令和元年度第1回湖南市上下水道運営審議会 会議概要

更新日:2023年09月08日

日時

令和元年7月3日(水曜日) 午後1時30分から午後3時30分まで

場所

湖南市共同福祉施設 1階 大会議室

出席者

11名(途中入室1名含む) 欠席者 4名 事務局 7名

議事

1.令和元年度上下水道事業の実施予定について

(1) 水道事業の実施予定

(2) 下水道事業の実施予定

2.消費税率の改定に伴う上下水道料金の取り扱いについて

3.下水道未接続解消に向けた取り組みについて

4.湖南市水道事業「経営戦略」の策定について

5.湖南市下水道事業「業務継続計画(地震編)」の概要について

6.その他

会議内容

事務局

みなさんこんにちは。本日は、公私何かとお忙しいところ、ご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。私、本日の会議の進行をさせていただきます、上下水道課長でございます。どうぞよろしくお願いします。

それでは定刻となりましたので、ただ今から、令和元年度第1回湖南市上下水道運営審議会を開催させていただきます。

審議会に先立ちまして、市民憲章の唱和を行いますので、ご起立のうえご協力をお願いします。審議会次第の2ページをご覧ください。私が前文を朗読し、その後、一つと申しますので、続けてご唱和をお願いします。

(省略)

それでは改めまして、ただ今から、令和元年度第1回湖南市上下水道運営審議会を開催させていただきます。

初めに、審議会の開会にあたりまして、当審議会の会長からご挨拶をいただきます。

会長

皆さんこんにちは。本日は大変お忙しい中、上下水道運営審議会にご出席いただきまして誠にありがとうございます。上下水道と言いますと、ライフラインにとっては大変重要な部分を占めております。本日は机上での会議とはなりますが、また大きな数字等が出てくると思いますが、皆さんの忌憚のない意見をお願いしたいと思います。2時間程度の会議になると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

事務局

ありがとうございました。

続きまして、上下水道事業所長がご挨拶をいたします。

所長

委員の皆さまこんにちは、上下水道事業所長でございます。

本日は、令和に入りまして最初の上下水道運営審議会を開催させていただきましたところ、委員の皆さまには、公務何かとご多用の中、また梅雨も本番を迎えておりまして大変足元のお悪い中、ご出席を賜りまして誠にありがとうございます。

また日頃は、本市上下水道事業の推進に格別のご理解とお力添えを賜っておりますことを心から厚くお礼申し上げます。

さて、本市の上下水道事業につきましては、常々申し上げておりますように、全国的な人口減少や節水機器の普及等により、年々水需要が減少していることに加えまして、これまで整備してきた多くの施設に対して、今後は、改築更新という再投資が必要となることから、いかに経営基盤を安定させていくかが課題となっているところでございます。

そのような中、昨年12月に水道法が改正され、これまで終身指定となっておりました、給水装置工事事業者の指定に5年の更新制が導入されることになりましたが、これは指定を受けていても、実際に工事を行っていない事業者が多くあるため、給水装置工事の資質の保持と業務実態との乖離を防止していこうというものでありまして、市といたしましても、水道事業の更なる効率化に向けた法改正の一つと捉えているところであります。

本日は、その水道事業の経営の基本計画となる「経営戦略」をはじめ、大規模地震に備えた、下水道業務継続計画等の内容につきまして、ご審議をお願いしたいと考えております。

短い時間ではございますが、どうか忌憚のないご意見を賜りますようお願いを申し上げまして、冒頭のご挨拶とさせていただきます。皆さま本日はよろしくお願いいたします。

事務局

次に、本日の審議会でございますが、委員総数15名の内11名の方が出席されておりますので、お手元次第の4ページにあります、湖南市上下水道運営審議会規程第6条第3項の規定によりまして、会議が成立していることを報告させていただきます。また、この会議は公開となりますのでよろしくお願いします。次に会議資料でございますが、事前に資料を送付させていただいております資料1-1から資料5までとなっておりますので、よろしくお願いします。なお、資料が欠落している方や資料をお忘れの方は、事務局まで申し出てください。(よろしいでしょうか。)

それでは議事に入らせていただきます。これよりは審議会規程第6条第2項の規程により、「会議の議長は会長をもって充てる。」とありますので、会長に議長をお願いしたいと思います。会長、よろしくお願いします。

