令和4年9月湖南市議会定例会開会あいさつ

令和4年9月1日

令和4年9月議会定例会の招集にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。議員のみなさまには、市政の運営にご理解とご協力をいただいておりますことにお礼申し上げます。

暑い日は続いておりますが、夏休みも終わり、朝夕と幾分過ごしやすい日もあり、少しずつ季節が移ろうとしております。この夏は、湖南市・甲賀市における救急車両の出動の原因のほとんどは暑さによる熱中症での緊急搬送であったと聞いております。また近江高校の生徒が甲子園で活躍する姿を見て、胸を熱くし観戦しておりました。また厚い雨雲がもたらした大雨により県北部の高時川が氾濫する災害が発生しました。このような中、本市におきまして8月6日に関係者の皆様の並々ならぬご尽力のもと夏まつりが開催でき、たくさんの方にご来場いただき、花火を楽しんでいただけたことに改めて感謝を申し上げます。今年の“アツイ夏”の思い出になっていれば幸いであります。

振り返りますと市で新型コロナウイルスに感染された方は、夏休みまでは40人前後で推移しておりましたが、お盆が過ぎた頃より100人を超える方が毎日感染されるという日々が続いておりました。国においても感染の収束が見込めず、医療現場はひっ迫しております。医療現場がひっ迫しているのは、感染者の増加だけに原因があるのではなく、膨大な事務量や全ての医療機関で患者を受け入れない仕組みに課題があると感じており、私が日頃より一貫して発言しております2類感染症相当から5類感染症への移行というのは、ここに繋がるものであります。

このような中、政府はいよいよ重い腰をあげ事務負担の軽減を図るため感染者の全数把握について全国一律に見直すという方針を朝令暮改に変更されながらも打ち立てられましたが、一刻も早く、このウイルスと共存し、社会・経済・医療を回していくための本質的な議論が行われることを願うばかりであります。

令和4年度も中盤戦に突入いたしましたが、オミクロン株の流行と物価高騰は、私たちの生活や、市の事業にも大きな影響を及ぼしています。今議会においては、それに対処するための補正予算案等も含まれており、目下の課題解決に取り組んでまいりたいと考えております。また来年度以降に展開する事業においても各部局よりヒアリングを始めました。この不安定な状況がいつ収束するともわからない社会情勢の中、限りある財源を効果的に活用するために熟慮しております。議員の皆様のお考えをお借りしながら、市の発展のためワンチームとなったオール湖南でこの難局を乗り超えてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

なお、6月の定例会開会後から本日までの行政報告については別添にてご報告とさせていただきます。

本9月議会定例会は、条例の改正や令和4年度補正予算、令和3年度決算、人事案件などをご提案してまいります。慎重にご審議をいただきますようお願いを申し上げまして、招集にあたりましてのごあいさつといたします。