第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画 第5回策定委員会会議録

更新日:2022年03月01日

日時

令和4年(2022年)1月18日(火曜日) 午後2時から5時

場所

サンライフ甲西 2階大ホール

出席者

委員15人、事務局9人

欠席者

委員2人

資料

次第(PDFファイル:73.6KB)

資料1 第4回策定委員会議事概要

資料2 第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画骨子案(2022年1月18日改定版)(PDFファイル:217KB)

資料3 第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画(素案) 第1章から第3章 基本目標2まで(PDFファイル:3.5MB)

資料4 第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画(素案) 第3章 基本目標3および4(PDFファイル:2.9MB)

資料5 第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画(素案) 第4章(PDFファイル:326.2KB)

資料6 パブリックコメント実施要領(PDFファイル:329KB)

 

協議事項

(1)第4回策定委員会議事概要について

(2)第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画の骨子案の修正について

(3)第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画の素案について

・第1章から第3章 基本目標2まで

・第3章 施策の展開 基本目標3および4

・第4章 計画の推進体制について

 

1.あいさつ

事務局

開会にあたりまして、委員長よりごあいさつをいただきます。

委員長

お集まりいただきありがとうございます。今般のオミクロン株の感染拡大により、リモートで参加させていただきます。

本日の第5回委員会は、パブリックコメント前の委員会となり、実質、計画の内容をご議論いただく最終の委員会となります。大詰めの議論になるかと思いますので、少し時間が超過するかもしれません。そのあたりも含めてご了解いただきながら、皆さんのご協力をお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

2.議事

事務局

ありがとうございました。それでは、次第の「2 議事」に移ります。

議事の進行は委員長にお願いします。

(1)第4回策定委員会 議事概要について

議長

それでは、次第に沿って議事を進めてまいります。

まず、「(1)第4回策定委員会 議事概要について」を議題とします。

本日は前回同様、素案の検討に時間を割きたいと思いますので、あらかじめお読みいただいているということで、事務局からの説明は省略させていただきます。

資料1について、ご意見・ご発言ありましたら、挙手にてお願いします。

(意見なし)

議事概要については、これでご了解いただいたということで、次に進みます。

(2)第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画骨子案の修正について

続きまして、議事の「(2)第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画骨子案の修正について」事務局から説明をお願いします。

資料2に関して、ご意見、ご質問はございませんか。

事務局

資料2に基づき説明

議長

事務局からご説明いただきましたが、資料2に関してご意見等ありましたらお願いいたします。

委員

基本目標1の2「1. 地域への関心の涵養」と漢字で書いていますが、資料3の17ページでは、平仮名で「かん養」と書いていますので、統一されたほうが良いと思います。

議長

漢字は読みづらいですが、平仮名だと意味が受け取りにくいと思います。漢字にルビをふるのはいかがでしょう。

事務局

漢字で統一し、「涵養」にルビを付けるよう修正いたします。

委員

「計画策定にあたって」の「5 計画の策定体制」にある市民懇談会と、「計画の推進体制」の地域懇談会は同じものでしょうか。

議長

市民懇談会と地域懇談会は、どちらも地域の方を対象にお集まりいただき、ご意見を頂戴することに変わりはありませんが、開催する規模で意図的に使い分けることはあると思います。

事務局

これまでの策定プロセスの中で、皆さんに集まっていただいた時は「市民懇談会」という言葉を使ってまいりましたので、「計画の策定にあたって」のところは「市民懇談会」とし、推進体制のところは、それぞれの課題を当該地域にお住まいの市民の皆様にご協議いただきたいという趣旨で「地域懇談会」という言葉を使わせていただけたらと思います。

基本目標3の「2 困難を抱える人への支援の充実」の「5.ひきこもりへの支援」の「引き」が漢字になっていますが、平仮名に修正いたします。

 

(3)第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画の素案について

議長

では、次の議題に移ります。

「(3)第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画の素案について」資料は3・4・5になりますので、資料ごとに区切って議論をしていただきたいと思います。特に資料4がメインになるかと思います。

