第20回 湖南市都市計画審議会議事録

更新日:2024年02月07日

湖南市都市計画審議会議事録(要旨)

開催日時

平成26年10月17日(金曜日) 午前10時から11時30分まで

開催場所

湖南市共同福祉施設 1階 大会議室

出席委員数

  • 委員 13名(2名欠席)
  • 事務局 4名
  • 説明員(生活環境課) 1名

審議会成立報告

(条例第5条第2項)、安井課長

あいさつ

春名会長

委員紹介

(安井課長により紹介)

配布資料

大津湖南都市計画火葬場の変更について(湖南市決定)

資料1

湖南市景観計画(案)について

資料2-1
資料2-2
資料2-3
資料2-4

審議

会長

 本日の審議議題2つのうち1番目でございますが、大津湖南都市計画火葬場の変更についてということで、以前決定いたしました名称の変更という議題です。それでは事務局から説明をお願いします。

審議事項

1大津湖南都市計画火葬場の変更について

事務局説明
生活環境課説明員説明
会長

 ありがとうございます。ただいまの説明に関しまして、ご質問、ご意見がありますか。

委員

 待合時間の時に食事なんかができる場所はあるのでしょうか。

生活環境課説明員

 ロビーでは無理ですが、待合室で食事をしていただくことはできます。

委員

 他市の火葬場のように座敷なんかでご家族が集まって食事を取るような場所は無いのですか。

生活環境課説明員

 待合室にソファーがありますが、そこで食事を取っていただけると考えています。

会長

 火葬場の中で営業されるのかという質問ですね。

生活環境課説明員

 指定管理制度を利用して火葬場の運営管理を考えています。指定管理者の自主事業の中で利益が出るようでしたら検討されると思いますが、葬儀会社が弁当などのサービスをされることがありますので、そのあたりの兼ね合いも検討する必要があります。指定管理者も利益を上げる必要がありますので、必ず営業されるとは言えないと思います。

会長

 本案件についてその他のご意見いただいておきますか。

事務局

 本案件は都市計画の名称変更ですが、ご意見ご質問があれば承りたいと思います。

会長

 本案件の名称変更にご異議が無いということであれば、その他の参考意見をいただき、今後の検討に生かしていただくということで、いかがでしょうか。

委員

 ペットの火葬場が気になるのですが、どれくらいの大きさのペットが処理できるのか、また、火葬するのに時間はどれくらいかかるのか。

生活環境課説明員

 ペットにつきましては、1匹で火葬する方法と、何匹かまとめて火葬する方法があり、湖南市としては、何匹かまとめて火葬する方法を考えていますので、お骨を拾うことはできません。どうしても1匹で火葬してほしいということであれば民間の施設を利用していただくことになります。

委員

 死んだペットは冷蔵庫で保管しておくのか。

生活環境課説明員

 はい。

委員

 それでしたら、1匹ずつ火葬してお金を取ればよいのではないか。

生活環境課説明員

 いろいろなご意見があると思いますが、基本的には集めて火葬し、1匹ずつ火葬したい方は民間の施設の利用をお願いしたいと考えております。ただ、冷蔵庫に何日も入れておくわけにはいきませんので、結果的に1匹で火葬する場合も考えられます。あと、比較的大きな炉ですので大型犬等も当然火葬できます。

委員

 甲賀市の衛生センターも動物の死骸を焼いているが、それと変わらないように思う。

委員

 甲賀市の衛生センターでゴミと一緒にペットを焼くのは嫌なので、市の火葬場ではペットの火葬場を設けましたということだけでなく、火葬する飼い主とすればお金がかかってもペットのお骨を上げたいと思う。1匹だけなら民間を利用するということであれば、市でペットの火葬炉を設ける意味がない。ペットの火葬炉を設けるのであれば住民の希望に沿った運営を考えていただきたい。

会長

 公的費用を使い計画されているので十分検討されていると思いますが、どういった考え方で計画されたか資料はございませんか。前回の火葬場の都市計画決定の資料にペットの炉の資料はありませんでした。

