令和4年3月1日生田市長のよいとこ！湖南

昨年の広報こなん9月号でも書きましたが、滋賀県では、滋賀の産業を支える工業系の高等専門人材の育成を図るため、県内初の高等専門学校の設置に向けて検討が行われています。令和2年度には滋賀県高等人材育成機関検討会が「中間まとめ2020」を取りまとめられ、今年度は外部有識者による懇話会が開催されました。今年度末には、高専に係る構想骨子をまとめられる予定です。

こういった県の動きを受けて、市は県内の工業生産の4割を占めているJR草津線沿線の地域を、将来にわたり力強く産業を創出し持続的に発展し続けるために、専門的技術人材（技術者）の確保を図っていくことが必要であることから、県知事に対し高専誘致の要望をしました。湖南市議会でも誘致を求める決議がされ、甲賀市とは、甲賀市湖南市広域行政協議会として連名で県知事に要望をしました。また、産業界においても「草津線沿線地域に高専を誘致する会」が設立され、県への要望をされています。

高等専門学校の設置は、子どもたちの進路の選択肢が広がることや、通学によって草津線の乗降客数が増加することによる複線化への期待と、地元企業や周辺地域の活性化など本市への影響や効果が見込まれます。

県は今夏にも高専の設置場所を決める予定です。この地に決定してもらうためには地元の盛り上がりが必要です。どうか皆さん、宜しくお願いいたします。