まず、資料3の修正箇所の説明を事務局からお願いします。

事務局

資料3に基づき第1章から第3章 基本目標2まで説明

議長

ただいま事務局より、前回、皆さんから頂戴したご意見に対する修正等の説明がございました。何かご意見ありましたら、挙手でお願いします。

委員

資料3の8ページ、SDGsの「特に本計画と深く関連する目標」の「目標5:ジェンダーの平等を実現しよう」に、「ジェンダー平等を達成し、すべての女性および女児の能力強化を行う」とありますが、「能力強化を行う」という書き方について、能力の可能性を伸ばすという意味かと思いますが、表現を変えた方が良いと思います。

事務局

こちらは国連で使われている言葉を直訳した文章となっていますので、県の計画等も参考にし、それぞれ目標について地域福祉の観点から見たときに、どういうことを目指すのかという内容に修正できればと思います。

議長

エンパワーメントという言葉を直訳した表現になっているのかと思います。今回、地域福祉計画に掲載する際には、適切な言葉を事務局と相談させていただき、事務局・委員長・副委員長に一任いただければと思いますが、よろしいでしょうか。

委員

はい。

議長

他にはいかがでしょうか。

委員

4ページの図に「成年後見制度利用促進計画・再犯防止推進計画を含む」とありますが、関連計画として単独で作るべきではないでしょうか。ひとつの計画として独立した方が、こういう計画があるとはっきり分かると思います。

6ページの計画期間においても、成年後見制度利用促進計画・再犯防止推進計画を別で示すべきだと思います。

議長

新しい計画を作るときは、成年後見制度・再犯防止に関しては、地域福祉計画に包含する形でも良いと国から指導がありました。表記の仕方について、事務局としてはいかがでしょうか。

事務局

今回の成年後見制度利用促進計画、再犯防止推進計画については、それぞれ独立した計画としてではなく、あくまでも地域福祉計画に包含する形で内容を盛り込むことをこれまでの策定委員会でご提案してきました。資料4の施策の中で「成年後見制度利用促進計画」と「再犯防止推進計画」の見出しを付けています。

委員

取って付けたような形となっている感じが否めません。分かる人は読めば分かるかもしれませんが、一般市民は、何の計画なのかはっきりしないのではないかと思います。

事務局

甲賀市等、他市町でも成年後見制度利用促進計画や再犯防止推進計画は、地域福祉計画の中に包含しているところが多くなっています。

地域福祉計画の中でどの部分が成年後見制度利用促進計画なのか、あるいは再犯防止推進計画なのかは、読み進めていかないと分からない部分があると思いますので、例えば目次でどの部分が該当するのか分かる形で示す工夫はできると考えています。特に再犯防止推進計画については、どの市町もどこまで具体的に書き込んでいくか苦慮しており、取り組みや目指すことについて、多少なりとも書き込めたと考えています。

議長

確かに包含してしまうと、個別の計画について、今後話し合われないとか、領域そのものが独立していかないという心配は出てくると思います。

6ページの計画期間は、委員のご指摘のとおり、それぞれの計画の期間を矢印で明記しておく必要があると思います。

事務局

成年後見制度利用促進計画と再犯防止推進計画は、今回新たに策定する計画ですので、スタートは令和4年度からということで追加いたします。

議長

計画そのものがどちらかに吸収されて薄まってしまうのではなく、今回これを入れることによって、より地域に根付く形でこの2つの計画の取り組みが実践的に行えるイメージが伝わると良いと思います。この見せ方としては、事務局と相談させていただきながら、委員長・副委員長にご一任いただければと思いますが、いかがでしょうか。

委員

やはり、成年後見制度利用促進計画や再犯防止推進計画は新しい計画ですから、包括されて全体の一部として審議されるのではなく、改めて審議の機会を持っていただきたいと思います。

委員

成年後見制度利用促進計画に関連して、資料4の7ページに「甲賀圏域権利擁護支援推進計画」のことが書かれており、以前の会議で、事務局から甲賀圏域権利擁護支援推進計画を資料として付けていただいていました。この計画の策定にあたっては、策定委員会を設けて十分に長い時間をかけて審議をされているため、今回の成年後見制度利用促進計画と「甲賀圏域権利擁護支援推進計画」の関連性が分かるような表記が必要かと思います。見せ方として、別のもののような感じに見えてしまっていると思いますが、いかがでしょうか。

事務局

「甲賀圏域権利擁護支援推進計画」は甲賀市とともに、何年間か議論しながら令和3年10月に策定したものです。これは権利擁護支援の計画となっており、その中の成年後見制度利用促進に係る内容が今回の「成年後見制度利用促進計画」になります。ですので、甲賀市とともに成年後見センターや様々な機関にもご協力いただきながら、議論を進めてきた内容となっています。