会長

それでは令和元年度第1回湖南市上下水道運営審議会を行います。議事が円滑に進行しますよう委員みなさんのご協力をお願いします。

それでは、議事に入ります。

議事1.「令和元年度上下水道事業の実施予定について」、事務局より説明をお願いします。

事務局

議事1.「令和元年度上下水道事業の実施予定について」

会長

ありがとうございました。只今の事務局の説明でご質問やご意見がございましたら、挙手をお願いします。

委員

下水道の石部北工区修正設計業務委託の場所はどの辺りですか。

事務局

石部口の交差点から西側の国道1号バイパス付近までになります。

委員

約3、4年前に、国道1号の頭首工付近から名神高速道路付近までの下水道工事はいつ頃になりますかと質問したところ、あと2、3年後に計画しますという回答だったが、現段階で計画はないのですか。

事務局

今年度の委託業務の状況を考えますと、頭首工付近までを計画するのに後2年程かかると思われます。

委員

3、4年前にお聞きしてそういう回答だったもので。付近の方からそういう質問を受けるので、何とか早くやってもらいたいとの要望があります。

事務局

現在、計画していますのが、国道1号の宮川までとなっております。そこから先の国道1号については、野洲川の河川堤防という扱いになっている関係で占用が難しい状況であります。また、市道西線からJRを超えて管路を整備する検討もしましたが、用地買収が困難となりましたので、そのルートも断念しているところです。

今後は、宮川までの整備を進めながら、残りの間の整備を検討していきたいと考えています。

現時点では計画時期は明確にはできませんが、国道1号バイパス付近までの整備が終われば設計委託を発注していく予定で進めさせていただきます。

委員

分かりました。できるだけ早く進めていただきたいです。

もう1点ですが、先々週の金曜日の集中豪雨により石部地先で床下浸水になったところがあり、石部東の県道長寿寺本堂線や西庁舎と文化ホールとの間の道路が道か川か分からないほど冠水しておりました。非常に危険な状態であったと思います。下流の方の排水状況が分からないですが、こうした集中豪雨になると道路が冠水する状況ですので、早急に浸水対策の計画もお願いしたいです。

事務局

雨水対策として普通河川村井川の改修を平成23年度から進めております。また近年は、突発的な集中豪雨が多発しており、一時的に水路が溢れる場合があります。特に今の時期は農業用水としての利用があり、今の水路につきましても堰上げ等をしている状況です。こうした中、降雨時には市の職員がパトロールを実施しゲート操作を行っていますが、急激な水位上昇もあり、溢れるという状況が発生しておりますので、そういう状況も考慮して整備を進めていきたいと考えております。

委員

石部小学校付近の川が溢れるのですが、今は蓋をしていただいておりますが、近年の大雨で心配をしています。雨水対策工事とは具体的にどのような工事なのでしょうか。また、どのような対策で改善が出来ていくのかを教えていただきたいです。

事務局

先ほども申しましたが、石部地区の雨水対策については平成23年度から村井川の下流から河川改修を進めております。本流の改修を進めながら支流についても整備を進めていかないと根本的な解決にはなりませんが、今現在では県道石部草津線(西庁舎の前あたり)までの間を平成23年度から整備を進めるということで、あと2~3年で完了する予定ですが、その後については、支流を含めて計画を立てていく予定であります。

会長

岩根の寺島工業所の前あたりを開削工事されていますが、あれはどこが工事されているのでしょうか。

事務局

滋賀県企業庁の工業用水φ600の管の更新工事になります。単年度ではなくて複数年での工事と聞いております。

会長

他に質問等ございませんか。

委員

下水道の工事、委託関係ですが、設計とか工事は一緒にはできないのですか。

設計ができてから、上下水道課で入札価格を算定するのですか。

事務局

入札(入札参加資格)の段階で工事業者と設計業者が別々になっておりまして、現行の入札制度では工事と設計を組み合わせた発注はできなくなっております。

設計でしっかり工事の内容をおさえて、工事に反映していく形をとっています。設計の後、工事の積算書を作成します。

会長

他に質問や意見はございませんか。

これ以上、質問や意見がないようですので次に進みます。

議事2.「消費税率の改定に伴う上下水道料金の取り扱いについて」、事務局より説明をお願いします。

事務局

会長

ありがとうございました。只今の事務局の説明でご質問やご意見がございましたら、挙手をお願いします。何か質問はございませんか。

委員

お知らせのチラシが偶数月と奇数月とありますが、それぞれの検針月の使用者の方に配るのですか。自分がどちらの検針月か分からない方もいると思いますが。例えば石部東でも一部となっている区域があります。その方々には対象の検針月のお知らせが配られるのですね。

