第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画 第6回策定委員会会議録

更新日:2022年03月31日

日時

令和4年(2022年)2月25日(火曜日) 午後2時から4時

場所

サンライフ甲西 2階大ホールおよびZoomによるオンライン

出席者

委員15人、事務局9人

欠席者

委員2人

資料

次第(PDFファイル:73.6KB)

資料1 第5回策定委員会議事概要

資料2 資料編(PDFファイル:4.5MB)

資料3 パブリックコメントに係る意見と市の考え方(PDFファイル:163.1KB)

資料4 第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画 本編(素案)(PDFファイル:6MB)

参照資料 修正箇所(PDFファイル:806.8KB)

資料5 第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画 概要版(案)(PDFファイル:2.6MB)

 

協議事項

(1)第5回策定委員会議事概要について

(2)資料編について

(3)パブリックコメントへの対応について

(4) 第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画(素案)の確定について

(5) 概要版について

 

1.あいさつ

事務局

開会にあたりまして、委員長よりごあいさつをいただきます。

委員長

お集まりいただきありがとうございます。

昨年6月末から始まったこの策定委員会も、皆様のご協力により、最終の委員会を迎えることができました。コロナウイルスの影響で、この委員会期間中にも様々な変化を感じながら進めてきました。その中で、この地域福祉というテーマを皆さんと共に考え、互いに関心を持ち合いながら、誰もが住み慣れた湖南地域で安心した生活を継続していくためにということを話し合えたのは、貴重な時間だったと感じています。

今日は、今まで出していただいたご意見をもとに、事務局より提供されます最終の素案をご確認いただきます。最後に委員の皆様より地域福祉計画策定や湖南市の地域福祉などについて、コメントをいただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

2.議事

事務局

ありがとうございました。それでは、次第の「2 議事」に移ります。

議事の進行は委員長にお願いします。

(1)第5回策定委員会 議事概要について

議長

それでは、次第に沿って議事を進めてまいります。

まず、「(1)第5回策定委員会 議事概要について」を議題とします。

前回同様、事務局からの説明は省きます。資料1についてご意見等ありましたら、挙手または、リモートの方は画面上のリアクションなどでご発言をお願いします。

(意見なし)

議事概要については、これでご了解いただいたということで、公表について事務局で進めていただきたいと思います。

(2)資料編について

続きまして、議事の「(2)資料編について」事務局から説明をお願いします。

事務局

資料2に基づき説明

議長

事務局からご説明いただきました。資料2に関してご意見等ありましたらお願いいたします。

委員

100ページにフレイルとありますが、フレイルサポーターという項目が文章にありますので、フレイルサポーターについてもここに書いていただければ、もっと理解できると思います。

事務局

フレイルサポーターという言葉だけでは、具体的にどんな活動をされているかが分かりづらいと思いますので、付け加えさせていただきます。

委員

先週、地域の認知症出前講座を受けました。認知症を抑制するための方法や体操など、専門的で分かりやすい話に感心しました。地域でもっと出前講座を受けて、元気を取り戻し、寿命が1日でも延びていくことを願います。

議長

出前講座については用語集にも掲載する予定です。ひとりでも多くの市民に見ていただき、認識していただけたらと思います。

用語集に追加したい文言等があれば、お願いします。

 

(3)パブリックコメントへの対応について

議長

ないようですので、次の議題に移ります。

「(3)パブリックコメントへの対応について」事務局からお願いします。

事務局

資料3に基づき説明

議長

事務局よりご説明がありました資料3に関して、ご意見等ありましたらお願いいたします。

(意見なし)

 

(4)第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画(素案)の確定について

議長

では、次に移ります。

議事の「(4)第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画(素案)の確定について」事務局から説明をお願いします。

事務局

資料4および参照資料に基づき説明

議長

事務局よりご説明いただきました。

特に11ページの基本理念に関する部分は、今まで別々だった地域福祉計画と地域福祉活動計画を一体化する中で、もともとの地域福祉活動計画の理念を副題にするのはどうかという事務局からの提案でした。ここを修正することによって、13ページの施策の体系も変更することになります。

ご意見等がなければ、ご了承いただいたということで進めたいと思いますが、いかがでしょうか。

今回が策定委員会としての計画を固める最後の機会になります。ここは修正しておく必要があるというご意見があれば、ご発言をお願いします。

委員

再犯防止推進計画について、もっと審議を尽くしていただけたらと前回申し上げ、それができなかったのは悔やまれるところですが、保護司の方々と再犯防止に関して話し合いましたのでご報告いたします。

