令和6年度第1回湖南市総合教育会議会議録
令和6年度 第1回 総合教育会議録
開催日時 令和6年5月27日(月曜日) 午後2時00分開議
開催場所 湖南市役所西庁舎
3階大会議室
会議次第
1 議長あいさつ
2 議題
(1)令和6年度における教育委員会各課・館取組重点事項について
(2)教育事業評価 重点評価項目の設定について
3 その他
会議に出席した委員 5人
会議に出席した事務局職員 10人
会議を傍聴した人 なし
市長公室長:それでは定刻になりましたので、始めさせていただきます。本日は令和6年度第1回の湖南市総合教育会議定例会にお集まりいただきありがとうございます。それでは開会にあたり、市民憲章の唱和をいたします。皆様、ご起立をお願いします。
~市民憲章唱和~
ありがとうございます。ご着席ください。続きまして市長からご挨拶をいただきます。
市長:お忙しいところお集まりいただきありがとうございます。さて、現在来年度の夜間学級の設置に向けて準備をしているところであり、先週の24日には有識者会議が開催されました。滋賀県内初の夜間学級を開設することで広く義務教育を受ける機会が設けられ、1人でも多くの方の人生が「学び」により豊かになることを願っております。湖南市の教育においては
1子どもたちに「自尊感情」を醸成する
2学校・家庭・地域との協働による教育力の向上に取り組む
3安全・安心で質の高い教育環境を整備する
という目標がありますが、これらが達成されるため、皆様の力添えをいただくようお願いして開会にあたっての挨拶とさせていただきます。それでは本日よろしくお願い申し上げます。
市長公室長:それでは、会議運営規則第3条第1項に、会議の議長は、市長が行う、と定めておりますので、市長、議事進行よろしくお願いします。
議長(市長):それでは、第1回湖南市総合教育会議を開きたいと思います。本日は、1令和6年度における教育委員会各課・館取組重点事項について2教育事業評価 重点評価項目の設定についての2つを議題とさせていただいております。では、1つめの、令和6年度における教育委員会各課・館取組重点事項について、でございます。それでは、事務方より説明をお願いします。
教育部長:それでは1つ目の令和6年度における教育委員会各課・館取組重点事項についてご説明申し上げます。資料の2ページをご覧ください。湖南市教育委員会では令和6年度を湖南市教育方針に基づきまして、教育委員会は学校等を伴走しながら市全体の教育の充実をめざすことができるよう、機能の強化、充実を図って参りたいと考えております。楽しくて力のつく湖南市教育の実現、生きる力の根っこを太くするため、子供の学びづくりのプロジェクトによる学びの保障、学び合う集団づくりによる仲間づくり、地域の協働によるふるさと意識の醸成の取り組みを3本柱として、子供たちをきめ細かに守り育む学校教育を推進していきます。児童生徒の教育方針指針となります教育振興プランにつきましては今後整備改定の時期となっております。児童生徒がより充実した学校生活を送れますように、ICT化のさらなる推進、また学校施設、学校整備につきましては老朽化対策を進めるとともに、給食については安心安全なものを提供していくということになってます。あと新システムの継続、さらには日本語教室の充実に努めて参ります。
また不登校児童生徒のため、触れ合い教室教育相談室の認知度を高めて参りたいと考えております。フリースクール等の民間施設等学校の連携強化については、利用児童生徒への利用料金への助成を行って参りたいと考えております。学校と地域の連携をさらに進め、スクールコミュニティを推進して参ります。中学校課程を修了できなかった人は学籍卒業者と同じく進路を保障するため、令和7年4月夜間中学校の開設に向け、準備を進めて参ります。暮らしの中に図書館、を基本に図書館の利用促進を図って参りたいと思います。具体的には3ページ以降になります。教育振興プラン、5年の見直しということで児童生徒の将来数などの予測を行いまして、今後の教育支援となるよう改正を行います。
児童生徒の学びの保障といたしましては、ICTのさらなる活用、不登校児童生徒の状況把握に努め、フリースクール等の民間施設を利用する児童生徒の保護者への助成金の交付、などの支援を行いたいと考えております。夜間中学校開設に向けましては、施設の整備入学の説明会、面接など、具体的な準備を進めて参ります。校内ICT化の推進につきましてはさらなる推進を目指して参りたいというふうに考えております。学校体育館の空調設備ですが、災害時避難所となります市内小中学校の空調設備につきまして工事を早期に実施するために、設計業務の発注を行ったところでございます。早い段階で、工事発注に向けて準備を進めて参りたいと考えております。次のページでございます。学校給食費の徴収体制の強化では、今年度より中学校の学校給食費無償化を実施させていただきましたが、給食費の徴収につきましては、滞納がございます。滞納整理業務を強化して参りたいというふうに考えております。図書館につきましては蔵書内容の維持、さらには更新、計画的な資料収集、除籍など、整理された書籍を維持して参りたいと考えております。
