平成24年3月議会定例会開会あいさつ

更新日:2019年07月01日

 皆さん、おはようございます。平成24年3月定例会の招集にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。議員の皆さんには市政の運営にご理解とご協力をいただいておりますことをまずもってお礼申し上げます。

 3月定例会は、新年度当初予算をご審議いただく議会ですが、あわせて補正予算の審議や条例の制定・改正などの各種案件についてご提案申し上げてまいります。それに先立ちまして、12月定例会開会後、本日までの行政報告をさせていただきます。

 まずは、今年度、総務省の委託を受けて実施をしてまいりました「緑の分権改革実証調査」事業ですが、12月8日および18日には太陽光発電市民見学会を開催いたしますとともに、2月5日には福祉ツーリズムの実証実験を行い、25日には緑の分権改革の最初の提唱者の一人でもあります原口一博元総務大臣をお迎えし、「湖南市緑の分権改革実証調査セミナー」を開催いたしました。エネルギーと福祉と食料を地域で循環させる取り組みである緑の分権改革事業の今後の取り組みが注目されたところでございます。

 また、地域の基盤整備や産業・観光振興に関しましては、11月30日に近畿地方整備局で開催されましたまちづくりに関する市長意見交換会に出席し、忌憚のない情報交換を行いますとともに、12月3日には森議長とともに四日市市で開かれました新名神高速道路三重滋賀県民協議会の大会に出席してまいりました。1月3日には、名探偵コナンでのまちづくりを進めるために、鳥取県北栄町で催されました「青山剛昌先生と話そうDAY!」に来賓として出席いたしますとともに、1月10日には、サンヒルズ甲西で湖南市産業経済懇話会の新年賀詞交換会が開催され、市内多くの企業が情報交換をいたしました。1月31日には県内で初めてとなります箱型電気自動車の納入式を行いますとともに、2月2日には130億円余りを投じて建設されましたTOTO株式会社滋賀工場の新しい工場を視察いたしました。2月11日には冬の酒蔵巡りウォークラリーに市内外から330人以上が参加をして東海道を歩きましたし、17日には湖南市工業会の産官交流会が行われております。

 福祉や地域まちづくりの関係につきましては、2月3日から5日にかけて大津市で開かれました「アメニティフォーラム16」に全国の障がい福祉関係者が集まり、とりわけ最終日の5日には、さきほど報告しましたように、アールブリュット福祉ツーリズムの参加者が多数本市を訪れました。また、現在、さまざまな計画の策定が進んでおりますが、多文化共生推進プランにつきましては、パブリックコメントを経て2月6日に多文化共生社会推進本部本部員会議において策定いたしました。男女共同参画計画の改訂につきましては、パブリックコメントを終えて2月7日と昨日の人権擁護審議会において審議をいただいております。高齢者福祉計画・介護保険事業計画につきましてもパブリックコメントを経て2月8日の高齢者福祉計画策定委員会において議論をいただいておりますし、地域福祉計画、障がい者の支援に関する基本計画および障がい福祉計画については、本日までパブリックコメントを実施しているところでございます。2月14日から15日にかけましては、区長会が県外研修を実施いたしまして、彦根市を流れる芹川の清掃活動をきっかけにまちづくりを進めているNPO芹川の事例を研修いたしますとともに、福井県おおい町において現在再稼動で注目されている原子力発電所3号機、4号機を抱える関西電力株式会社大井発電所を視察しました。

 安心安全に関しては、12月1日に甲賀警察署において歳末特別警戒出発式が催されましたし、1月8日には甲西文化ホールにおいて湖南市消防出初式が挙行されました。また、12月20日に福島県郡山市に仮庁舎を建設した富岡町役場を訪れまして、市民の皆さんから寄せられました義捐金についてお届けいたしましたところ、今月24日に富岡町の遠藤 勝也町長からお礼状が届いております。さらに、1月12日には12月定例会で議決をいただきました暴力団排除条例に関する合意式を甲賀警察署との間で取り交わしました。

