第1回湖南市地域包括支援センター運営協議会議事録

更新日:2022年09月01日

第1回湖南市地域包括支援センター運営協議会議事録

■日時 令和4年6月13日 午後1時半~午後3時

■場所 湖南市保健センター1階 多目的室1

 

1.出席者

運営協議会委員10名(欠席2名)

事務局8名、支所9名

 

2.配布資料

・次第

・令和4年度地域包括支援センター体制について(資料1)

・令和4年度地域包括支援センター事業計画(資料2)

・甲西支所事業計画(資料2-2.)

・石部支所事業計画(資料2—3.)

・甲西北支所事業計画(資料2-4.)

・日枝支所事業計画(資料2—5.)

・湖南市地域包括支援センター支所事業評価について(資料3)

・令和4年度湖南市地域包括支援センター運営協議会スケジュール(資料4)

 

3.協議会内容

(ア)開会

●健康福祉部部長

平素は、本市の健康福祉行政に格別のご理解と協力を賜っておりますことをこの場をお借りしまして厚くお礼申し上げます。また、ご多忙のなか第1回湖南市地域包括支援センター運営協議会にご出席賜りましたことを重ねてお礼申し上げます。本市における高齢化率は、4月1日時点で24.5%と言うことで、4人に一人が65歳以上の高齢者となっておりますとともに、本市も含め全国的に人口が減少するなか高齢者人口が増加する見込みとなっています。こういった中で、団塊の世代のジュニア世代が75歳となります2040年を見据えて介護が必要になっても自分らしく住み慣れた地域で暮らし続けられるよう各種の取組を行っていく必要があり、そのキーワードの一つとして、地域包括ケアがあるかと考えています。昨年度皆様に熱心にご審議をいただき、今年度から各中学校区に地域包括支援センター支所を配置いたしました。今後、皆様には「地域包括支援センターがしっかりと機能しているのか」また、「関係者全体の財産となっているのか?」ご意見を賜ることとなりますがよろしくお願いします。

●事務局 ―会議成立の報告および資料確認―

 

(イ)協議事項

1. 令和4年度湖南市地域包括支援センターの体制について事務局より資料1を用いて説明。

委員

昨年度より、支所職員の給料の問題が上がっていた。経験年数のある職員も配置されていると思いますが、人件費は想定されている人件費枠のなかでおさまっているのですか?

事務局

委託法人については、委託費の枠のなかで対応していただいています。

 

委員

直営の支所についても、人件費の考え方は同じでしょうか?

 

事務局

給料面に関しては、法人と同等の基準となります。個々の職員の給料水準については、市職員の給料水準に沿った形となります。

 

委員

4支所が、地域に密着した身近な相談総合窓口として機能することは重要です。湖南市はまだ重層的支援体制整備事業に手上げはされていないが、この取組は、高齢者だけでなく子どもや引きこもり、障がい者なども含んでくるわけで今後、支所の役割も関係してくると思われます。そこで、支所の職員の職種や経験年数について教えていただきたいです。

事務局

支所職員の自己紹介

委員

支所の設置場所については、私自身不満がありますが、職員の方には経験を活かして活動していただきたいと思います。身近な相談窓口として、相談に来たものだけでなく、出かけて行って情報を集めていただきたいと思います。

 

委員

住民の方への周知、広報の仕方について教えて欲しいです。

事務局

広報こなん4月号、市ホームページを使い周知をおこないました。併せて地域代表者会議、老人クラブ連合会、湖南市民生委員・児童委員協議会総務部会などの会議で周知させていただきました。また、支所独自でチラシを作成し、周知に努めていただきます。

 

委員

市民の方は、介護保険について利用するまで、地域包括支援センターを、ご存知ない方が多いです。それを周知することは、とても大切なことだと思います。地域包括支援センターがどのような働きをしているのかしっかりと広報していただきたいです。

委員

支所の設置場所について、私も不満をもっています。地域包括支援センターについて地域の身近な場所になる良いきっかけになると思っていたのに残念に思います。

委員

事前に4カ所の支所を回らせていただきました。アクセス面や部屋の広さなど課題を感じます。

事務局

場所につきましては、物理的な距離と感じる距離との両面あるのではと思います。支所の職員については、地域に出かけて話を聞いていくという姿勢が大事と考えており、地域包括支援センターや支所について、これまで以上に身近に感じていただけるよう取組んでいきたいと思います。また、今後の設置場所については、運営状況を評価したうえで、活用しやすい場所での設置を今後見据えていきたいと考えています。各支所が相談窓口として周知していくことがまずは大事と考えている。現場の案内も重要で、現地についてから相談場所にたどり着けられるよう進めていきたいと思います。

委員

支所については、法人施設内に設置していたとしても、公平性や独立性を担保していただきたいです。個人情報が外部に漏れることがないよう対応していただきたいと思います。

 

2. 湖南市地域包括支援センター令和4年度事業計画および各支所の計画について事

務局より資料2を用い説明

委員

今年は、支所がスタートして、1年目でもあるので同じような計画になるのかと思いますが、支所の独自性を出した計画にしていただきたいと思います。

委員

介護予防プランナーの設置と支所の計画にあがっていたが、この予防プランナーは総合事業の対象者のみのプラン作成を想定しているのでしょうか、それとも介護予防支援プランの作成をするプランナーのことですか?

