令和5年度第2回湖南市介護保険運営協議会議事録

更新日:2024年08月27日

第2回湖南市介護保険運営協議会議事録

令和6年3月26日(火曜日)午後1時30分~午後3時

湖南市保健センター 1階 多目的室

出席者

委員10名出席(欠席2名)

事務局7名

 

配布資料

・次第

・第8期湖南市高齢者福祉計画・介護保険事業計画基本施策(重点項目)の取組状況について 資料1

・介護保険認定状況等について 資料2

・介護給付費の状況及び令和6年度予算について 資料3

・湖南市指定地域密着型サービス事業所等の指定状況について 資料4

・湖南市指定地域密着型サービス事業所の運営指導等の状況について 資料5

・第9期湖南市高齢者福祉計画・介護保険事業計画の概要について 資料6

 

1.開会

●課長

皆さんおそろいですので、ただいまから令和5年度の第2回湖南市介護保険運営協議会を始めさせていただきます。

本日はお忙しい中ご出席いただきましてありがとうございます。開催にあたりまして、健康福祉部長よりご挨拶を申し上げます。

●部長

皆さんこんにちは、健康福祉部長の奥村です。本日はよろしくお願いします。

まず、年度末非常にお忙しいところ、またお足元の悪い中、ご出席いただきましてありがとうございます。また、平素は本市の福祉行政に格別のご協力を賜りありがとうございます。

このたび3月市議会を終えまして、無事新年度予算の成立、また、令和6年度から3年間の計画で始まります第9期の高齢者福祉計画・介護保険事業計画につきましても議会にご報告をさせていただき、令和6年度から取り組んで参ります。

また、地域包括支援センターの件でございますが、いよいよ支所からセンターとして令和6年度からスタートします。甲西は三雲コミュニティセンター、甲西北は生田病院、日枝はサンヒルズ甲西、石部は石部診療所に設置させていただきます。

この後、担当から第8期の介護保険事業の取り組み状況および介護保険認定状況などについてご報告をさせていただきます。第8期計画3年間の総まとめということで、委員の皆様には様々なお立場から忌憚のないご意見をいただきたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願いします。

●課長

―資料確認および会議成立の報告―

(以降、会長が進行)

 

2.会長あいさつ

●会長

皆さん年度末の本当に押し詰まった忙しい時期に、第2回湖南市介護保険運営協議会に参加していただきましてありがとうございます。3年間の総まとめということで、市民に約束した介護福祉の進捗状況を確認していただくことと、第9期が4月1日から始まるということで、いよいよ4人に1人が65歳以上の時代を迎えます。医療介護福祉がひと固まりになって、新しい時代を切り開いていかねばならないという、重大な時期にかかっております。3年間の総まとめということで今日は議題もたくさんありますので、委員の方々のご発言を、ぜひお願いしたいと思います。

それでは、まず第8期の介護保険事業計画の最終年度ですので、令和5年度の報告と、来年度から始まります第9期介護保険事業計画について、運営協議会としての確認等をして参りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。早速ですが次第に従いまして、報告事項等から始めたいと思いますので、事務局の方、報告事項ありましたらお願いいたします。

 

3.報告事項

●事務局

特に報告事項はありません。

●会長

報告事項はございませんということですが、委員の方から何か報告事項、こういうことがあったということがあればお願いしますが特にございませんか。

―意見無し―

続きまして、4、協議事項に移りたいと思います。

 

4.協議事項

(1)第8期湖南市高齢者福祉計画・介護保険事業計画基本施策(重点項目)の取組状況について

●会長

事務局から説明をお願いいたします。

●事務局

―資料1について説明―

●会長

ありがとうございました。3年間の湖南市の介護保険事業計画の中で重点的な20項目を上げていただきました。いろいろあるかとは思いますが、委員の皆様から、今の事務局の説明に対しまして、何か質問等があればお願いします。

●委員

資料3ページの基本施策4のその他の事業取り組みのところでございます。24時間対応型安心システム事業の登録者86名というふうに報告をいただいております。令和4年度のときの資料でも86人という報告をいただいたかなと思っております。協力者さんが3人必要で、月1回のお元気コールであったり、緊急時に相談にのってもらえるというような事業で、それこそ緊急時であったり、普段お一人暮らしで身寄りがないとか、そういう方についてはすごく有効な事業かなと思っております。ある地域の方からも、是非とも地域でも推進をしていきたいというようなお話も聴かせていただいているところでもあります。この辺について、市としていろいろ周知をしているが増えないのか、どのような印象なのかなということをお聞きしたいと思います。