また図書館の利用促進、方法とサービスの見直しということで、より多くの市民に利用してもらえるよう、図書館のあり方、働き方、居室の活用を考え館内リニューアルを含めまして、より有効な図書館サービスのあり方に向け検討して参りたいというふうに考えております。全体的な内容方針としては以上でございます。
議長(市長):何かご意見ございますか。
A委員:6番の学校給食費のことについてなんですけども。時効は何年になるんでしょう。卒業後も追いかけるっていう理解でよろしいでしょうか。
教育部長:時効については調べます。
議長(市長):長いこと徴収できず残ってる案件は徴収できる可能性が低いですね。
教育部長:古いものは令和2年度分が残っています。令和元年度分は徴収できなかった部分につきましては不能欠損という形で落とさせていただいてます。令和2年からの未納額が今あるという状況でございます。
A委員:その徴収は、多分、引っ越してしまって、その先追えないとかっていう形で、なかなか徴収できないっていうことなのですか。
教育部長:はい、中にはそういう方もおられますし、当然の卒業をされているということと、督促催告を送っても納入されないというケースがほとんどでございます。
議長(市長):収納率はだんだんだんだん落ちてます。それから学校の現場での給食費の収納をしなくなりました。
教育部長:令和2年度から給食センターの方で徴収するようになりました。それまでは学校の現場で徴収をしてたと言うことになります。今まで学校にで徴収していたけれども、徴収できなかった部分に関してはもう、不納欠損ということで、昨年度末に落とさせていただいております。
議長(市長):現場において徴収しなくなったら、徴収率落ちるわな。
教育部長:昨年の徴収の納入率といたしましては全体の97~98%収入があるんですけど、残り2~3%が未納という形になってます。難しいですね。
議長(市長):他にどうぞ。
B委員:3番に記載の、翌年度の児童生徒の1人1台端末入れ替えに伴い、今配布してるiPadは来年一斉に変わるんですか。
教育総務課長:来年度に端末の配布から5年を迎えます。前回も県の共同調達に合わせて購入しているんですが、今回も来年度の県の共同調達に合わせて、協議を進めながら来年度の端末配布に向けて進めてるところですね。
議長(市長):2つ目に行きます。教育事業評価、重点評価の項目の設定についてであります。
教育総務課長:続きまして、2番の教育事業評価、重点評価項目の設定についてご説明させていただきます。初めに、令和5年度湖南市教育委員会事業評価についてご報告させていただきまして、そのあと、令和6年度の重点評価項目の設定についてご説明させていただきます。まず、令和5年度湖南市教育委員会事業評価は、資料の71ページになります。令和5年度教育事業評価について、評価委員会から講評をいただきましたので、その結果を報告します。資料の73ページを続けてご覧ください。事業評価の対象事業は、第二期湖南市教育振興プランに掲げられた施策をもとに、数値目標を設定した48事業となります。この48事業について、担当課で事業評価シートを作成し、教育委員会の皆様に意見をいただき、意見をもとに、重点事業として、令和5年度は5事業選定し、評価委員会に諮り、講評をいただきました。なお、48事業の事業評価シートは、資料82ページから129ページに掲載しております。資料の74ページをご覧ください。評価委員会は、4名の委員から構成されており、令和5年度は2回の会議を開催しました。評価対象事業の5事業は記載の通りでございますが、1事業ずつ主な意見を報告させていただきます。
まず76ページ、ナンバー52、教育総務課、トイレ洋式化工事実施数について。事業評価シートが123ページです。あわせてご覧ください。講評としましては、限られた財源の中で、国の交付金を最大限活用しながら、エアコン設置、トイレ洋式化と学校施設の環境整備を図れたこと、13小中学校で事業が完了した意義は大きい。今後は計画的なメンテナンスと生徒が公共の場を美しく使用するといった意識の向上を求めたい。また、日常の施設安全点検の項目に、トイレの状況も入れるなどして、パイプ詰まりや尿石によるトイレ詰まりなど、未然に防げることや、早期対応等に努め、いつまでも、入って使って気持ちのよいトイレであるように、今後の管理も忘れずに努められたい、などの意見がありました。
