令和元年9月湖南市議会定例会招集あいさつ

更新日:2019年09月04日

令和元年9月4日

 

令和元年9月定例会の招集にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。議員のみなさんには、市政の運営にご理解とご協力をいただいておりますことをお礼申し上げます。

さて、本9月定例会は、条例改正や令和元年度補正予算、平成30年度決算などに関してご審議をお願いするわけですが、それに先立ちまして本日までの行政報告をいたします。

この3か月間は、世界的に大きく動いた期間でもありました。米中貿易戦争は、昨年12月にアルゼンチンで開かれたG20で米中首脳が直接対話をして休戦に合意していましたが、5月10日の閣僚交渉がものわかれとなり再び激化、6月29日の大阪G20サミットで再度の両首脳直接対話で貿易交渉再開と関税見送りで合意したものの、9月1日にアメリカが関税第四弾を発動し、中国も報復を繰り返しています。その結果、わが国経済は中国への輸出や現地生産に困難を生じることになりますが、米中とも退けない状況であり、今後の推移を注視する必要があります。

また、6月12日に安倍総理がイランを訪問してアメリカとの緊張緩和を呼びかけましたが、13日にホルムズ海峡で日本とノルウェーのタンカーが攻撃され、エネルギーのリスクが高まっています。

7月4日に日本の経済産業省が安全保障上の問題で韓国に対する半導体材料の個別輸出許可を発動させると韓国は猛反発、さらに8月2日に輸出貿易管理令改正による韓国のグループ割当ての変更を公表すると、韓国は石炭灰輸入時の放射線検査義務付けや日本の輸出手続き優遇国除外、日本製品不買運動、東京オリンピックへの原発汚染水対策要請、日韓秘密軍事情報保護協定GSOMIAの破棄決定、竹島での軍事演習と国会議員の上陸、国際会議での日本非難などあらゆる対抗措置を講じ、日韓関係は史上最悪といわれるまで悪化しています。

一方、8月2日に中距離核戦力全廃条約が失効したあと、米ロは中距離巡航ミサイルの発射実験を繰り返し、中国を加えた戦術核競争が激化の様相を呈してきました。逃亡犯条例改正案に反対する香港市民と政府との対立は、103万人が参加した6月9日の第3回デモを頂点に現在までも予断を許さない状況が続いていますし、今朝は、イギリス国会で多数派と首相がブレクジットをめぐって激しく衝突しています。

世界情勢が激動するなか、国内では6月4日に吉本興業闇営業問題が発覚、以降大きな社会問題となりました。また、7月18日には京都市伏見区の京都アニメーション第1スタジオで、ガソリンを撒いた上に放火し、35名が亡くなるという許すべからざる放火殺人事件が起こされています。21日には参議院議員通常選挙が執行され、与党が勝利を収めましたが、滋賀県においては無所属新人の嘉田由紀子候補が当選しました。

8月10日にはあおり運転のうえ被害男性を殴打する事件が発生し、その映像がSNSで拡散されて社会問題となりました。27日には長崎県、佐賀県、福岡県を中心とする令和元年8月九州北部豪雨が発生し、各地に被害を生じました。9月2日は、国地方係争処理委員会が、ふるさと納税に関して総務省の決定に地方税法違反の疑いがあると再検討の勧告が行われております。

湖南市におきましては、まず、民生関係につきまして、6月9日に湖南市障がい児者団体連絡協議会総会が開催され、出席いたしました。22日には第6回スペシャルオリンピックス日本・滋賀夏季地区大会が湖南市総合体育館で、翌23日には第4回滋賀県ろうあ者大会が甲西文化ホールでそれぞれ開かれ、それぞれ地元市長として歓迎のあいさつをしました。また25日には湖南市国民健康保険運営協議会が開催されますとともに、8月3日には第15回湖南市平和祈念のつどいが開催され、それぞれ出席しました。8日にはホリデースクール夏まつりが社会福祉センターで催され、参加しております。