生活環境課説明員

 資料については、本日用意させていただいておりません。いろいろご意見があると思いますが、当面の計画は集合で火葬させていただきますが、今後の指定管理の管理運営の中で利用される方にアンケートを取らせていただき、その中で要望がありましたら検討させていただくこともできると思います。

会長

 都市計画決定された施設の事業ですので本審議会で承認を取っていただきたいと思います。

委員

 こういった事業はステップを踏んで、積み上げ式でどうすべきか検討するべきで、行政主導で進められたらおかしいと思います。

会長

 計画に反対ではないのですが、こういった議論を事前にしていただいて、計画が認められれば事業化していただくことが必要と思います。後追いになりますが、次回に資料を出していただき、追認していただきたいと思います。決して事業に反対されているわけではありません。

委員

 費用という理由ではあいまいで分かりにくい。お金は出すので1匹で火葬してほしいと言われれば対応するのか、また、冷蔵保存の期間は何日なのか資料提示をしてほしい。

建設経済部長

 頂きました意見に対しての資料につきましては、本日すぐに用意させていただくことができません。後日、各委員に考え方も含めて資料を送付させていただきます。

会長

 事業を反対しているわけではなく、みんなが納得できるステップを踏んだ案を後追いでも良いので作っていいただきたいということですので。今、部長が言われたとおり、資料を作っていただく約束をしていただきましたのでよろしいでしょうか。

委員

 工事中のガードマンに質問をしたら、4階建てと聞きました。

生活環境課説明員

 高さはそれぐらいありますが、実際には2階建てです。利用していただけるのは1階のみで、2階部は機械室となっており立ち入り禁止となります。

委員

 宮の森火葬場では簡単なお通夜ができましたが、ここではできないのですか。

生活環境課説明委員

 火葬場ということで建設しておりますので斎場としては建てさせていただいておりません。ただし、お別れ室が2室ございますので簡単な家族葬程度のものでしたら指定管理者と協議の上ですが、可能な形になっております。

会長

 必要な施設でございますので出たご意見を収めるような形で説明していただくことを約束していただきまして本案件はご承認いただいたこととします。

委員

 「湖南市火葬場」という名前で提案し、また、「湖南市浄苑」に名称変更しようとしている。名称は火葬場の検討委員会などで決めたという大義で出た答えでだと思います。考え方として、いちいち名称変更を都市計画審議会にかけるのではなくて、例えば道路では竹下通りという愛称というものがあります。湖南市火葬場で都市計画決定し、名称が湖南市浄苑になったのであれば愛称で処理した方がよいと思います。都市計画の手続きが大変なので提案として意見します。

会長

 名称変更は重要な案件でもありませんので●●委員の言われた方法が手続きは減ると思います。事務局のご判断でお願いします。それでは次の審議を事務局のほうで説明をお願いします。

審議事項

2湖南市景観計画案について

事務局説明
会長

 最終的にこの計画の決定はいつですか。

事務局

 今後のスケジュールとしましては11月6日に景観審議会に諮問させていただき、最終案を12月議会に上程させていただく予定です。議決をいただきましたら告示という運びになっております。

会長

 都市計画審議会では、この景観計画案についての審議は本日が最後ということになります。いろいろご意見あると思いますがいかがでしょうか。

委員

 2-1の資料の16ページに看板の面積が書いてありますが、看板と看板の間はどれだけ開けるのか規制はあるのか。

事務局

 屋外広告物につきましては現在滋賀県の屋外広告物条例に基づいて湖南市が事務をしております。国道1号バイパス周辺は表示面積の40%を案内図板とした看板であれば100メートル×100メートルの範囲に同一広告主2か所までとなっています。

委員

 A社とB社という2社が看板を出す場合の決まりはないのですか。

事務局

 事業者が異なる場合は並べて設置することは可能です。

委員

 それであれば、3平方メートルと面積を小さくしても並べて出されれば同じではないですか。県の規制はあると思いますが、湖南市独自の条例を制定するのであれば、湖南市独自で看板と看板の間の規制などを設けておかないと条例としてはちょっと物足りないのではないですか。

