政組合で作成しましたので、組合に伝えますので、改めて組合でお答えさせていただきます。

 

記者D:わかりました次生田市長にお聞きします。この委員会においていつまでに結論を出して欲しいというような目途はございますか。

 

市長:あのね、今回6人ですわね。メンバーね。前回の委員は一切入ってませんわな。メンバーは全員新たになりました。とりあえず1回目の、この調査委員会をやるというところまでは、私がまず主催しなきゃならんと思っております。それで始まった時どういう形でするかというところの後の手順とかいろいろ進め方については、このメンバーでやっていただくということになります。だから細かい手順とかいつまでに、結論をというところについては、それは私が決めることではなしに、この委員会のメンバーが、進み具合や中身を、掘り下げ方とかいうことを考えて決めていただくということになるんじゃないですか。1回目を開催する。そこのところについて私の責任でやります。

 

記者D:総務課長からは、全職員に対するアンケートは実施するということを聞いてると言われるんですがそういう方針であるということでよろしいんでしょうか。

 

市長:自分の意見としては言うつもりです。全職員についてのアンケートとはする方向でお願いしたいという、自分の意見は言わせていただきます。しかし最終的にはこのメンバー6人が適正に検証するための方法をお決めになることだと思っております。そういう方向でお願いしたいということは言います。おそらく次の質問で出てくるのかなと思いますが。お辞めになられた方に対するアンケートをどうすんねんということが出てくると思いますが、それも併せて。アンケート調査をするという形でお願いしたいということを言うつもりです。

 

記者D:昨年度だったら8人辞めておられますが8人に。

 

市長:そうです。ようするにこの前の12月の委員会の審議された項目としてね、問題になったのは15項目あったわけでしょ。15項目だと思いますよ。その中で、アンケートとるべき項目が出てくるじゃないですか。従って、おやめになられた方も、アンケートをとる。今現在の職員だけでなしにということです。それの提案はさしてもらうつもりですが、最終的にはこの委員会がどういう形でお決めになるかということについて、最終的に自分が全部決めるわけじゃないんで。今ここでは、決定事項とは言えないんじゃないですか。

 

記者D:市長として何故アンケートを実施するべきだとお考えなのでしょうか。

 

市長:この間の調査の後でこういう形で、名乗り出てこられたということを重く受けとめたらやっぱり調査し直すということ、アンケートとり直すってことが一番いいんというふうに私は思ってます。

 

記者D:消防で退職者が8人に上っていることについてはどうお考えでしょうか。

 

市長:ごめん、それ以上のことは、今ここで言う話じゃないんじゃないでしょうか。また改めてします。調査委員会を開き、そこで「こういう気持ちでやります。アンケートはこういう形で」という自分の意見を言うとこまで、それは自分としてはする責任はあると思ってますが、そこからの進め方についてはこの委員会にお願いするという形ですし、結論についてもその委員会が出される結論というものを尊重させてもらいたいというふうに考えています。

 

記者D:委員会とは別件の話ですが、消防本部で接種しなかった職員が全員退職していくっていう問題を報道しましたが、この事案についてはご存知でしょうか。対象者4人全員が。

 

市長:全員という言葉を使われておられますが退職されたということは聞いております。

 

記者D:いつですか。

 

市長:退職についてはね、それぞれ退職となり、これでよろしいですかというのを伺い書が出てきますので、管理責任者としての立場から言うたら、それは把握してなきゃならん立場であります。

 

記者D:そうなんでしょうけど、退職した人たちがワクチンを打たなかった人がみんな辞めたっていう。

 

市長:そういう発言はなかったんです。

 

記者D:未接種の職員が全員辞めたというのは通常では考えられないという異常な事態じゃないかと思うんですが、市長はどのようにお考えですか。

 

市長:ごめん。その辺のコメントも後日にさせてもらえませんか。

 

記者D:後日っていうのは、委員会の結論が出た後にですか。

 

市長:そうです。

 

記者D:委員会では、その辺のことも検証されると言うことですか。

 

市長:それはわかりません。私が言う話ではないです。とにかくね。気持ちはわからんでもないんですが、この委員会にお願いし、委員会を開くということまでが私の責任。この結論について口出しするというつもりもないし、また口を挟むべき問題でもないし、第三者委員会やからそれはそれでやってもらおうというふうに思ってます。