42ページの主な取組に「社会を明るくする運動」と書いてありますが、「推進」という言葉を付けていただきたいと思います。

その下に「保護司会・更生保護女性会への活動助成金」とありますが、更生保護女性会の組織的な弱体化が見られます。女性会の方々も高齢になり、会員が減少しているのが実情ですので、「組織の充実、支援」を入れていただきたいと思います。また、地区割を見直すなど、組織の充実を図っていただきたいと思います。

事務局

1点目、「社会を明るくする運動」に「推進」の文言を付け足すことは可能です。

2点目について、更生保護女性会の組織の充実、支援について、施策の方向で記載している「保護司や更生保護女性会等の更生保護活動の支援と活動の周知を行います。」という文章に、更生保護活動の支援、活動の周知によって、組織の活性化を目指すという趣旨も踏まえているということをご理解いただければと思います。

委員

今回は、地域福祉計画に再犯防止推進計画を含めるという形となりましたが、5年後は個別の計画で進めていただけますよう、よろしくお願いします。

議長

再犯防止については、湖南市においても、新たに地域福祉計画に入れるという形で進めてきましたが、再犯防止も権利擁護も、地域福祉計画の中に包含して薄まることのないよう、5年先を見据えてそれぞれ取り組んでいく必要があると思います。

委員

甲賀・湖南成年後見センターぱんじーで後見人を選定して利用する場合、3万円以上かかると聞きました。厚生年金や障害年金で生活をしていて、3万円も払って任せる方がいるのかと思いました。成年後見制度を利用する費用は、公的に決まっていたり、地域によって違っていたりするのでしょうか。

委員

甲賀・湖南成年後見センターぱんじーでは、相談は無料で対応しています。申し立ての手続きにかかる費用は、3万円もかからないと思います。後見人への報酬については、本人の財産や、後見人がどんな活動をしたかによって、家庭裁判所が費用を決めます。

議長

個人の財産や活動そのもののケースの違いがあると思いますが、3万円の費用がかかるケースは少ないのではないかと思っています。また、ぱんじーの利用は、相談窓口は無料とのことですので、それ以降もむやみに金額がかかるものを勧めることはないと思います。

利用されたことがない市民にとっては、成年後見制度は身近でなく、分かりづらい制度だと思いますので、地域福祉計画を通じて地域の人たちに知ってもらうことで、地域福祉計画に含める意味があると思います。

今回、委員からのご意見を受けて、再犯防止や成年後見に関しては、計画の中でも薄まることのないよう意識して、事務局でも作成していただいたと感じています。

委員

35ページあたりから、「複合化・複雑化」という表現が出てきます。社会が複雑になったという表現はありますが、課題が複雑化したという表現はあまりない気がします。普通に使われているのであればいいと思いますが、確認していただければと思います。

議長

「複合化・複雑化」と「複合的・複雑的」の使い分けなども含め、事務局いかがでしょうか。

事務局

「複合化・複雑化」という表現は、国が重層的支援体制整備の説明の中で使っていますが、国の文章等を改めて確認し、適切な表現を使うようにいたします。

「複合的・複雑的」「複合化・複雑化」の使い分けは、厳密にはできていませんでしたので、どちらかに統一させていただきます。

議長

この文言の使い方については、事務局と検討させていただくということでよろしいでしょうか。

委員

重層的支援体制整備の資料も確認しておきます。ありがとうございました。

委員

35ページに「助け合い・支え合い」とありますが、今、各地域に地域支えあい推進員ができていますので、助け合いと支え合いがどう違うのかを考えると、あまり複雑にせず、支え合いという言葉でいいのではないかと思いました。

議長

「複雑化」という言葉に関しては、事務局と再度確認をした上で、適切な表現をしたいと思います。また、「地域支えあい推進員」などの固有名詞は、用語集に載せていただいていますので、そのあたりを明確にしていきたいと思います。

では、最後の委員会となりますので、この委員会に参加した感想や、計画策定後、今後の地域福祉に期待することなどを一言ずつお願いしたいと思います。

委員

最初に参加した時は分からないことが多い状態でしたが、話を聞くたびに理解することができました。これからも頑張っていきたいと思います。

委員

この会議に参加させていただき、福祉は大切だとつくづく思いました。この計画を具現化して実行していくことが、これからの大事な役目だと思います。

今、コミュニケーション不足を感じておりますので、行政においても市民の声を十分に聞いて、コミュニケーションを図っていただくようにお願いしたいと思います。

委員

私は、地域の福祉有償運送の担当をしていますが、この会議でいろいろと聞く中で、支援の必要な方がかなりもれていると感じており、バス乗り場に行くまでの問題や、帰りの心配をしている方が多いです。今後、この計画を推進されていく中で、そのあたりを見ていっていただきたいと思っています。

