平成29年9月湖南市議会定例会閉会あいさつ

更新日:2019年07月01日

平成29年9月22日

 平成29年9月定例会の閉会に際し、一言ごあいさつを申し上げます。
 議員のみなさんには、去る8月29日からの長い間、慎重審議され、条例の改正や補正予算、平成28年度決算など、提出いたしました議案のほとんどをお認めいただきましたことに心からお礼申し上げます。
 議案第58号「湖南市社会保障の充実と財源確保を一体的に図るための改革の推進に関する条例の制定について」は、残念ながら全会一致の否決となりました。厳しい財政状況のなかで社会保障を充実するためには財源の確保が不可欠でありますことから、その議論の工程表としてご提示いたしました条例案が全会一致で否決されましたことで、今後の劇的な社会保障の充実が困難となり、極めて残念なことでありました。質疑の中でも、予算提案権は市長に専属しているというご指摘も賜り、ていねいに地方自治法を引いてご答弁もいたしましたがご理解をいただけず、全会一致の重い否決を賜りましたことから、反省をいたしまして、今後、執行部といたしましては、特に財源の裏付けのない社会保障充実に関する議会からのご提案などにつきましては、いったん私の方でお預かりをさせていただくことといたしまして、財政計画や予算編成にあわせまして、執行部において全体として予算調製をさせていただいたうえで、必要に応じまして議会のみなさんにご提案をさせていただくことといたします。
 さて、今月19日にメキシコで発生したマグニチュード7.1の地震では、200人以上の尊い命が失われました。亡くなられました犠牲者に対し心からの哀悼の意を表します。 阪神淡路大震災や東日本大震災、平成28年熊本地震など、近年でも地震災害が相次ぎ、南海トラフ連動型巨大地震や琵琶湖西岸断層帯地震が予想されているわが国においても、大地震への備えは欠くことができません。メキシコ地震においては、学校校舎の崩落により多くの犠牲者が生じたとされていますが、本市におきましては、議員のみなさんと議論を重ねながら、市内小中学校校舎の耐震化を8月26日の甲西中学校校舎お披露目式を実現することによりまして、完成することができました。この間の議員のみなさんのご理解とご協力に感謝を申し上げます。今後は、大規模災害時の対策本部機能や発災後の業務継続を可能とするための市民の命を守る本庁舎の耐震改築がスケジュールに登ってまいります。
 今議会は現任期の議員のみなさんとしては最後の定例会です。4年間、市民全体の福祉の向上と湖南市の発展をめざして、私心を排し前向きで真剣な議論によりご貢献をいただきましたことに、市民を代表して心からお礼申し上げます。また、今期を最後に引退される議員のみなさんには長い間大変お疲れさまでございました。これまでの長年のご功績に心から敬意を表しますとともに、今後のご健勝をお祈り申し上げます。さらに松原議長には2年間にわたり議長の重責を担われましたこと、大変ご苦労様でございました。なお、前任期末に課題とされました議員定数のあり方につきましては、この間、あまりご議論がなかったようでございますので、次の任期のみなさまに引き継いでいただきますよう、よろしくお願いいたします。
 むすびにあたり、議員のみなさんをはじめ市民のみなさまのご健康とご多幸、そしてますますのご活躍をお祈りいたしまして、9月定例会の閉会に際しましてのお礼のごあいさつといたします。

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