平成22年9月市議会定例会閉会あいさつ

更新日:2019年07月01日

平成22年9月27日

平成22年9月定例会の閉会に際し、一言ごあいさつを申し上げます。

議員の皆さまには、去る9月3日からの非常に長い間、慎重審議され、条例の制定改廃や補正予算、平成21年度決算、人事案件など、提出いたしました議案すべてお認めいただきましたことに心からお礼申し上げます。

さて、市町村合併の進展により地方分権が現実のものとなりつつある一方、これからは国の役割と責務が重視されるべき時期にさしかかってまいりました。

そうであるにもかかわらず、検察による刑事事件の証拠ねつ造で国民の生活が脅かされ、また、尖閣諸島での違法中国漁船の公務執行妨害罪に対して、検察に外交責任を押しつけた格好の政府の姿勢は、領土問題ではない領土問題を創り上げたばかりか、治外法権の前例を確立してしまった感があります。

国家の3要素である国民、領土、主権がそれぞれ崩壊に瀕しているという、国民一人ひとりの安全確保上、極めて厳しい局面を迎えたと感じておりますが、これらは戦後真面目な議論を避け続けてきたモラトリアムのツケが一気に噴出したものでもあります。

財政的な厳しさは待ったが利きませんし、少子高齢社会は目前であり、市場経済は低迷し、外交的に世界の孤児となりかねず、まさにいつか来た道とならないように、民主主義の学校である地方自治から、しっかりとした責任ある議論の積み重ねをしていく必要があろうと思います。

関西広域連合のような府県を廃止することを目的とする団体に県民議論もせずに突っ走る滋賀県にも監視の目を向けながら、本市の安定的な運営に執行部一同努力をしてまいる所存でございますので、議員の皆さま、市民の皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

むすびにあたり、皆さまのご健康とご多幸、そしてますますのご活躍をお祈りいたしまして、9月定例会の閉会に際しましてのお礼のごあいさつといたします。

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