令和元年12月湖南市議会定例会招集あいさつ

更新日:2019年12月02日

令和元年12月2日

 

令和元年12月定例会の招集にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。議員のみなさんには、市政の運営にご理解とご協力をいただいておりますことをお礼申し上げます。

さて、本12月定例会は、条例の制定改廃や補正予算などに関してご審議をお願いするわけですが、それに先立ちまして9月定例会開会後から本日までの行政報告をいたします。

まず、本市は10月1日に合併15周年を迎えました。5日には15周年式典を開催させていただき、議員のみなさんをはじめ、多くの市民のみなさまにもご参加いただきました。誠にありがとうございました。

その1週間後の10月12日には、台風19号が襲来いたしました。この台風では東日本を中心に1都12県で大雨特別警報が出され、長野県の千曲川や福島県・宮城県にかかる阿武隈川など東日本の多くの河川で氾濫が起こり、多数の家屋が床上、床下浸水の被害に見舞われたことは記憶に新しいところです。湖南市からは、全国市長会長からの要請に基づき、発災直後から断水した福島県南相馬市に給水支援車の派遣を行いますとともに、滋賀県からの要請により11月26日から5日間、宮城県丸森町に保健師を派遣いたしました。丸森町では役場が被災して機能を喪失したことで救助、復旧活動が妨げられるという現実に直面し、平成28年熊本地震で本庁舎が倒壊して機能を喪失した宇土市、八代市、人吉市、益城町、大津町の5市町の事例に次いで、大規模災害時における市民の人命と生活の安全を守るための庁舎機能の保全という課題が厳しく突き付けられることとなりました。

そうした中、10月22日には天皇陛下の即位礼正殿の儀が執り行われましたが、陛下は台風19号の被害を慮られ、祝賀パレードは11月10日へと延期されました。本市においては10月22日から25日までの間、東庁舎1階ロビーにおきまして奉祝記帳所を設け、約350人の市民の皆様の記帳がありました。

民生関係につきましては、9月8日をはじめとして市内各地で敬老会が開催されました。お元気な高齢者のみなさまからパワーをいただくとともに皆様のご長寿をお祝いしてまいりました。また、26日に東京で開催された音健協セミナー「官民連携『自分らしく暮らす』地域包括ケアを考える」に出席し、高齢者の保健事業と介護予防の連携に関する先進事例として、「こなんTHEボイスプロジェクト」について報告してまいりました。10月19日には「湖南市老人クラブ大会・指導者研修会」が甲西文化ホールで、湖南市民生委員児童委員協議会による「親子ふれあいの集い」が湖南市総合体育館で、20日には「湖南市認知症講演会」が甲西文化ホールでそれぞれ開催されました。また同日に「湖南市健康まつり」が保健センターで開催されますとともに、八起会の秋祭りが石部ケアハウス開催され出席しております。26日には「公立甲賀病院創立80周年記念式典」が開催されました。28日には児童虐待防止キャラバン隊が市役所にお越しになりメッセージをお預かりいたしました。11月2日には「湖南市ボランティアまつり」が開催されるとともに、医師連絡調整会議に出席し、保健事業についての報告と協力要請を行いました。12月1日には3年ごとの一斉改選に伴う民生委員・児童委員の就退任式が行われました。

安全安心につきましては、9月1日に「滋賀県総合防災訓練」が高島市で開催されました。29日には風水害を想定した「湖南市総合防災訓練」を行いました。10月5日には「滋賀県消防大会」が東近江市で開催されております。11日と12日には台風19号対策として災害警戒本部員連絡会議を招集して警戒いたしました。11月10日には湖南市消防団分団別訓練を行っております。13日には岩手県釜石市が主催する「東日本大震災復興支援感謝のつどい」が東京の全国町村会館で開催されて出席し、震災当時に市民のみなさんからお預かりした支援物資を釜石市にお届けしたことに対する感謝状をお受けいたしました。16日には「甲賀湖南交通安全誓いのつどい」が甲西文化ホールで開催され、17日には「湖南市防災士連絡会設立総会」が石部防災センターで、28日には歳末特別警戒出動式が甲賀警察署で執り行われました。

文教関係につきましては、学校教育に関して、9月14日に市内4中学校で体育祭が、22日には三雲東小学校と岩根小学校で、23日には下田小学校で、25日には石部小学校で、10月5日には石部南小学校で運動会がそれぞれ開催されました。25日には今年度第3回湖南市総合教育会議を開き、教育大綱や次年度の教育方針、外国人児童生徒の指導体制について議論をいたしました。11月9日には「菩提寺小学校40周年記念式典」が開催されました。12日には文部科学省総合教育政策局長と外国人児童生徒教育について情報交換を行いますとともに、参議院議長公邸で開催された「教育を語る夕べ」に参加して山東昭子参議院議長と意見交換を行い、13日には教育再生首長会議に出席してまいりました。12月1日には「青春(あおはる)祭」が石部文化ホールで開催されました。