 

記者D:ですけど、今どうお考えなのですか。

 

市長:あのね。いろんな受けとめ方があるから今現在の自分が持ってる情報でもって、自分のコメントというものについては、やっぱり今この段階においては、歯切れ悪いけども控えさせてもらいます。

 

記者D:でも第3者委員会では、辞めた退職者4人のうちの3人は検証するかどうか決まってないんだから、それで今は委員会でやってもらうから何も言えないというのはちょっと矛盾してるのではないかと思います。

 

市長:矛盾してない。私の立場としては非常に慎重な発言しなきゃならん立場にあるんやから。

今言うてる通りあなたの言ってる話は、それは一面的な話であって、できるだけ全貌に近い姿を知りたい。それまでは、今現在の情報でもって発言をしない。

 

市長公室長:すいません。ちょっとだけ補足させてください。委員会ですけども、基本的にはアンケート調査は市長が申しましたように、おられる職員の方は全員対象として考えてます。まずは30代未接種者へ方に対して対応がどうであったかということをアンケートフォームに入れるのと、あわせて、そのほかについても考えております。それはお願いしようと思ってます。対象者につきましては、理由はどうであれ、退職された方々に対して、何かそういうことがあったかというアンケートを、取らしてもらおうということでお願いしようと考えます。ですから、その中で3名の方っていうのを当然対処してきますけども、それは客観的に一般的なアンケート方法の中で、いろいろさせていただこうということでございます。

あと、いつまでにっていう話なんですけども、実際、内容が大きくなってくれば、当然時間もかかりますし、まずは対象となられた方の調査検証を進めるといった、そういったものを第1回の検討委員会で、非公開が原則ですが皆さんには、最初のそこまでの流れは、見ていただけるようにしたいと思っておりますので、そういった中でも手順を整理をしていきたいと思っておりますので、今の段階ではご理解いただきたいというふうに思います。以上です。

 

記者D:退職された職員の調査っていうのは、警防の職員のことをということでしょうか。

 

市長公室長:そうです。

 

記者D:他の3人については、アンケートからということでしょうか。

 

市長公室長:そうですね。退職された方がおられますので8人おられますよね。その中には、記者がおっしゃる方もおられます。ですからこれも同じ考え方をさせていただきたいと思って委員会にお願いします。その方々に対しては当然個人の情報を守らなければならないので、了承をいただき、連絡先等も記入してくださった方には、それぞれさせてもらうようなそういうことも考えていきたいと思っております。

 

記者D:けれども退職は8人いらっしゃいますけども、3人の人はワクチン未接種ということで、警防課の職員と密接に関係することですよね。組織の対応がどうであったかと言うことについて。そこも対応が適切であったのかということもきっちり検証されるべきかと思っているのですけれども、アンケートだけっていうことなのか、そこについてもきちっと結論出されるということなのかどうでしょうか。

 

市長公室長:はい。アンケートを実施し個人情報等に十分に配慮した上で、その個人の了解を得るなかで、こちらから連絡をとり、話を聞かせてもらうということは思っております。

 

記者D:それによって、その他警防の職員以外の他の職員に関しても、どうであったかっていうふうにされていくということですか。

 

市長公室長:そうです。

 

司会:他にご質問ございますか。

 

記者E:1回目の委員会はいつ頃を目途にされますか。

 

市長公室長:今行政組合といろいろ調整をさせていただいておりまして、早くにということではありますがこの7月の中旬又は下旬には必ず開かせていただきたいと思っております。事前に日程については、記者の方々にも、甲賀広域行政組合の方から、しっかりと連絡をさしていただくと思います。以上です。

 

記者A:本来は行政組合に聞くのが筋なんですけど。この立ち上げにあたっては、湖南市、甲賀市両設置自治体が、主導になってるっていうことで、市長公室長に伺います。さっきも話出ましたが、委員会の名前がですね。ワクチン未接種者対応事案等ハラスメント調査委員会となってるんですけど。いつの間にハラスメントになたのでしょうか。というのは、この間、ここ湖南市でもセクハラの案件がありましたが、ハラスメント事案というのは、基本的に本人申告なんですよね。今回の事案というのは、この消防がやった区別が差別じゃないのかという苦情だったはずなんですよ。これ今、消防の対応に問題があったじゃないかという話であって。ハラスメントかどうかという話ではなかったんですこれ。ハラスメントだったら、ちょっとそれはまた違う観点で取材しなければと思うんだけれども、そもそも本人申告もない中で、ハラスメント調査委員会っていうのはどういうことかというのと、一体これ要綱はどうなってるんですか。設置要綱です。要は行政がすることなので、当然法令根拠が必要なことです。当然要綱があるはずなんですけれども。一体何を根拠としてハラスメント調査に今回踏み出すのかって言うのは全く見えないんですが。

