平成25年11月市議会臨時会開会あいさつ

更新日:2019年07月01日

 おはようございます。去る10月27日に執行されました湖南市議会議員一般選挙後の初議会を本日招集いたしました。まずは、議員のみなさんにはこのたびの市議会議員選挙でのご当選まことにおめでとうございます。また、これから4年間、車の両輪として湖南市の発展と市民福祉の向上のためにご協力を賜りますようにお願い申し上げます。
 この4年間には、湖南市政の骨格であります『湖南市総合計画』の改訂が予定されております。このまちの未来を輝かしいものとするために、執行部といたしましても最大限の努力を惜しまない覚悟でございますが、議会におきましても、議員間討議を通じ、また市民との意見交換を通じ、さらには執行部との意思疎通をいただきまして、合意形成をお諮りいただきますようにお願いいたします。
 JR各駅のバリアフリー化や地域商業ゾーンの開発、地域自然エネルギーによる地域循環経済の構築、小中学校の耐震化をはじめとする防災減災の促進、ポスト糸賀一雄生誕100年の障がい福祉の充実、平成27年度から本格実施となる子ども・子育て支援新制度への対応、生活困窮者や外国籍市民などの暮らしにくさへの対策、いじめや学力低下などを克服するための地域で包み込む学校現場づくりと学校教育の再生、急速な高齢社会を迎え心のインフラ整備によるさりげない支え合いのできる地域づくり、地域おこし協力隊を含め地域まちづくり協議会などによる誇りある自律的な地域社会の組み立て、健康長寿な社会を目指す市民の健康づくりと生涯スポーツの振興など、当面これから取り組むべき課題も山積しております。
 そこで、少し心配となりますのは、市議会議員選挙の低い投票率であります。争点のない選挙といわれ、市民の関心が伸びなかったところもあるかとは存じますが、市民の間を二分するような大きな政治的問題が見当たらないことも要因ではなかったかと考えております。しかし、常日頃から市民の政治参加を促進していく必要があることから、執行部としましても、また、議会においても、そして、市民自身も考えなければならないことではないかと思います。
 そのためには、執行部といたしましても市民に対して市行政に対する関心を持っていただくよう積極的に働きかけを行ってまいりたいと考えておりますし、議会においても、市民に分かりやすい政治、理解しやすい議論、透明性の高い議会活動をお願いしたいと思います。
 執行部において行き届かないところもあろうかと存じます。そうした場合には、ぜひともご指摘をいただきたいと思います。気がついていないところもあるかとは存じますが、直すべくはできうる限り直してまいりたいと思います。議論のキャッチボールにより、息遣いを合わせ、間合いを詰めながら、議会と執行部とが、このまちの未来のために、よりよい政策を築き上げ、実行して行こうではありませんか。
 今議会には条例の制定改正や契約案件を上程してまいりますので、慎重なるご審議をお願いいたします。また、来月には12月定例会を招集する予定としておりますが、年間を通じて政策議論を交わしてまいりたいと考えておりますので、議会におかれましてもさらなる議会改革の進展を賜りますようご期待申し上げます。
 新しく生まれ変わった議会ですので、市民のための政治を第一に執り行う議会として、ぜひとも清新な風を湖南市に吹かせていただきたいとお願いをして、招集にあたってのごあいさつといたします。どうかよろしくお願い申し上げます。

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