安心安全につきましては、6月12日に甲賀湖南安全運転管理者協会総会が、翌13日には甲賀湖南交通安全協会通常総会が開かれています。26日と27日には台風第3号対応のため災害警戒本部員連絡会議を開催しました。30日には甲賀広域消防連合夏期訓練大会が甲賀市立土山中学校を会場に実施され、主催者として訓練を統括しました。7月2日には滋賀県消防協会第2ブロック会議が開催され、滋賀県消防協会甲賀広域支部長として出席しております。7日には湖南市消防団夏季全団訓練が行われ、火災防御訓練を確認するとともに訓示を行いました。16日、24日、25日、29日には滋賀県消防協会甲賀広域支部長として滋賀県消防操法訓練大会に出場する各選手の激励を行ってまいりました。18日には湖南市交通安全推進協議会が開催されております。8月4日には第54回滋賀県消防操法訓練大会が東近江市の滋賀県消防学校で開催され、甲賀広域支部を代表して出場した湖南市消防団第2分団第11班はポンプ自動車の部で6位入賞の成績を収めました。8日と13日には台風10号に伴う災害警戒本部員連絡会議を開きました。

文教関係につきましては、教育に関しては、6月18日にはパリのOECDから専門官が湖南市の教育についての調査のため来日されましたので対応し、7月10日には教育再生首長会議が開かれましたので出席してまいりました。8月3日には湖南市・北栄町子ども交流事業が開催されています。6日には第9回湖南市いじめをなくそうサミットが市民学習交流センターで開かれ、こどもたちの議論を聞かせていただきました。21日には湖南市総合教育会議を開催し、ゲストとして滋賀県教育長の出席を得て議論を深めました。22日には東京で行われていた湖南市教職員アドバンス研修に参加をしてまいりました。

文化体育に関しては、6月9日に湖南市地区対抗ソフトボール大会が、8月24日から26日の3日間にわたって第25回日本シニアソフトボール・第24回日本ハイシニアソフトボール滋賀・湖南大会が野洲川親水公園等で開催され、それぞれ開会式に出席いたしました。6月16日には甲西吹奏楽団結成50周年記念第47回定期演奏会が開催されました。また、8月25日には第49回びわこ少年剣道錬成大会が総合体育館で開かれ、開会式に出席してまいりました。

産業経済関係につきましては、6月22日に甲賀農業協同組合第41回通常総代会が、28日には湖南市産業経済懇話会通常総会がそれぞれ開かれ、来賓として出席しました。6月25日には湖南市市営住宅運営審議会を、7月16日には湖南市空家等対策推進協議会をそれぞれ開催いたしました。19日には野洲川改修促進協議会の要望を滋賀県庁に、国道1号早期4車線化と野洲川直轄延伸に関する湖南市単独要望を国土交通省近畿地方整備局に、26日には大津湖南地域幹線道路整備促進協議会の要望を滋賀県庁と近畿地方整備局にそれぞれ行いました。29日には第1回湖南市道路整備計画策定委員会を開催しました。翌30日には主要地方道草津伊賀線整備促進期成同盟会の要望を滋賀県庁に行いました。8月5日には野洲川改修促進協議会の要望を近畿地方整備局に、7日には滋賀県河港・砂防協会の要望を国土交通省、財務省に、9日には地域高規格甲賀湖南道路整備促進期成同盟会と大津湖南道路地域幹線道路整備促進協議会の要望を首相官邸、国土交通省、財務省に、23日には野洲川改修促進協議会の要望を国土交通省にそれぞれ行いました。24日には滋賀中央森林組合通常総代会が開催されております。29日には近畿国道協議会総会と総決起大会が東京で、翌30日には草津線複線化期成同盟会の理事会と総会がサンライフ甲西でそれぞれ開催されました。

観光労政関係では、6月16日に鳥取県北栄町で「すいかながいも健康マラソン」が開かれ、湖南市からも参加しました。17日には甲賀市と合同でJOBフェアを草津エストピアホテルにて開催し、地域企業と就業希望者とのマッチングを行いました。19日には湖南甲賀地区労働者福祉協議会第43回定期総会が開かれました。7月16日には三重県南伊勢町「磯処瑞賢」のプレオープンイベントに参加してまいりました。20日には北海道比布町から下田商工夏まつりへの訪問団を、8月3日には湖南市夏まつりに北栄町からの訪問団をお迎えしております。