ただ、再犯防止推進計画に関しては、そういうプロセスを踏んでおらず、地域福祉計画に含む形での再犯防止推進計画として、それに沿う形で施策の項目を挙げています。このあと、資料4の議論をいただく中で、委員の皆様にご協議いただきたいと思います。

委員

この件は、私も違和感はあります。地域福祉計画はより多くの住民が日常的なことについて、助け合い・支え合いを軸とした地域を作りましょうというイメージだと思います。権利擁護や再犯防止については、日常性は低いけれども、これからの地域福祉にはとても大事だという国の意図などを付け加えて表記していただくと、もっと分かりやすいと思います。

議長

地域福祉は誰一人排除しないことが非常に大切で、地域社会の大きな役割・責務であるという流れがあります。権利擁護や再犯防止に関しては、知らない人にとっては排除しやすいテーマです。だからこそ、地域福祉できちんと取り上げていく必要があるということについて、表現を少し見直してはいかがでしょう。

事務局

資料3の4ページ、「3 計画の位置づけ」のところなどで、地域福祉の推進の中で、誰も排除しない、地域のみんなで誰ももらさず支えていく取り組みとして、成年後見制度利用促進計画・再犯防止推進計画を地域福祉計画の中に含むことを書き加えさせていただきたいと思います。

議長

表記の仕方として、福祉計画・活動計画の下に括弧書きで書くのが適切なのかどうかについて、後の資料4の第3章、第4章を検討していただく中で、委員の皆さんのご意見を確認させていただきたいと思います。

その他の部分で、特に、数値で指標が出されたあたりが大きく変わっているところかと思います。気になる点はございませんか。

委員

資料3の21ページに「第2層支えあい推進員」、29ページに「第2層支えあい推進会議」とありますが、第2層の後ろに「地域」という言葉は入らないのでしょうか。

事務局

第1層も第2層も「地域」が入りますので、修正いたします。

委員

2点、お願いしたいことがございます。

1点目は、資料3の29ページ「市が取り組むこと」の「主な取組」に、「体育館やグラウンドの開放促進」とあります。私が地域の会合に出席した際、グラウンドを高齢者に開放したらどうだろうかと聞いたところ、従来は教育委員会が管理していたが、市議会で決まるということで、担当がまだ決まっていないというお答えでした。高齢者が体育館やグラウンドを使いたいとき、どこに連絡すればいいのでしょうか。

もう1点は、その下に「あきやナクスによるマッチング」とあります。1月25日に開催される「空き家対策委員会」に私も出席しますが、活用の仕方や借り方、立地条件、取り壊すのか業者に売却したほうがいいのかなど検討されるので、ぜひともこういった所に参加していただいて、意見を述べていただくとありがたいと考えています。

事務局

1点目のスポーツ施設・体育施設については、検討がなされているところで、3月までは今のままでいくと思いますが、今後はまだ決まっていないと思います。市の方向性として、改めてお伝えいたしますし、ご質問について担当の部局に伝えさせていただきます。

議長

では次に、資料4の基本目標3および基本目標4について、事務局よりご説明お願いいたします。

事務局

資料4に基づき、第3章 施策の展開 基本目標3および4の説明

議長

ただ今、基本目標3および基本目標4について、事務局よりご説明がございました。皆様からご意見をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

委員

14ページのコミュニティバスの活用について意見を申します。

コミュニティバスの3路線を廃止するということが広報に載っていました。廃止されたあとは、2年間デマンド方式で試し、アンケートをとって、今後どうするか決めるということですが、実際にコミュニティバスに乗る方は、アンケートが書けない方もいます。説明会が開かれましたが、都市計画課の職員が1人で説明し、質問してもあまり答えが返ってこないような状況でした。

コミュニティバスは大切な社会資源です。地域の支え合いとして車に乗せ合うこともあると思いますが、事故になったときの責任も伴うので、公共のバス路線はとても重要だと思います。

デマンド方式の検証については、アンケートをとって決めるのではなく、コミュニティバスの検証委員会を立ち上げ、乗った人だけでなく、今後免許を失効したら必要になるような人やケアマネジャーに聞いたり、地域ケア会議を中学校区ごとに開いて、コミュニティバスをどのようにしていくか、自分から意見が言えない人の意見もしっかり取り入れて、評価をして決めていただけたらと思います。まちづくり協議会などを通じてニーズを検証することも取り入れていただき、乗ったことがない人でも、1回乗る機会をつくったり、老人会や自治会でも乗ってみて、みんなで話し合ってみるなど、十分に協議していただけたらと思います。