よろしくお願いします。

●事務局

ありがとうございます。

まず86件につきましては、今年度新規の依頼がなく、昨年度のまま86件というわけではありませんでして、亡くなられた方、入所された方等の減があった上で、偶然、最終86件というような形になっております。

また、これまで固定電話の方に対してのみ緊急通報システムを利用いただいておりましたが、近年、固定電話を持たない方、携帯電話のみお持ちの方もおられますので、今年度から固定電話をお持ちでない方も対応をできるよう形とさせていただきました。

周知につきましては、先ほど委員の方からもありましたように、協力員が3人必要というところが、ハードルが高い事業になっていますが、一部の地域においては、民生委員さんであったり、区の役員さんであったりが協力員になっていただくような形で、地域を挙げて見守り活動の一環としてこの事業に取り組むということで、利用が増えてきているのではないかと思っております。

●委員

ありがとうございます。

●会長

他にございませんか。

●委員

3ページの施策5の総合的な認知症ケアの体制づくりについてです。

アクションプランのご説明もありましたが、認知症カフェの実施は、この3、4年前から積極的に開催されていることは承知しておりましたが、特にこの3年間を比べますと、回数はそんなに変わらなくても、延べの参加者は大きく増えてきているように見受けられますが、これは何か積極的な取り組みをされたのかということと、たくさんの方がお集まりになって、家族の介護の苦労などのお話、交流があると思うのですが、そういう中から何か新たな取り組みとか、今後施策に発展させていくような課題のようなものなど、認知症カフェの中から見いだせているようなことがあれば、教えていただきたいと思います。

●事務局

ご質問ありがとうございます。

認知症カフェにつきましては、地域支援推進員さんのご協力、活動のもとで、固定の場所で進めているところであります。徐々に増えているというところは、推進員さんの啓発でありますとか、アルツハイマーデーに合わせて啓発をしたりというところが、結びついているのかもしれません。

課題としましては、同じ方がリピートして来ていただいており、なかなか広く拡大というところに繋がらないことが課題ということで挙がっていたように思います。次年度は、地域支援推進員さんを各地域包括支援センターに1名置くという予定をしております。地域と一緒に考えていけるような体制がとれればというふうに思っているところです。あと、オレンジサポーターさんの養成講座を、今年度末に開かせていただきました。認知症の方が、やりたいこととか、叶えたいことを一緒に考えていけるようなチームオレンジの立ち上げを6年度は計画しております。そういったところで、介護保険サービスだけにとどまらない地域と一緒に認知症の方々が、いつまでも住み慣れた地域で住み続けられるような対策に取り組んでいきたいということを、アクションプランの方でも位置付けをして、次年度以降取り組んでいきたいと考えております。

●委員

ありがとうございます。

●会長

他にございませんか。

ひとつ聞きたいのですが、個別事業の身近な地域での生活支援体制づくりの新たな通いの場の開催と、安心応援ハウス事業ですが、これはほとんど似通ったものではないのですか。対象者が高齢者であるのか、地域住民であるのかという差ぐらいかなと思ったのですが、違いを教えていただけたらと思います。

●事務局

安心応援ハウスと認知症カフェの違いということでよろしかったですか。

●会長

はい、そうです。

●事務局

安心応援ハウスにつきましては、活動の補助ということを事業とさせていただいております。年間を通じて、10回以上の開催をしていただいております。ただ、安心応援ハウスについては、先ほどの認知症カフェとは異なり、ある程度は活動内容を決めていただき、スケジュールも決められたうえで開催されるということで、認知症カフェは、もう少し自由に気軽に好きなときに集まれるような井戸端会議ができるような場を目指して作っていただいておりますので、目的は同じ通いの場にはなるのですが、事業自体は違うのではないかと考えております。

●会長

両方市の経済的な支援はあるわけですよね。その基準がちょっと違うだけですよね。

●事務局

安心応援ハウスに関しましては、活動の補助という形で直接的な補助をさせていただいております。認知症カフェにつきましては、地域の実情や課題、そういったことを踏まえて、地域支え合い推進員や、まちづくり協議会の方々が、新たな通いの場を作ろうということでカフェを運営していただいてますので、間接的な補助になるのかなと考えております。

●会長

ありがとうございます。第8期もあと少しで終わりますが、運営協議会として市の方々も熱心に頑張ってらっしゃると思いますが、他に質問がなければ次の議題に移りたいと思います。

