第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画 第3回策定委員会会議録

更新日:2021年12月27日

日時

令和3年(2021年)11月12日(金曜日)午後2時から4時

場所

湖南市社会福祉センター2階大会議室

出席者

委員15人、事務局7人

欠席者

委員2人

資料

次第(PDFファイル:61.9KB)

資料1 第2回策定委員会議事概要およびグループワークのまとめ

資料2 第2回策定委員会に係る意見および回答(PDFファイル:200.3KB)

資料3 第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画骨子案(PDFファイル:213KB)

資料4 第三次計画との体系比較(PDFファイル:248KB)

資料5 湖南市第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画構成案(PDFファイル:162.6KB)

資料6 施策部分の記載イメージ(PDFファイル:355.3KB)

 

協議事項

(1)第2回策定委員会議事概要について

(2)第2回策定委員会に係る質問・意見の回答について

(3)第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画の骨子案について

(4)第四次計画の構成案について

(5)施策部分の記載イメージについて

 

1.あいさつ

事務局

開会にあたりまして、委員長よりごあいさつをいただきます。

委員長

皆様こんにちは。前回はグループワークを開催し、皆様方にたくさんのご意見をいただきました。この地域福祉計画・地域福祉活動計画は、その地域の特徴を吸い上げ湖南市ならではの計画を策定することが重要です。

骨子案は計画の骨組みとなる部分ですので、本日も皆様からご意見をいただきながら計画の完成に向けて進めてまいります。よろしくお願いいたします。

2.議事

事務局

ありがとうございました。それでは、次第の「2 議事」に移ます。

議事の進行は委員長にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

(1)第1回策定委員会 議事概要について

議長

それでは、次第に沿って議事を進めてまいります。

まず、「(1)第2回策定委員会 議事概要について」を議題とします。事務局から説明をお願いします。

事務局

資料1および別紙グループワークのまとめに基づき説明

議長

「議事概要」の説明が終わりました。この議事概要はご承認いただきましたら、氏名を除いた形で市のホームページに掲載されるとのことですので、ご質問やご意見等がありましたら、挙手をお願いいたします。

発言される方にはマイクをお回しいたしますので、必ずマイクを使っての発言にご協力をお願いいたします。いかがですか。

委員

グループワークの結果のまとめを掲載するということでしょうか。それならば、このまとめの1ページ目の下にある「情報共有」分野の中に「市→区→自治会…」とありますが、区と自治会は同じではないかと思いますので、1つにした方がいいと思います。

また、「地域コミュニティ」分野の中に「自治会退会者の急増」とあります。自治会加入者が少ないのではなく、本当に退会者が増えているのでしょうか。

議長

今、2点ご指摘をいただきました。1つは表現として「市→区→自治会」の妥当性ですが、これは矢印をすべて削除しますか。それとも「市→区」はそのままで、その次の矢印のみ削除しますか。

事務局

この部分につきましては「市→区・自治会」に修正いたします。追加で「ゴミ出し不要品」は「不用品」の漢字が妥当ですので修正します。

もう1点ご指摘いただいた「自治会退会者」は、グループワーク中の委員からのご発言をそのまま掲載したものとなっており、急増という実態については、数字による確認はできていませんが、アンケートや懇談会でも、特に独居の高齢者、高齢者や障がい者のいる世帯などが、地域の役員等を引き受けることが困難という理由で自治会を退会されるということは聞き及んでおります。

議長

この「自治会退会者の急増」は、グループワークで出た文言の表記をそのまま掲載されているのだと思いますが、あくまでグループワークの結果ですので、今のご意見から「増加」にしてはいかがでしょうか。

委員

私の住んでいる自治会では75歳以上の方は役員を免除されます。ただし会費は納めていただき、自治会員としては認めて行事等には参加を呼びかけております。そういう意味もあるのでしょうか。

議長

統計から会員数の減少が見られる地域もありますので、役員の辞退ではなく、退会者の増加という意味だと思います。

議事概要については、また後ほどでもかまいませんので、ご自分の発言の意図と異なること等がございましたら、振り返ってご発言ください。

 

