令和5年10月3日定例記者会見

更新日:2023年10月11日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

【市長会見事項および資料提供】

(1)【下田青少年育成学区民会議】防災ふれあいキャンプを開催します!!

【発表内容】

司会:それでは定刻となりましたのでただいまから令和5年10月の湖南市長定例記者会見を始めさせていただきます。はじめに市長の方からご挨拶をお願いします。

 

市長:皆さんありがとうございます。ありがとうございます。今日は少し緊張しております。と申しますのは、長年、空席でありました副市長に橋本君を迎えることができました。議会の方においても、全員に承認いただきました。これほどありがたいことはないと思っております。いろんなこと、これからも起きると思いますが、彼の足を引っ張らないようにして、やっていきたいと思いますので、何卒よろしくお引き回しのほどお願い申し上げます。以上でございます。ありがとうございます。

 

司会:続きまして、10月1日より副市長に就任いたしました橋本よりご挨拶申し上げます。

 

副市長:皆さんおはようございます。ただいま紹介のありました橋本でございます。先の9月議会定例会最終日に、選任の同意を賜り、10月1日付で、副市長に就任しました。その職責の重さ、大きさ、これはもとより議員全員から同意を賜ったということで、非常に身の引き締まる思いでございます。微力ではございますけれども、生田市長を補佐し、職員の皆さんと一丸となって、重要施策の推進、それから各種の課題の解決、それから本市が目指すまちの姿でございます“きらめきこなん”の実現に向けまして、誠心誠意取り組んで参る所存でございます。健康福祉部長時代にも、記者の皆様にはお世話になりましたけども、今後とも引き続きどうぞよろしくお願いいたします。以上でございます。

 

司会:それでは本日の定例記者会見は1件の資料提供がございます。初めに資料提供の内容を説明させていただきまして、そのことにつきまして、ご質問を頂戴したいと思いますので、よろしくお願いします。

それでは、「防災ふれあいキャンプの開催について」説明させていただきます。

 

教育支援課長:下田の青少年学区民会議ではこのたび、日枝中学校の生徒が中心となって、防災ふれあいキャンプを企画いたしました。防災を私事ととらえ、自分たちで取り組むことができる防災活動をもっと身近に感じてもらうために、キャンプでは中学生が身の回りのものを使用した防災グッズの作り方や防災知識を小学生や地元役員に教え、班のリーダーとして、小学生の活動のサポートも行います。また消防署員や地元消防団の方と連携して、訓練を通じて専門的な知識も教えてもらうものでございます。この土曜日は、お天気の予報ですので、皆様また取材の方来ていただけたらと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

司会:では、ただいま説明のありました防災ふれあいキャンプの開催について、何かご質問等ございましたら挙手にてお願いいたします。

 

記者A:こちらのキャンプなんですが今年初めてであるとか県内で初めての開催とかそういったことって何かありますか。

 

教育支援課長:県内初ではないんですけれども、コロナの流行期がございましたので、4年ぶりの開催となります。

 

司会:他よろしいですか。では、資料提供の件につきましてはこれで終わらせていただきます。説明職員の方は退席の方よろしくお願いいたします。引き続きまして、その他の件に移らしていただきたいと思います。何かご質問等ございましたら挙手にてよろしくお願いいたします。

 

記者B:市長にお伺いします。今議会に図書館と文化ホールの廃止条例を出しました。ところが審議が尽くされてないということで継続審議になっています。小規模多機能自治の最初の一歩になるところかなと思うんですが、構想は3月に可決されましたけれども、具体的になって、ちょっとつまずいたかなというような感じにも見えました。継続審議は概ね全会一致だと思うんですけれども、特に市長は市長選に出られた時に、チェンジこなんということで、たくさんの市議から指示を受けて出た中で、今回継続審議になるということであります。その辺の受けとめをですね、まず伺えればと思います。

 