他にご意見等ございませんか。よろしいですか。

―意見無し―

 

(2)介護保険認定状況等について

●会長

それでは続きまして、介護保険認定状況等について、事務局から説明をお願いします。

●事務局

―資料2について説明―

●会長

ありがとうございます。資料2の介護保険認定状況等について、事務局からの説明でしたが、これに関しまして、委員の皆様からご意見等ございませんか。

介護認定を受けて、介護サービスに繋がっていくわけですが、介護認定者数を見ますと、4分の1ぐらいが支援対象、逆に言えば4分の3は介護ですね、特に要介護3以上の方が

3分の1ぐらいいらっしゃるということですね。介護のサービスを手厚く必要とする方が多いという状況ですが、委員の方から何かありますか。

また、不服申し立て等はありましたか。この認定はおかしいのではないかというような。

●事務局

ありがとうございます。不服申し立てについては、令和5年度は特にありません。もし認定の状況で、今の状況と違うのではないかという相談がありましたら、調査の状況を開示請求していただき、ケアマネージャーさんに開示したものを見ていただきながら、調査の概要をお伝えしています。それでも、ちょっと違うということでしたら、もう一度区分変更申請をしていただくという形で、対応しています。

●会長

もう1点、要介護1が認知症で93%とありますが、こんなに高いのですか。

●事務局

そうですね、今回の会議の前に、要介護1の割合を見ていたのですが、要介護1の割合としましては、全国と比べてもそんなに大きく変わらないか、少し多いぐらいかなという状況で、国、県と比べましても適正な状況になっていると思われます。

●会長

ありがとうございます。他に委員の方からご意見ありませんか。

●委員

2号被保険者が今年度は50名となっていて、令和4年の3月の資料では72名ということになっていますが、この中で若年性認知症の方の割合っていうのは分かりますか。

先ほどチームオレンジを立ち上げるという話がありまして、これからどんどん認知症の方が増えていくだろうということで、立ち上げられるのだと思いますが、どうでしょうか。

●事務局

ありがとうございます。

令和2年度になるのですが、少し若年性認知症の状況を確認させてもらったことがございまして、障害の精神保健の手帳を用いて、認知症という診断名のある方の人数ですが、60歳代の方が4名、70歳代が4名、80歳代が2名という形で、50歳代は0と聞いております。

若年性認知症の方の割合ですが、大体10万人当たり50.9人ほどいらっしゃいまして、その割合でいきますと、湖南市でも数人はいらっしゃるのではないかと考えています。意見書によりますと2023年4月時点の2号被保険者さんで認知症高齢者の日常生活自立度が2以上の方が30人弱いらっしゃるという現状です。

●委員

ありがとうございます。

●会長

他にご意見等がなければ、次の資料3について事務局から説明をお願いしたいと思います。

―意見無し―

 

(3)介護給付費の状況及び令和6年度予算について

●事務局

―資料3について説明―

●会長

ありがとうございます。3年間の決算の見込みが出ています。当然と言われれば当然かもしれませんが、決算額が増加し10億円ぐらいは増えている。この介護給付費の状況及び令和6年度の予算について、委員の方から、施設がこんな額ではちょっとしんどいとか、いろいろあるかもしれませんが、いかがですか。

特例施設介護サービス給付費は、30万計上されていますが決算はゼロと、これはどのように数字を出されているのですか。

●事務局

ありがとうございます。

こちらについては、毎年予算計上はしておりまして、介護認定を受けられる前等にサービスを利用されたりした場合に、利用者さんが支払ったサービス費のうち保険支払い分を償還払いとして利用者さんにお返しするといった予算であり、通常はそういった介護認定前に、介護サービスを利用されるということはありませんので、予算としては計上していますが、毎年執行額はゼロという状況です。

●会長

他の委員の方、ご意見等はありませんか。計画値と実績値の比較でも大体95%ぐらいとなっていますが、妥当な値でしょうか。他にございませんか。

―意見無し―

 

(4)湖南市指定地域密着型サービス事業所等の指定状況について

(5)湖南市指定地域密着型サービス事業所の運営指導等の状況について

●会長

それでは湖南市指定地域密着型サービス事業所等の指定状況についてということで、資料4の説明をお願いします。

●事務局

失礼します。資料4と資料5を一緒に説明させていただけたらと思います。

―資料4、資料5について説明―

●会長

ありがとうございました。湖南市指定地域密着型サービス事業所等の指定状況についてと、湖南市指定地域密着型サービス事業所の運営指導の状況についてのご報告をいただきました。令和6年4月1日から制度が変わるということですが、委員の方から、質問、確認しておきたいことがありましたら、お願いしたいと思います。

