令和7年10月1日松浦市長のスマイルバトン
 昭和53年、当時の甲西町役場が新築され、その姿が現れたとき、私は高校生でした。緩やかな曲線美、レンガの茶色と屋根の緑色、L字型のフォルム、そして際立つ4階建て。中に入ると、吹き抜けになった天井。今思うと、東京駅丸の内新駅舎の内部を見上げたときと、同じ感覚であったかもしれません。何もかもが斬新で、一町民としてとても誇らしく思いました。
 47年という時の長さを思いますと、甲西町民・そして湖南市民とともに歩んできた庁舎は、まちのシンボルとしてしっかりと使命を果たしてきたと言えます。私自身、思い入れのある庁舎を建て替えることや、その整備位置を議会で表明することについては、相当に強い決意をして臨みました。決意をして臨みました。
 行政としましては、これまでから機会を捉えて市民の皆さまのお声を聴かせていただいているつもりです。さまざまなお声のある中で、決めた以上は、一日も早く、大規模災害に備えた市民の皆さまの安心・安全を守る拠点として、またふと立ち寄り、誰かと語らい、日常の延長線上にある「にぎわい」と「誇り」が息づく空間として整備を進めます。
 庁舎は世代を超えて受け継がれる公共の財産です。物価高騰や施工性、財源の課題などをしっかりととらえ、財源計画をお示ししながら、安心していただけるように努めます。
 新庁舎が市民の皆さまにとりましても、働く職員にとりましても、湖南市の明るい未来を共有できる場所になるように、大きな一歩を踏み出します!
 
    




 
  






更新日:2025年10月01日