令和4年9月湖南市議会定例会閉会あいさつ

更新日:2022年09月27日

令和4年9月27日

 

令和4年9月定例会の閉会に際し、一言ごあいさつを申し上げます。

議員の皆様には、去る9月1日からの長期間、慎重なご審議をいただき、条例の改正や令和4年度補正予算、令和3年度決算、人事案件等提出いたしました議案すべてお認めいただきましたことにお礼申し上げます。

昨年6月の議会にて「(仮称)滋賀県高等専門学校の誘致を求める決議」でもご支援いただき進めてまいりました高専の誘致活動についてですが、ご存知のとおり野洲市に設置されることが決定されました。いろいろな思いはあり、誠に残念ではありますが、県の決定を尊重したいと思います。また昨年の7月にどの地域よりも早くから誘致活動に取り組んでいただきました「草津沿線地域に高専を誘致する会」の皆様を始め、ご支援いただきました市議会議員の皆様や関係者の皆様に感謝を申し上げます。また後のことについては、皆様といっしょに考えていきたいと思っております。

さて、先日、WHOはコロナによるパンデミックが終結の方向にあるとの発表を行いました。また、英国のエリザベス女王の国葬の映像を見ておりますと、皆さんがマスクをせずに参列されておられました。この国においてもコロナとの向き合い方が、少しずつ見直されてきているところで、出口が近づいてきているのかなと感じているところです。しかし一方で、このコロナ禍が始まるまでの国の一般会計予算は、100兆円程度で推移しておりましたが、コロナによる経済活動や生活への影響を抑制するべく令和2年度に77兆円、令和3年度に31兆円と使い切れない程の補正予算を組み、まさにコロナバブルが訪れているようかのようなお金の使われ方がなされていますが、これは借金による予算の確保であることから、今後この国がどのようになるのか心配です。

昨今の情勢を見てますと、コロナウイルスの流行、円安の急進、燃料や物価の高騰で社会経済が非常に不安定な中、国葬の是非論や統一教会の問題を問い続けるマスコミにより政府は右往左往しております。またマスコミや世論は、個人の気持ちや考え方、行動を否定的に扱ったり、排除を促したりするような風潮があるのではと感じられてなりません。私自身少々強引な性格ではありますが、考え方は違っていても、その向かう方向、描く将来像はいっしょでありたいと思っております。人それぞれ考え方は違っていてもいい、認め合うことが大切だと思っております。しかし、今政府が、国民が、この国が何を見て、どこに向かおうとしているのかが見えず、おぼろげな不安を感じております。

市の社会経済においても、緊急を要する課題は山積しております。これを一足飛びに解決できるという方法は、残念ながらありません。考え方や手段が違ったとしても、皆様とは、議論を重ねていく中に、「このまちの明るい未来」という同じ方向を見つめ腰を据えて市政に取り組んでいまいりたいと思っております。

今議会が終わりますと、令和4年度も後半戦に突入します。今年度の事業の進捗状況の確認を行いながら、課題の洗い出しを行い、来年度以降の事業の展望を検討しているところであります。お気づきの点がございましたらご助言くださいますようお願いいたします。

むすびにあたり、議員の皆様をはじめ市民の皆様のご健康とご多幸、そしてますますのご活躍をお祈りいたしまして、9月定例会の閉会に際しましてのお礼のごあいさつといたします。

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