市長:よそいきの答えですが、二つとも継続審議になったことについては、重く受けとめます。継続ですので、これからちょっと時間いただきましたので、どこまで納得、了解いただけるということはあると思いますが、みんなで一緒に頑張って説明していきたいと思います。これがよそいきの答え。ちょっとかみ砕いて言いますと、3月にある意味総論的なところについては、ご了解いただいたんかなという思いはありました。で、その各論的なところについてはどうかなという思いがありましたので、説明の仕方の問題もあったかと思いますが、あかんのかなという思いはありました。もう一つ言うならば、どうなんでしょうかねえ。説明不足とか聞いてないっていう話もたくさん出ました。いや、今まで説明して、それは十分とは言えないかもしれませんが、そこそこは了解してもらえてたとね、完全な了解とは言えないけれども。説明の仕方、それと、なんちゅうかなあ。あるものがなくなるっていうのは、みんなの気持ちとしてもやっぱり、かなんなという思いはありますわね。どんなもんであっても、利用率は、考えたらどうやとか、あるいは維持管理するのについてはこんだけ費用がいるとか言いながらも、やっぱり次の時代の準備というものには絶対必要なんですっていう説明だけでは人間の気持ちとしてはやっぱり不十分かなというとこら辺の、皆さんのお気持ちをほんまに、私どもが十分理解できたかなということについては反省してます。ただ、この前ね、四国に行かせてもらったんですが、室戸市そして東洋町に。室戸市は32,000人~33,000人だった人口が、今15,000人あまり。10年以内に5,000人弱になるというところでね。自然災害、特に地震の対応ね。限界がとかいうんじゃなしに、消滅やな。腹くくってはるんです。うちとこは、まだあれだけの覚悟できていないのかと思いながら帰ってきて、この状況。本市も来年合併して20年やけど、まだまだ覚悟はできていないのかな。まあ表現の仕方がもう一つであったということもわかりますよ。だから、マイナスのイメージがあって、次の時代にとってもプラスになるというその説明の仕方が非常に問題あったかなと思いますし。次何を必要としてるかということに対しては、そっちの方面において、今後とも集中的に説明していきたい。ご納得いただくように頑張っていきたいと思いますし、それが我々の役目というふうに思っております。一応ここまで。

 

記者B:関連です。十分な説明ができていなかったかもしれないというような話もありました。議会の方の議論では、文化総合センターの建物をなくすことが不明瞭、理由が不明瞭であるということもありました。ただ一方で、私、特別委員会の議事録あがってる部分を見たんですが、その中では、図書館についてはどういう形にしていくのかっていうことはまだいろんな形があるということが書いてありましたが3月の時点では。でも3月の時点では、文化総合センターについては除却解体っていうことをはっきり言っているので、今ここで議会が聞いてないっていうのは、かなり筋が違うかなというふうに思っております。その辺の受けとめについてはどうでしょうか。

 

市長:もう自分らしくないから本音のとこだけ言うよ。野球の試合で言うたら、行政はいつも守りなんやな。ずっと守り。守備ばっかりなんやわ。泣けてくるねん。議会はいつも攻撃側にいるねん。でそんなん言わんといてえな私説明したでよっていうことは言えへんでな。窮屈やなあ。今まで議会側にいたからさ。守備ばっかりなんやわ。いろんなことあるけどな、いつもその与えられた枠の中でやっていかなきゃならんからさ。行政としては、非常につらいなと思っていますし、今記者が言わはったことに通ずるんですが、今ここでさ、そやな、そやなと私もそう思ってるんやわと言うたらさ、また問題発言とかって言われるからさ・・でもまあ思いは一緒かな。

 

記者B:関連です。今回の議会では、この議案二つに関連する小規模多機能自治検討特別委員会、これの廃止がされました。一方で、私も図書館の廃止、文化ホール廃止の委員会を見に行きましたけれども。どうしてもその小規模多機能自治のことについての議論は避けられないと思いました。その中で、実際に議員さんも小規模多機能自治の関係に、あるいは庁舎整備計画の関係に関連づけながら議論を進めていますということは、この特別委員会を廃止するということ自体がおかしかったんじゃないかなと。そこで集中審議する方がいいに決まってますので、おかしかったんじゃないかなと思ってます。市長はどうお考えでしょうか。

 

市長:厳しいとこばっかり聞かはるなあ。相談は受けなかったです。もちろん相談を受ける立場にはないですが、二元代表ですから。基本的には特別委員会をもうこれで終わるということについての説明を受ける立場にはありません。ありませんけれども。そこはそこでさという思いもありますけれども、自分としては受けませんでしたので、「えっ」という思いはありました。しかしながら、先ほど言いましたように、与えられた枠の中でやっていかなきゃならんということ、もうそういうことです。小規模多機能自治という中で、西庁舎周辺それから東庁舎周辺という中、全体像の中で把握しなきゃならない個別の問題であるというふうに思っております。それはそれとして思ってますが、どこでどういう形で、合同審査なり、あるいはいろんなことがあるやろうけれども、今後、議会の方にもお願いしていかざるをえないかな。そこを決定する権限としては、我々はないと思いますので、議会がどういう形で進まれるということを今後とも、注意深くまた相談して行こうと思ってます。時間があるようでありませんので、自分としてはそういう面から言うならば、もっとやっぱり相談しながらいきたいというふうに思ってます。