事務局

 屋外広告物については、現在は景観計画での位置づけとなっておりますが、屋外広告物は、屋外広告物法での位置づけとなっており、景観計画で屋外広告物を制限することはできません。景観計画の中では、努力義務という位置づけをしておりまして、まずは大きさだけを指導していこうという趣旨です。今後の予定としましては湖南市の屋外広告物条例の制定を計画しておりますのでまずは現状調査が必要であります。現在も無許可の看板もございますし、今後現状調査や指導を行う中でどういった条例にしていくか検討してまいります。

委員

 努力基準を設けて指導していこうということですか。基準があるのかという点ではどうなっていますか。

事務局

 滋賀県の屋外広告物条例の基準がありますのでそれに基づいています。

委員

 滋賀県の条例ではA社の看板とB社の看板の間の規制はあるのですか。

事務局

 国道1号線バイパスの沿道ではありません。

会長

 将来の開発を考えると、バイパスの沿道は変わっていくと思われるが景観としてはどう考えているのか、イオンタウンの場合も地区計画というより厳しい計画を議論したはずです。今後もそういった計画が出てくると思われますが、市はどうお考えですか。

事務局

 岩根地先のイオンタウンは12月上旬オープンに向けて進めておられますが、既に屋外広告物の申請や、もう現に掲出されている看板もあります。その中で景観計画に基づく指導を事務局でさせていただいていますが、複合店舗ということもあり指導に苦慮している部分もございます。景観計画に基づく指導は進めていきたいと考えておりますが、景観計画では建築物の指導はできますが、屋外広告物の指導はできませんので両方を見据えて検討していきたいと考えております。

会長

 看板は屋外広告物で規制ということであれば、もう少し法制度の仕組みを周知していただくとよいと思います。建築基準法や開発など、他の法令との絡みが景観計画の中で出てきていると思うが、景観計画の基準を作られた時にどうお考えだったのか。あくまでも滋賀県の景観条例を基準にしただけですか。

事務局

 滋賀県の景観条例、景観計画をベースにしています。他市もそうですが、県の計画から市の独自性のある計画を作成する際に湖南市では延べ床面積500平方メートルを届け出の対象にしようとしておりますし、あと開発基準に対しても1000平方メートルを超える開発についても届け出の対象としております。

会長

 河川法の中では河川の中に建築物をつくるのはとんでもないことでありますが、一般の方にとってはなぜできないんだと質問されているようですが、河川法ができた明治以降安全第一であることをしっかり説明してあげた方が親切だと思います。

委員

 景観という基準で検討されているのですから、同一業者が看板をいっぱい立ててはだめだが、別の事業者なら良いというのでは変だと思います。看板と看板の間の基準を設けるなど踏み込んだ規制にしないけないと思います。

委員

 地元で景観の話になった場合、岩根小学校がいつも話題になる。田園や山地の景観といわれますが、岩根小学校が周囲に馴染んでいるのかが話題になります。一般の建築物は条例で規制ができるが、公共施設に対してはどういった指導をしているのか。

事務局

 今年度につきましては、一般の建築物に対する景観計画のガイドラインを作成する予定ですが、来年度に公共施設のガイドラインを作成する予定です。すでに建築中の施設につきましては基準がございませんでしたので、市としての景観という部分での整理ができておりませんでした。今後はガイドラインを整備して指導していきたいと考えています。

委員

 ガイドラインを設けて指導していこうというのはいいんですが、市民の要望があれば、外壁を塗り替えたりすることはあるのか。

会長

 行政の方向性としては事務局が説明されたことが精一杯と思います。そういったことは、市長や議会で 決めていただくのが筋だと思います。

委員

 パブリックコメントの意見に対しては市の考え方が出ているが、資料2-2に各地区での説明会の時に出たおもな意見が載っているがこれらの意見に対する対応はどうするのか。

事務局

 それぞれ説明会時にご説明させていただいておりますが、景観だけでは解決できない部分もたくさんございますので関係部署と連携して調整させていただいているところです。例えば河川の伐木に対するご意見につきましては滋賀県にはご意見を伝えさせていただいておりますが、県としても計画的に整備されている部分もあると思われますので、そういった中での関係部署への情報の伝達はさせていただいております。