●会長

苦情の内容についてですが、内容的にはどういうものが多いですか、また特定の施設に苦情が多いとかそういうことはないですか。

●事務局

特定の施設に多いということは聞いていません。また、内容についても各事業所ごとに様々な様子です。ただ、各事業所におかれましては、利用者さん市民さんから要望や苦情があった場合は、内容を記録して保管をすると決められてますので、そういったことについて、報告させてもらったという状況です。

●会長

はい分かりました。他の委員の皆様、どうですか。

●委員

介護予防の指定の件ですが、予定にある事業所とない事業所があるのですが、何かの時点で手を挙げてる挙げていないといった違いでしょうか。

●事務局

予定番号が入っているところと入っていない事業所があるということですか。

●委員

予定番号ではなく、申請を出しているのですが、一覧にない事業所があるかなと思うのですが。

●事務局

既に提出されていて掲載されていないということでしたら申し訳ありませんでした。指定の事務に関してはただ今作業をしているところでして、国のシステムの入力も本日からということで、申し訳なかったです。

●委員

わかりました。

●会長

他にありませんか。

●委員

介護予防のケアプランというのは、地域包括支援センターが取りまとめて委託をされてると聞いたのですが、今回の変更で、指定介護予防支援事業所が直接できるということで、サービスを利用するにあたって、タイムラグがなくなるということですか。また、利用者が今後増えるだろうということを見越している部分もあるわけですか。

●事務局

ありがとうございます。指定介護予防支援事業所についてですけれども、居宅介護支援事業所、ケアマネ事業所が、市の指定を介護予防支援事業所としてケアプラン作成について指定を受けると、直接できるというように制度が改正されます。今までは、地域包括支援センターが、要支援1・2の方のケアプランを直接作成するか、ケアマネ事業所に委託ができるというところでした。ただ、地域包括支援センターの業務負担が大きいことが問題となっていまして、こちらの負担軽減ということも含めて、こういった体制に変わると聞いております。今までは、地域包括支援センターは委託しているケアマネさんにケアプランを立てていただいたときに、内容等の確認をさせていただく、コメントを入れさせていただくといった手続きがあり、素早くサービス利用につなげたいところが、少し不都合があったように思います。今回掲載させていただいている事業所については、介護予防支援事業所として、利用者さんと事業者さんが直接契約をして、サービス利用をしていただけるということになります。また、掲載していないケアマネ事業所も、今までどおり地域包括支援センターと契約を結んでいただいて、委託という形でケアマネジメントしていただけるという方法も残させていただくのと、地域包括支援センターでも要支援1・2のプラン作成ができますので、そちらについても直営という形で、マネジメントしていきます。

●会長

来年度から、住民の方々に直接的に支援、サービスを提供することができるということで、ダイレクトな運営、サービスの提供ができるということですね。

他の委員の方、いかがですか。

●委員

掲載されているのは地域密着のサービス事業所の廃止、更新の情報かと思いますが、地域密着でない事業所の情報はありませんか。

●事務局

地域密着以外では、総合事業として掲載しています。掲載しているところ以外では特にないと思います。

●委員

訪問看護で閉鎖されたという情報が、どこかの資料にあったかと思いますが。

●事務局

訪問看護につきましては甲西駅前診療所診療所のところにありました訪問看護ステーションなないろさん、あと甲賀病院さんのサテライトは閉鎖されるとの情報をいただいてます。

●委員

閉鎖は今年度末ですか。

●事務局

サテライトは昨年度だったと思います。

●会長

あと、菩提寺の△△さんも閉鎖ですか。

●事務局

はい、そうです。

●委員

△△の関係者ですけど、一応休止という扱いで、すいません。

●事務局

申し訳ありません。廃止ではありません、すいません。

●会長

すいません。休止です。申し訳ありません。

それでは、(4)、(5)について、これ以上質問、発言がなければ、(6)に移りたいと思いますが、よろしいですか。

―意見無し―

 

(6)第9期湖南市高齢者福祉計画・介護保険事業計画の概要について

●会長

それでは(6)第9期湖南市高齢者福祉計画介護保険事業計画の概要について、説明をお願いいたします。

●事務局

―資料6について説明―

 

●会長

第9期が来週から始まりますが、第9期湖南市高齢者福祉計画介護保険事業計画の概要について説明いただきました。こちらは、第9期計画の策定委員会等で作られたものですので、介護保険運営協議会としては今後の動きの確認等をしていくことになるかと思います。