(2)第2回策定委員会に係る質問・意見の回答について

議長

次に議事の「(2)第2回策定委員会に係る質問・意見の回答について」を議題とします。事務局から説明をお願いします。

事務局

資料2に基づき説明

議長

第2回策定委員会に係る質問・意見について事務局より回答がありました。特に●●委員からご意見をいただいておりましたが、今の説明に対するご質問やご意見等がありましたらお願いいたします。

このように具体的なご意見をいただけると事務局も関係課に問い合わせることができますので非常にありがたいです。特に、移動手段に関しましては前回のグループワークの後のまとめでもお伝えしましたように、委員の皆様だけではなく市の皆様にとって、また今後の地域福祉を進める上でも非常に大切な課題となってきますので、第四次計画に反映させていけるような形にしたいと思っております。

 

(3)第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画の骨子案および(4)第四次計画の構成案について

議長

新たなご意見もないようですので、次の議事に移ります。

次に議事の「(3)第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画の骨子案について」「(4)第四次計画の構成案について」を議題とします。事務局から説明をお願いします。

事務局

資料3・資料4・資料5に基づき説明

議長

骨子案の検討が本日の主題となりますので、時間をとってご意見をいただきたいと思います。ご意見があれば挙手でお願いいたします。

委員

基本目標の4つの項目が分かりやすくていいと感じました。市民の側からすると、やはりこれから地域福祉を推進するときに「協働」がメインになり、市民がどのように支え合い、また行政がどのように支援していくかが重要になってきます。しかし、まちづくり協議会、区およおび自治会組織がバラバラで、組織をまとめて協働できる仕組みが必要です。まちづくり協議会をトップとしてその下に区・自治会があるという形が望ましいのではないかと思います。その中での支え合いにより、移動や買い物、通院支援等生活の部分への支援があれば、この地域で生活してよかったという実感が湧くと思います。

また、そういった支援を実現する際に懸念しているのは、ボランティアが少なくなっていることです。特にコロナの影響でボランティアをやめた人は多く、支え合いの協働の中で自発的に動けるボランティアを養成していくことが急務だと思います。

各まちづくり協議会が協働の主となって動いてくれるとよいと思います。高齢者や子育て世代、困窮者など、自分たちが豊かな利益を得るためにどうやって協働するのかが大事になります。行政にお願いしても限界がありますので、協働を基本に考えて取り組んでいければと思います。

議長

基本目標2の「地域で支え合う力を高めるつながりづくり」の取組項目の中にある「まち協や区活動の促進」について、組織の見直しも含めて、今ご発言があったような活動に対する方向性を文章の中に盛り込んでいただければと思います。事務局はいかがですか。

事務局

まち協と区の役割については、かねてより議論されており、現在も各まち協単位で話し合いの場が持たれていると聞いております。ご発言のとおり、役割や組織の在り方等が明確になると、支え合いも進めやすいと思いますので、ぜひそのような形で進められればと思います。来週に庁内各課とのヒアリングをする中で確認し、次回には回答を提示させていただきます。

委員

●●委員の発言にも関連しますが、基本目標2で積極的な地域共生という国の方向性や市内の支え合いに触れていただきました。昨今支え合う力は弱くなっており、支え合いの事例も少なくなっていますが、まだ自分たちの身近にも数えきれないほど大小の支え合いがなされています。それを受けてぜひ施策の方向性や取組項目にもしっかりと支え合いに関する項目を入れていただきたいです。

議長

文言等につきましては、いただいたご意見をもとに変更・訂正していくことが可能です。「支え合い」は、基本目標2の大きなところには入っておりますが、施策の方向には入っておりません。おそらく取組項目の中には、今後「支え合い」というキーワードが説明の中にもたくさん出てくると思います。「地域コミュニティの強化」「支え合いの強化」などをご意見としてお預かりし、今後反映できればと思いますがいかがですか。

委員

現在地域代表者会議の会長をしております。今、地域創生推進課やまち協会長を含めて検討を重ねているところです。その中で、弱い人をどう支えていくのかということが課題となってきます。現在は各まち協におきまして地域支えあい推進員が任命されており、地域全体で支えていくことが大事になると思います。多くのまち協は自治会費から支出される負担金等を財源の一部として運営されているのですが、助けが必要な人は自治会に入っていないことが多く、自治会費を払っていないのに助けてもらうということになってしまいます。

