若年性認知症について
若年性認知症とは
65歳未満で認知症を発症した場合、若年性認知症と言います。
初期症状に早く気づき、早期に受診することが大切です。
このようなサインは、認知症の可能性があります
職場での変化
- 作業に手間取ったりミスが目立つようになる
- 職場の仲間や取引先の相手の名前が思い出せなくなる
- 指示されたことが理解できなくなる
- 段取りが悪くなり、優先順位がわからなくなる
- 約束を忘れてしまう、忘れ物が増えてくる
など
生活の変化
- 財布や鍵をどこに置いたかわからなくなる
- お金の計算や漢字の読み方がわからなくなる
- 車の運転が適切にできなくなる
- 知っているはずの場所で道に迷ってしまうことがある
- 身だしなみに無頓着になる
など
早期受診のメリット
在職中に受診することが大切です。早期に治療を開始することで、進行を遅らせることができます。また、早期受診・診断をすることで、今後の生活設計を立てることができます。
- 初診日から6か月が経過すると、精神保健福祉手帳が申請できます
- 初診日から1年6か月が経過すると、障害年金が申請できます
- 厚生年金加入期間中に「初診日」があることが大切です。「初診日」に加入している年金により、受給できる年金が異なります
- 早期の治療やリハビリ、生活習慣の改善によって進行を遅らせることができます
- 早期であれば、理解力や判断力が保たれているので、病気であることを受け入れ、今後の人生設計をする時間が持てます
若年性認知症に関する相談窓口
症状や受診について相談したいとき
認知症疾患医療センター
滋賀県より委託を受けて、県内に8か所の認知症疾患医療センターがあります。
若年性認知症のニーズに合った関係機関やサービスの調整役となる「若年認知症支援コーディネーター」が配置されている認知症疾患医療センターもあります。
認知症相談医
認知症相談医としての役割は下記があります。
- 日頃受診している患者等について、認知症の早期の段階で気づき、発見する。
- 必要な場合は、専門医療機関への受診誘導を行う。
- 認知症の人への日常的な身体疾患の対応や健康管理を行う。
- 認知症の人の家族の介護負担や不安を理解する。
- 認知症の人と家族を支援するため、地域の認知症介護サービス等関係機関と連携をとる。
認知症サポート医
認知症サポート医の役割としては下記があります。
- かかりつけ医の認知症診断等に関する相談役・アドバイザー役となるほか、他の認知症サポート医との連携体制の構築
- 各地域医師会と地域包括支援センターとの連携づくりへの協力
- かかりつけ医を対象とした認知症対応力の向上を図るための研修の企画立案及び講師
認知症サポート医について(滋賀県ホームページ)(外部リンク)
今後のことや生活について相談したいとき
若年性認知症コールセンター
若年性認知症について、全国から匿名で相談することができます。
湖南市地域包括支援センター
お住いの中学校区によって、相談先が異なります。
名称 | 開設場所 | 連絡先 |
甲西地域包括支援センター (甲西中学校区) |
湖南市三雲1186番地 |
電話番号 72-8501 ファックス 72-8502 |
石部地域包括支援センター (石部中学校区) |
湖南市石部東五丁目3番1号 石部診療所内 |
電話番号 76-4102 ファックス 76-4108 |
甲西北地域包括支援センター (甲西北中学校区) |
湖南市菩提寺104番地13 生田病院内 |
電話番号 69-5104 ファックス 69-5108 |
日枝地域包括支援センター (日枝中学校区) |
湖南市西峰町1番地1 (サンヒルズ甲西)内 |
電話番号 76-3226 ファックス 76-3227 |
更新日:2024年04月01日