令和5年10月1日生田市長のよいとこ！湖南

皆さんこんにちは。お元気ですか。

9月の敬老の日の前後には市内の多くの区・自治会で敬老会が行われました。新型コロナウイルスの影響で久しぶりに開催した区・自治会もあったのではないでしょうか。人と出会い話すことは元気の源になります。今年寄らせてもらった敬老会の会場で皆さんの元気なお顔が拝見できて嬉しく思います。

皆さんもご承知のとおり少子高齢化と人口減少が進行するなか、湖南市では令和5年4月1日現在、65歳以上の人口が14049人、総人口の4人に1人が高齢者です。2040年には3人に1人が高齢者になるとされていて、皆さんの知恵やお力をまだまだ拝借しなくてはならないなあと感じています。

私も長く生きていますが、その時代ごとに当たり前に思っていることは変化していきます。今のこの時代の当たり前も、20年後、30年後に変わっているかもしれません。時代の流れについていくのがしんどいこともあるでしょう。しかし、そんなことばかり言っていては何も変わらない。前へ進んで行けるように覚悟を決めて取り組むことも必要なのです。この先はお互いに助け合って生きていくしかありません。

9月16日・17日には湖南市と観光交流協定を結んでいる高知県の室戸市と東洋町を訪問しました。そこで甚大な被害が出た室戸台風の話を聞きました。湖南市地域防災計画でも風水害・震災・原子力災害について、災害が起きてすぐに安全な場所に移動するための避難場所、さらにその先避難生活が長引いた時のための避難所のことをまとめていますが、地域によっては時間帯により若い人は仕事で離れた場所にいるため高齢者だけで避難となることもあるでしょう。室戸市では人口激減の中で近い時期に起こりうる地震や津波に対する準備と覚悟をされていました。防災計画には掲載していない皆さんが持っている生きた情報と地域の支え合いで乗り切らなければならない大きな災害がこの先来るのです。災害に対する具体的な準備をさらに進めて行かなければなりません。

10月1日には全職員を対象とした総合防災訓練を行います。この日に合わせ多くの地域でも訓練をされると聞いています。いつ起こるか分からない災害に対してできることから始めていきましょう。