また、野洲市のある区では、住んでいる人は全員自治会員であるとのことでした。年齢的な役員免除等の措置はありますが、市の広報等もすべての世帯に回っていくとの話でした。ところが湖南市では、自治会員には区長や組長からすべての書類が回りますが、非自治会員には市の情報がほとんど届かず、市の状況が伝わりません。助けの求め方、手を挙げる方法も分からない方を、まち協の支え合いがどのようにして助けられるのでしょうか。

いろいろな問題が山積しておりますが、何とかすべての市民を自治会員としていただければ、まち協全体での取り組み、区としての取り組みもうまくいき、全員を救うことができるのではないかと考えています。区の問題、まち協の問題等を個々にすり合わせて、よりよい組織活動ができるような方向付けをしていきたいと思います。

議長

地域福祉計画・地域福祉活動計画を策定する上で、自治会組織について、今の社会背景を踏まえた上での組織の在り方や全員が自治会員だという意識をいかに醸成していくか、また今の時代においては自治会に入らないという選択肢も必要ではないか等も含めて、この計画の中でそれが叶うというわけではないと思いますが、担当課とともに地域福祉計画を進めていく上で基盤となる組織だと認識していますので、自治会・まち協等の組織について、行政、住民、社協等他の組織とともに見直していくことは、取り組みに対する意気込みとしても掲載していく必要があると感じます。事務局は、担当課等との調整を含め、今のご意見についてどのようにお考えですか。

事務局

自治会加入の問題は解決するのが難しく、地域創生推進課、湖南市としてもなかなか本腰を入れられていなかった大きな課題です。支え合いを推進するという意味では委員が発言されたような理想的な形になれば、より進んでいきやすいと思いますので、加入率100%は無理でも、数%でも上げていくといった前向きな取り組みはぜひ考えてほしいと担当課には伝えていきたいと思います。

議長

やはり地域福祉計画・地域福祉活動計画を皆様で作っていただく意義は、今まさに直接関わっておられる委員の皆様からご意見をいただき、その生きた声をすぐに担当課に伝えられることだと思いますので是非お願いします。

 

「地域で支え合う力を高めるつながりづくり」についてのご意見をたくさんいただいていますが、資料5では目次となる部分を事務局から提案されています。この構成についてはいかがですか。

 

事務局からの説明にもありましたが、行政・社協が作る地域福祉計画並びに社協が作る地域福祉活動計画はこのような流れが基本だと思います。ひとまず今の段階で資料5の骨組み・流れについてのご意見が特になければ(4)の議題についてはご承認いただくという形でよろしいですか。また後ほどご意見が出てきましたら、ファックス等でいただいても結構です。それでは、資料3の骨子案、資料4について、少し時間をかけてご検討いただきたいと思います。

委員

この骨子案については、「計画策定にあたって」や「地域における主な課題」等の流れがあり、そのままでいいのではないかと思います。また、先ほど取組項目はこれからだとの話がありましたが、基本目標と施策の方向、取組項目に書かれているそれぞれの内容もこの通りであると思いましたので、取組項目の書き方の表現に工夫がいると思い、私なりに考えましたので述べさせていただきます。

まず、基本目標2-施策の方向2-取組項目「1.まち協や区活動の促進」とありますが、先ほどから自治会が基本にあるという意見が出ており、市民の方にも分かりやすいと思うので「区活動」ではなく「自治会活動」と表記するほうがいいのではないかと思いました。

それから、基本目標2-施策の方向4-取組項目「1.地域における活動の拠点づくり」「2.地域における協議の場づくり」とあり、自治会には拠点となる集会所が全地域にあります。自治会員は基本的に、役員会をはじめ老人クラブ、子ども会、防災会議等様々なことにこの集会所を利用しております。そのような集会所が拠点としてあるにも関わらず、さらに地域における活動の拠点づくりや協議の場づくりに取り組むというのは、もっと大きな範囲での拠点づくりを意味しているのでしょうか。