委員

計画はできましたが、これをどういう形で運営するか、この計画を誰が見ても分かりやすく生きている計画にするためはどうしたらいいのか、最終的には各課の担当がどういう責任をもって組織的に生かした計画にしていくかということが肝要だと思います。計画を作っただけではなく実行していただきたいので、よろしくお願いいたします。

委員

コロナ禍で、心身共にお元気だという方がだんだん少なくなってまいりましたので、何とか地域の皆さんと一緒に努力をしながら、皆さんが心身共にお元気でありますようにと思っています。

委員

今回、地域福祉計画および地域福祉活動計画の両方を皆様にいろいろご討議いただきまして、社会福祉協議会の代表として、お礼申し上げます。

福祉はそれぞれがいろいろな面で、高齢者、障がい者、子ども、生活困窮者の方々をどう助けるかという話なので、複雑化せずに、社協として、この計画を実行していく努力をすることを、この場で決意も含めてご報告いたします。

委員

今回、1ページ目にイメージ図を作っていただいたように、見る人に分かりやすい資料にしていただいたと思います。その中で、施策の進捗を図る指標がきちんと数字で出てきていることが、一番いいと思います。

この計画が終わった時に、できたと言えるように取り組んでいけるのは、非常にありがたいと思います。皆さん、計画を作ることだけでなく、実行することが大事だとおっしゃっていますので、私たちも含めて進んで行けたらと思います。

委員

計画段階ということで、立派なものができたと思います。最近は、小学生、中学生も学校でSDGsについて学んでいて、これからは持続可能かどうかという視点で物事を考えて計画していかなければいけないと捉えています。今から10年先、30年先を見て、持続可能で後世に残せる、後世のためになることを盛り込んでいただいていますので、これを実行していきたいと思います。私も含めて地域ぐるみで、身を粉にして頑張っていきたいと思います。

委員

前回も策定委員として参加させていただきましたが、前回よりも具体的な内容になった印象を受けています。そして、活動計画も併せて一緒に議論することができてよかったと思います。今後、ますます高齢化や少子化が進んでいく中で、いかに具体化・具現化、そして実行していくかということが課題だと思っています。

委員

私は主任介護支援専門員で、地域の課題を拾い集め、それを社会資源につなげるという仕事がありますので、こういう委員会に呼んでいただき、いろいろと質問させていただきましたが、一つひとつ対応していただいて、本当にありがたく思いました。

一方で、主任介護支援専門員は、本当に困った人に直面する職種ですので、やはり複雑化・多様化している問題は、日々変わっていきます。この計画で考えたことも、新しい課題がどんどん出てきますので、継続的に考えていくことが必要だと思います。

また、自助が極端に弱い人もたくさんいて、制度だけではとても救えない人も実際にいらっしゃると思います。そういう人をどんどん拾い上げていろいろな所につなげる人が、もっと必要になってくると思います。

委員

今回、初めて関わらせていただきましたが、成年後見制度利用促進計画を含む点が大きかったと思います。計画策定期間中に、国のほうで、第二期成年後見制度利用促進基本計画が出ました。それを見ると、権利擁護支援は地域づくりに関わっていくというのがより強調されており、この先の5年間を見据えると、これからより権利擁護支援と、地域づくり、地域福祉との関係性を強めていかなくてはいけないと思いました。

委員

今回、市と社協と両輪の計画を作っていただいたので、これから先、市民にとってもいいのではないかと思います。5年という長い期間なので、できたら間で1度、計画がどのように遂行されたか見直す機会があれば、計画がより良く動くのではないかと思います。

委員

主に外国人の生活環境や多文化共生という視点で見させていただきました。日常的には、外国の方が困っている、特にコロナ禍で仕事もやめざるを得ないとか、生活が困窮しているということもあり、その相談等も受けているのですが、目線を変えるきっかけになったと思います。

さらに、地域の中でのリーダー育成や社協としてのコーディネーターの取組も書かれていますが、私たちの国際協会においても、人材の育成がこれからできるようになってくると思いますので、防災を含めて一緒に活動できたらと思っています。

委員

委員の皆様、新たな取組もある中、非常に広い範囲の内容を議論いただきまして、ありがとうございました。また、事務局の方は、文言の修正や解釈など大変な部分があったと思いますが、頑張って計画を作っていただきました。

私は、作っている最中から随分状況が変わってきたと思っています。2年間コロナが続いていることで、生活困窮、子どもの貧困、ヤングケアラーの問題が非常に身近に起こっていて、これまで福祉の対象でなかった人が、突然解雇や倒産で生活困窮になっています。