 

市長公室長:ありがとうございます。そこにつきましても、行政組合において条例等を作成しておりますので、そちらを渡していただき、そこに目的等書いております。それは確認いただきまして、いろいろ聞いていただきたいと思いますので、そちらも組合にはお伝えさせていただきます。以上でございます。

 

記者A:わかりました。一つ答えてもらいたい話があるんですけれども、これハラスメント事案なんですかね。僕は消防の対応に問題があったと言うふうに認識しています。そういう話だったはずです。他社さんの書いた記事についても、もしかしたらそうでなかったかっていうような話であって、あくまでハラスメントというよりは、消防側のやり方に問題があったと、コロナ禍においてのというところの検証委員会であるべきだと思うんですけれども、なぜいきなりハラスメントという言葉が出てきたのか。これをハラスメント感じてるいるのか。なんで申告がないのかというのがとても不思議なんですが一体これは何なんでしょうか。要するにハラスメントということを用いてきた理由。そしてハラスメント調査の理由です。

これは絶対おかしいと思います。対応調査委員会だったらわかります。

 

市長公室長:ありがとうございます。確かにおっしゃっていただきますように、第三者委員会は真っ白のところから、客観的にその事実を整理していくということ。調査していくということでございまして、そのハラスメントというのが、逆に最初に意識されるものなので、ハラスメントというのは最終的に認定されて、位置付けられるということだと思っております。ですから第三者委員会の中でも、しっかりと未接種者への対応事案がどうだったかというところですね、そこからしっかりと検証の方入っていただくよう進めて参りたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。

 

記者D:委員会の名前はこれで決定ということでいいんですか。記事にする場合。

 

市長公室長:そこについては行政組合と終わり次第調整させていただきます。

 

記者D:それらの回答はいったいどちらから回答がもらえるのでしょうか。

 

市長公室長:両市の記者クラブ宛に行政組合の方から回答差し上げるということで考えております。

 

記者D:いつもすごく時間がかかるんですよね。

 

市長公室長:早くお答えできるようお伝えします。

 

記者A:ちょっと話変わるのですが、よろしいでしょうか。最後に意見なんですけど、この名称も含めて、今回筋が通らないことが多いんですよね。何で、ここでハラスメント調査が出てくるのかというのがすごい象徴的だと思うんですけれども。もうちょっと問題の整理した上で対応してったほうがいいと思います今回。

 

記者D:最後に市長に確認したいのですが、昨年12月の委員会の内部検証がされていて、対応に問題なかったと結論となったのですが、、この時も、会議録について市長はご覧になられましたか。

 

市長:はい。読みました。

 

記者D:この結果について十分であったとお考えでしょうか。

 

市長:この結論について。この調査は調査としてなされたということは把握してますし、この調査がどんだけ深く掘り下げたものであったかということについては、もうこれに対するいろんな思いがあったからまた、それなりのまた話が出てきたと思ってますから。これが果たしてよかったかどうかということについてもまた調査が今度の検証委員会になされるというふうに思います。

 

記者D:これ18ページあります。これ市長いつ読まれましたか。

 

市長:これ。報告を受けたときですので、今年に入ってだったと思いますよ。読みましたよ。今年のいつだったかは日にちまでは覚えておりません。

 

記者D:ただ5月に報道しましたけれども。

 

市長:それまでです。

 

記者D:これ、生田市長はどう思われたかと言うことですよ。

 

市長:この時点においての報告書は受けとりましたし、これはこれで、この段階では十分だと思って判断しました。

 

記者D:なんで十分だと思われたのでしょか。

 

市長:この時は、これ以外は出てませんよね。組織としての、これが報告です。組織としての。

 