文化体育に関しては、9月28日に「第9回湖南市グラウンドゴルフ市長杯」が野洲川親水公園で開かれました。また、10月20日には「第2回湖南市スポーツフェスティバル」が湖南市総合体育館で、26日には「第30回湖南市グラウンドゴルフ秋季大会」が野洲川親水公園でそれぞれ開催されました。31日には「湖南市健康祭親善ゲートボール大会」が菩提寺多目的運動公園で開かれております。11月3日には「第7回ダイヤモンドソサエティ梨田昌孝杯甲賀・湖南学童野球大会」が甲賀市の甲賀スタジアムで開催され、多数の少年球児に対するあいさつで東日本大震災についてお話をしてまいりました。また同日、「湖南市文化祭」が石部文化ホールで開かれています。10日には「湖國十二坊太鼓保存会30周年記念公演」が開催され、12月1日には「湖南市健康マラソン大会」と「甲西吹奏楽団きらめきコンサート」が開かれております。

建設経済関係につきましては、9月15日に「野洲川放水路通水40周年記念式典」が守山市で、20日には野洲川沿岸地区地域用水対策協議会総会と滋賀経済同友会甲賀地域懇談会が甲賀市で開催されともに出席してまいりました。同日には滋賀県道路・都市計画協会中央要望活動が行われ副市長が出席しております。10月9日には湖南市都市計画審議会を開催し、11日にはJR西日本京都支社と意見交換を行い、29日には東京国際フォーラムで開かれた「安心・安全の道づくりを求める全国大会」に出席しました。11月1日には滋賀県草津線複線化促進期成同盟会でJR西日本京都支社に要望活動を行ってまいりましたし、6日には東京のシェーンバッハ・サボーで開かれた「治水事業促進全国大会」に出席するとともに、終了後、国土交通省水管理・国土保全局長等と意見交換を行いました。

次に、観光関係につきましては、10月19日に「湖南市東海道石部宿まつり」が雨山文化運動公園で開催され、あいにくの雨模様ではありましたが、鳥取県北栄町からも物産販売のなどのブースが出店されました。また、30日には楠木正成公ゆかりの市町村がタッグを組んで大河ドラマを誘致することを目的とした「楠公さん大河ドラマ誘致協議会」の要望活動でNHK放送センターへ行ってまいりました。11月17日には「こなん収穫感謝祭」がここぴあで開催され、観光交流協定締結都市である高知県室戸市・東洋町や友好交流都市である北海道比布町、鳥取県北栄町、市内に飲食店を展開する三重県南伊勢町からブースが出店されていました。23日には「発見!忍者猿飛佐助と三雲城址」が開催されました。また、11月16日から昨日まで「湖南三山一斉公開」が行われ、多くの観光客でにぎわいました。特に善水寺では昨年から始まったライトアップが行われ、多くの人が夜の帳に浮かび上がる紅葉の赤にひと時の美を楽しんでいました。

次に、平和防衛・多文化共生などの関係につきましては、9月6日にブラジル連邦共和国大使館で開かれた「ブラジル連邦共和国独立記念日レセプション」に出席し、これまでの本市の多文化共生の取組に対し、「AMIGO DO BRASIL賞」を贈呈されました。10月27日には「滋賀県戦没者遺族大会」が東近江市立八日市文化芸術会館で挙行され、11月11日には自衛隊滋賀地方協力本部長から防衛白書について説明を受けました。12日には出入国在留管理庁を訪問して令和2年度外国人受入環境整備交付金制度のあり方について協議を行うとともに、29日には「在日本大韓民国婦人会滋賀県地方本部創立70周年記念式典」に出席しました。

次に、行政関係につきましては、11月21日に湖南市入札監視委員会を開き、官製談合事件に伴う対応策等について報告しました。26日には湖南市総合計画審議会を開き、総合計画基本構想後期基本計画の策定について諮問しました。