事務局

そのとおりでございます。

会長

他に質問や意見はございませんか。

これ以上、質問や意見がないようですので次に進みます。

議事3.「下水道未接続解消に向けた取り組みについて」、事務局より説明をお願いします。

事務局

会長

ありがとうございました。只今の事務局の説明でご質問やご意見がございましたら、挙手をお願いします。何か質問はございませんか。

委員

ある地域で汚水の悪臭がひどく蚊等も発生しており環境が悪い中で、現在でも下水道の接続を検討もされていない方がいますが、市の方も対応していただいていると思いますが、今の資料にも「検討していない」という件数がかなり多いと思います。これは、将来的に接続の見込みがないということですか。また、道路より低い地域などポンプアップが必要なところもあり、接続を考えていないという方もおられます。こういう方が「検討していない・その他」668件に含まれているのですか。

事務局

ほとんどの方が合併浄化槽を使用されている方で、まだ大丈夫と考えておられるのだと思います。合併浄化槽も老朽化してくると悪臭の原因になり、適切な管理が必要になってきますが、現時点でそこまでいってないので接続を検討していないという調査結果だと思います。

下水道の整備に伴い道路より低い土地に関しては、本管を下げる訳にはいかないので、個別に話をさせていただいています。対象の方が接続を希望されて申込がある場合は、市で自家用のポンプを設置させていただくこととなっています。ただし、電気代は個人で支払っていただく必要はあります。これらは下水道整備の時に説明していますが、今後も啓発をしながら接続していただけるようにお願いしたいと考えております。

会長

はい、ありがとうございます。その他意見等はございませんか。

委員

4ページの課題と対応について、「下水道へ接続した場合でも引き続き除外施設等を維持しなければならず」とありますが、「除外施設等」とは工場内にある排水処理設備を指しているのかなと思いますが、それ以外にも何かあるのですか。

事務局

排水処理設備と事務所系の浄化槽も全て含めて「除外施設等」とさせていただいております。

委員

「経費の負担の面から接続に消極的な事業所が多くなっています」とありますが、これは仕方がないということですか。

事務局

法律的には、一般的に事業所の排水については水濁法の基準をクリアして河川放流をしています。滋賀県は琵琶湖を有している関係で、事業所配水を下水道に接続する場合であっても除外施設を通さないと下水道に排水出来ないという排出基準になっています。川に流せる水を下水道に流すとなると料金も発生し二重負担となることから消極的になる事業者が多いということです。

これ自体は法律違反になる訳ではないですが、下水道整備の観点から言うと接続していただかないと投資効果が上がらないのですが、経費の面で負担が大きくなるので、まずは事務所系から接続していただいている企業が多いということです。

会長

はい、ありがとうございました。他に質問や意見はございませんか。

それでは、ないようですので休憩に入りたいと思います。

只今より10分間休憩とさせていただきます。

 

~休憩~

 

会長

それでは、会議を再開します。

議事4.「湖南市水道事業「経営戦略」の策定について」、事務局より説明をお願いします。

事務局

会長

ありがとうございました。只今の事務局の説明でご質問やご意見がございましたら、挙手をお願いします。

委員

まず、1ページ目について、「有収水量密度が1.993千立方メートル/ha」、甲賀市が0.550千立方メートル/haということですが、例えると人口密度のようなものでしょうか、この指標では湖南市の水道料金が安いということですか。

次に7ページ目について、「H39年度から黒字」になるようですが、水道料金が10%上がって黒字になるということですか。これは、水道事業として努力をした結果、水道料金10%改定に抑えた形になるということでしょうか。

事務局

一つ目については、水道管を整備しているところに多くの人が住んでおられるということです。効率が良いということで、料金が安いということではありません。

二つ目については、給水人口は、全国的な平均値であるため年々下がっていく形になっていますが、湖南市ではH26年度くらいから徐々に人口が増えている状況にありますので、実際はこのようにはならないと思いますが、全国的な人口予測で推測しますと、H39年度に10%の料金改定を実施することで経営の健全化を図れると予測しております。今後は、5年ごとの定期的な見直しに加えて経営状況や社会経済情勢に応じて適時精査見直しを行っていきたいと考えております。

