平成30年12月湖南市議会定例会閉会あいさつ

更新日:2019年07月01日

30年12月21日

 

平成30年市議会12月定例会の閉会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。

議員の皆様がたにおかれましては、今月3日以来、慎重にご審議を賜り、平成30年度各会計補正予算のご決定をはじめ、執行部からご提案いたしました案件すべてをお認めいただき厚くお礼申し上げます。

本日の開議前の松原議長のごあいさつでも全国中学校駅伝や青春(あおはる)祭のおはなしがありましたが、湖南市では主権者教育を進め、子どもを地域のお客さんにせず、若い人たちが活躍できる場をできる限り設けてまいりたいと考えております。

今月13日に、三雲小学校の4年生から、社会科学習の一環として議論して取りまとめた「これからの湖南市の政策プラン(ゆめプラン)」を聞く機会がありました。児童たちはとても緊張して発表してくれていましたので、1案ずつていねいに講評を行いましたが、今朝、児童たちから学習後の感想をいただきました。

「今の湖南市の事じょうやじょうきょうや昔の事を言ってくれて前より湖南市の事が分かったし、この勉強をやる前より湖南市を知りたくなったし、またみんなと協力して他の町の事じょうやじょうきょうをいっぱい知りたくなりました。楽しい町づくりを考えて自分も良い町にするのを出来るのであればして、みんなと仲良くしている町にしたいと思いました」でありますとか、「湖南市の半分は森林だということもはじめて知りました。だから、その今ある森林をわたしたち湖南市民がしっかり守っていきたいなと思いました」でありますとか、「今日、市長さんにプレゼンしてみて、もう湖南市には、こんなことが考えられているんだということを知って、お金もかかるし、その今できている物を工夫するといいということが分かりました。最初は『ぜんぶ作ればいい』と思っていたけど、よく考えると、(中略)ほかにももっと今できている物を知ってから、どんなふうに工夫すればいいか、どういうふうに作ればいいかを考えて、これからも意けんを言って、相談してもらって、どんどん湖南市をいい市にしていきたいです」でありますとか、そして、「プレゼンをするだけではなく、その活動に参加するような人間になりたいです」などというものでした。

「児童は自分たちが湖南市の未来を担う一員であることを実感し、湖南市により愛着を持つことができました」という校長と担任一同からのお礼の手紙をいただきましたが、こういうかたちでの生きた主権者教育は効果が極めて大きいことを確認することができました。

また、本日午後には、日枝中学校で、甲西高校書道部と日枝中学校吹奏楽部のコラボによる書道パフォーマンスと水戸小学校児童の書初め練習を日枝中学校生徒が指導するという「美文字教室」が行われます。小中高の地域連携も進んできていることが見えてまいりました。

今年は若い世代から提案をもらい、一緒に政策化を図る「こなん政策アカデミー」も開催しましたし、今議会においても子どもの医療費の公費助成や在宅保育手当について検討をさせていただきたいとお話をいたしました。あと10日で迎える平成31年には、5月に天皇陛下の御位のご譲位と改元が予定されており、新しい次の時代が広がる予感を持っています。引き続き、次の時代を担う子どもたちや若い人たちを支える施策も展開してまいりたいと考えております。

新しい年に議員の皆さま方のご健康とご多幸、そしてますますのご活躍をお祈りいたしまして、市議会12月定例会の閉会にあたりましてのお礼のごあいさつとさせていただきます。どうかよいお年をお迎えください。