あとは、基本目標3-施策の方向2 「困難を抱える人への支援」の中に色々と書かれていますが、最近子どもが、お年寄りや親、障がいのある兄弟の介護をしていることを指すヤングケアラーという言葉がよく使われておりますので、このヤングケアラーへの支援も取組項目に入れてはどうでしょうか。また、「5.引きこもり」と書いてありますが、基本目標2-施策の方向3「地域における見守りの充実」の取組項目にある「ひきこもり」は平仮名で表記されています。意識的に変えているのでなければ、平仮名で統一するのはどうでしょうか。

教えていただきたいのですが、基本目標4-施策の方向3「福祉サービス提供体制の充実」の取組項目2.3.に「サービス事業所」という言葉があります。一般的に言われている「福祉事業所」と「サービス事業所」とは異なるものなのでしょうか。

議長

丁寧にご指摘・ご確認いただきました。まず、「自治会活動」ではなく「区活動」と表記された意図は何かありますか。

事務局

地域の組織として、まちづくり協議会、地域代表者会議が各区を単位として構成されており、市からの色々な情報の伝達や補助金を出す等の対象となる活動をしていただいている団体として、まちづくり協議会と区があるため、それぞれの活動という意味で記載しています。確かにあまり意識しないで自治会活動のことを区・自治会活動という使い方をしてしまう場面もございますので、ほとんどイコールに近いイメージではあると思います。

議長

自治会と言われる方が受け手としては一般的です。「まち協や自治会、区活動」のような表現にすると、意味合いが異なりますか。

委員

区は地域の呼び名であって、自治会というのは組織の呼び名なので、結局は同じものではないのですか。

議長

おっしゃる通りです。ただ、こういう形で文章化しますと、一般市民の方にとっては自治会の方がイメージしやすいのではないかということも含めての委員からのご発言だと思いますが、表記としてどちらがいいでしょうか。

事務局

区によっては、区の中に自治会をたくさん持っておられるところもあります。私の住んでいる区では「組」という表現で、それが他の区の自治会にあたります。「自治会活動」という言葉は、市民主体でやっておられる組織活動というイメージで使う際の言葉だと認識しています。「まち協と区活動」は、それぞれの活動を促進していただくという意味ですので、「まち協や自治会活動」と表記してしまうと少し意味合いが異なると思います。

議長

もっと身近な、区の活動というところを文言として入れたかったということだと思いますが、いかがでしょうか。

委員

現在、市内に43区あり、その中に自治会長と区長がいる区がいくつかあります。また、自治会がなく独自の独立した小さな組織としての自治会を持っているところがあります。そこは市の情報等は区長が伝達するのみで、市とは全く関係なく自治会として動いているところがあります。先ほども申し上げたようにこれらを集約して、情報が一本化して届くような、まち協の会長が一声かければ地域全体に届くような形を早く作りたいと思っています。

このような現状ですので、この表現も大変苦慮されたと思いますが、これらの組織の上にまち協があり、すべての住民を対象とした活動になります。区民という表現は、自治会費を払っているものを指し、まち協はその自治会費から支払われる負担金等を財源の一部として活用しています。細かい話になりますが、自治会の集会所は自治会員のお金で整備・管理されています。もちろん市からの補助もありますが、老人会も子ども会でも使えばよいということで実際に利用されており、厳密につじつまが合うようにするためにはすべて自治会員になっていただく方向が望ましいです。現在、地域創生推進課、まち協の会長、区長を含めてそのような方向付けを行っているところです。

議長

このあたりの表記については持ち帰らせていただき、担当課も含めて検討してもらいます。今ご発言されたように、それぞれの地域でまち協、自治会といった組織の役割や大小等、様々な現状があります。ただ、ここで言いたいのはまち協や区の住民の方々で行われる活動を整理・強化していきたいということです。

それから、基本目標2-4にある「拠点づくり」「場づくり」について、今現在ある集会所以外に何かあるのかとのご質問についてはいかがですか。

事務局

拠点づくりについては、各区単位程度の範囲に自治会館のようなものをお持ちであると思いますが、ここではそれをイメージしているのではなく、例えばまちづくりセンターや公共施設自体を様々な地域活動に使ってもらいやすいように市が提供することや、最近地域に点在している空き家を利用してもらえる仕組みづくり、学校開放等を進めるという意図です。地域活動として様々な活動をする場所・空間を多岐にわたってできるだけ用意していくというのが1つ目です。

