令和2年3月湖南市議会定例会閉会あいさつ

更新日:2020年03月24日

 令和2年3月24日

 

令和2年3月定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。

議員の皆様におかれましては、先月25日から本日まで、長期間にわたり慎重審議され、条例の制定改正や補正予算、令和2年度当初予算など、提出した議案のほとんどをお認めいただきました。

また、今議会においては、新型コロナウイルス対策で日程変更をいただき、執行部が対策に専念できるようご配慮をいただきありがとうございました。

2月28日の内閣総理大臣要請に基づく一斉休校については、明日から春期休業期間となりますことから、この間行ってまいりました小学校における児童預かりは本日で終了することといたしております。また、昨日の臨時総合教育会議において、現状のまま推移すれば、4月8日以降の授業再開を予定いたしますとともに、入学式については感染防止のため卒業式同様規模を縮小して対応してまいることといたしております。

世界ではすでに感染者が36万人に達し、1万6千人の死者が生じています。政府専門家会議も「気付かないうちに感染が市中に拡がり、あるときに突然爆発的に患者が急増すると、医療提供体制に過剰な負荷がかかり、それまで行われていた適切な医療が提供できなくなることが懸念されます」とし、オーバーシュートからロックダウンに至らない感染制御の必要性を指摘しています。

中国における知見では若年者への感染が少ないとされていたものの、現在進行中の欧米からの報告では多くの若年感染者が確認され、注意が促されております。最も警戒しなければならないのは、高齢者や基礎疾患のある人が重症化して命の危険に陥ること、それが福祉施設における爆発的感染につながり大量の感染者を生じること、さらにはそうした感染者が集中して医療崩壊が起きることによりその他の疾病への対応もできなくなることです。

また、政府においては、緊急経済対策第3弾を検討されているようですが、市内経済への影響もできる限り少なくしていく必要がございます。現場の実態が反映されるべく国に対して提言を続けてまいります。実は昨日も湖南市内から検体が運搬されたという報告を受けておりましたが、先ほど陰性であったとの報告を受けました。日夜こうして検体の検査が行われ、各市町長もその結果報告に緊張が継続しております。昨日は県内5例目の感染者が見つかりましたが、幸いにも現在のところ県内で感染が継続している事例はありません。引き続き国や県と連携しながら、気を抜かずに対応してまいります。

あと1週間で令和2年度がスタートいたします。市民の皆様、議員の皆様のご健康とご多幸、さらにはますますのご活躍をお祈りいたしまして、3月定例会閉会に際しましてのごあいさつといたします。

 

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