平成30年6月湖南市議会定例会閉会あいさつ

更新日:2019年07月01日

平成30年6月19日

 平成30年6月定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
 議員の皆様におかれましては、1日から本日まで、長期間にわたり慎重審議され、専決承認や条例改正、補正予算、協定締結、一部事務組合規約変更など、提出いたしました議案をすべてお認めいただきました。ありがとうございました。
 さて、昨日7時58分に大阪府北部を震源として発生した大阪府北部地震では、大阪市北区、高槻市、枚方市、茨木市、箕面市で震度6弱を記録するなど、阪神淡路大震災以来の大都市における直下型地震となりました。4名の方が亡くなられ、307名が負傷されましたが、亡くなられた方のご冥福と被災地の早い復旧をお祈りし、被災された方々にお見舞いを申し上げます。
 亡くなられた4名のうち、2名はブロック塀の下敷きに、2名は本棚やタンスに挟まれて亡くなられましたが、今回の地震の教訓のひとつは、宮城県沖地震以降で地域内にまだ残っている脆弱なブロック塀と屋内の家具の固定ができていないことでした。特定空き家を含めた老朽工作物対応や屋内家具固定などに市民の理解を求めてまいりたいと存じます。
 また、発災は8時直前ということで、ちょうど通勤通学時間帯にあたり、広範に公共交通機関の運転見合わせが発生し、一部は本日までも影響を残しています。さらに停電やガス供給の停止、電話の不通があり、水道管破裂による大規模な断水と道路冠水が認められました。現在も茨木市、高槻市、摂津市、吹田市の一部でガス供給が停止しており、高槻市と箕面市の一部においては断水が継続中です。現地からの情報では、給水については大阪府内自治体で対応が可能ということでした。
 この間、全国市長会の近畿担当副会長として、昨日は終日、被災地の市長のみなさんと連絡を取ってまいりましたが、発災当初は公共交通機関がマヒして職員が参集できないために災害対策本部を立ち上げられず、情報が不足している自治体も見受けられました。万一の際にどれだけ職員が地元に住んでいて素早く動ける体制をつくることができるかは、市民の安全安心に関わる大きく重い課題であると再認識させていただきました。
 本市においては震度4を記録し、地震の影響で市役所東庁舎のエレベーターが緊急停止いたしました。本日の昼以降に復旧の予定ですが、折から滋賀県知事選挙の期日前投票が3階の会議室で行われておりましたので、施設管理者として選挙管理委員会と協議し、緊急に1階食堂へ投票所を移設いたしました。幸いなことに投票事務に混乱はなかったと報告を受けておりますが、庁舎の地震に対する脆弱性を改めて突きつけられました。今後は、今回の大阪府北部地震で得られたこれらの知見をもとに、さらに震災への対応を進めてまいります。
 なお、この地震で、公立甲賀病院からはDMAT隊が出動しています。
 今議会においてお認めをいただきました税条例の改正を活用し、中小企業の設備投資を誘発しながら市内経済の活性化に努めてまいりますので、議員の皆様におかれましても、引き続き、未来の湖南市民に対するご提案や執行部に対するご指導を賜りますようよろしくお願いを申し上げ、閉会に当たりましてのごあいさつといたします。

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