令和5年11月1日生田市長のよいとこ！湖南

皆さんこんにちは。お元気ですか。

今号では小規模多機能自治について、この夏タウンミーティングを行った際に皆さんからいただいたご意見を掲載しました。読んでいただきましたでしょうか。

タウンミーティングではご意見だけでなく広く質問や要望もいただいたことから説明不足なところもあったのではと感じています。庁舎整備計画を考えるにあたり、私の中でその中心にあったものは東庁舎ではなく地域でした。地域をどうしていくかということは、大きく西庁舎周辺をどうしていくのかが最大の課題になります。公共施設の整備だけでなく地域が抱える防災・子どもや高齢者の見守りといった課題、行政サービスのDX化などソフト面を一度に解決しようと考え生み出されたのが「湖南市版小規模多機能自治基本構想」でした。地域の基盤を作ったうえで東庁舎の規模などが見えてくるのではないかという考えです。

石部図書館と石部文化ホールの廃止についてはたくさんご意見をいただきました。今そこにあるものが無くなってしまうという事は誰しも抵抗があり、それについては私も理解しているつもりです。ですから、私たちが皆さんの気持ちを十分に理解できていたかなという思いもあります。

まちづくり協議会や区・自治会が市と一緒に事業を行うことが、負担に感じるならそこまでの負担を背負ってまで新たな取組をやってもらうことは困難だと感じています。

しかし、防災や子どもや高齢者の見守りは別です。いつ起こるかもしれない災害に対しての覚悟は急にできるものではありません。日頃から考え、備えることを取り組み続けていただくことが大事だと思いますし、これから来るかもしれない地震に対する覚悟や緊張感というものはまだ足りないと思っています。

小規模多機能自治の本質はそこにあり、このまちの未来のために進めていかなくてはならないことだと思っています。この先どのように良くしていくのかは対話を重ねて丁寧な説明に努めてまいります。

先延ばしにしない気持ちで施策に取り組んでいきますので、よろしくお願いいたします。