現実に、我々福祉の現場では、コロナの陽性になってしまった人をどう支援するか、濃厚接触で人手を欠きながら支援は継続しなければならない、ひとり暮らしの障がいがある人が陽性になってしまい、どう食事や投薬の管理をしていくのかなど、突然困難を抱えた人への支援が必要となっています。さらにコロナというのは非常に奇特性が高く、地域で支えていくためには、まず偏見等があると成り立ちません。

安全・安心と困難を抱える人の支援は、横並びのとても大事なことだと思います。特に湖南市においては、特例貸付を借りている人、借りに来る人が非常に高い状況が続いていて、さらにその半分以上が外国人の方であるという地域的な特色もあるかと思います。

そういう意味で、皆さんと協力して大事に作ってきた計画が、本当に困難を抱えてしまう人に頼りにされる計画にしていくために、我々は取り組んでいかなければならないと思っています。

議長

議事の途中ではありますが、皆様から一言ずついただきました。

 

(5)概要版について

議長

議事の「(5)概要版について」、事務局から説明をお願いします。

事務局

資料5に基づき説明

議長

事務局より概要版と進捗管理についての説明がありました。ご意見はありませんか。

(意見なし)

議長

概要版は3,300部の印刷ということですので、皆さんの地域で活用していただく際には、事務局に相談いただければと思います。

 

3.その他

議長

最後に、議事「3 その他」、今後のスケジュールについて、事務局より説明をお願いいたします。

事務局

今後のスケジュールについて説明

議長

この点に関してご質問はありませんか。

(質問なし)

議長

すべての協議事項を終了いたしました。

6月末から、コロナ禍の中でも皆さんにお集まりいただき、計画策定にご意見をいただき、感謝いたします。全国的に収まってきたというものの、これからまだどのような状況になるか分かりません。こんな時だからこそ、私たち地域福祉に関わる者は、社会的になかなかSOSを出せない方や、制度ではサポートしきれない方たちに、きちんと意識を向けて互いに支え合っていく、そしてきちんと声を挙げていくことが必要だと、改めて感じた委員会でした。

ご協力いただき、ありがとうございました。

事務局

委員長、議事の進行ありがとうございました。本日いただきましたご意見を反映した計画の最終案は、委員の皆様に目を通していただく時間がございませんので、委員長・副委員長にご確認いただくことをもって、皆さんにご了承いただいたものとして、この後の事務を進めさせていただきます。ご了承、よろしくお願いいたします。

それでは、閉会にあたりまして、生田市長よりごあいさつをいたします。

市長あいさつ

閉会にあたりまして、一言お礼のごあいさつを申し上げます。

日ごろから本市の地域福祉の推進にお力添えを賜っておりますこと、この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

昨年6月より、6回にわたり策定委員会を開催いたしましたが、依然として、長期にわたり新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、9月には緊急事態宣言を受け、会議の延期や、感染拡大防止の観点から、Zoomでの開催を行いながら、皆様、大変お忙しい中にも関わらず熱心に議論いただきまして、誠にありがとうございました。

平成19年に策定いたしました地域福祉計画は、5年ごとに改訂を行い、15年が経過しております。今回の第四次計画では、同じ理念や方向性のもとで協働して地域福祉を推進するために、地域福祉推進のための基盤や仕組みを作る地域福祉計画と、住民などを主役とした具体的な活動を実践するための社会福祉協議会の地域福祉活動計画を一体的に策定することとし、策定作業を進めてきました。計画策定にあたり実施した市民懇談会や、関係団体などへのアンケートでは、高齢化の進行や地域のつながりの稀薄化が進み、地域における担い手不足や、支援の必要な人の把握が困難であることなどの課題が挙げられました。

これらの課題を踏まえ、それぞれの立場に立った貴重なご意見をいただき、今日の計画においては、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、市民、企業、福祉事業所に期待すること、市や社協が取り組む方向性を明らかにして、地域のあらゆる主体の協働により、地域の中で、誰もが役割を持ってつながり、支え合うことができる社会の実現を目指すための計画を策定することができました。

今後も皆様方のご協力を得ながら、地域福祉の推進に努めてまいりたいと思っております。この計画の評価や進捗管理についてのご意見を賜りますようお願い申し上げまして、これまでのご協力に対しての御礼とごあいさつとさせていただきます。誠にありがとうございました。

事務局

これをもちまして、第6回湖南市第四次地域福祉計画・地域福祉活動計画策定委員会を閉会させていただきます。皆様、誠にありがとうございました。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 福祉政策課

電話番号:0748-71-2370

ファックス:0748-72-3788

メールフォームでのお問い合わせ