帯状疱疹に気をつけましょう

更新日:2024年02月20日

皮膚の痛みや赤い発疹、もしかしたら「帯状疱疹」かもしれません

帯状疱疹は早期に適切な治療を行うことで、症状を軽くし、合併症や後遺症である帯状疱疹後神経痛のリスクを減らすことができます。早めに医師にご相談ください。

帯状疱疹とは

帯状疱疹を引き起こすウイルスは、水ぼうそうの原因となるウイルスと同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」です。初めて感染した時には水ぼうそうとして発症し、治った後もウイルスは体内に残ります。普段は免疫によって抑えられているため症状は現れませんが、加齢や疲れなどで免疫が弱まるとウイルスが再び活動しはじめ、帯状疱疹を発症することがあります。

帯状疱疹は50歳以上になると発症率が上昇し、80歳までに3人に1人が罹患するともいわれています。治療が遅れると重症化したり、後遺症が残ったりする可能性もあるため、注意が必要です。

症状

体の左右どちらか一方に、ピリピリ刺すような痛みやかゆみが現れ、帯状に赤い発疹や小さな水ぶくれができます。その後、かさぶたとなって皮膚症状は治まります。皮膚症状が治まった後も、痛みが長期間続くことがあり、帯状疱疹後神経痛(PHN)という後遺症で、軽微な接触(タオルで顔や体を拭く、服を着るなど)によって痛みを感じ、日常生活に支障をきたす場合もあります。

合併症

発熱や頭痛がみられることがあります。また、顔面の帯状疱疹では、角膜炎や結膜炎等を起こすことがあります。その他の合併症として、まれに耳鳴りや難聴、顔面神経麻痺などが生じることがあります。

感染

水ぼうそうの既往がある人には、感染することはありませんが、既往のない小児や妊婦が周りにいる場合、水ぼうそうの発症や胎児へ影響することがあるため注意が必要です。

予防

●体調管理に気をつける。

免疫が低下しないように、日頃の体調管理が大切です。バランスのよい食事、適度な運動、質の良い睡眠、心身のストレスをため込まないなど注意しましょう。

 

●ワクチンで予防する

帯状疱疹ワクチンは、50歳以上の人が接種できます。このワクチンは、個人の判断によって接種する「任意接種」に位置付けられており、接種費用は全額自己負担です。接種の予約については、直接医療機関にお問い合わせください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 地域包括ケア推進局 健康政策課

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ファックス:0748-72-1481

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