2つ目の「協議の場づくり」ですが、空間を指しているのではなく、地域の課題等を様々な方たちで話し合っていただくようなプラットホーム・組織づくりを指しています。第2回会議のグループワークでも少人数での話し合いや井戸端会議的な話し合いも大事であるというご意見が出ていました。みんなで地域の課題等について気軽に話し合えるような場づくりをどのように仕掛け、地域の中で皆様に活発に話し合っていただけるかに触れていきたいという意図です。

委員

地域活動の拠点づくりの話で、市川委員から特に自治会活動など地域活動の拠点という意味合いと、事務局からはそれ以外で学校やまちづくりセンター等の活用、空き家活用のお話しもありました。その他の市民活動、例えば先ほど出たひきこもりの方たちの活動等は必ずしも自治会館や集会所を利用しているわけではありません。私たちの移動支援等も市民の活動ですが公の場所を使っているわけではないので、事務局から発言のあったような多様な活動を支える拠点について理解していただきたいと思います。

議長

そのような多様な市民活動やボランティア活動にも対応する拠点、また機会の提供も含めての場づくりについても文章で記載して、さらにご意見をいただければと思います。

あと、ヤングケアラーの表記、ひきこもりの文字の統一、サービス事業所についてご意見がありました。文字の統一については、後々必要となりますので意識していただくようお願いいたします。平仮名の方が柔らかくていいのではないかとのご意見もございましたので参考にしてください。以上について事務局からまとめてお願いいたします。

事務局

まず、ヤングケアラーについては、基本目標3-2-3.「子どもや子育てへの支援」の中で、新たな課題として浮かび上がってきているヤングケアラーの問題やダブルケアの問題等について記載することを考えています。取組項目の中で大きく取り上げる形は現段階での提案としては考えていませんが、ここで触れるべき問題であるとは考えています。

それから、「サービス事業所」と「福祉事業所」の違いについては、しっかり考えられていませんので次回までにどちらの文言が理解していただきやすいか整理させていただきます。

議長

どの部分を指してサービス事業所と呼ぶのか、おそらく後ろの用語解説にも関係してくると思います。「福祉サービス事業所」と呼ぶこともありますので、持ち帰って検討し、統一をお願いします。

委員

先ほどから市民活動や場所づくり等についてのお話が出ています。今、外国人を取り巻く環境や国の法律が大きく変わっており、日本語教育推進基本法を受けて、私も研修を受けているところで、先日も県や市町の日本語教育担当者向けの国の研修を受けていましたが、そういうことが福祉とは無関係ではなくなってきていると思います。

水戸まちづくりセンターを借りて土曜日の夜に日本語教室を開催していますが、ボランティアが少なくなった等の話は毎回聞いています。国は、ボランティアに依存するのではなく、これまで活動しているところはそのままでいいが、違った形で教育の質を高め、専門的な教育をしていくようにと言っています。

 

そのような中、水戸まちづくりセンターは外国籍の方にとっては居場所となっています。外国にルーツを持つ子どもの居場所としては水戸小学校に「さくら教室」があり、このように居場所が大事であると言われており、課題2に「外国籍住民等の増加への対応のための多文化共生」とありますが、今回は基本目標1にある人権尊重の推進の項目に入りました。取組項目3.「多文化共生の推進」は当然大切で、プランの作り替えを現在行っておられますが、併せてこの基本目標2-1「地域における顔の見える関係づくり」も大切です。外国籍の方と市民が顔の見える関係づくりをしておかないと、災害時に助けられない、情報弱者となってしまいます。

 

また、逆に外国籍の方が高齢者を助けるという担い手づくりも課題としても考えており、そういう意味ではこの「関係づくり」の中に外国籍の方と市民との交流の場所づくりも入れていただきたいです。

 

議長

 

統計からも外国籍の方が多い地域も見えてきていますので、今後の湖南市としても丁寧に意識しておかなければならない部分になると思います。特に取組項目として挙げる部分と、その中の細かな施策部分に外国籍の方や障がいのある方に対する文言を入れたほうがいいのではないかというご意見だと思います。