続きまして77ページ、ナンバー3、学校教育課、外国籍児童生徒支援、保護者対応のための翻訳機の配置についてです。事業評価シートは84ページにあります。主な講評としましては、外国語の習得には、その国の慣習や文化を学ぶ必要があり、これにより外国語に対してより一層の理解が進むと思われる。現状の機器の配置が、児童生徒の支援にどのように役立ち、どのような場面で、保護者対応に役立ったのか。次年度もさらなる配置の増加が必要なのか。グーグルアプリでカバーできるか、など機器の配置に対する直接的な評価も記述する必要があるのではないか。最終実績に明記されている通り、予算面等において、数値目標に達していないことは理解できる。次年度も翻訳機の購入は厳しいと思われる中で、代替のタブレットをフルに活用し、学習支援や保護者との対応に努められたい、などの意見がございました。
次に78ページ、ナンバー57、学校教育課、学校支援員の配置についてです。事業評価シートは、128ページになります。教員の働き方改革の1つに、教育教員業務支援員を配置された。このことによって子どもと向き合う時間の確保、教育支援向上の実施内容や成果なども記載されたい。今後とも学校支援員と教員が常にコミュニケーションをとり、お互い仕事をしやすくなる環境づくりに学校全体で取り組んで欲しい。支援員の配置数も数だけではなく、それぞれの支援員さんがどのような活動され、それが教員の負担軽減に繋がっているかを検証することを期待する、とのことでした。続いて79ページ、ナンバー48教育支援課、通学路などの危険箇所の合同点検箇所(累積)についてです。事業評価シートは120ページになります。広報こなんに通学路の安全点検に関する記事が掲載されていましたが、広く市民に広報することが大事なことだと思う。財源の権限がない道路管理者が様々で、市外からの通勤車両も大きく影響していることなど、教育委員会だけですぐに改善が図れるものではないが、それぞれの地域で自治会などとも協力し、市長部局とも連携しながら地道に改善を進めて欲しい。小学校には地区別児童会のようなものが、学期に1回ぐらいはあるのではないかと思う。その機会に1つの話題として声掛けをしてみれば少し確認できるのではないか、などの意見がありました。
続いて80ページ、ナンバー31、図書館、図書館の年間新規利用者登録者数についてです。事業評価シートは110ページになります。図書館を利用できる市外の方の範囲が広がりましたが、湖南市が運営している施設ですので、新規利用者登録者数の市内外の内訳は気になる。人口減少により新規登録者数の低下はやむを得ないことと思う。どんな人が登録利用していて、どんな人が登録利用していないかを調査分析することで、登録者を増やし、充実した図書館利用につなげていくことができると思う。利用の少ないのが外国人であれば、外国人の方が利用しやすいイベントを考えてみるのはどうか、とそんな意見もありました。
このように個別事業の講評では現状の評価に加えて、今後こういったことも取り組んだらというような提案もいただきました。
次に資料75ページをご覧ください。最後に事業評価全体の総評としまして、アフターコロナの社会となり、それぞれの事業において大きな転換期を迎えながら、概ね目標通りの取り組みが行われたということ。今後も、地域振興プランに基づき、計画的に執行して欲しいということ。また、自然災害が多発していることを鑑み、安心安全な教育の実施、また整備が今まで以上に必要であるというような、意見をいただいて総評としていただいております。
報告書の内容は以上となりますが、これらのいただきました意見を生かし、事務事業のさらなる充実、見直しを行い、効果的な教育行政を進めていきたいと考えております。なお、この報告書は、本日の報告後、6月の全員協議会において議会に報告、その後市のホームページに掲載し市民の皆様にも周知していく予定でおります。
次に、令和6年度重点評価項目の設定についてご説明させていただきます。6年度の教育事業評価の重点事業ということで、前回の定例教育委員会におきまして昨年度に引き続き、今年度についても、教育委員の皆様に48の事業評価シートの中から重点事業を選んでいただきました。ありがとうございました。48の事業評価シートは、資料の22から70ページになります。また、資料の14、15ページには、各委員の皆様から選んでいただいた事業、選定した理由を掲載させていただいております。
