令和7年9月湖南市議会定例会開会あいさつ
令和7年8月25日
令和7年9月湖南市議会定例会の招集にあたりまして一言ごあいさつ申し上げます。議員の皆様方におかれましては、市政の運営に対してご理解とご協力をいただいておりますことにお礼申し上げます。
冒頭、この場をお借りして、去る令和7年3月湖南市議会定例会の招集のごあいさつの際に「新築建てかえ」で行いたいと表明をしました庁舎整備の今後の進め方につきまして考えを申し上げたいと思います。庁舎整備につきましては、新型コロナウイルス感染症対策を優先したことから一旦立ち止まりました。しかし、それ以降は持続可能なまちづくりの観点から多角的な再検証を行い、これまで幾度となく事業計画を見直しながら、議会そして市民の皆様と真摯に議論を重ねてまいりました。その一つひとつの対話と検証の積み重ねこそがこれからの湖南市の未来を形づくる礎となります。これまでのプロセスに関わっていただいたすべての方々に、改めて感謝を申し上げたいと思います。
その新庁舎の位置につきましては、湖南市庁舎整備基本計画でお示ししている「県道沿いの高台に位置するA案」、現在の「職員駐車場側のB案」、そして「南側駐車場側のC案」の3つの案を候補地として議会のご意見を伺いながら検討してまいりました。そして、
・南海トラフ地震などの大規模災害に備えるための「新庁舎への移転時期」
・財政措置のある有利な起債を活用するための「財源計画」
・「物価高騰が与えるリスク」
・「環境負荷への対応」
・「東庁舎周辺施設の一体利用」
・「新庁舎の施工性と既存施設の利活用」
の6つの視点から総合的に検討した結果、最も効率的・効果的で、市民の利活用が促進される庁舎の位置として、「南側駐車場側のC案」を選定し、整備を進めていくことをここに表明いたします。
整備位置選定にあたっての「根拠」とする6つの視点に基づく新庁舎整備の実現には、スピード感が求められます。これまでタウンミーティングやパブリックコメントなどを通じて多くのご意見を伺ってまいりましたが、この表明を機に、さらにまちの変化を感じ取れるよう、議会や市民の皆様からのご意見を早期に伺いたいと考えております。
今議会には、条例の制定・改正や令和7年度補正予算、令和6年度決算などについて提案してまいりますので、慎重にご審議をいただきますようお願い申し上げまして、招集にあたりましてのご挨拶といたします。なお6月定例会開会後から本日までの行政報告については別添にてご報告させていただきます。
更新日:2025年08月25日