 

記者B:市長あれですよね、議員さんにやさしい感じですよね。なんとなく。最後、同じ関連です。委員会を見に行きましたが、図書館の委員会では、傍聴者30人。おそらくこれは20年の湖南市の中でも、本会議も含めておそらく最大ではなかったかと思います。

それだけ関心のあることだと思ってます。特に県立図書館にもお話聞きましたが、もし図書館廃止ということになれば、県内で初めて、滋賀県は特に本を読む県であるというふうに言われてます。という中で、時期尚早というか、ちょっと考え直す余地があるのではないかというふうに思います。特にさっきも言いました小規模多機能自治検討特別委員会の説明の中で、図書館については、どういう形にするのかということについては、まだ検討の余地があると。その中では、例えば新しくできる各多機能自治センターここに図書室を設けるということも考えられるみたいなことがあります。一方で市長は委員会の答弁では、完全に無くしてしまうということをおっしゃられてました。いわゆる移動図書館で進めていくということだと思うんですけれども。質問なんですが、図書館を残すというよりも、違う形で残す。特別委員会で説明があった四つの図書室にして、形を変え直すっていうような余地というのはもう考えられないでしょうか。

 

市長:これからの話し合いいかんだと思います。公立の図書館が今現在二つですね。それから学校の方における図書館が各学校にあり、13の小中学校。そっから枝分かれて、各教室に図書があります。正直申しまして、石部と甲西との距離見たら、3キロちょっと。3.2キロのところに、二つというのが現実。距離だけではないというふうにおっしゃいますし、それもわかるんですけども。自分としては、今申しましたように、甲西の蔵書30万冊。石部の蔵書10万冊。それから学校図書13ヶ所。学校としてはね。それから各学級の図書というのはありますし、これは全体を考えていかなきゃならん。これようわかっとるんです。図書というものについては、他の分野においては電子化とか、デジタル化とかいうのがかなり進んでると思いますが。図書についてはやっぱりまだ最後まで紙ベースのところが、残るんじゃないかなと自分の直感的な部分と思ってます。これが一つ。皆さんの要望としてはいろいろあるんやなと思っております。それと「他市はええで、お前みたいに、二つしかないものはさらに一つにするようなとこは、他の市では言うとらへんで」と怒られるんですけれども。そこのところ今、しがた質問されたように、どういう形で残していかなきゃならんのかということについての最後のつめはできてません。それはいろんなことを相談する中で決めていったらいいことであって、何が何でもということで凝り固まってる考えはありません。ただしですね。ただし、聞いて欲しいんですが。

例えば石部の図書館にある本で、学校がそれぞれ持ってもええでっていうところ、あるいは分けようと思ってるところは各学校に1,500冊ぐらいは行けるという現場からの意見があり、そのためには今現在、各学校が、この本はもう無理やし、これはなしにしようというところを整理しなきゃならない。それから今石部の図書館で10万冊って言ってますが、ほんまに10万冊なのか、あるいはそれぞれのところに渡せる部分が何ぼか。それから石部の方は、甲西の図書館に渡せる本がいくらか。甲西の図書館で除冊できる本はいくらかということのつめと、現実には動いていませんので、この辺を整理しなきゃならんと。それに少し時間かかると思いますし、人の意見は、聞かないタイプかもしれませんけども、できるだけ納めていきたいと思っております。ただし、ここで聞いて欲しいんですが、基本的には何も決まってないんですが、石部で持ってる図書で、4ブロックに分けたそれぞれの小規模多機能自治の方から、自分とこが引き受けてもええという声は上がってません。小規模多機能自治でわしらに何を押し付けるんやということもおっしゃいますので、高齢者に対する見守り、子どもに対する見守り、それから、災害対策。雨。地震ですよね。原子力はまだちょっと別の要素。ここに対する取り組みを続けてもらうということだけでもね。それ以上のものをそれぞれ四つのブロックのところの、中心を担っていただいてる人達に、さらにお願いすることはできませんので、自分としてはそれはそれなりの言葉悪いんですけども、これ以上の負担をかけないようにしながら、どうしていくのかということを思っています。それからもう一つ泣き言言うて悪いんですが、電子図書というものがどういう形でどこまで進むかいうことについて、国は提示しておりません。それから、滋賀県においての図書というものについての中身も、電子図書というものに対する、とらえ方もまだできてません。その国県が示せないものを、湖南市だけで示せるか言うたらそうでもないように思います。ただ努力はします。現実に沿った形で、図書が借りやすい、返しやすいという機能を重視しながら、どうやっていくかいうことについては今後、我々の責任やと思っています。細かいとこまで本当によくは時代が見えないんですわ。特にコロナが流行って、時代がどう進んだのかということが、よくわからんとこあるので、これごめんなさい、もうちょっと時間がかかるかなと思いますけれども。災害の準備を災害が来るということを前提にしての準備というふうに思います。それの対応を併せて考えていくためには、やはり何とか、いろんな部分については、今後とも地元の皆さん方と相談するとしても、大前提になるところの総論的な部分。あるいは方向づけについては、ご了解いただきたい。どこの町もできてない。合併して20年経ちましたけども。手付けられてませんねわ。そこをですね。湖南市としてはやらざるをえないだろうなというのが、本音でございます。首かけております。正直言うております。オーバーには言いません。首かけてやろう。やらなきゃならん。そんだけ大きなテーマだと思っています。