地域福祉計画・地域福祉活動計画では高齢者、子どもは挙がるのですが、意外と外国籍の方や障がいのある方というキーワードは漏れがちです。やはり地域の構成メンバーとしての外国籍の方、障がいのある方を丁寧に拾って、後の取組項目の中の説明に入れていただきたいと思います。

委員

文言についてですが、基本目標4-4「地域福祉の推進体制の強化」の取組項目3.「関係機関・企業等との連携強化」とあります。「関係機関」だけでは漠然としすぎるため、例えば「学校、消防、警察等関係機関・企業等との連携強化」の方が分かりやすいです。また、書かれていると当事者は意識されるのではないかと思います。

セーフティネットの構築では、いろいろな縦割りの中で分断されているところがありますので、そこに網の目を張り巡らせるように横串を刺していくことが各エリアの中でできればいいと考えております。特に企業で積極的にCSR・社会貢献されているところもあるかと思いますが、まだそこまで意識が高まっていないところもありますので、こちらから働きかけをして、できればそれぞれの中学校区や小学校区、まち協単位等で参画してもらえると住民の支えにもなっていただけるのではないかと思います。

議長

名称を含め、具体的な提案がございました。たしかに、取組項目の中に消防や警察、学校という文言が出てくると、受け取り側の意識も異なるのではないかと思いますので貴重なご提案であったと思います。事務局でまたご検討ください。

細かく見ていただきますと特に取組項目の中にもう少し入れてほしい文言、入れるべき文言といったご意見があるかと思いますが、質問・意見という形で後ほど提案いただく機会がございますので、そちらに委ねる形で先に進めさせていただいてよろしいですか。

 

(5)施策部分の記載イメージについて

議長

次に議事の「(5)施策部分の記載イメージについて」を議題とします。事務局から説明をお願いします。

事務局

資料6に基づき説明

議長

資料6をもとに事務局から説明がありました。ご意見があれば挙手でお願いいたします。

一見して見やすくなったという印象がございますがいかがですか。

やはり地域福祉計画・地域福祉活動計画ですので、市、社協が取り組むことを記載しておくことは絶対条件だと思いますが、加えて市民、地域団体、企業に期待することという部分を載せることの是非はそれぞれ策定される市によって異なりますが、わが事としてとらえていただくという意味ではこの部分も外せないのではないかと思います。

それから先ほど委員にご指摘を受けましたが、ここでは「福祉事業所」と表記されているので「福祉事業所」でも構わない気がいたしますが、「サービス事業所」という表記との区別等については持ち帰って検討していただくとのことでしたので、ここの表記も変わることがあります。いわゆる福祉を日頃提供されている事業所に期待したいことの項目も載せていくということです。またこれらの文言については、先ほど委員の皆様方からいただいた取組項目に対するご意見等も反映して作成しますので、これは次回の検討内容になります。

本日はとりあえず形式としての提案で、これに対するご承諾をいただきたいとのことですがよろしいですか。

それでは、資料6に関してご承諾いただけるという方は挙手をお願いいたします。

承認いただきました、ありがとうございます。

長時間にわたっての皆様のご意見・ご議論を経て議題をすべて終えることができました。ありがとうございます。

議事については以上ですので事務局にお戻しします。

 

3.その他

事務局

委員長、議事の進行ありがとうございました。

次第の「3 その他」について、第4回の策定委員会は、12月17日(金曜日)午後2時から、サンライフ甲西2階大ホールにて開催いたします。また過日ご案内しました第5回策定委員会の開催日を1月21日(金曜日)としていましたが、令和4年1月18日(火曜日)の午後2時からに変更させていただきたいと思います。大変申し訳ございませんが予定の修正をお願いいたします。

もう1点、ご意見シートについてですが、本日の会議で発言できなかったこと等についてご意見やご質問がございましたら、シートに記入いただき、期限の11月19日(金曜日)までに提出をお願いいたします。また、事前に配布していた本日の内容に対するご意見シートにご記入いただいていた方についてはお帰りの際に事務局職員に提出をお願いいたします。

それでは、本来なら閉会にあたりまして副委員長よりご挨拶いただくところですが、本日ご欠席のため、これにて閉会とさせていただきます。皆様、ありがとうございました。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 福祉政策課

電話番号:0748-71-2370

ファックス:0748-72-3788

メールフォームでのお問い合わせ