保険料等も全部決まってますので、変更はできませんが、それに見合うサービスがちゃんと提供できるということを、運営協議会としては、担保していきたいなと思います。

委員の方々から何かございませんか。

●委員

重点施策の2の地域包括ケアシステムの推進ということで、私はこの介護保険事業計画の前の計画作成に参加させていただいたときに、本庁に1つ包括があって、市を北部と南部エリアに分けて、本庁直営のセンターから支援していくといったところから、どうやって中学校区に1つの包括を設置する形に持っていくかということで、かなり話し合って、ようやくここまで、湖南市も進んできたのかという、あのときいろいろ議論したことを思い返しています。体制は4月からできるわけですが、地域包括支援センターは、住民の皆さんの、特に高齢者とか、高齢者介護とか生活問題を抱える方たちの相談窓口として、機能しないといけないのですが、センターがどこにあるかとか、センターで何がしてもらえるのか、そういうところがなかなか浸透しないというか、住民の方がたどり着けないといった現状があるかと思います。特にこれから新しく始まりますので、そういうセンターが、どういう機能があって、どんなときに相談に行ったらいいのか、どうやったらアクセスできるのかということを、いろんな方法で、今は広報も見ない人も多くなってるので、広報も良いですが、インターネットとか、そういう力を使って、誰でもアクセスしやすい、若い人からお年寄りまで目に触れることができるような、そういう広報の活動を積極的にやっていただけたらなと思います。

先ほどのケアプランの作成についても、地域包括支援センターがその役割を担うわけですが、やはりセンターで全部はなかなか難しいのではないかと思うので、先ほどあった、指定を受けるケアプランセンターと、地域包括支援センターがどう役割分担していくかというところは、最初からきちっと話し合ってやっていく必要があるかなと思います。特に困難ケースと言いますか、一人暮らしで放っておけない緊急性の高い事例とか、或いは複合的に家庭の中でいろんな問題を抱え込んでしまっているような、なかなか対応が難しいケースは、センターが直接プランづくりに携わるとか、そういう何か委託をしていくときの振り分け基準とか、どう分担し合っていくかっていうことも、しっかり話し合って、全中学校区で統一的に、このセンターだったらこうしてくれるとか、あそこは違うとかっていうことがないように、やっていけたら良いかなと思っています。

以上です。ありがとうございました。

●会長

貴重な意見ありがとうございます。こういう意見があったということを市の中でも情報共有していただければと思います。

他にご意見等ありませんか。

―意見無し―

 

●会長

それでは、5.その他について、事務局からお願いします。

●事務局

それでは、当日資料の令和6年度からの地域包括支援センターについてをご覧ください。

地域包括ケアシステムの深化推進、地域包括支援センターの体制強化を目的として、センター機能の一部を有する支所を中学校区ごとに開設いたしました。令和6年度からは、地域包括ケアシステムのさらなる深化推進に向けて、各支所を完全センター化しまして体制強化を図ります。甲西、日枝につきましては、社会福祉法人近江和順会、甲西北につきましては、医療法人社団美松会と、現在の3支所の委託法人を、引き続きセンターの委託法人としております。

令和6年度からの職員体制としては、3職種(保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員)に加えて、先ほど説明をいたしましたセンターの必須事業である指定介護予防支援事業を担うために、4人体制としております。石部地域包括支援センターにつきましては、令和5年度に受託法人の公募を行いましたが、参加表明がなく、引き続き市直営とし、職員体制につきましては、湖南市社会福祉協議会から職員1名の出向を予定しております。この4センターには、包括支援センターの業務に加えて、重層的支援体制整備事業の実施に伴う新たな取り組みとして、参加支援事業とアウトリーチ等を通じた継続的支援事業も委託することとなっています。これは地域との連携協働や訪問体制のできる地域包括支援センター業務と一体で取り組むという予定にしております。

また設置場所につきましても、甲西と日枝につきましては、設置場所を変更します。甲西につきましては、三雲コミュニティセンター内、日枝は市民学習交流センター内、サンヒルズ甲西の中に置く予定となっております。その他の1点目としては以上になります。