次に、地域まちづくりにつきましては、9月22日に下田学区まちづくり協議会主催の「お月見コンサート」が、10月4日には「岩根学区ふれあいスポーツ大会」が開催されました。6日には石部宿場の里を出発点として水口青年会議所などが主催する「東海道浪漫歩行」と「第12回石部ふれあいまつり」、宮の森区集会場大改修祝賀会が開催され、それぞれ出席いたしました。また、同日午後には湖南市政策形成パートナー発掘事業「こなん政策アカデミー」の中間発表が行われました。20日には石部学区まちづくり協議会主催の「いしべまもりんぴっく」が、27日には菩提寺まちづくり協議会が主催する「菩提寺まちづくりフェスタ」と岩根まちづくり協議会が主催する「岩根まちづくりフェア」、下田学区まちづくり協議会が主催する「下田学区ふれあいまつり」が開催され、出席してまいりました。11月1日には「岩根学区ふれあいサロン」が、10日には石部南学区が主催する「石部南学区ふれあいまつり」、「じんけんのまつり2019」、「夏見・針地域住民ふれあいまつり」がそれぞれ開かれるとともに、24日には三雲学区まちづくり協議会が主催する「東海道ウォークみちくさコンパス」が開催されました。

次に、対外関係につきまして、全国市長会関係では、9月14日から17日までの間、相談役として、幼児教育保育無償化に関する保育園児の給食副食材料費についての国による一方的な負担変更に対する是正対策に当たりますとともに、10月15日には全国市長会外国人受入れ問題検討会に出席して副座長に選出されるとともに、外国人問題に関して全国市長会が今後取り組む方向性について議論を進めました。11月13日には、環境省で開かれた「第5回地域循環共生圏のプラットフォーム構築に向けた座談会」に出席し、国の「第五次環境基本計画」の推進についての議論を深めるとともに、午後からは全国市長会社会文教委員会・子ども・子育て検討会議合同会議に出席し、地域医療政策について厚生労働省政策統括官と意見交換しました。引き続いて全国市長会市長フォーラムに出席し、AIに関する方向性について議論を行うとともに、翌14日には「岸田文雄自由民主党政調会長と国と地方のイノベーションを考える会」に出席して防災政策について意見を交換し、続いて全国市長会防災対策特別委員会に副委員長として出席して今後の地域防災政策の議論の方向を誘導した後、午後の全国市長会理事・評議員合同会議には相談役として出席しております。

滋賀県市長会関係では、相談役としては公務が重なり欠席しましたが9月26日に正副会長が令和2年度滋賀県予算施策についての要望を知事に対して行っております。10月8日には第13回滋賀県首長会議が開催され、多文化共生施策について議論を共有しました。また、11月1日に開かれた臨時市長会議と県市行政会議に相談役として出席するとともに、25日に開催された滋賀県地域医療対策協議会に委員として出席し、滋賀県医師確保計画案などについて審議を行いました。

その他、11月2日には「第21回糸賀一雄記念賞・第5回糸賀一雄記念未来賞授賞式」が挙行され、公益財団法人糸賀一雄記念財団監事として出席しました。9日には「地域に飛び出す公務員を応援する首長連合サミット」が山形県南陽市で開催され、欠席した代表の三重県知事に代わり、代表代行として議論を進めました。15日には滋賀県後期高齢者医療広域連合議会が開かれ組合議会議員として、同日に開催された滋賀県市町村職員互助会理事会には理事長としてそれぞれ出席しました。また、28日には東京ニッショーホールで行われた「国保制度改善強化全国大会」に滋賀県国民健康保険団体連合会理事長として出席し、その後国会議員に対して国保制度の改善についての陳情を行いました。また、あわせて厚生労働省医政局と地域医療構想のあり方についての意見交換を行いました。

甲賀市との関係では、甲賀広域行政組合と公立甲賀病院組合について、9月25日、10月24日、11月18日に正副管理者会議を開くとともに、10月7日には甲賀広域行政組合議会定例会、公立甲賀病院組合議会定例会が開催されました。11月20日には甲賀広域行政組合議会臨時会、公立甲賀病院組合議会臨時会が開かれています。また、栗東市との関係では、11月21日に栗東・湖南広域行政協議会総会がサンライフ甲西で開催されています。

以上、9月定例会開会後の行政報告といたしますが、平成30年12月定例会において債務負担行為の延長をお認めいただきました複合庁舎整備事業の実施設計につきましては、令和2年3月末まで債務負担行為を延長いただきまして、議会からのご意見をできる限り反映してまいりたいとしてまいったところでございます。そのため、設計額については本年度中に確定することができないことから、年度内に編成して3月定例会に上程予定の令和2年度当初予算案には、基本設計で積算した概算設計額に基づいて事業予算を計上することがふさわしくないのではないかと考えております。議会や市民のみなさまからいただいたご意見を精査しておりますことから、事業予算の計上の時期については、今後、慎重に見定めてまいりたいと考えております。

今議会には、条例の制定改正や令和元年度補正予算などをご提案してまいりますので、どうか慎重にご審議をいただきますようお願いを申し上げまして、招集に当たりましてのごあいさつといたします。