議長

個人的にも田舎に住んでいますので、移動手段が喫緊の課題なのはとてもよく分かります。特に地域福祉計画・地域福祉活動計画だからこそ、より地域の中に根ざしたものとして、地域性に合わせることはできると思います。

「社協が取り組むこと」に、キーワードとして「移動支援事業」と「まち協」が挙がっていますが、実施する前にまち協とともに、住民からの意見を聞く機会を設ける方向性はありますでしょうか。

事務局

デマンド交通の検証をした上で、どうしていくかという議題が出てくることは当然のことだと思います。行政からまちづくり協議会に、地域での取り組みもお願いしたいと投げかけたときには、公共交通施策の検証も関わってくると思います。直接の担当課ではないので、ここで公共交通をどうしていくかについてはお答えできないですが、十分に市民の意見を吸い取って、どうしていくかを決めてほしいというご意見があったことは、担当課にお伝えしたいと思います。

議長

市社協の取り組みの方向性として、まち協と協力しながら、地域住民の公共交通機関に対する意見聴取の場を設けるという表記があってもいいと感じましたが、いかがでしょうか。

事務局

全てのまちづくり協議会で、地域の移動支援や支え合いでの送迎活動について議論されているわけではございませんが、具体的に活動されているところもあり、他地域に広げたいということで、指標として示しております。

三雲では路線の廃止を受けて、昨年末、まち協だけではなく、民生委員や地域の関係する方々が集まり検討し、様子を見ながら足りないところは組織として充当させていこうという話になりました。社協としても話し合いに参加しており、今後もそういった場に入るようにしていきたいと思います。

地域ケア会議を使って、皆さんの声を反映できるかということは、今すぐお答えできませんが、地域の中ではそういう動きが出てきていますので、社協としてもアンテナを向けて、情報収集できる場には参加させていただきたいと考えています。

委員

湖南市には地域公共交通会議があり、そこでコミュニティバスの増便・減便、代替等について、定期的に検討されています。その会議の中では、体が不自由な方はバスにも乗れないなど、いろいろな課題も話されます。また、既にコミュニティバスは年間数千万円の赤字が出ています。こういったことも踏まえて、地域を支えながら、喜んでもらえ、なおかつ、経済面も考えながら、方法を模索しています。

委員

現在1地区だけ、支え合いで移動支援をしていると思いますが、実際は後継者がおらず、今後増やしていくのは大変だと現場からは聞いています。まちづくり協議会の推進員からも、社協が実際にはどのように関わってもらえるかよく分からないと言われていますので、バックアップしてくださるのであれば、地域まちづくりセンターの推進員とも連携を取って動いていただきたいです。

都市計画課の人がどんどん進めてしまうのではという不安もありますので、課題・現状のところに、デマンドバスに不安要素があることや、今後はみんなで考えていく必要があるということを書いていただけたらと思います。

議長

現状もしくは課題のところに、本当に必要とする人からの意見の聴取など、文言を少し増やすことは必要かと思います。

事務局

担当課と相談をさせていただいた上で、14ページの課題部分あたりに盛り込ませていただけたらと思います。

議長

担当課としてこうしますというよりも、地域としてこのようなことを考えていかなければいけないとか、関心を持っていかないといけないということが伝わるような表記をしていければと思います。

委員

重層的支援体制事業について、質問・意見があります。

1点目は、4ページの基本施策3-2「困難を抱える人への支援の充実」も重層的支援体制事業が関係してくるので、説明を入れた方が良いと思います。

2点目は、10ページの再犯防止推進計画のところで重層的支援会議がいきなり出てくるので、重層的支援体制整備事業については18ページに説明があり、あとで説明があることを書いておく方が良いと思います。

3点目は、15ページに住宅確保要配慮者支援について書いていますが、住宅問題を抱えている方は重層的支援等が必要な方が多いと思うので、その連携について書いていただきたいと思いました。