資料の7ページをご覧ください。選んでいただいたすべての事業を選定させていただくと一番良いのですが、5事業ぐらいでないと限られた会議時間内で評価することも困難であること。また、学校協議会の事業が寄り過ぎてしまうというようなこともありますので、あらかじめ事務局の方で5つの事業を選定させていただきました。書いてある通りなんですが、ナンバー54、教育総務課、学校給食の効果的な運営、資料のシートが9ページになります。ナンバー1、学校教育課、人生100年時代を生き抜く力の育成、資料としては10ページになります。ナンバー2、学校教育課、児童生徒が社会の中で、自分の役割を果たしながら自分らしい生き方を実現させていくための資質・能力を育みますと事業内容は記載しておりますが、資料の11ページ、具体施策としてはキャリア教育の推進ということになります。ナンバー3、学校教育課、多文化共生の推進、外国の文化や考え方を理解し尊重する異なる文化を持った人々とともに互いを認め合う、と事業内容は記載させていただいてますが、事業評価シートの12ページ、具体的施策としましては、外国人児童生徒への学習支援、多文化共生の推進ということになります。次にナンバー31、図書館・教育支援課、公立図書館の充実ということで、資料のシートは13ページです。この中には具体的施策として、地域に密着した学習機会の提供と人材育成というのがありますので、図書館だけでなく、教育支援課も担当となっております。
この5つの事業を今年度の評価の重点項目にさせていただきたいと考えております。よろしくお願いします。
議長(市長):どんなことでも結構です。ご質問ございましたらどうぞ。
C委員:先ほどの報告の中で、この評価結果は議会で示すということが1つですね。その結果は市民にどういう形で公表するんですかね。
教育総務課長:議会には6月の全員協議会のところで、市民には市のホームページの方に毎年掲載させていただいております。
C委員:この表全体を公表されてるんですか。
教育総務課長:48の事業シートも含め、評価報告書も全部掲載させていただいています。
C委員:ABCDの採点も。
教育総務課長:はい。評価採点もそのまま掲載させていただいてます。
C委員:そういう点では非常に公平でいいかなというのはあるんだけど、ただこれ昨年を見てますと、結構Cが多いんだよね。Cと言うのはいわゆる、ネガティブな評価に当たるわけです。こういう外部評価に対しては、評価されたが、学校がそれはちょっとこの表がおかしいんじゃないか、そういう反論もあってしかるべきだろうと思うんですけどもね。それがないとやりっ放しになってしまって。ちゃんとした評価に本当になってるかどうかといった多少、疑問があるわけよ。現場の立場から考えると。これは私が勤めている時もそういう形をやって、こんな評価して納得いかないということもあるわけ。項目によっては。ですからそういうふうな反論の余地があるような形をとらないと、この外部評価が意味ないんじゃないかというような気がするんだけど。そこをどうするか少し考える必要あるんじゃないかと思うんですけどね。どうですか。
教育長:私からよろしいですか。Cがついている項目については、反論の余地がないというのか、例えばですね、100ページの数値目標がこのような設定になってますので、これが達成できてるかどうかっていうとこでCがついていることについて、合理的な説明ができる内容であるというように理解はしております。
C委員:これでしょうがないということですか。
教育長:これは目標数値がこうである限り、できたか、できてないか、でいうとCだということです。例えば99ページのフッ化物洗口の実施につきましても、これも当初の指標がすべての学校で取り組むという、数値目標でしたけれども、このことについては取り組みの変更もございますので、最初にあげた目標がこうであるので、Cをつけざるをえない、ということであります。
C委員:最初に数値設定されて、それから達成できてないっていうのは、明らかに出てくるわけですね。それを結果としてCとするのは仕方がない、ということはわかるんだけど、それだけですかね。つまり、このCが出てきたときにはそれに対する説明がいるんじゃないかと思うんですよ。その項目に対する現場の努力のあり方自体が理解されぬまま評価だけが先走りするおそれがあって、それで質問したんですけれども。
教育長:今のC委員のご意見をいただきまして、Cをつける場合には、なぜこれがCなのかっていうところを所管が評価をしてますので、Cである理由を今年度から丁寧に書き添えるということで理解をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
C委員:そうして欲しい。私個人的に思います。これは議会での説明の際には、多分こういうことに関しては、質問が出てくるんだろうと思って。その際には教育長が、それに対する説明しておられると思うんですけどね。それがないとどうも評価の話だけで終わってしまうような気がしたもんですから。
