平成21年12月市議会定例会 閉会あいさつ

更新日:2019年07月01日

平成21年12月15日

平成21年12月定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。

議員の皆様におかれましては、先月27日から本日まで、長期間にわたり慎重審議され、条例の制定改廃や補正予算など、提出いたしました議案はすべてお認めいただきました。心から御礼申し上げます。

さて、今日午前、事業仕分け結果の厳格な反映や国債発行を44兆円に抑える予算編成の基本方針などを閣議決定した政府は、景気後退での大幅減収に加えて暫定税率廃止による歳入穴埋めの手だてもなく、子ども手当や高校無償化などの財源手当も不明なまま、本当に年内に予算方針を提示できるのか、例え提示できたとしても政策内容が地方自治体予算に反映されるだけの時間的余裕があるのか、地方交付税をはじめとする自治体歳入の確保は確実に担保されるのか、単なる国の借金の地方付け替えにならないかなどなど、厳しいところにあります。

また、今議会でもご質問がありました生活保護制度の母子加算と老齢加算につきましては、東京、広島、福岡に次ぎ、昨日、京都地裁でも原告側敗訴の請求棄却判決が出ております。

さらには、昨日と本日にかけて、新幹線新駅対策基金を福祉教育予算などに付け替える審議が滋賀県議会総務・政策常任委員会で行われておりますが、今朝の報道を見ておりましても、まだ亡くなっていない人の枕元で遺産の分配相談をしているような浅ましさを感じております。大義を失った滋賀の自治を受けて、民心の荒廃は見えないところから始まったようであります。

昨日から寒気が増してまいりました。寒さ厳しき折、これから年末に向けて何かと立て込んでくるとは存じますが、議員の皆様にはどうかご慈愛の上、新しい年をお迎えになられますことと、来る年も執行部一同、よろしくご指導賜りますようお願いし、財政はますます厳しさを増しておりますが、平成22年が湖南市と湖南市民にとりよりよき年となりますようお祈りし、閉会に当たりましてのお礼のごあいさつといたします。

どうもありがとうございました。

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