議長

「重層的支援体制」は様々な部分に関わる重要なキーワードでもあります。18ページにある全体像を前に持ってくることは可能でしょうか。

委員

権利擁護支援が必要な方については連携して対応しなければいけないと推進計画にも書いているので、そこの整合も必要ではないかと思います。

議長

基本施策3-2「困難を抱える人への支援の充実」の中に、成年後見や権利擁護のことについても書かれているので、4ページの最初の文章に、重層的支援についての文章を入れて、全体像はできれば4ページで先に示したほうが分かりやすいと思いますが、いかがでしょうか。

事務局

今回、あえて「重層的」という言葉は使わずに、「包括的な相談支援の充実」ということで記載しています。国が求めているのは、あくまでも包括的な相談支援で、重層的支援体制整備事業はその包括的な支援を進めるひとつの手法となっています。

施策の主な取組など、かぶっている部分が多く、両方に重層的支援の文言が入ることに問題はないと思いますが、4ページに説明を入れることについては検討させていただければと思います。

議長

基本施策3-2「困難を抱える人への支援の充実」の内容に触れるにあたり、重層的支援体制をキーワードとして入れないのは少し不自然な気もします。少なくとも、重層的支援という言葉は紹介したほうがいいと思います。

事務局

できるだけ入れる方向で、修正したいと思います。

委員

重層的支援については、以前の会議で市の見解が出されており、事務局としては包括的支援の推進の中で重層的支援を網羅していくという意図があったと思います。今回、「困難を抱える人々への支援」において、様々な人への支援に関する取り組みが網羅されており、本来は、基本施策4-1「包括的な相談支援の充実」に重層的支援体制についての内容を書くべきで、他の市町でもそうなっているところが多いと思います。

議会等との絡みもあると思いますので、事務局側が書けばそうなるということではなく、内容的に検討していく必要があると思います。おそらく事務局としては、一番悩まれた部分ではないかと思いました。

議長

ありがとうございます。今のご助言を含めて、検討していただければと思います。

委員

各項目に出てくる《現状》《課題》《施策の進捗を測る指標》の内容が合っていないところがあるように思います。

まず1つは14ページです。現状・課題では、コミュニティバスについて、コロナ禍で外出を控えるなど利用者が減少していると書いてありますが、指標はノンステップ化率となっており、合っていません。この現状と課題であれば、指標は利用者が減ったことに対するアクションを示すべきだと思います。

同じように22ページでは、現状は、今後サービスの不足が予想される介護事業等において人材の確保・養成が必要と書かれており、それを受けて課題は、人材の確保や専門性の向上、新規事業者の参入の促進に取り組むことが必要と書かれていますが、指標ではその項目に関することが目標に挙がってきていませんので、見直しをお願いしたいと思います。

議長

現状と課題にマッチングする、ピンポイントで出せるような指標というのはなかなか難しいと思いますが、今いただいたご意見に対して、事務局いかがでしょうか。

事務局

14ページの指標について、バスの利用者数を数値として出したいという考えはありましたが、担当部局としてはコロナ禍のため、数字を挙げることが難しいということを聞いています。今回、ノンステップバスについて現状と課題に直接は挙がっておりませんが、バリアフリーやユニバーサルデザインの推進を通して、利用しやすい移動手段の確保という趣旨に沿った形での目標設定をしています。

指標に関しては、現状や課題に対して指標として掲げやすいものと、上手くマッチする指標がないものもあり、何かご提案があればいただきたいと思います。

委員

22ページの人材確保については、サービスを利用する人がこれだけ増えるので、人材もこれだけ増やしますという意味合いの指標でいいと思います。検討をお願いします。

議長

他の計画との関係性もありますが、この指標をクリアすることで課題が解決できるということが見えるように、近づけていただければと思います。ご提案いただきましたので、検討していきたいと思います。

事務局

サービス利用量の見込みから必要な人材の数を割り出すことは、なかなか難しいと感じます。ご指摘いただいた点は、委員長や副委員長のお知恵を借りながら考えたいと思います。

議長

他にはいかがでしょうか。権利擁護や再犯防止に関しては、今までの地域福祉計画・活動計画には具体的に取り上げられてこなかった部分だと思います。先ほど検討をいたしました、権利擁護や再犯防止に関して、資料3の4ページでこの計画に含むという表記をすることに対してはいかがでしょうか。

委員

内容的には大体分かるのですが、7ページの成年後見制度利用促進計画を、もう少し系統だった形で表現できないかと思います。あと、再犯防止推進計画に社会を明るくする運動を基調とした防犯推進の組織づくりや活動を入れていただけたらありがたいと思います。