A委員:今のお話に関連してなんですけども、私がその重点項目を挙げるにあたっての最初の観点は、今年度Cやった点なんです。たくさんの項目があるので、どれに重きを置くかっていうことは、あるんですけども、できてるところはそのままやればいいじゃないか。できてないところの中でどれが大事なところか、という観点で2つ挙げたんですけども、重点的にやるっていうことであれば、そのできてるところをさらに伸ばすという点もありますけども、できてないところを、大事なところを底上げしていくっていうことも大事じゃないかなあという点でそこのCをどう評価するかっていうこと。今のC委員のお話とも繋がってくるんじゃないかなと思います。
教育長:今A委員がおっしゃった通り、そういう理由での重点項目の挙げ方ということで理解させていただいて、昨年度Cであったというところ、どのように現場の方で改善していくのか、そこを踏まえて評価をしていきたいと考えます。
議長(市長):難しいですね。1年でできること。4年経っても何にもできないこと。100年の計画もございます。難しいなと思って。予算がからみますので、非常に難しいなと。おっしゃる通りだと思います。
B委員:多分数字目標がある方が評価もしやすいから数字なんだろうなと思うんですけど。31番の図書館の登録者新規数はあんまり意味がなさそうな気がするんですけど、この数字を何か別のものに。例えばデパートとかやったら来館者数がわかるようになってたりしますけど、何かそれはシステムを入れなくちゃいけないから、費用が伴うのかもしれないんですけど、この新規数で図書館の充実を評価するのが、ちょっと難しいんじゃないのかなと感じているので違う面からも評価をしてもらいたいなと思いました。
議長(市長):何か意見ございますか。
教育部管理監:この新規利用者数を数値目標としているのは、図書館に来られてない方をいかに図書館に来てもらう努力をしたか、その結果としてこの数値を上げるということが趣旨でございます。その他に、まず答えた方については、どれだけの貸し出し冊数だったのか、どれだけの人数の方が貸し出しをされたのかっていう資料とも結びつけたところは、来られた方に関しては評価をしているんですけど、来られない方をいかに呼び込むか、なかなか数値とするのが難しいので、こちらの方を数値目標としてるところでございます。
B委員:数字が下がったらCになってしまうんですか。評価は悪くなってしまう。何か人口減やから絶対下がりそうですね。
教育部管理監:そうですね。その辺りも慮りいただくとてもありがたいことですが、でもやはり登録者数は減ってると思っています。なかなかスマホとかパソコンとかの普及によって、図書館に来なくても情報が入れられるとかそういう社会的な情勢の変化もございますので、なかなか辛いところではございますけれど、やっぱり本を手にとって読んでいただく、或いは子どもさんに聞かせてくださる方が増えるとか、そういったことは増やしていかなければならないので、やはり努力は一定していく必要があるというふうに考えております。頑張ります。
教育部長:全体的に今この目標設定は5年前に、令和3年度、令和4年度、令和5年度、令和6年度、とそれぞれの目標を立ててます。当然内容によっては、もう令和4年度、令和5年度に数字だけを見ると、達成できてる案件もあれば、数字だけを見ると、今のようにできてない部分があるので、その5年前にたてた目標数値を今挙げており、計画の途中で変更していないので、5年前に立てた数値目標がそのままあるというのが事実なんです。ただその目標ができてるからさらに充実させていかなあかんし、達成できてなければ、目標達成するように、努力していかなあかんというふうには思っておりますので、来年度のこの数値目標を、特にC評価した令和5年度事業に関して、令和6年度については、評価を上げる努力をしていくと、数値目標を達成するというふうに進めて参りたいというふうに考えております。
議長(市長):その他に参ります。
教育長:その他に入る前に1つご相談させていただきたいことがございますので、よろしいでしょうか。
議長(市長):はい。
教育長:ご相談させていただきますことは、昨年7月に公表しました、市内小学校でのいじめ重大事態に係る件です。この件については、個人の秘密を保つため、必要があると考えますので、総合教育会議運営規則の第5条会議の公開にある「個人の秘密を保つため必要があると認めるときは、会議にて決定し非公開とする。」の規定により、ここより会議を非公開とすることを希望しますが、いかがでしょうか。
議長(市長):どうでしょうか。
~異議なし~
議長(市長):それではこれより会議を非公開とします。
~非公開~
議長(市長):それではここよりは会議公開といたします。それでは何か他にございますでしょうか。ございませんか。それではこれで会議を終わります。ありがとうございました。
更新日:2024年05月21日