令和3年9月湖南市議会定例会閉会あいさつ

更新日:2022年03月04日

令和3年9月17日

 

令和3年9月定例会の閉会に際し、一言ごあいさつを申し上げます。

議員の皆様には、去る8月25日から長期間、慎重なご審議をいただき、条例の改正や令和3年度補正予算、令和2年度決算、人事案件等提出いたしました議案すべてお認めいただきましたことにお礼申し上げます。

ご存知のとおり、新型コロナウイルス感染者の増加により医療体制がひっ迫したことを受け会期中の8月27日金曜日に滋賀県に対し緊急事態宣言が発令され、9月末まで延長される見込みとなりました。

追加案件としてお認めいただいた補正予算は、滋賀県の要請により営業時間の短縮等に協力いただいた市内の飲食店等に対し、県の協力金に少し上乗せし支給させていただくためのものであり、今後対象となる事業者の方にはすみやかに支給できるよう努めてまいります。

緊急事態宣言が発令され、社会や経済の動きが抑制されておりますが、国ではほとんどの希望者にワクチンが行き渡る頃から、ワクチンと検査を活用した行動制限の緩和を考えているとのことです。当初はワクチン接種を進め集団免疫を70%程度獲得すれば、日常の生活を取り戻せるのではという期待感もありましたが、感染力の強いデルタ株の流行で、集団免疫の獲得が難しいという見方が強まっています。したがって今後も更に気を引き締めていかなければならないという気持ちがある一方で、このままでいいのかという思いもあります。

市では、感染リスクや重症化するリスクを低くするため、ワクチン接種を順調に進めており、9月15日時点で12歳以上の接種対象者は1回目72%、2回目58%の方にワクチンを接種していただき、このうち65歳以上の方は約92%の方が2回の接種を終えられました。40歳代50歳代の方は約82%、20歳代30歳代は約64%の方が1回以上のワクチンを接種いただきました。この接種率は国の新型コロナウイルス感染症対策分科会で議論されている「ワクチン接種が進む中で日常生活はどう変わり得るのか?」の資料において、マスク着用や三密回避等で感染の一定の抑止と、医療の逼迫が生じにくくできる水準と位置付けられた「理想的な接種率」に迫る状況です。

国の動向を注視し、感染予防対策を徹底していくことが大前提ですが、ワクチン接種の状況や感染者の状況、標準的な治療方法等の普及状況、あるいは感染者の定義の整理等、様々な角度から検討し、湖南市としても出口戦略を考えていかなければならない時に来ているのではないかと感じております。油断をせず慎重に進め、湖南市に少しずつ活気を取り戻していきたいと考えております。

今議会は現任期の議員の皆様としては最後の定例会です。4年間、福祉の向上と湖南市の発展のため、ご貢献をいただきましたことに、市を代表して心からお礼申し上げます。

また、今期を最後に引退される議員の皆様には長い間大変お疲れさまでございました。これまでの長年のご功績に心から敬意を表しますとともに、今後のご健勝をお祈り申し上げます。

さらに植中議長にはこの1年3カ月にわたり議長の重責を担われましたこと、大変ご苦労様でございました。

むすびにあたり、議員の皆様をはじめ市民の皆様のご健康とご多幸、そしてますますのご活躍をお祈りいたしまして、9月定例会の閉会に際しましてのお礼のごあいさつといたします。

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