 教育・文化関係では、まずは12月5日に湖南市で初めて制定した「市民栄誉賞」を、プロボクシングWBC世界バンタム級チャンピオンの座に輝いた湖南市出身の山中 慎介選手に贈りました。山中選手は来る4月6日に初防衛戦に臨む予定です。また、12月4日に「きらめきコンサート」が、2月19日には「早春コンサート」が甲西文化ホールで催され、大勢の音楽愛好家の皆さんが参加されました。さらに、1月22日には石部文化ホールで「D1だじゃれグランプリ滋賀湖南大会」が初めて開催され、市内の各小学校ではだじゃれを国語教育の一環として捉えて技を磨くとともに、熱気あふれる試合を経て湖南大会から全国大会に進んだ選手が、全国大会で優勝をしました。1月8日には湖南市成人式が挙行され、598人が新たに成人の仲間入りをいたしました。

 市内の政治日程では、議会および執行部における諸課題の連絡調整を行うために「議会・執行部連絡会議」を設定し、12月26日、1月26日、2月22日と1月に1回を目途に過去3回の会議を行っております。会議の構成員は議長、副議長、市長および副市長とし、率直な意見交換を行っているところです。2月20日には湖南市政治倫理審査会が開かれましたが、現在のところ本市における政治倫理上の課題について報告しておりませんので、他の自治体の事例を参考に議論をいただき、本市の政治倫理条例について見直しの必要性を指摘されました。2月21日には湖南市甲西議員OB会の総会が開催されました。

 対外関係につきましては、12月4日には、滋賀県選出の民主党国会議員と県内首長との初めての懇談会が開催され、率直な意見交換が交わされました。また、年が明けて1月12日には滋賀県市長会が開催されましたが、22日に執行されました大津市長選挙で滋賀県市長会長であった目片 信大津市長が落選し、越 直美氏が当選されたところです。24日に目片会長が失職をされましたことから、滋賀県市長会長職務代理の仕事を任されまして、2月9日には嘉田 由紀子知事と一緒に国土交通省や民主党に対して直轄国道と新名神高速道路の建設促進に関する予算要望を行いましたし、12日に橋川渉草津市長が無投票で再選された後、14日の滋賀県自治創造会議に出席し、16日の滋賀県市長会においては、第12代滋賀県市長会長に選出されたところでございます。滋賀県市長会長は、これまでいわゆる旧6市と呼ばれた平成の大合併以前の市長が就任してまいりましたが、新市で重責を担うのは初めてのことですし、滋賀県市長会長は近畿市長会の相談役や全国市長会の顧問という立場でもあり、これまで以上に国や県に対して言うべきことは言い、協力すべきことは協力する所存であります。

 戻りまして、全国の動きといたしまして、1月25日には全国市長会社会文教委員会と理事・評議員合同会議が開催されました。また、県内の動きといたしましては、2月14日には、滋賀県都市計画協会役員会が、16日には滋賀県後期高齢者医療広域連合議会が、20日には滋賀県市町村職員退職手当組合議会が、24日には滋賀県自治会館管理組合議会および滋賀県市町村職員互助会の理事会と評議員会が、27日には滋賀県防犯協会の理事会と臨時総会が開催され、それぞれ出席してまいりました。さらに、個別の対外関係といたしましては、1月19日および2月13日に甲賀広域行政組合および公立甲賀病院組合の正副管理者会議が、1月23日には甲賀広域行政組合議会全員協議会が開催されております。また、2月22日には栗東湖南広域行政協議会の研修会が開かれ、席上、野村 昌弘栗東市長から、国道1号バイパスから名神高速道路に乗り入れる新しいインターチェンジの名称について、(仮称)栗東湖南インターチェンジで市民に意見照会をしているという報告がありましたほか、2月10日には高知県室戸市から小松 幹侍市長以下の交流訪問団を受け入れたところです。

 以上、12月定例会開会後の行政報告といたしますが、今議会には、条例の制定や改正、平成23年度補正予算、平成24年度当初予算などをご提案してまいります。慎重にご審議をいただきますようお願いを申し上げまして、招集にあたりましてのごあいさつといたします。

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