令和6年6月湖南市議会定例会開会あいさつ

更新日:2024年06月07日

令和6年6月7日

令和6年6月定例会の招集にあたりまして一言ご挨拶申し上げます。議員のみなさま方におかれましては、市政の運営に対してご理解とご協力をいただいておりますことにお礼申し上げます。

始めに、5月31日に当市職員2名を職務上そして職責上不適切な言動により懲戒処分を行いました。市民の皆様の信頼を損なうこととなりましたことに、心からお詫び申し上げる次第であります。誠に申し訳ございませんでした。再発防止に取り組むとともに、皆様の信頼を取り戻すべく、全職員が職務職責に真摯に向きあって参りたいと考えております。

 

先月23日に市にとりましては大きな課題であります国道1号バイパス4車線化を実現するべく市単独で国土交通省と財務省に対して上野議長とともに要望活動をして参りました。久しぶりの東京でしたが、新幹線やタクシーに乗るのもデジタル化が進んでおり、とても便利になったと感じました。今回の要望活動においては武村代議士と小寺代議士のお力添えのもと、国土交通省では丹羽道路局長、財務省では瀬戸財務大臣政務官と尾崎主計官に対し国道1号線の慢性的な渋滞の状況を説明するとともに、人流、物流を担うまちづくりをさらに進めていきたいという市の思いと財政支援について、直接要望させていただくことができました。

しかしながら、なかなかです。実務を行う官僚も「よし動かしていこう。」という気合が見られません。とても迷っておられると感じました。原因の一つとして考えられるのは、政治が不安定な状況がずっと続いており、国にはたくさんの課題があるにもかかわらず国会においてそれらを進めて行こうとする議論が進んでいないことにあります。誠に残念です。私たちには選挙という方法で政治を変えることができます。しかしながら選択肢がないわけではありませんが、国民も官僚も変わることに怯えているように感じております。

数の論理で成り立つ、この国でしか成り立たない我が国の民主主義は、少々厳しい言葉を使うと迎合的になっている感があり、この国のため必死に訴える少数の意見はかき消されてしまいます。耳障りの良い言葉に流されてしまうこの国の将来に危うさを感じております。今国民は政治に安定とスピード感を求めています。この国を何とかしてもらいたいという国民の声に応えるべく政治家はその声に誠実に向き会うとともに、私たち国民一人一人も社会への責任を果たしていかなければならないと感じているところであります。

 

さて、今年で湖南市は20周年を迎えますが、たくさんの課題が残っております。中でもこの国道1号線の4車線化と草津線のJR甲西駅での行き違い設備、菩提寺地域と石部地域をつなぐ新中郡橋の完成は悲願とも言えます。今回は、議長と共に要望活動をさせていただきましたように、1日も早い実現に向け議員の皆様と力を合わせてこれらの必要性を訴えてまいりたいと考えておりますので、お力添えをいただきますようお願い申し上げます。

 

今議会には、条例の制定改廃や補正予算などについて提案してまいりますので、慎重にご審議をいただきますようお願い申し上げまして、招集にあたりましてのご挨拶といたします。なお3月定例会開会後から本日までの行政報告については別添にてご報告させていただきます。

 

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