 

記者B:確認なんですが、今の話まとめると、石部図書館と甲西の図書館が3.2キロぐらい極めて近い距離になるという中で、石部の図書館を丸々残すのはなかなか難しいんではなかろうか。その上で、委員会で説明された、その石部図書館の図書については、学校図書館に一校当たり1,500冊ぐらいずつ配っていくという、基本路線は基本的に変わらない。けれども、違う方法については排除するわけではないと。ただ、特別委員会でもあがってましたように、私もそれが一番いいと思ってますけど小規模多機能自治センターに図書室機能を置いて、貸し出しをお願いするということについては、地元の人々の負担になるので、現実的にはないというか、ちょっとそこまでをお願いするのには、ちょっと難しい部分があると。なので話し合いの余地はあるけれども、優先順位についてはちょっと低いかなというような理解でよろしいですか。

 

市長:はい。結構です。

 

司会:他にご質問ございませんでしょうか。

 

記者C:副市長にお伺いしたいのですが、就任にあたっての、抱負などお願いできますでしょうか。

 

副市長:ありがとうございます。まず今、市長の方からも発言がありましたけども、本市の抱える課題として、まず一丁目1番地すぐにやらないといけないのは小規模多機能自治構想と考えています。この小規模多機能自治構想は、本市のまちづくりの根幹やと正直そう考えております。どの分野におきましても、近年ですと、地域の主体的な取り組みということが掲げられるわけですけども、実際に、今後の社会情勢を見据えると、事業者も含めて、地域の皆様のご協力なしには成り立っていかないというふうに考えておりますので。9月議会の定例会の委員長報告ございましたけども、これを真摯に受けとめはいたしますけども、これは見えにくいというご指摘をいただいたと思っておりますが、様々な角度から再整理してご理解いただけるように取り組んで参りたいと、まずはここだと考えております。

それから、先ほどの話も通じますけども、やっぱりこれは全国的に同様ですけども、今後、人口減少の中での少子高齢化、これさらなる進展が見込まれております。仮に出生数が大きく増加に転じたとしても、社会で活躍いただけるまでに約20年かかるということでここ20年から30年は、厳しい時代を迎えるだろうというふうに見込んでおります。これに伴いましてやっぱりその財政の縮小、それから硬直化ということが想定をされますことから、歳入をどう増やしていくのか、また支出をどう抑えていくのか、これが一つということでございます。出生数の増。それから若者にどう定着してもらうのか、また転入してもらえる、また働きたい人がいつまでも働き続けられると、例えば企業誘致とか雇用の創出、こういったことも含めて、仕掛けづくりが一つあるかなと思っております。

こうしたことに対して、微力ではありますけども、誠心誠意取り組ませていただいて、本市の発展につなげることができればと考えております。以上でございます。

 

記者C:では市長にお伺いしたいんですけれども、副市長は令和4年の4月に湖南市にこられていると思うんですが、いつ頃から副市長にと思われていたんでしょ。

 

市長:いつからか言うて、もうお前も年やから早く決めて、きちんとせえよという形でいろんなところからアドバイスを受けました。民間からも受けましたし、議会からも受けました。いろんなとこからアドバイスを受けた中で、いつからってそんなん覚えてませんが、こういうことになりました。よく受けてくれはったなと思っております。これしかないわ。特に私とタッグを組むのは大変や。ということやから、先ほども言いましたが、できるだけ迷惑かけないにしようと思います。

 

司会:他のご質問ございませんでしょうか。よろしいですか。ありがとうございます。そうしましたら以上をもちまして、市長定例記者会見の方を終わらせていただきたいと思います。次回につきましては11月7日。火曜日に予定しておりますので改めてまたご連絡させていただきます。本日はありがとうございました。