地域まちづくりや多文化共生の関係では、7月16日に湖南市区長会定例会が開かれ、その後各区では夏まつりが催されています。23日には石部宿街道周辺で愛宕まつりが行われるとともに、28日には下田学区まちづくり協議会などによる第7回下田泥りんピックが開催されました。7月17日にはブラジル国名古屋総領事が来訪して書籍の寄贈を受けるとともに、8月3日には湖南市夏まつりが開催され、総領事にも参加いただきました。8月4日には2019湖南市政策形成パートナー発掘事業「こなん政策アカデミー」の開校式を行っております。

対外関係につきまして、市長会関係では、6月11日から12日にかけて、全国市長会の政策推進委員会、正副会長会議、理事・評議員合同会議、第1分科会、第3分科会、総会運営委員会、市長フォーラム、第89回全国市長会議、社会文教委員会にそれぞれ出席しました。とりわけ全国市長会議におきましては、全国市長会相談役に任じられました。副会長在任中は特に幼児教育保育無償化について、他の市長とともに一丸となって国に対し意見を申してまいりましたが、いよいよ10月1日から実施となります。今後も市長会の相談役として市の声を国に伝えていきたいと思っております。また、7月9日と10日にかけては全国市長会の防災対策特別委員会、社会文教委員会・子ども・子育て検討会議合同会議、理事・評議員合同会議にそれぞれ出席しました。

6月12日には、「岸田文雄自由民主党政務調査会長と国と地方のイノベーションを考える会」に出席して、外国人政策について意見を交わしましたし、同じ日には環境省関係の「地域から森里川海のつながりの回復に取り組む首長の会」に参加して、副代表に選出されますとともに、湖南市の地域エネルギー政策について発表してまいりました。7月9日には環境省で開かれた「第3回地域循環共生圏プラットフォームの構築に向けた座談会」に出席し、今後の地域循環共生圏の方向性について議論を重ねました。

7月11日と12日にかけては滋賀県市長会の県外研修に参加し、前橋市役所と栃木市役所を訪れました。8月28日には滋賀県市長会第1回定例会が開催されています。また、7月18日にはしばらく開かれていなかった滋賀県首長会議が再開されました。

滋賀県の審議会に関しては、7月23日には滋賀県地域医療対策協議会に、8月30日には滋賀県地域医療審議会にそれぞれ委員として出席し、地域医療の的確な確保についての意見を述べてきました。

国保連関係では、6月21日には全国国民健康保険診療施設協議会理事会と定時社員総会が東京で開催され、理事・開設者委員として出席しました。7月16日には滋賀県国民健康保険団体連合会理事会が、30日には通常総会が行われ、それぞれ理事長として出席しました。

その他の広域行政といたしましては、甲賀広域行政組合と公立甲賀病院については、6月26日、7月24日、8月26日に正副管理者会議を開催するとともに、7月2日には甲賀広域行政組合議会臨時会が開催されました。また、7月17日には野洲・湖南・竜王総合調整協議会総会研修会が開催されました。6月24日には滋賀県市町村職員共済組合第181回組合会が、7月30日には滋賀県市町村職員研修センター定例議会が開催され出席してまいりました。

なお、7月14日には龍谷大学瀬田キャンパスで専門職を目指す学生に対して湖南市の施策を盛り込んだ「保健医療論」の講義を、23日には早稲田大学で開催された「第2回地方行政リーダーシップセミナー」で湖南市の多文化共生施策に関する講演を、8月2日には東京ビッグサイトで開催された「全国地方議会サミット2019」にパネラーとして参加してまいりました。滋賀県人会関係では、20日には大阪滋賀県人会江州音頭納涼ファミリー大会に参加し、22日には東京滋賀県人会AKINDO塾にて湖南市施策についての講演を行い、9月2日には東京で近江ゆかりの会に出席して湖南市のPRに努めてまいりました。

最後に、職員の逮捕に関しましては、6月26日に臨時の入札監視委員会を開催して状況を説明して意見をいただくとともに、8月9日には事件に関する初公判がありました。

以上、6月定例会開会後の行政報告といたしますが、今議会には、条例の制定や令和元年度補正予算、平成30年度決算などをご提案してまいります。慎重にご審議をいただきますようお願いを申し上げまして、招集にあたりましてのごあいさつといたします。