議長

権利擁護に関しては、言葉だけでなく、図示するようなものがあればというご意見でしょうか。

委員

本当はきちんとした計画として独立していただきたいのですが、時間もなく、この中でまとめるということなので、計画の概要が分かるようにしていただきたいという思いです。

議長

表記の方法が難しいところではありますが、個人的には、7ページあたりはずっと文章が続くので、確かに目がすべりやすいし、もう少し工夫ができたらとも思います。本来であれば、それぞれの計画について明記することが必要だと思いますが、今回は地域を基盤とし、地域全体で考えていくということで包含するということをご理解いただけたらと思います。

貴重なご意見ありがとうございます。基本施策3、4に関して、改めてご意見が出てきましたら、本日もご意見シートがございますので、そちらに記入していただければと思います。

続いて、資料5「第4章 計画の推進体制」について、ご意見をいただきたいと思います。事務局より説明をお願いいたします。

事務局

資料5基づき、計画の推進体制について説明

議長

事務局より資料5についてご説明がありましたが、この点に関してご意見はございますか。

(意見なし)

第1章から第4章まで、全体を皆さんにご議論いただきました。本日のご意見を反映し、パブリックコメントにかけさせていただくことになりますが、市民の皆さんと同じタイミングで、パブリックコメントの時に意見をいただくことも可能かと思います。

議長

今、議論しておくべきこととして、他にはございますでしょうか。

(意見なし)

それでは、長時間ご議論いただきまして、ありがとうございました。計画に関わる協議は以上でございます。

 

3.その他

議長

次は、議事「3 その他」パブリックコメントの実施について、事務局より説明をお願いいたします。

事務局

資料6基づき、パブリックコメントの実施について説明

議長

パブリックコメント等について、ご意見ございませんでしょうか。

委員

事務局は、パブリックコメントの意見をしっかりマネジメントしていただきたいと思います。サービスを実施するにはコストがかかるため、コストを考えながら質を上げていかないといけません。地域福祉で質を上げるというと、取りこぼしのないように、支え合いをきちんとしていかないといけないということになると思います。市議会に提案していくときにも、コストと質を常に考えながら、しっかり絞った内容を提案してほしいと思います。

議長

パブリックコメントでは、いろいろな意見が出てくると思いますので、心して進めたいと思います。では、本日の協議は全て終了しましたので、事務局へお返しします。

事務局

本日頂戴いたしました意見をできるだけ反映させていただきまして、1月26日から2月20日までパブリックコメントをさせていただきます。

本日のご意見を反映した計画案については、委員長・副委員長に一任でご確認いただくことを皆さんにご了承いただきたいと思います。

本日も内容が盛りだくさんだったため、事前に送付しておりました意見シートにご記入いただいた方につきましては、帰りの際に事務局まで提出をお願いいたします。また、本日お配りしたご意見シートは、時間が取れず申し訳ありませんが、ご意見がある場合は明日中に、事務局宛にご提出いただきますよう、併せてお願いいたします。

最後に、金子副委員長よりごあいさつを頂戴したいと思います。

副委員長あいさつ

皆様、長時間ご苦労様でした。市の地域福祉計画と社協の活動計画が合体したものになっておりますので、1回の委員会で議論し尽くすには非常に範囲とボリュームが多すぎるため、毎回大変な会議になっています。

私はこの計画に長く携わっておりますが、市民に伝えていくことで変わってきたことは確かにあります。権利擁護や成年後見の部分では、成年後見センターの設置や「ぱんじー」を中核機関として位置付け、その役割を強化することなど具体的に言及しています。再犯防止に関しては、社会の中で市民を巻き込む様々な痛ましい事件があり、安全・安心というのは危ない人を取り除くことだという思考になっていくときに、きちんと理解して知っていこう、社会復帰にみんなで関心を持とうと言い続けていくこと、そして、ひきこもりもプラットフォームづくりを進めていくことなど、5年間で進めていくところと浸透させていくところについて、理念目標と具体目標がここに掲げられたと思います。

この計画は出して終わりではなく、これから5年間でどう市民の中に果実をもたらしていくか、我々は委員の1人として責任を持っていきたいと思いますので、最後までご意見をいただきたいと思います。

本日はありがとうございました。

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