記者D:ここでも書いてありますように、業務区別をしてるっていうようなことが、更衣室を使わせないとか。それで問題なかったとこの後結論付けてますけども、これどういうことなの、みたいな疑問とかなかったのでしょうか。

 

市長:これはこれで報告という過程を受け取りましたので、ありません。

 

記者A:最後、市長に確認なんですけれども。前回の会見の時に、この話が出まして、問題があるだろうと思ってるみたいな話があり、一部報道機関からは問題があると認識しているみたいなことが書いてありました。この後テープ確認したんですけれども、市長の考え方としては、ワクチンを打ってない職員を張り出すようなことは、私はしない。その他の対応についても、問題があるだろうとは思うけれども、その結論については問題があったかどうかということについては、今はまだ言えないということを話してたと思うんですが、それはその認識でいいんですよね。

 

市長:それで結構です。

 

記者D:はい。それについてですが、本人に実害を与えてしまったと。辞めざるを得なかったということは思い。組織としての責任の取り方についてもきちんと対応したいと言ってますし、そういう理解でよろしいですよね。

 

市長:あのね。(あの当時ワクチン接種を)それなりに説得する。こういう組織やから、こういう立場やからそういう形で説得するということは当然あってしかるべきだし、できる限りワクチン打っといてくれよというとこまでの指導はね。説得というか指導はすべきだと私は思いますよ。しかし、また逆に言うたら、他の職場とは違って、優先的にワクチンを早いこと打ってもらうという、優先させたということも事実であるし、それだけ他の一般職とは違った形の責任のある職場であるということは、重く受けとめて欲しいとは思いますよ。この職場はね。消防の職場は。その責任はね、一般の、全然関係ない職場とは違います。それは説得すべきであった。ただ最終的にはそこのところで、やっぱりワクチン打つのいややと言われたらそれはそれなりで個人は大事にする。それをわからんようにすると。露骨にわかるようにするということは職場としてはとってはならんということは思ってますけど、一般論としては。それの対応の仕方がねどうであったかということについてはね。今度の委員会によって調べはるやろうと思ってますよ。

 

記者D:露骨にわかるようにするようなことがあってはならないということは、一般論としてとうことで、これが消防署であっても、それは適用されるわけですよね。

 

市長:あの場所はね。あそこやなと思っていますが、あそこはもともと椅子と机が置いてあったとこです。改めて作ったというとこじゃないです。あそこね。ということですよ。だから新たにそこへねさらし者みたいな形をとったわけじゃないですよということは思ってます。

 

記者D:通知が出ていることで全職員にわかってしまっているんです。ここにいるこの職員さんは接種を拒否した人であって、毎日の行動を記録させられる人だっていうことがわかってしまうんですよね。そこの対応のね。

 

市長:そこの対応がどうであったかということについてはね、もう一遍調べ直そうと言うてるから、その結論出るまで待つということです。

 

記者D:今回のことについても、ちょっとコメントはできないということですか。3人の方に対しても、おっしゃってたような通知が出てるわけですよね。5回目の接種にあたっても。接種していない人は接種するまで継続して必要性説明して、ゴーグルの着用を義務付けるっていうような通知もでてるわけですけれども、それについて、どう思っておられるのか。

 

市長:ごめんさい。改めて言うとね。何も意図的にさらしものにしようと思ったわけじゃないということなので。その辺はね気持ちとしては、それなりに配慮してやったということは思ってますよ。

 

記者D:何故意図的にさらし者にしようとしたわけではないと言えるのでしょうか。

 

市長:なんでえな。さらし者にしようとはしてない。全体を掴んだときにそう思いますよ。私は。

 

記者D:私は取材していて、どうして市長がそう結論付けられるのが疑問ですね。組織としてさらし者にしようとしたわけじゃないと。

 

市長:この結論はまた後にしませんか。今度の検証委員会やってから。だから私も、それはわからん部分あるけども、皆さん方にとってもわからない部分ありませんか。お互い決めつけるんじゃなしに。この検証委員会の結論を参考にしながら、その後どうするかいうことを決めましょう。私はそういうふうに思ってますので、ここにおいては、結論は出ません。

 

司会:それでは以上を持ちまして、市長定例記者会見を終わらせていただきます。次回の記者会見は8月1日火曜日午前11時に開催を予定しております。