その他の2点目としまして、資料はありませんが、助成金の件で少しお話させていただきます。

令和6年度につきましても、エネルギー価格物価高騰対策支援金の支給事業を予定しております。支給対象者としては、令和5年度と同様に、湖南市内に介護保険サービス事業所を有し、運営されている事業者様を対象とする予定です。介護保険サービス事業者様の他に、医療、障がいサービス事業者様につきましても同様に予定をしております。支援内容につきましては、今年度と異なり、燃料費の高騰に対する支援金として、事業用車両1台当たり2万円の支給を予定しております。詳細が決定しましたら、昨年度同様に、ホームページおよび郵送にてご案内いたしますので、よろしくお願いいたします。

●会長

以上で本日の協議事項のすべてが終了したかと思います。

最後に、何かご意見等ありましたらお願いします。

●委員

包括支援センターが、4月から体制が変わるということですが、民生委員の仕事をしている中で、申請とか、特異な相談が多々ある中で、ほとんどの委員は私も含めてどこに相談すればいいかわからない事があるので、包括支援センターに相談するのですが、支所によって対応が変わる場合があり、これは包括の仕事じゃないよと言われると、次はどこに相談すれば良いかわからない事があります。包括支援センターの方が、この申請だったらここへ、この案件だったらここに相談すれば良いですよといった提案をしてもらえると、民生委員さんは、次のところにつなげる事ができるので、その辺のアドバイスやご指導いただければ、委員さんの活動が助かりますので、すいませんが、その辺のことをよろしくお願いしたいと思います。

●会長

ありがとうございました。

他にございませんか。

―意見無し―

 

●会長

それでは、最後に副会長から一言よろしいですか。

●副会長

皆さん、今日はお忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。また、貴重なご意見をたくさんいただきましてありがとうございます。私は、湖南市の地域包括支援センター運営協議会の会長もさせていただいてまして、包括支援センターがやっとこういう形になり、来週からスタートするわけですけれども、委託に対しては賛否も含め様々な意見があった中で、こういう形になったのですが、こうなった強みを生かして、どんどん進んでいくしか、今はないのかなというふうに思っております。私が考える強みとしては、やはり職員ですね、行政だったら異動等で、毎年4月になったら誰になるのかなっていうようなことを心配しながら、新年度を迎えていたと思いますが、委託になった強みは、同じ方がずっといてくださるというのが、安心できるところかなと思います。この2年は支所の中でも人の入れ替わりがたくさんあったので、そこは何が原因で、どうやったら安定していくのかといったことは、委託先の法人さんとも、話をしていかないといけないのかなというふうに思うのと、重点施策にもあるように人の問題はとても深刻で、訪問看護さんが閉鎖とか、事業所が減ったっていうのも、やはり人の問題がすごく大きいのではないかなと思っています。私も普段は相談支援事業所にいるのですが、他の職員には、外ではすごく楽しそうに仕事をして、私たちがやってる仕事にすごく魅力を持ってもらえるようにしようねっていうことをいつも言ってるんですけども、なかなか伝わらなくて、常に人不足で、でもこれは続けながら、何とかこの大変な時期を、乗り越えていかないといけないなと思っています。

また8期は、ほぼコロナ禍で終わっちゃったので、9期から気持ち新たにといいますか、通常に戻った中で進めていければ良いなと思いますので、また皆さんのご意見、お聞かせください。今日はありがとうございました。

●会長

それでは、閉会します。事務局お願いします。

●事務局

会長ありがとうございました。それでは閉会に移らせていただきます。

本日は委員の皆様から、貴重なご意見をたくさんいただきましてありがとうございました。本日は特に8期計画の総括というところで総点検をしていただき、また次の9期計画に向けての方向性も示させていただきました。中でも地域包括支援センターの方向性につきまして、いろいろご意見をいただいたところでございますし、説明をさせていただいた通り、新たな体制のもと、4月から包括支援センターをより充実強化をしていくというところで、市としてもしっかりと住民の皆様を支えられるように進めて参りたいと思います。まだまだ市民の皆様の中には地域包括支援センターは十分認知されてない方もおられます。4月に入りましたら、広報をはじめ、あらゆる媒体を使いながら、地域包括支援センターを周知していきたいと考えております。

あと、最後に当協議会ですけども、任期が計画策定の期間ということで、この6年3月末をもって任期が終了となります。つきましては、また新年度に入りましたら、あらためて委員の皆様に向けて、お声がけをさせていただくことになるかと思いますので、またその際は、よろしくお願いしたいと思います。

それではこれをもちまして、本日の協議会を終了させていただきます。どうもありがとうございました。

 

―閉会―

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 地域包括ケア推進局 高齢福祉課 高齢介護係

電話番号:0748-71-2356

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