会長

はい、ありがとうございます。他に質問や意見はございませんか。

これ以上、質問や意見がないようですので次に進みます。

議事5.「湖南市下水道事業「業務継続計画(地震編)の概要について」、事務局より説明をお願いします。

事務局

会長

ありがとうございました。只今の事務局の説明でご質問やご意見がございましたら、挙手をお願いします。

委員

下水道事業業務継続計画の表紙に「地震編」とあるのですが、地震編以外は今何か作成中ですか。

事務局

昨年度までは国から地震・津波編の策定の指導がありまして、湖南市は海に面していないので地震編として策定させていただきました。今年度に入りまして国から「大雨編」を策定するよう各市町に求めていくとのことですので、今後は検討が必要になると思われます。

委員

今回下水道事業に関してですが、上水道編はありますか。

事務局

下水道につきましては、整備がそろそろ終盤になる頃ですが、水道につきましては、昭和40年代から整備が進められており、その施設の耐震化が図れていないという状況に対応するため、昨年度策定しました水道施設更新計画により順次施設の耐震化を図っていく予定です。

耐震化を図った施設については、震度6強、震度7程度の地震には耐えられるよう整備しております。

委員

今、上水道の質問があったのですが、例えば原発の事故で琵琶湖が汚染されたという状況になった時、自己水源が何%かあったと思いますが、何%でしたか。琵琶湖の水がなくても5%の水は皆さんが節約すれば確保できるということですか。

事務局

約5%です。緊急時の飲料水程度なら確保できると考えております。

会長

他に質問や意見はございませんか。これ以上、質問やご意見がないようですので次に進みます。

会長

議事6.「その他」について、事務局から何かありましたらお願いします。

事務局

事務局から連絡させていただきます。今年度の運営審議会の予定でございますが、次回は、11月13日(水曜日)もしくは14日(木曜日)に委員研修ということで、草津市にあります滋賀県湖南中部浄化センターへの視察研修を計画しております。

そして、来年の3月には、第2回目の審議会を開催させていただく予定でございますので、併せてよろしくお願いいたします。

研修の日程につきまして、ここで決めていただけるということでしたら、計画をさせていただきたいのですがどうでしょうか。

(14日でお願いしたいとの声)

皆様、11月14日(木曜日)午後からということで計画させていただいてもよろしいでしょうか。

(異議なしの声)

それでは、11月14日(木曜日)の午後から草津市にあります矢橋の浄化センターの方で研修ということでよろしくお願いします。

事務局からは以上でございます。

会長

ありがとうございました。全体を通して、ご質問やご意見はございませんか。

会長

ないようですので、以上で議事は全て終了しました。委員みなさんのご協力により議事進行が円滑に進みましたことに厚く感謝いたします。これ以降の進行は司会にお返しします。

ありがとうございました。

事務局

会長、円滑な議事の進行、ありがとうございました。

本日は、長時間にわたり慎重にご審議をいただき、誠にありがとうございました。

それでは、審議会の終わりにあたりまして、副会長からご挨拶をお願いしたいと思います。

副会長

みなさん、長時間にわたり審議ありがとうございました。本日は上下水道の事業の内容をマップにしていただき分かりやすかったです。湖南市は真ん中に野洲川があり、施設が多いなと感じました。施設が多いため事業も多くなり費用もかかり、また上水道に関しては40年近く経過する施設も多くあり今後も費用がかかるというようなことがわかりました。

下水道の接続件数については、細かい数字を出していただいて「検討していない・その他」が668件もあるとのことで、この辺についても改善を期待しているところです。

また、給水人口と有収水量が減っていく中で、施設のスペックダウン化が検討されていることについて将来を見据えた検討がされていることに安心いたしました。ただ、H39年度には10%の水道料金の改定も検討していかなければならないということですので、今後の課題かと思います。本日は、長時間にわたりありがとうございました。

事務局

ありがとうございました。

それでは以上を持ちまして、審議会を閉じさせていただきます。

皆さん、ありがとうございました。

この記事に関するお問い合わせ先

上下水道事業所 上下水道課 水道庶務係

電話番号:0748-71-2351

ファックス:0748-72-2332

メールフォームでのお問い合わせ