令和4年3月湖南市議会定例会閉会あいさつ

更新日:2022年03月23日

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令和4年市議会3月定例会の閉会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。

議員のみなさまがたにおかれましては、2月22日から本日まで、長期間にわたり慎重かつ熱心にご審議を賜り、条例制定改正、補正予算や新年度当初予算など、提案いたしました案件すべてお認めいただきましたことにお礼申し上げます。新年度から着実に執行をさせていただきたいと存じます。

さて今議会の開会後2月24日にロシアがウクライナに侵攻し多くの市民の生命と財産が失われていく様子をテレビの画面を通して見るたびに、胸が張り裂けそうになります。戦争ほど残酷なものはありません。戦争ほど悲惨なものはありません。3月4日には市議会において、「ロシア連邦によるウクライナ侵攻を非難する決議」を議決いただき、湖南市のメッセージとして広く発信していただいたことに感謝を申し上げます。一刻も早くウクライナに自由と真の平和が訪れることを切に祈るばかりです。

国内に目を向ければ、新型コロナウイルスの感染水準は高いままですが「平時への移行期間」として3月21日をもって、まん延防止等重点措置が全面解除されました。感染症2類から5類扱いにすることが遅れていることがコロナ差別を増長させることになっているのではないかと感じているところであります。今回、今までと同じ方法の“まん延防止等重点措置”にどの程度の効果があったのかはよくわかりませんでしたが、これからは感染防止に十分に注意しながらも、日常生活を取り戻していくための醸成を築こうとしている段階にきたと感じております。

このような中、あと1週間ほどで新年度を迎えるわけでありますが、最後に少しだけ私の思いを申し上げたいと思います。

今議会におきまして、市長に就任して初めて最初から作業に関わりました新年度の予算を認めていただいたわけですが、その中の一つに東庁舎の耐震診断の予算があります。私は以前から言っていますように庁舎の全面建て替えはいたしません。愛着のあるこの建物を耐震補強して、増築すべきところは増築して、時代に合った機能性のあるコンパクトなもので良いと考えます。しかし、その前に滋賀県が言う流域治水、ハザードマップの問題点を解決しなければなりません。勿論、建設資金の準備は必要です。その前には石部地域をどうするかが問題です。石部文化ホール、石部図書館を廃止するか否かの結論を出すこと、石部診療所をどうするのかという問題が、さらにその前に控えています。

また、医療介護改革をさらに進めていきますが、甲賀病院のサービス、そして4つの湖南市営の診療所のサービスが良くなるようにしていく中で、この4つの診療所が必要かどうかの検討にも入ります。介護サービスの仕組みを動かしていきますが、この分野でも、区自治会、まちづくり協議会の皆さんの協力が必要です。小規模多機能自治の考えを理解していただきながら地域支えあい活動、災害対策を前へと進めます。

今やるべきことは今やる。先送りしない。そしてその結果についての責任は取る。やらなくても良いことはやらない。それは無駄だと考える。そしてその結果についても責任を取る。お金は有効に使う。無駄遣いはしない。そしてその結果についても責任を取る。そして「行政はサービス提供事業所の一つである。」この信念に基づいて進めてまいります。私も「我が、われ」というものに極めて執着しており、ものすごく拘りの強い人間ではありますが、変わろうとしています。そして変われると信じています。どうか一緒に人間改革、社会改革を進めたいと考えています。

むすびにあたりまして、議員のみなさまをはじめ市民のみなさまのご健康とご多幸、そしてますますのご活躍をお祈りいたしまして、3月定例会の閉会に際しましてのお礼のごあいさつといたします。

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