事務局

実際の場面において、要支援の方がサービスを利用したくてもケアマネジャーがなかなか見つからない事が多いです。介護予防支援プランの作成をするプランナーが必要と感じています。

委員

プランナーの設置については、できれば4カ所の支所で統一していただきたいです。現実的に、ケアマネジャーが不足しており、要支援を担当する枠がないのが現状です。

委員

ケアマネジャーが担当できる数が決められているので、要介護の方を受けてあげたいと思うため、減算してまで要支援を受けるというようにはならない状況です。

委員

ケアマネジャーを増やす策はないのでしょうか?

委員

現在は、ケアマネジャーより介護職の介護報酬が高くなっています。このことも要因ではないかと思います。

事務局

プランナーを各支所に置くことも含め市として、検討していただきたいと思います。

 

3. 地域包括支援センター運営業務の評価方法について事務局より資料3を用い説明

委員

事務局の説明では、1次評価は支所、2次評価は本所で行う。そして、トータルの評価をもって私ども(運営協議会委員)にみてくれということでよいのでしょうか。どうだとすると、現場を我々は、知らないので、(評価結果)をみるだけでわからないことが多いと思います。支所に我々が訪問して、自由に聞き取りをしてよいという権限をあたえていただけないでしょうか。数値だけ見ては難しい、現場に行かせてほしい。

事務局

委員の皆様には、直接現場を見ていただき、聞取り等を踏まえ適切な評価をしていただければよいと思っております。ただし、各支所不在の事も踏まえ訪問されるにあたっては、事前に連絡をいただきたいです。

委員

評価結果の見せ方(グラフについて)17項目で星印になるが、完結に評価項目の総計を入れるとわかりやすいのではないでしょうか。

委員

仕様書に書かれている内容(最低限実施して欲しい内容)が、評価指標の「3」になっているのかと思うが、仮に評価結果が「3」を下回る場合の対応はどうなるのでしょうか。仕様書と評価指標の関係について。

事務局

評価指標については、仕様書の内容や国が示す「保険者機能強化推進交付金評価項目」を踏まえ作成しています。評価項目については、評価しやすく・差がわかりやすい内容でないといけないと考えています。評価項目については、再度検討したいと思います。

委員

ヒアリングの日程を決めて、我々(地域包括支援センター運営協議会委員)が参加するという形もあると思う。また、自己評価と本所評価があると思うが、自己評価は、主観的評価になりやすい。意識の高い事業所は、実施していても例えば「A,B,C」の3段階評価だとして「A」評価は、つけづらいのではないか。このあたりの判断を本所の評価では、どの様に行うのか。自己評価を参考にするのか、しないのかその辺をじっくりと見据えて評価していただきたいと思います。

事務局

委員の方々の各支所へのヒアリングの実施の仕方については、会長とも相談をさせていただきたいと思います。また、自己評価・二次評価の仕方についても内部で協議させていただきます。評価については、本評価だけでなく、活動実績(相談件数等)も踏まえて行っていきたいと考えています。

委員

質を求める評価と制度に触れる評価と入り混じっているように思います。委員がするとしたら、質の部分を評価していくことになるのではと思うが、そのあたりこの評価指標はどのように作成されたのか教えていただきたいです。

事務局

制度として、行わなければならない項目と質を問う項目が混在していると思われます。内部でも整理していきたいと思います。委員に求めるのは、質に関するものと考えています。

 

(ウ)その他

1. 令和4年度湖南市地域包括支援センター運営協議会スケジュールについて。

事務局

今後10月と3月に開催していく。10月は業務の中間報告、3月は令和5年度の計画と評価の報告をさせていただく。

委 員

一番大切なことは、市民への周知徹底と言いますか、確かに広報には、支所のことが記載されていましたが、どんな人が利用できるのかについては、記載されていなかった。本日、相談が何件かあったと報告されたのは、地域包括支援センターを知っておられる人に聞いて相談されたのだと思う。家族などが、介護のことで困ったと思ったときに「すぐに包括に相談すれば」と思えるようにすることが大切。広報は、行いました「知っている人は知っている」では、ダメだと思う。素人がわかるように、市民が主役というのは感じられない。もう少し目線を下げてお願いしたい。

 

(エ)閉会

●高齢福祉課課長

貴重なご意見ありがとうございます。まず、地域包括支援センター高齢者の相談窓口の第一歩の入り口の部分であるということを市民の方に広く知っていただけることが大切だと思っております。今後も地域包括支援センターの周知ならびに機能強化に努めていきたいと思います。これをもちまして終了とさせていただきます

 

 

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 地域包括ケア推進局 高齢福祉課 地域包括支援係

電話番号:0748-71-4652

ファックス:0748-72-1481

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