委員

 資料の中では意見しか書いてないので、その回答や対応を資料の中で示すべきだと思います。

会長

 パブリックコメントや、説明会で出た意見に対して市がどう考えているかを、短い文章で結構なので記載するようご配慮願いたい。

委員

 野洲川に木が生えているのが景観がよいのかどうかわからないが、木が生えていると集中豪雨の時に危険なのでどちらを優先されるのかが1点と、護岸にコンクリートはできるだけ避け、自然になじむ仕上げでという説明があったが、昨年も台風18号などの集中豪雨がり、自然治水だけでは危険と思われるので景観と治水の基本的な考え方を示していただければと思います。

事務局

 滋賀県との協議の中で、景観の向上として木の伐採をしていただくのは難しいと思いますが、河川の管理において、治水や防災安全の観点で伐木などの対策をしていただくことで景観も良くなると思います。護岸ブロックのお話もありましたが、一級河川野洲川での景観公共重要施設の位置づけでございますので、できるところで自然に馴染む配慮をしていただくということで滋賀県と協議をさせていただいております。

会長

 十分議論、検討していただくという要望を伝えさせていただきます。

委員

 今回は野洲川ばかりで旧東海道沿線の話はありませんでしたが、ある方が隣の家を買ったが、潰すと税金が上がるので潰せないという話がありまして、旧東海道沿いにも空き家で潰したいが、税金が上がるので解体のブレーキになっていることがある。せっかく景観で美しいまちづくりをしても誰でも税金を多く払いたくないのでブレーキになっている。何かいい方法がないかということもあり、問題提起をさせていただく。

会長

 最近は地方分権ということで地方がいろいろ決められることが増えてきております。湖南市も大変だとは思いますがそのあたり工夫してまたご検討願いたいと思います。意見として記録をお願いします。

委員

 一番気になりますのが、国道1号線バイパスを走っていますと岩根小学校のカラーが自然に馴染んでいないように感じる。将来的に岩根小学校が自然に馴染むようにする方針は持っておられないですか。

事務局

 塗り替え行為につきましても届け出対象行為になります。今すぐに対応し、課題を解決するのは無理だと思いますが、次回の塗り替え工事を行われる際には景観計画に基づく指導をさせていただきます。

委員

 公共の建物、特に建築済みのものは優先して取り組んでほしいと思います。

会長

 市民の声が大きくなれば検討するということで、やらないということではないようです。

委員

 声が大きくなればということではなく、塗り替えの時期が来た時に、市も働きかけて予算を取って塗り替えを進めましょうという考え方でお願いしたい。

会長

 予算のバランスを考えて決定していただくということになります。色が変だから代えてしまうというは暴論になってしまいます。今回の案件についてはいろんな意見が出ましたが、しっかり記録を残していただいて、この景観観計画案了承したということでよろしいでしょうか。

一同

 異議なし

閉会

建設経済部長

 閉会にあたりまして一言お礼を申し上げたいと思います。みなさまお忙しいところお集まりいただき誠にありがとうございました。本日提案させていただきました議案に対しましていろいろご意見をいただきました。1件目の火葬場の名称の変更ということでご承認いただきましたが、後日、火葬場の運営管理の点について委員の皆様に資料を送付させていただきたいと思います。そして、2件目の景観計画につきましては、湖南市らしい景観を守っていくという観点で今後とも進めていきたいと考えております。そして、景観審議会を11月6日に開催させていただきます。そこで景観計画(案)を諮問させていただきまして、その後12月議会に上程させていただく予定をしております。本日ご意見をいただきました、「市民の方々のご意見をしっかり受け止める、そして対応させていただく」ということは大変大事なことでございますので、今後もそういった考え方で進めてまいりたいと思っておりますので、どうぞみなさま方のご協力をお願いいたしまして、本日の閉会にあたりましてのお礼のご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

 午前11時30分終了

この記事に関するお問い合わせ先

都市建設部 都市政策課 都市計画係

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