平成18年度 第1回湖南市報酬審議会 会議録

更新日:2019年07月01日

日時

平成18年8月29日(火曜日)午後3時30分から4時30分

場所

市役所東庁舎3階第3会議室

出席者

委員8人 事務局3人

会議内容

市長

あいさつ

平素は、市政の運営にご協力いただきありがとうございます。
4役の給与、議員報酬は審議会で決めていただくこととなっています。市の財政はまだまだひっぱくしており、合併特例債で予算は大きくなっていますが、これは借金であり、このことも加味してお考えいただきたいと思います。4役については、現況どおりということを希望としてお聞きいただきたいと思っています。皆様のきたんのない意見をいただき、答申くださいますようよろしくお願いします。

事務局

議事

  1. 湖南市議会議員の報酬および政務調査費等の額について
  2. 湖南市特別職の給料および教育長の給料について
  3. 湖南市特別職の職員で非常勤のもののうち教育委員、監査委員、選挙管理委員会、農業委員会の各委員長および委員の報酬額

1から3について諮問読み上げ。

説明

審議会は2回、本日と9月の中旬にもう一度開催します。本日は、これから説明いたします資料に基づいて協議していただきます。2回で方向付けと答えを出していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
資料1については、県内の13市の議長等の報酬額、人口、議員数、1人当たりの人口、面積、政務調査費等を一覧表に挙あげています。同規模の市と比較してご覧いただきたいと思います。
(湖南市報酬額等を資料1に沿って説明)
資料2ですが、市の4役について県下13市の比較です。
(資料2に沿って湖南市市長の以下の給与額等の説明)
資料3ですが、真ん中は現在の市長以下の金額です。それに対しまして、上げる場合はプラス、下げる場合はマイナスで挙げています。
資料4ですが、前回の審議会の答申をいただき、議会の承認をいただいている金額です。これにつきましてもご協議いただくようお願いします。次のページは、前回、平成17年12月21日の答申書です。この中で引き続き協議していただく文言もありますのでよろしくお願いします。
資料5、6につきましては、審議会条例と議会議員の報酬条例のコピーです。
以上の資料に基づいてご協議いただくようお願いします。

委員

それでは、議事の1.から審議をお願いします。

委員

議員報酬が米原市の次に低いのが湖南市です。人口的には野洲市に似ている状況ですが、野洲市の議員定数は何人ですか。

事務局

現在は24人ですが、去年の議員提案で、次回の選挙から20人にしようという案でまとまったように記憶しております。

委員

前回も、定数を減らしていただければ、という意見書で終わったと思っています。
報酬額は米原市に次いで低いので、財政、予算面から検討するほうがよいと思います。わたしとしては今の報酬は低いと思います。

委員

前回にも定数の問題はありましたが、これは合併協議会で決まったことです。選挙も終わり、今さら定員を減らせません。しかし、野洲市は、次の定数を減らすことで報酬を上げたということです。
事務局のほうで、このぐらいが妥当ではないかという参考資料はありませんか。

事務局

前回の答申で委員のかたが言われましたとおり、今後の市の諸情勢を十分に踏まえ改定されるようにと、意見で付けていただいております。高島市も、議員提案で野洲より先に議員削減で定数が20人になっていると思います。
定数については、現在は条例で24人ですが、執行部から何人ということは言えません。

委員

合併のときは24人と決められていました。野洲市が20人だから湖南市も20人で、とは言えません。報酬額が低いことは前回の会議でも言っていましたし、諮問で定数を変えるのはおかしいということで据え置きになっていました。このことを踏まえ、皆さんの意見をいただきたいと思います。
この答申に定数の削減を入れておくと回答はしやすいと思います。

委員

議員数を議員自身が減らすということは難しいことですので、お互いに頑張っていただいて報酬を上げていくということでどうでしょうか。

委員

定数に応じた金額でいいと思います。

委員

確かに安いのは分かります。新聞に夕張市についての連載がされていますが、湖南市の財政、収入はどうですか。企業は利益により報酬が決まります。紙の上での金額の比較では決められません。実際、市としてどのような状況にあるのかを考えてみるべきです。
栗東市は4役が低いですね。

委員

湖南市の財政状況はどうなのでしょうか。野洲、栗東、甲賀市など県内の状況を参考に見てみたいです。市町も企業と同じように、つぶれないとは限りませんから。

事務局

財政の問題も大きな検討課題です、夕張市の例もありますが、結果に行き着くまでに長い経過があることだと思います。県内の市においても同じ厳しい財政状況です。過去に交付税の不交付団体もありましたが、三位一体改革のころから市によって差はなくなり、厳しくなっています。
我が市の公債費比率は、以前の時代に比べるとよくないことは確かです。

委員

今の報酬は合併時に決まっていることなので、低いのは仕方ないことですが、議員も当選したからには十分認識してもらいたいと思います。

委員

野洲市は20人でいくということを聞きました。議員の削減を途中から行うことはできませんが、今後の課題の中に入れておく必要があります。

委員

甲賀市も合併で82人から30人に減らしたのですから。

委員

答申ですので、最終的にはどうなるか分かりませんが、議論はしなければいけません。

委員

答申の中にこういう議論もありますということを示しておかないといけません。

委員

今日の会議だけで数字は出ませんので、検討していただくということです。

委員

報酬を上げて、それに見合った仕事をするかどうかです。

委員

仮に10%、20%上げると何もかもに響いてきてしわ寄せがきます。予算カットで10%下がると、住民側にはいろんな見方がありますが、特別職の報酬もそれが基になって、費用弁償も変わります。こういったことも盛り込んで、市としても予算の中で具体的に議論して、意見として中に入れてもらうことにしましょう。

委員

10%程度プラスになると、どのくらいの額になるのですか。

委員

期末手当なども上がってきます。

委員

行政も予算的にどのくらい上がってくるか見ておかないといけません。上げてもよいでしょうが、議論は十分しておかなければなりません。

事務局

皆さんが言われたように、予算全体の枠の中で、上げるところがあれば削るところもあるということだと思います。
費用弁償の見直しについて、近隣の市は、県内への出張に対しては支払わないということです。甲賀市と栗東市と湖南市は支払っています。県内の流れを考え、カットしてその分を報酬に回すことは、予算全体的には可能だと言えます。
年間の費用弁償、政務調査費を含めると、全体で500万円ぐらいです。

委員

前回、費用弁償についても指摘はしていました。

委員

この前は、据え置こうということでした。

委員

費用弁償額はどのくらいですか。

事務局

湖南市では、市内2,200円、市外は2,600円です。甲賀市は、市内市外2,600円です。

委員

市内は公用車があるのでいりません。

委員

市内はいりませんが、県内は範囲が広いので必要とも考えられます。職員についてはどうですか。

事務局

職員の日当については、県内は支給されません。

委員

旅費、費用弁償を抑えると年間どのくらいになるか計算しておいてください。仮に20%上げるとどのくらい効果があるのか、次回に聞かせていただきたいと思います。

委員

費用弁償の額は議員のかたによって差はあるのですか。回数はどうですか。

事務局

定例会については同じです。議長、副議長、各委員長は回数が多くなっています。
委員の報酬額については、前回の審議会でご審議いただき、特に監査委員については見直しています。他の委員についても、報酬を年額から月額に変えています。
今回は、状況を見ていただきたく、議事の3.として次第に挙げさせていただきました。

委員

今日一日ですべての審議は終えられませんので、委員報酬額については参考資料として見てください。次回は今日の意見を踏まえ、事務局から費用弁償額などの数字を出してもらって審議するということでどうですか。

事務局

これで第1回目の審議会を終了いたします。

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