令和5年4月湖南市議会臨時会開会あいさつ

令和5年4月27日

令和5年4月臨時会の開会にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。本日は、令和5年4月湖南市議会臨時会を招集申し上げましたところ、議員の皆様には、ご多忙のところご参集いただき誠にありがとうございます。

今朝、どの新聞の1面においても2020年に1億2615万人であった日本の人口は、50年後の2070年までに3割減少して8,700万人になると推計されていることが出ておりました。

国をあげて人口減少をくい止めるための施策を、我々の時代で展開しているのですが、くやしいですが、どうがんばっても、この流れを大きく変えることは難しく、現在国内で行われている既存のサービスは撤退の局面にさしかかっているものだと感じているところです。今後、明らかにサービスは低下していくものと思われ、我々はその「覚悟」をしなければなりません。改めて、この局面における「まちづくり」「人づくり」の転換期にあるものと感じ入るところであります。

さて、この5月8日に新型コロナウイルス感染症は、いわゆる感染症法上の「2類相当」から「5類」に移行することで現在調整がなされています。しかし、5類になったからといって、ウイルスが無くなるわけではありません。感染予防のため引き続き十分に気を付けなければなりませんが、このウイルスとともに生きていくという「覚悟」のもと日常を取り戻していかなければならないと思っております。

市においても、このウイルスによって長らく、多くの活動が停滞しておりましたが、新たな企業が進出してくださる動きが活発化し、住宅地の開発計画も少しずつ進んでおり、新しい風を感じるようなってきました。

働くところ、住むところが増えてきますと、街にも活気が出てまいります。それにともなって道路環境や鉄道等の交通網の整備も必要となってまいります。国道1号の4車線化では令和7年秋以降の着工という話でありますが、それまでに解決しなければならないことは解決できるよう関係機関との対話を開始し、1日も早い完成に繋げていきたいと考えております。

また、現在進めております市の小規模多機能自治構想においては、高齢者や子どもの見守りを中心に地域のご協力をお願いするものでありますが、皆様にご理解いただけるよう丁寧な説明に努めていきたいと考えております。

令和5年度より取り組む事業においては、本年度で解決することができるものばかりではなく、市の将来を展望し継続的に取組んでいく事業も多くあります。議員の皆様方からのご意見も参考にさせていただきながら、1歩ずつ1歩ずつ進めてまいりますので、ご協力をお願いいたします。

話は変わりますが、議長からもお話がありましたが、本日「湖南市魅力発信拠点施設HAT」がリニューアルオープンします。本日より新たに「パン」や「うどん」を提供させていただくこととなり、今まで以上に皆様に楽しんでいただける施設になりましたので、ぜひともお立ち寄りいただきますようお願いいたします。皆様には帽子をかぶっていただきハッとしていただきたいと思っております。

最後になりましたが、今議会では、専決処分において改正いたしました条例や非課税世帯の方への特別給付金等に関する補正予算案等のご提案をしてまいりますので、慎重にご審議をいただきますようお願いを申し上げまして、招集にあたりましてのごあいさつといたします。