令和5年度第1回湖南市上下水道運営審議会 会議概要
開催日時
令和5年8月2日(水曜日) 午後1時30分から午後3時10分まで
開催場所
サンライフ甲西(共同福祉施設)1階 大会議室
出席者
委員 12名(欠席者3名) 事務局 6名
協議事項
1.水道事業会計の令和5年度予算及び事業について
2.下水道事業会計の令和5年度予算及び事業について
3.3受水場の企業庁への移管について
4.上下水道業務包括委託について
5.その他
配布資料
【資料1-1】令和5年度予算について(水道事業) (PDFファイル: 342.4KB)
【資料1-2】令和5年度事業計画について(水道事業) (PDFファイル: 2.2MB)
【資料2-1】令和5年度予算について(下水道事業) (PDFファイル: 275.1KB)
【資料2-2】令和5年度事業計画について(下水道事業) (PDFファイル: 3.0MB)
【資料3】3受水場の企業庁への移管について (PDFファイル: 1.2MB)
【資料4】上下水道業務包括委託について (PDFファイル: 153.8KB)
開会
市民憲章唱和
会長あいさつ
市長あいさつ
委員自己紹介、事務局自己紹介
議事
1.水道事業会計の令和5年度予算及び事業について
委員
1点目、収入に対する未収金が現在どれぐらいあって、その対策としてどういう回収方法を取られていますか。
2点目、工事を計画的に進めていると思いますが、全体的な進捗状況について教えていただきたいです。
事務局
1点目の未収金の対策につきましては、民間活力を活用し業務委託で日々の徴収に取り組んでいるのと、滞納の方には督促や催告をさせていただいて、それでも回収できない場合は最終的には給水停止を執行しています。企業会計ですので独立採算制で運営していることから、しっかり回収していかなければならないと考えています。令和4年度末時点の未収金の金額は、1億1,863万5,666円で、徴収率は現年度分が91.75%、過年度分が90.64%です。
2点目の更新工事の進捗状況につきましては、基本的に古い管が入っている地域から順番に更新を進めているところです。また、基幹管路の部分についてもフォローが必要なので、地域内の水道管と併せて順次進めています。進捗状況を数字で表すことはできませんが、歩みを止めずに順番に進めていますので、ご理解いただきたいと思います。
2.下水道事業会計の令和5年度予算及び事業について
委員
1点目、湖南市は分流式下水道ということですが、想定外の雨が降ったときに汚水と雨水が混ざることはありませんか。
2点目、工事と委託の違いについて教えてください。
事務局
1点目の汚水と雨水についてですが、滋賀県はすべて分流式下水道を採用していると説明させていただきました。家庭で発生した雑排水については汚水に流れ、家の屋根や道に沿った部分については雨水に流れます。施工誤差等の想定外のケースがあると分かりませんが、汚水管は密閉されているため、基本的には汚水と雨水が混ざることはありません。
2点目の工事と委託の違いについて、工事は土木・建築等の建設作業のことですが、委託は工事を行うに際しての調査や測量設計等、工事を行うまでに事前に実施する業務のことです。予算の関係で、委託の次の年度に工事を実施するとは限りませんが、委託業務は工事の前には必要なものになります。
委員
1点目、不明水がどれぐらいあって、不明水に対する対策について教えてください。
2点目、普及率が98.6%ですが、どのような部分で98.6%になっているか教えてください。
事務局
1点目の不明水の量についてですが、考え方としては湖南中部処理区に流れる全体の不明水を各市町の規模に応じて按分して算出しています。不明水の全体量を減らしていくために各市町が努力して進めていかなければいけないということで、県下市町で検討会を作って対策を進めています。不明水の対策については、管の内部コーティングが一つのやり方で、コーティングでは対応しきれない場合は新しい管に入れ替えるという方法になります。マンホールについても劣化していきますので、調査を行い、損傷がある場合は修繕を順次進めていく流れになります。
2点目の普及率については、処理区内人口を行政区内人口で割って算出されます。下水道事業を進めるにあたっては多額の費用がかかるため、国の認可を取り、国庫補助金を活用しながら進めていますが、限られた財源の中で順次整備を進めていますので、未整備の箇所も残っており、現在のところ98.6%の普及率になっています。
3.3受水場の企業庁への移管について
質疑なし
4.上下水道業務包括委託について
委員
強い雨が降ると、石部文化ホール前の道路で車のタイヤが半分ほど浸かってしまう状況になるので、排水を改善してほしいです。
事務局
浸水対策につきましては、側溝の断面が足りない、ゴミが詰まっている等、どのような原因で浸水が起きているかを確認する必要があります。また、浸水箇所が国道なのか県道なのか市道なのかで道路管理者が異なります。まずは場所や状況を確認させていただきたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。
5.その他
事務局
今後の上下水道運営審議会の予定ですが、10月、11月頃に現場研修ということで、上下水道施設の視察を計画しています。また、来年の2月末か3月頃に2回目の上下水道運営審議会を開催させていただき、今年度事業の実施状況を報告させていただく予定です。
委員
全体を通しての質問ですが、地震災害があったときに湖南市管工事業協同組合と連携して応援体制ができているのか、また、地域防災計画はあると思いますが、上下水道独自のBCPを策定しているか教えていただきたいです。
事務局
災害時の対応について、湖南市管工事業協同組合と災害時の協定を結んでおり、応援体制ができています。また、更新の際には地震で破損しても速やかに復旧できるレベルを目指すということで、耐震性が高い管材を使うようにしています。上下水道のBCPも作っていますが、市としては一つなので、実際に災害が発生した場合は市の中で助け合いながらの対応になると思います。上下水道の管路全てを耐震化するには時間もお金もかかるので、地域内だけではなく、メインとなる基幹管路も並行して整備を進め、最低限の生活を営んでもらえるように、対策を進めているところです。
更新日:2023年08月30日